January 2008

January 29, 2008

レバレッジ・シンキング


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

キーワード:
 本田直之、レバレッジ、DMDL、パーソナルキャピタル、入門書
レバレッジシリーズの著作がある著者の少ない労力と時間で大きな成果を獲得する方法が書かれた本。内容は以下のようになっている。
  1. 常にレバレッジを意識せよ
  2. 労力のレバレッジ
  3. 時間のレバレッジ
  4. 知識のレバレッジ
  5. 人脈のレバレッジ
読了時期が少し遅いので、自分がいまさら書評するまでもなく他のブログで多く取り上げられているので、自分が気になった部分を簡単に示しておく。

自分が一番参考になったのは、労力のレバレッジの部分かな。労力のレバレッジとして、以下が示されていた。
  1. 仕組み化
  2. 無意識化・習慣化
  3. KSFを見つける
  4. その他のレバレッジ
仕組み化は仕事のマニュアル化とかフォーマット化のことで、これを先に時間をかけて作っておけば、あとで他の人が0から考えたりする必要はなく、時間と労力を削減できるようだ。これは自分も常に意識している。あとからプロジェクトにアサインされる人のために、いかに情報共有資料を作っていくかということなどを。これができる人はプロジェクトでは重宝されるようだ。

無意識化・習慣化は毎日の生活で、いかに考えずに良い行動を継続するかということ。これには、習慣チェックリストと数値化がよいらしい。自分も習慣チェックリストを作って壁にでも貼っておこうと思った。

また、時間のレバレッジの部分で、日々のやることの時間割を作ってそれにあわせて行動するとよいとあった。最近の自分の生活はどうしても行き当たりばったりになっている。これでは時間を捻出し、読書することも規則正しい生活をすることも難しい。よって、時間割も作って実践してみようと思った。

自分が一番印象に残った部分を引用。ビジネスパーソンが時間を使って自己投資をせず、トレーニング不足であるという現状に続く部分。
 逆にいうと、競争が激しいスポーツでトップクラス入りするのは、とても大変ですが、多くのビジネスパーソンが練習不足なのですから、少しでも練習すれば頭一つどころか、かなり抜け出すことが可能になるのです。ビジネスでうまくいっている人は、スポーツ選手のように絶えずトレーニング=自己投資をしているのです。
(pp.14)
なるほどなと思った。また、著者の算出によれば、ビジネス書を読んでいる人は、労働人口の0.46%しかいないらしい。となれば自分もそのマイノリティに属していることになる。また、自分の同世代と比べて、自分は確実に頭一つ以上読み込んでいる自信はある。読んだだけで実践しなければダメだが。

レバレッジシリーズが他にもあるので、それらと重複する部分も多い。どちらかというとこの本は、レバレッジシリーズの入門書的な内容で、レバレッジシリーズの最初に読むべき本だと思った。また、自分はレバレッジ勉強法、レバレッジ人脈術をまだ読んでいないので、早く読もうと思った。

この本はレバレッジシリーズの復習という位置づけで勉強になった。

読むべき人:
  • レバレッジの考え方を学びたい人
  • 自己投資をして成功したい人
  • めんどくさがり屋な人
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January 26, 2008

もっと自分中心でうまくいく


もっと自分中心でうまくいく―「意識の法則」が人生の流れを変える

キーワード:
 石原加受子、心理学、自己中心、感情、自分
物事の視点を他者にゆだねるのではなく、自分、自己を中に捉えましょうという内容の本。内容は以下のような感じ。
  1. 「自分中心」に生きることが「自分を愛する」ことにつながる
  2. 「自分中心」の人生と「他者中心」の人生
  3. 自分を愛するだけですべてうまくいく
  4. 「自分中心」で“脳”力が全開する
  5. 「自分中心」に生きる人ほど苦もなく成功する
  6. 自分を最優先すれば才能が伸びる
  7. うまくいく人生パターンをつくる
  8. 「自分中心」にシンプルになるほど楽に願いが叶う
  9. シンプルに、自分を愛するだけでいい
正直全体的にぴんと来なかった。主張されていることの根拠が弱いような気もするし。

しかし、参考になった部分もあるので、その部分を抜粋。
 どんなに自分を奮い立たせる言葉をつぶやいても、自分が感じるのは、「どうにもならないような気分」や「逃げ出したい気分」ではなかろうか。
 この「どうにもならないような気分」や「逃げ出したい気分」の正体は何か。
 それは、
  • その問題を直視するのが怖い
  • 相手に主張するのが怖い
  • 相手と話し合うことが怖い
という「恐れ」なのである。
(pp.47-48)
他者中心で生きている人は、このような「恐れ」に囚われてしまったりするようだ。自分もこの通りのような気がして、生きにくさを感じたりする。対応策として、以下が示されている。
  • 自分のために、気持ちよく意志をもつ
  • 自分のために、気持ちよく表現する
  • 自分のために、気持ちよく生きる
エッセイ的な内容になっている。自分にはいまいちだったけど、かといって読む価値がないともいえない。

読むべき人:
  • 他者中心に生きている人
  • 他人を恐れて生きている人
  • 感情をさらけ出せない人
Amazon.co.jpで『石原加受子』の他の本を見る

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January 24, 2008

評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に


評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に

キーワード:
 小谷野敦、評論、評論家、文筆家業、自伝
評論とは何か、文筆家業で生きていくことの困難さが書かれている本。何ヶ月ぶりかに、『評論』カテゴリの更新となる。内容は以下の通り。
  1. 評論とは何か―「学問」との違い
  2. 基本的な事柄とよくある過ち
  3. 評論をどう読むか
  4. 『日本近代文学の起源』を読む
  5. 評論家修行
  6. 論争の愉しみと苦しみ
  7. エッセイストのすすめ、清貧のすすめ
まず、1章の評論とは何かという部分は、単純にとても勉強になった。評論と学術論文は違うらしい。評論にも論証が必要で、学問的なものが8割り、はみ出し部分が2割という比率で構成され、そのはみ出し部分にアカデミズムの世界で言えないことを言うというのが評論の基本姿勢だと示されていた。

本書の中盤は、著者の独自視点による他の研究者や評論家の著作をダメだししたりしている。扱われている対象は、自分がまったく読んだことのないものばかり。例えば、『風土』、『文明の生態士観』、『「甘え」の構造』、『共同幻想論』、『谷崎文学と肯定の欲望』などなど他にもたくさん。

評論家修行では、評論家になるにはパーティーに出ていても真っ先に帰って寸暇を惜しんで読書をしろとあった。まぁ、そうだろうなと思った。

後半は、著者が小説家志望から大学院時代に評論に目覚め、そして教員になるまでにいかに原稿を書いてきたか、そして本が出るまで長い時間がかかったといった苦節的な自伝になっている。大変なんだなと思った。

そしてこれからの時代は、文章で生計を立てるならエッセイがよいらしい。エッセイストを目指したとしても、決して金持ちになれるとか、芸能人と親しくなれるとか考えてはいけないとあった。物書きの仕事は、孤独で余計な人間関係から解放される代わりに、鬱々たる気分になることも多く、執筆依頼がないと将来の見通しも立たないような不安な生活をすることになるようだ。

それでも著者がこの本を書いたのは、著者自信が読み書きが好きで、そういうことが好きな人も基本的に好きだからとあった。

なんだか、全体を通して振り返ってみると、いろんなことが書かれている。ある部分では本当に濃い内容になっている。人によっては受け付けないだろうなと思う部分もある。けれど自分はこういう本になぜか惹かれてしまう。著者のほかの本も気になったので読んでみようかなと思った。

いつか自分も文筆家業をと思ったりするので、いろいろと参考になった。

読むべき人:
  • 評論とは何かということを知りたい人
  • 文系的なものが好きな人
  • 文筆家業をしたい人
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January 21, 2008

【広告】問い続ける男

問い続ける男
http://www.loka.jp/audi/135.html

LOKA経由のAudi社の広告記事。

オーギュスト・ロダン作、『考える人』に様々な問いを投げかけられる。
自分は『人生』について問いを投げかけた。


ちなみに、『考える人』の実物を見たことがあるが、右ひじを左ひざの上にもっていくことで、背中の右側が強調されているらしい。本当に型を取って作ったようなリアルさ。


January 20, 2008

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法


無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

キーワード:
 勝間和代、時間管理、生活改善、投資、予定
年収10倍シリーズの勝間和代氏の時間管理本。正直、これはスゴイ!!と感嘆するばかり。内容は以下のような感じ。
  1. 年収10倍アップ時間投資法 基礎編(なぜ時間管理はうまくいかないのか
  2. なぜ新しい行動は続かないのか
  3. 勝間式「黄金の時間の5原則」
  4. 黄金の時間を増やすための5つのステップ)
  5. 年収10倍アップ時間投資法 実践編(実践ケーススタディー1―時間効率10倍アップを目指して手帳を使いこなす
  6. 実践ケーススタディー2―勝間式時間投資法 ある夏の一週間のスケジュール)
この本はかなり売れているようで、有名書評ブログでも絶賛されている内容なので、わざわざ自分が詳しく内容を示して書評するまでもない。そこで、自分なりの感想と、参考になった部分を示しておく。

時間管理に示されている個々の内容はどれもなるほど、なるほど!!とうなずくことばかりが示されている。それらは参考になり、自分も試そうと思った。しかし、自分にとって一番重要な部分は、時間管理がなぜうまくいかないのか?ということと、なぜ新しい行動は続かないかということ関して示されている部分だと思った。

まず時間管理がうまくいかないのは以下の2つの理由があるからのようだ。
  1. ベストの方法がない
  2. 効果測定が難しい
1は、時間管理の万人向けの決定版はないようだ。なので、毎日いろいろな方法を試してみて、たくさん試した中で一つ使えるものがあればそれでもうけものと考えるべきと。そして効果測定が難しいというのは、成果が出るまで目に見えにくいからとある。その対策として続けられる仕組みを作る、道具や仕組みを工夫して行動が続くようにコントロールする、週の終わりには一週間の行動の投資時間と効果のレビューをするべきとあった。自分もなんとなくスケジュールを管理してもっと時間管理をしっかりやろうと思ってやってみるけど、なかなか続かず適当になってしまっていた。自分ができていない一番の理由は、やはり1週間のスケジュールのレビューをしっかりやっていなかったことかなと思った。どうしても行き当たりばったりになりがちなので。

また、新しい行動が続かない理由として、以下が示されている。
  1. 動機付けされていない
  2. 好循環が生まれるままで時間がかかる
  3. できない理由を考えていない
  4. 一流の人のやり方をそのまま真似している
  5. 現状をあまり変えないで、大きなリターンを期待している
一番参考になるのは、『動機付けされていない』という部分。決めたことに対してのペナルティがないということと、報酬がないことが要因なようだ。そのためには、手法やスキルで補って習慣化する必要があるようだ。

他にも『一流の人のやり方をそのまま真似している』という部分。自分もそれなりに時間管理系の本をいくつも読んでやってみたりするけど、続かないのはこれが理由なんだと思った。ある本にはbefore9が重要だと示されていたので、朝早く起きて読書をするというもの3日坊主だった・・・。よって、示されていることをそのままやるのではなく、自分なりにアレンジするほうが良いらしい。

そして『現状をあまり変えないで、大きなリターンを期待している』が一番耳が痛い。どうしてもテクニック系の本は、読んだだけで満足して自分で実際にやってはいないことが多い。なので、この本に書いてあることはしっかりやろうと思った。

実際の時間管理のテクニックは、『黄金の時間の5原則』に示されている。
  • 時間を作るためには、あらゆる面の投資を惜しまない
  • 単位時間あたりの成果に、固執する
  • 必要以上に「いい人」にはならない
  • やりたくて、得意で、もうかることを優先する
  • スケジュールはゆったりわがままに設定する
これらが重要なようだ。細かい内容は説明すると長くなるので省略。どれもなるほど!!と思うことばかり。

自分が一番参考になったのは、具体的なテクニックよりも、著者がブログや本を読んだ人から効率化を追求することで毎日楽しいことなのか?と指摘されたことに対する回答の部分。以下抜粋。
 しかし「効率化=楽しくない、幸せでない」というのは大きな誤解です。より楽しく、幸せな時間を増やすために、判断を迷う時間を減らしていくのです。
 「効率化すると楽しくなくなる」というのは、効率化をしない言い訳ではないかと思います。「お酒は飲まないほうがいいことはわかっているけれども、お酒を飲むことにも効用がある」という話と同じ種類の議論です。
 効率化が楽しくなさそうに見えるのは、与えられたものを、めいっぱいがんばってこなしていくようなイメージだからではないでしょうか。しかし、真の効率化とは、自分がしたいことだけを、自分のコントロールのもとで、自分の好きなように行う、ということだと思います。
(pp.149)
これは確かに自分が毎日漠然と考えていたことに対する答えな気がした。もっと効率化できると思うけど、結局できずにいた。なぜできないかというと、予定をいれず何もしない、またはそのときの気分で何かをしたほうがいいような気がしていたから。けれど、そのときの時間に対しての満足感があまりなく、実際は著者が示すように効率的に生活したほうが充実感が得られるのではないかと思った。こればっかりは実際にやってみないことには分からないが。

全編で語られていることは、回りの使えるものは徹底的に使い倒し、投資をすることで自分の生活を改善し、やりたいことをやれるということだと思う。この投資という概念が一番のポイントなんだと思う。

この本は本当に濃い内容の本だと思う。自分もいくつか時間管理の本を読んできたけど、ここまで内容が凝縮されたものはなかなかないと思う。間違いなく買いの本。殿堂入り。なので、年収10倍アップの最初の投資は、この本を買って読むということだと思う。

この本はもうちょっと早く読むべきだと思った。今年一年はこの本を手元にがんばって時間管理をしてみようと思う。また、20代前半でこの本に出合えてよかったと思う。しっかりやりさえすれば、年収100倍だって夢ではなく、将来の『予定』にできるのではないかと思った。

読むべき人:
  • 時間管理を成功させたい人
  • 生活を改善したい人
  • 年収を10倍にして成功したい人
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アークエンジェル・プロトコル


アークエンジェル・プロトコル (ハヤカワ文庫SF)

キーワード:
 ライダ・モアハウス、電脳空間、ハッカー、ハードボイルド、リンク天使
ハードボイルド、SFファンタジー小説。あらすじを以下に抜粋。
2076年、元ニューヨーク市警の刑事で、いまはしがない私立探偵のわたしは、その依頼に愕然とした。「いまはリンク上に現われている天使は偽者なので、その正体を暴いてほしい」というのだ。しかも男は、報酬としてリンクとの接続の回復を申し出た。そんなこと、絶対に不可能なのに…世界大戦により荒廃したニューヨークを舞台に、電脳空間に出現した天使の謎を追う女探偵の活躍を描く、アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。
(カバーより抜粋)
なんとなくSF小説を読もうと思って、本屋に行き、タイトルと表紙に惹かれて買って読んでみた。読了に半年近くも時間をかけすぎてしまったので、公正な書評はできないと思う。

正直、そこまで面白いとは思えなかった。なによりも、一章を読むごとに次を読み進めたいとは思えなかった。そこまで世界観に没入できなかった。人物描写が薄いというか。

解説には、探偵物のハードボイルドさと、サイバーパンク的なSF要素、そして宗教がらみのファンタジー性もからめた作品で、それぞれのジャンルの中途半端さはないとあるが、とてもそうとは思えなかった。なんだかずっと読者は置いてけぼりを食らうような感じがした。

何がだめかというと、サイバーパンク的な電脳空間の描写というか、扱いがあまりよろしくないこと。著者の経歴を見ると、文系らしいので、細かい描写はだめなのかなと思った。

600ページ近くもあるのに、律儀に最後まで読み進めた。途中長い間をおいて再読したので、前後関係が分からなくなった部分もある。

今度から長編小説を読む場合は、Amazonで評価を確認してからにしようと思った。

読むべき人:
  • ハードボイルドなSF作品が読みたい人
  • 電脳空間物が好きな人
  • 主人公が女性探偵というだけで気になる人
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January 19, 2008

大人の友達を作ろう。―人生が劇的に変わる人脈塾


大人の友達を作ろう。―人生が劇的に変わる人脈塾

キーワード:
 中谷彰宏、友達、出会い、人脈、コミュニティ
出会いについての指南本。以下のような内容となっている。
  1. すべての「出会い」に価値がある。
  2. 意見が合わないからこそ、仲良くなれる。
  3. 大人の友達は、ライフスタイルから生まれる。
  4. こんな小さなことで、人脈はどんどん広がる。
  5. 「この出会い」が、あなたの人生を劇的に変える。
参考になった節を列挙。
  • 人と出会える1日は、1年分の価値がある。
  • 「なるほど、そうだねと」と言う人に、人は集まる。
  • リスクを選んだ時、人は初めて生まれ変われる。
  • 自分と違う意見の人と仲良くなろう。
  • まわりを幸せにすると、自分が幸せになる。
  • ウロウロすることが、エリートコースだ。
一番参考になった部分を以下に抜粋。
友達を作るのは、幸せになるためです。
 (中略)
まわりの人はみんな不幸だけれども、自分だけがハッピー、という状況はありえません。
まわりの人が幸せな時に、初めてあなたも幸せを感じることができます。
人脈をつくる時は、いかにしてまわりの人をハッピーにできるかを考えることが大切です。
(pp.138-139)
そういうことらしい。

日常生活を何気なく過ごしている間に、出会うための秘訣やポイントが分かりやすく示されている。それらは些細なことだけど、結構はっとさせられることが多い。例えば、趣味を持っていない、つまり自分のライフスタイルを確立していない人には友達はできないとか、嫉妬の気持ちは、その人の長所を評価していることで、嫉妬されたらほめられたと思えばよいということなど。そうだよなと思った。

他にも人間関係の大原則として、「人に与えたものは、必ず返ってくる」、そして「人から奪ったものは、必ず奪い返される」ということが示されていた。これは常に意識しておこうと思った。

人間関係に大切なことは、相手に対する気遣いや配慮なんだと思う。

人見知りが激しい自分としては、友達の作り方とか人間関係で重要なことは何かということがとても参考になった。これからもっといろんな人に出会いにいこうと思った。

読むべき人:
  • 友達が欲しい人
  • 人間関係に悩んでいる人
  • 成功したい人
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January 16, 2008

Oracle E‐Business Suite入門 テクニカル編


Oracle E‐Business Suite入門 テクニカル編

キーワード:
 日本オラクル、Oracle、EBS、パッケージ、フレックスフィールド
Oracle社が発売しているOracle E‐Business Suiteの入門書。以下のような内容となっている。
  1. E‐Businessを支えるOracle E-BusinessSuite 11i
  2. アーキテクチャ
  3. 操作
  4. システム管理
  5. フレックスフィールド
  6. 拡張機能
初版が2002年だが、すでに絶版でAmazonを筆頭とするオンラインショップはほぼ在庫なし。定価は2800円だが、どうしても読んでおく必要があると思ったので、Amazonのマーケットプレイスで1万円で購入。1万円を出す価値があったのか?と言われれば、うーん・・・。まぁ、技術書に金をケチっていたら技術者として頭打ちになると思っておこう。

あんまり書評することもないような本なので、以下、自分の勉強メモ。

そもそもOracle E‐Business Suite、通称Oracle EBSとは何かというと、Oracle社が提供する、ERP、CRM、SCM、BIの統合パッケージシステムで、以下のようなモジュールが存在する。
  • プロキュアメント
  • サプライチェーン管理
  • プロセス管理
  • 生産管理
  • プロジェクト管理
  • 統合会計
  • Business Intelligence
  • 人事管理
  • テクノロジ
  • サービス
  • マーケティング
  • セールス
そして以下のような特徴を持つようだ。
  1. End to Endソリューション
  2. シンプル&完全統合
  3. オープンで柔軟
End to Endソリューションというのは、顧客からサプライヤまでをつないだ、全体的に包括したE-ビジネスソリューションを提供するということらしい。

あと、個人的に役に立ったのはフレックスフィールドについて。以下メモ。
  • キーフレックスフィールド(KFF)・・・勘定科目体系や品目番号など、基幹業務のキーとなるデータを取り扱うためのデータ・フィールド
  • 付加フレックスフィールド(DFF)・・・現行業務上必要なデータであるのに、EBS11i上で取り扱うように定義されていないデータを追加して格納するためのデータ・フィールド
  • 値セット・・・実際の値の定義ではなく、データ型や書式などの値の枠組みの定義のこと
  • クオリファイア・・・特別なセグメントや値を複数のセグメントや値の中から識別するためのもの
こんなものかな。

一応書評っぽいことを書いておくと、図や画面キャプチャがそれなりに多く入っているので、内容をイメージしやすいと思う。けれど、なんとなくこの本を一度読んだだけでは、Oracle EBSのことは分からないと思う。実際にEBSを使ってみる必要があると思う。

Oracleはぜんぜん情報公開していないので、EBSの情報を得ようと思ったら、この書籍くらいしかない。けれど、絶版で旧バージョンのものにしか対応していない。なので、EBSなどの情報を得るのに一番いい方法は、Oracleのトレーニングを受講することなんだけどね。高いらしいけど・・・。

この記事を書いている時点で、マーケットプレイスでは12,000円で売られているようだ。

読むべき人:
  • Oracle EBSの基本を知りたい人
  • Oracle EBSを導入しようと思っている人
  • コンカレント、フレックスフィールドという用語が分からない人
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January 14, 2008

やりがい論―「自分探し症候群」から抜け出すために

やりがい論―「自分探し症候群」から抜け出すために
やりがい論―「自分探し症候群」から抜け出すために

キーワード:
 田中和彦、やりがい、自分探し症候群、キャリア、転職
リクルートで人事、編集長、そして映画会社と渡り歩いてきた著者の仕事論。『あなたが年収1000万円稼げない理由。―給料氷河期を勝ち残るキャリア・デザイン』の著者。内容は以下のようになっている。
  1. 転職って、いいこと?悪いこと?
  2. あれこれ悩むより、まず「社会人のプロ」になれ!
  3. 自分の価値が上がれば、心の自由が手に入る
  4. 視点を変えれば、人生は劇的に変わる
  5. 現実に向き合うことで、人は成長する
  6. いつか必ず「なりたい自分」に出会える
内容を簡単にまとめると、昨今は就職してもやりたいことがわからずこれでいいのか迷ったり、転職をしたりする人が多く、そういう人はどこかにあるかもしれない本当の自分を探したりして彷徨っている。けれど、本当の自分なんてどこかにあるのではなく、自分は自分で作り上げるものだと。そしてまず仕事のプロになり、面白い仕事ややりがいのある仕事を探すのではなく、目の前の仕事に対して面白いと思えるか、やりがいのあることだと思えるかが重要だと。そして、ときには自分の望まないような仕事をしなくてはならないけど、それをしっかりやっていくことで、回り道になるけど以前の仕事が血肉となって将来役に立ち、本来あるべき自分を時間をかけて作る過程で、たまたまあるべき自分と出会うものだと。なるほどなぁと思った。

たくさん線を引いた。たくさんここで引用したいが、一番重要だと思った部分のみを抜粋・・・・と思ったけど、やっぱり複数あるのでそれらを引用。
「人や会社や世の中の役に立ち、求められている」という喜びこそが、実は、働く者にとって、生きていく上での最大かつ究極の報酬だと私は思っています。
(pp.45)
これは自分も最近そう思えるようになってきた。単純な金銭的な部分だけではないのだと。他にも付加価値を自分につけるには時間がかかるということについての部分。
 20代のときの貯金(習得した技術や知識の量と質であり、経験の量と質)が、結局は30代以降の成否を握る鍵だと痛切に思うのは、この「時間」の問題です。
 「時間」だけは、どうにもならないからです。自分のために使える時間、インプット(吸収)のための時間というのは、若ければ若いほど多いものなのです。
(pp.91)
そういうことらしいから、必死で20代を過ごそうと思った。あとは最後の方の部分。
 こうした様々な経験を経て、今思うのは、「人生はいくつになっても学ぶことばかり」ということと「あの時の自分があったからこそ、今の自分がある」ということです。
 繰り返しになりますが、「人生に無駄なことなど何ひとつない」とは、私自身の心の底から素直に出てきた言葉です。
(pp.206)
これもなんとなく共感できる。そこまで人生経験があるわけではないが。けれど、半年前の苦しいときを乗り越えてきたから今、なんとなく仕事の面白さが分かってきたのではないかと思うし、将来もそのように言えるようになりたいと思った。

全体的な話は、著者が新卒でリクルートに入社したとき、希望の部署に配属とならず、ふてくされていたという話から現在の独立に至るまでの経緯が語られている。他にも著者の知り合いの若い人の事例などもある。著者も自分探しや回り道を経て、今の自分になったようだ。その過程のエピソードが単純に読み物としても面白いと思った。

若い人向けの内容で、著者が語りかけてくれているような感じでとても読みやすい。

自分自身も最初のプロジェクトに配属になったとき、本当にこれでいいのか思い悩んでいた。できれば、その当時の自分に読ませてやりたいと思った。幸い、今では「自分探し」という意識はほとんどない。なりたい自分は、著者が示すように、自分で作り上げるしかない。

日々の仕事に漠然とこれでいいのか迷っている人はぜひ読むべき本だと思う。

読むべき人:
  • 自分のやりたいことが明確になっていない人
  • 漠然と将来に不安を感じている人
  • なんとなく転職を考えている人
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パッケージから学ぶ4大分野の業務知識


パッケージから学ぶ4大分野の業務知識 (開発の現場セレクション)

キーワード:
 梅田弘之、パッケージ、ERP、業務知識、フィット・アンド・ギャップ
パッケージソフトを通して、会計、販売、生産、人事の4大分野の業務知識を習得できる本。内容は以下のようになっている。
  1. 基本編
  2. 財務会計・管理会計
  3. 債権管理・債務管理
  4. 販売管理
  5. 調達・在庫管理
  6. 生産管理
  7. 原価管理・仕掛管理
  8. 給与計算
  9. 人事管理
  10. 付録
業務知識を学ぼうと思ったら、本を読むだけでなく、実際に開発を経験することが重要だが、どうしてもプロジェクトに依存した知識しかつかない。そこで、市販されているパッケージソフトをベースに業務知識をつける方法が良いと示されている。この方法では以下のような利点があるようだ。
  • 理想的な業務をモデルとしているので、普遍的な業務知識が身につく
  • 画面や帳票の具体例があるので、業務を具体的に理解しやすい
  • デモなどを見たり、データを入力したりして確認することもできる
この本では、著者が開発に関わった、Web-ERP「GRANDIT」というパッケージが例として使われている。

各分野の解説をしてもしょうがないので、自分が線を引いた用語を列挙。
  • 勘定科目・・・取引の明細を表す項目(pp.25)
  • 総勘定元帳・・・ある勘定科目に対する相手勘定を照会するもの(pp.37)
  • 合計残高試算表・・・勘定科目別の金額残高をそのまま左右(貸借)に並べて出力したもの(pp.38)
  • 売掛金・・・貸借対照表において売り上げで発生した債権の資産科目(pp.47)
  • 買掛金・・・貸借対照表において仕入れで発生した債務の負債科目
  • 検収・・・顧客が商品やサービスを検めて「はい。これならOKです。」と合格を与えること(pp.71)
  • 請求締・・・日本で一般に使われる商習慣で、一定期間内の売上をまとめて請求するというもの(pp.86)
  • SKU・・・Stock Keeping Unit(在庫保管単位)の略で、商品在庫の識別単位を示す物流用語
こんなものか。

パッケージ導入にはフィット・アンド・ギャップ調査を行い、パッケージで使える部分と使えない部分を洗い出す必要があるようだ。また、パッケージの機能をほぼそのまま使えるのは、「会計」と「給与」などの法律や仕組みが標準化されたもののみで、他の分野は企業によってさまざまな形態になるようだ。

自分は会計分野が苦手だ。会計用語などが分からなければ、まったく画面を見ても何を実現しているか分からない。逆に、生産管理、在庫管理などは業務やデータの流れが直感的に分かる。

規模の大きなERPシステムだと、いくつものモジュールが必要になり、それらが必ず連携していることが多い。なので、それぞれを独立に習得するよりも、業務の流れに沿ってどこでどのようなデータが必要で、それらがどこに流れていくかということを意識したほうが良いのではないかと思った。この本は、そういった意味で、複数業務の知識を身につけられて良いと思った。

それぞれの分野で画面例や業務フロー、システムフローなど図が多めに載っていて分かりやすいと思う。

読むべき人:
  • ERPシステムを導入しようと思う人
  • 業務知識に自信がない人
  • 業務知識もわかるSEになりたい人
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January 13, 2008

ネットワークはなぜつながるのか 第2版


ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識

キーワード:
 戸根勤、ネットワーク、インフラ、入門書、探検ツアー
インターネット上でのネットワークの技術を、ブラウザにURLを入力してからホームページが表示されるまでの内部動作を時系列で示している本。以下のような内容となっている。
  1. Webブラウザがメッセージを作る―ブラウザ内部を探検
  2. TCP/IPのデータを電気信号にして送る―プロトコル・スタックとLANアダプタを探検
  3. ケーブルの先はLAN機器だった―ハブとスイッチ、ルーターを探検
  4. アクセス回線を通ってインターネットの内部へ―アクセス回線とプロバイダを探検
  5. サーバー側のLANには何がある
  6. Webサーバーに到着し、応答データがWebブラウザに戻る―わずか数秒の「長い旅」の終わり
はじめにのところに、この本の特徴が示されている。主に2つ特徴があり、一つはネットワークの内部動作を時系列に探検ツアーのように追いかけていくようにしていること。こうすることで、ネットワークシステムの全体像の把握をしやすくしているようだ。もう一つの特徴は、ネットワーク機器やソフトウェアがどのように動くかといった内部構造をしっかり示していることとある。

この2つの特長により、自分自身も確かに分かりやすいなと思った。どうしてもネットワークなどのインフラ周りに苦手意識があり、全体像が見えなかったりルーターやハブ、ゲートウェイなどの内部動作の詳細がわかりにくかったりする。しかし、この本は、ネットワークのどの段階でどういう仕組みになっているかがかなり詳しく載っていると思う。ページ数も445ページと、入門書レベルにしては重厚だ。

第1版よりも100ページ近く加筆修正があるようだ。第2版は現実の機器やソフトウェアの動きに重点を置いてあるようだ。

去年の夏から少しずつ読んできて、放置気味だったものを読了にしたくて思い出したように再読。以前に読んだところをすっかり忘れてしまっている・・・。ACKの動作やパケットの内部構造とかルーターのルーティング方法とか結構怪しい・・・。また、さすがにこれは速読しても頭に残らない可能性が高い。読み返すときはもっと速くいけそうだが。

ソフ開対策に読んでいたのだけど、この量を一度だけ読んで完全理解できる人意外は、何度も読み返す必要があると思う。また、基礎的が部分をかなり丁寧に解説されているので、何度も読み返す価値があると思う。また読み直さなければなぁ。

自分に関してはネットワークに対する苦手意識みたいなものは薄れたと思う。

読むべき人:
  • ネットワークの基礎を学びたい人
  • ネットワークに対して苦手意識がある人
  • 情報処理技術者試験を受ける人
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仕事は見た目


仕事は見た目

キーワード:
 谷澤史子、見た目、ノンバーバル、パーソナルプロデュース、デキる男
仕事とはいえ見た目の印象がすごく重要なので、それに気を使ってデキる男を目指しましょうという本。内容は以下のようになっている。
  1. ファーストイメージは7秒で決まる!
  2. 自己分析して「なりたい自分」になる
  3. デキる男の服選び―パーソナルプロデュース 実践編1
  4. デキる男の小物選び―パーソナルプロデュース 実践編2
  5. デキる男の身だしなみ―パーソナルプロデュース 実践編3
  6. デキる男の立ち振る舞い―パーソナルプロデュース 実践編4
  7. デキる男の演出力―パーソナルプロデュース 実践編5
見た目に気を使うことで、相手に不快な思いをさせるだけでなく、より自分を魅力的に演出することができる。そして見た目に気を使って自分の外見のコンプレックスをカバーし、また内面的にも自身を持てるようになり、回りからも好印象で女性にもモテるようになると示されている。著者はイメージコンサルタントで、女性の視点から、男性をどのように魅力的に仕立て上げるかが全編に示されている。

見た目に気を使ってデキる男になるための近道は、女性の視線を意識することが大切らしい。そのエピソードとして、身なりがしっかりしたビジネスマンがトンカツ定食を一人で食べていただけだが、その隣で著者とほかのスタッフがビジネスマンのファッションチェックをしていてカッコよかったと話で盛り上がったようだ。このように女性は男の細かい部分を自然と厳しくチェックしているので、このチェックに合格すれば公私ともにモテるらしい。なるほど。なるほど。肝に銘じておこうと思った。

また、デキる男になる2大ポイントとして以下が示されている。
  • なりたい自分を明確にする
  • 舞台設定にふさわしい服装・対応を心がける
この二つを念頭においておけば自己演出がうまくいくようだ。

肌や瞳、髪の色などのセルフチェックからパーソナルカラー別のコーディネート例が示されている。自分の場合は、サマーカラーかウィンターカラーが該当するようだ。それぞれの説明を抜粋。まずはサマーカラー。
クールサイドで寒色が肌をキレイに見せるグループです。サマーカラーのあなたは沈着冷静で、ノーブルな雰囲気を持っています。明るい透明感がある青みがかかった色調で魅力が引き立ちます。グラデーション配色が似合います。
(pp.4)
ウィンターカラー。
クールサイドで寒色が肌をキレイに見せるグループです。ウィンターカラーのあなたは強さを感じさせ、艶やかな雰囲気を持っています。華やかで個性的な色を使うと魅力が引き立ちます。ハッキリとしたコントラストが映えるタイプです。
(pp.8)
多分、サマーカラーが一番似合うのだろうけど、自分としてはウィンターカラーのほうが好きだなと思う。

服装、小物選びの章は、スーツの形、色、ネクタイ、靴、鞄、名刺入れ、財布、めがねなど幅広く解説されている。トータルバランスを考えることが重要なので、それぞれのアイテムに対しての解説は浅い。それぞれについて深く知りたい場合は、ほかの情報に当たるほうがいい。

身だしなみの章までは知識として知っていればいいという感じで、必要に応じて見返せばいいなという内容だった。逆に、立ち振る舞い、演出の部分については、知っているだけだなく、しっかり実践しなければいけないことが多い。例えば、女性を誘うときは遅くとも一週間前からといったことや、レディーファーストを意識して相手を大切に思っていますよということを示すといったことや、プライベートで女性と一対一で食事をするときは、男磨き、女性を見る目を養う授業料だと思って男がスマートに勘定を払うべきといったことや、女性同士を比べたりしないといったことがとても参考になった。

あとがきにパーソナルプロデュースのために毎日できることとして、以下が示されている。
  1. 鏡を1日に最低5回見る
  2. 意識して色物を選ぶ
  3. 女性のファッションに興味を持つ
  4. 人にたくさん会う
  5. カッコいいと感じる人がいたら徹底的にマネをする
意識しておこう。

仕事に見た目は関係ないと思う人がいるかもしれないけど、やはり見た目は重要だなと再認識した。また、自分の服装の細かいところに気を使って自己を演出できるという能力は、仕事にも活きてくると思う。それはパワポやExcelなどの成果物作成時に、フォントは合わせる、インデントをそろえる、グループ化をしっかりして統一感をだすとった細かい部分にまで配慮できることにつながると思う。そのため、このような外見演出は、モテるためだけでなく、仕事で細かいところに気配りができることを示すためにも必要な気がした。

知識を得ても実践しなければ意味がない。あとはお金と時間をそれなりにかけてセンスを磨く必要がありそうだ。

さて、今からビジネス用の靴でも買ってこようか。ウィングチップで何かいいものがないか探してくる。

読むべき人:
  • 仕事で周りにより印象を与えたい人
  • スーツの着こなしについて知りたい人
  • 女性にモテたい人
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January 12, 2008

モテたい理由


モテたい理由

キーワード:
 赤坂真理、モテ、ファッション誌、サブカル、男女論
小説家による男女の社会論。以下のような内容となっている。
  1. 女の目から見た世界
  2. 獰猛な恋愛資本主義
  3. 蔓延するライフスタイル語り
  4. 女子が生きるファンタジー
  5. ライフタイルの先祖たち
  6. 男たちの受難
  7. 女という水物相場
  8. 戦争とアメリカと私
別にモテたいと思ってこの本を読んだわけではない。ただ、なんとなくタイトルに惹かれて読んでみた。内容は実に興味深い。これこそ良質な新書だなと思う。いろいろな切り口から書評できそうだが、自分の印象論で書いてみる。

男の価値が下落し、女性ファッション雑誌は十代向けから五十代まで本質的にモテることを目的として構成されている。「モテ」の定義を以下に抜粋。
モテとは、関係性(特に異性との)において優位に立つことである。
(pp.29)
そういった中で「モテ」とはあるのはしかたがないがそれを追求しても幸せになれない質である女の「業」であり、その「業」の部分を取り出して拡大したものであるとある。多くのファッション雑誌に示されている「モテ」とは『出し抜き』であり、「愛され」は『オンリー化』の記号であるようだ。

そして、ファッション誌で示されるめちゃモテやどじっ娘アイテムなどに物語性を付与するという態度が、オタクに見られるような猫耳に萌えている態度と本質的に変わらないとあった。なぜなら、オタクは脳内恋愛という妄想をし、負け犬は現実世界で恋愛という妄想をしているという、妄想に変わりないということかららしい。

前半はさまざまな女性ファッション雑誌のウォッチが示されていてとても興味深い。かならずモデルに細かい仮想プロフィールが入っているのが特徴で、そこで展開される着まわし劇場は、恋愛、交通事故、記憶喪失、三角関係、嫉妬といった韓流ドラマ的かつオタクの好きなパソコンゲームと同様な物語構造を持つらしい。なるほどなぁと思った。

後半は男の受難、女性の結婚観、そして著者がアメリカ送りになってしまった経緯、文化論まで話が膨らむ。

実に面白い内容だと思った。何でそんなに女性ファッション誌はみな同列に「モテ」に走るのかがよくわかった。そして、現代社会で男女として生きていくことの困難さも垣間見た気がする。

例えば、自分が女に生まれたとして今と変わらない精神構造を持つことになったとして、JJやCanCamを追従して「モテ」に走ったりするだろうか?と考えてみた。多分、最初は見てみると思うけど、きっと次第にその態度に辟易としていき、著者のように眩暈を起こすのだろうな思う。

自分と同世代の女性は、この本を読んで何を感じるのだろう?そもそも、「モテ」に走る女性は、こんな本なんか読まないのだろうなぁ。。。

小説家だけに文体はかなり読ませるものとなっている。引き込まれていく。これも面白さの大きな要因だと思う。著者が小説家であることをまったく知らずに読んでいたので、今後小説も読んでみようかなと思った。

読むべき人:
  • 「モテ」に興味がある人
  • 女性ファッション雑誌が好きな人
  • 男として生きにくさを感じている人
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January 09, 2008

将来、そんな人生を送りたい20代のあなたへ


将来、そんな人生を送りたい20代のあなたへ―仕事ができて時間もお金もあって、しかも周りに愛される

キーワード:
 山崎武也、20代、お金、時間、成功
エッセイ的な自己啓発本。以下のような内容となっている。
  1. 仕事編――いやでも仕事を好きなる。
  2. 生き方編――常に「ちょっと先」を意識する。
  3. 金銭感覚編――「貯める」ばかりでは成長しない。
  4. 恋愛・結婚編――結婚―何のためにするのか。
  5. 自己投資編――この自己投資があとでモノをいう。
  6. 三十代への準備編――十年後、結果が変わる生き方。
20代をどのように過ごすかで、将来が決まってしまうということが示されている。しかし、著者の自分語りがメインのエッセイ的な内容で、あまり根拠がない主張が多い。感覚的な精神論だと思う。内容も特に目新しいことは何も書いてないように思える。あえて言えば、恋愛や結婚について語られていることか。これはほかの自己啓発系の本にはあまり見当たらない。恋愛をすることによるメリットという節から一部抜粋。
恋をすることによって、人間としての「純度」が上がっていく。恋は人生において精神を高める修行になるが、同時に心が癒されるオアシスである。
(pp.117)
ほかにも、割り切って結婚相手紹介サービスを利用してみたらどうかという主張もあったりする。

一番印象に残った部分は以下のところ。
二十代は未完成であると自覚していれば、どのような難関に直面しようが、どのように苛酷な結末に見舞われようが、耐えていけるのではないか。常に向上を目指すことができるのは、将来に大きな希望が抱けるからでもある。
(pp.47-48)
将来に希望がない人はどうなるんだろうね?と単純に思った。もちろん、この主張はなんとなく納得はできるが。

主張されていることはなんとなく理解はできるが、どうも漠然としすぎていて、では具体的にどうすればよいかという部分が弱い気がする。

精神論が好きな人には良いかもしれない。

読むべき人:
  • 精神論が好きな人
  • 20代をどのように過ごすべきか考えたい人
  • 仕事も遊びも充実させたいと思う人
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January 06, 2008

仕事も人生もうまくいく「魔法のメモ」かんたん活用術


仕事も人生もうまくいく「魔法のメモ」かんたん活用術

キーワード:
 和田茂夫、メモ、仕事術、5W2H、メモ派
仕事や日常生活でメモを活かす方法が書かれた本。以下のような内容となっている。
  1. 良いメモがとれれば仕事がうまくいく
  2. 今さら人に聞けない基本のメモ術
  3. これを実行すれば仕事がうまくいく10のメモ
  4. 自分に合ったメモの選び方は?
  5. メモのテクニックを身につけよう
  6. とったメモを200%活かす6つの習慣
仕事でよくメモをとるんだけど、どうも自分のやり方ではうまくいかず、メモって後で見返しても何が書いてあるかわからなかったり(笑)、何のことかわからなかったりするので、これはまずいと。もっと良い方法はないかと思って読んでみた。ちなみに、45分くらいで読了。

まず、メモに対する意識として、何でもかんでも逐一メモしてしまうと、本当に重要なメモが埋もれてしまうので、選択と集中を意識して本当に重要なもののみをメモしてそれらを仕事に活用しましょうとある。これは、いつも言われたことをすべてメモしようとしていた自分にとっては目からうろこだった。

メモを活かせない3大原因が以下のように示されている。
  • 必要なメモをとり逃がしている
  • 必要な内容を書きもらしている
  • あとで必要なときにしまい忘れている
とり逃がしと書きもらしの違いは、とり逃がしはそもそもメモする道具が手元にない状態で、書きもらしは話の筋を追えなかったり、相手の話が早口で書ききれていないという状態。これらの要因を回避するには、メモ帳や筆記具などのハードとメモの取り方などのソフトの2側面が重要になるようだ。

メモを取るときにチェックすることとして、5W1Hのほかに、「いくら」「いつ」といったビジネスで重要な金額や数量もしっかり確認すべきとあった。

自分にとって一番重要だったのは、指示や依頼を聞くときの記録メモの取り方。以下の点に気をつけると良いらしい。
  • とりあえず「いつ」「なに」「だれ」をメモする
  • 最低限、「主語+述語」でメモする
  • 5W2Hでチェックする
  • ときどき質問して真剣に話を聞く
これらが重要なようだ。

メモ帳の種類やペン、写真の有効活用まで幅広く言及されている。特にメモ帳に関しては、無地のものよりも方眼罫のものが文字を書きやすく、また図も書きやすいと示されていた。自分はいつも無印のノートを使っていたので、こんどからは方眼罫のものを使ってみようかなと思った。

あとがきでは、メモと取ることが目的となってしまっている「メモ魔」になるよりも、仕事や生活に活かすためにメモを取る「メモ派」であるべきとあった。これは、ついついどうでもいいことまでメモしてしまうメモ魔であった自分を省みる必要がありそうだと思った。

メモの基本が良くまとまっていると思う。メモができないと仕事ができないとみなされてしまうので、良いメモを取って仕事に活かしたいと思った。

読むべき人:
  • メモの取り方がいまいちな人
  • アイディアをメモる必要がある人
  • なんでもメモを取るメモ魔な人
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January 05, 2008

頭のいい段取りの技術


頭のいい段取りの技術

キーワード:
 藤沢晃治、段取り、バッファ、フェイルセーフ、私生活優先派
元プログラマーの著者による、段取り本。以下のような内容となっている。
  1. 「段取り」とは一体何か?
  2. 余裕を生み出す「予定・時間管理」の段取り術
  3. 仕事スピードが上がる!「環境・情報整理」の段取り術
  4. 超効率アップ!「知的作業」の段取り術
  5. できる人の「コミュニケーション」段取り術
  6. 「ゴチャゴチャ仕事」の段取りのつけ方・動かし方――実践編
  7. 段取りの目的は人生を楽しむこと!
アルファブロガーである弾氏がこの本をスゴ本と絶賛しておられ(本当に頭のいい一冊 - 書評 - 頭のいい段取りの技術)、また年始最初に読むべきビジネス書(2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10)とあったので、気になったので読んでみた。ちなみに弾氏は1分もかからず読了したらしい。それに対抗(!?)して自分も速読を意識。60分ほどかかってしまったが。まだまだということで。

一番重要だと思ったのは、1章の「段取り」とは一体何かという部分。段取りの核になるものは、「サービス精神」であるということ。自分の仕事が遅くなってしまうと、関連する後続の仕事をする人を待たせてしまうことに気づくことが重要なようだ。そのためには、ゴールから逆算して何をすべきかを洗い出し、優先順位を付け、また並列でできそうな仕事を並列でやり、さらに期限を守れるようにバッファをしっかり設けるべきとある。これは結構当たり前のように感じるけど、これが一番重要で、自分も仕事をし始めたときはこれが全然できていなかった。今ではそれなりに意識してできるようになったが、まだまだだと思う。そういった観点もあり、この本を読んで「段取り」を再確認したかった。

また、意外だったのは、段取りとは決意力という部分。以下その部分を抜粋。
 「狙った目標は必ず達成するぞ!」
 という強い意欲こそが、私の段取りに対する真の動機
なのです。強い意欲こそ、段取りの源なのです。
(pp.42)
さらに、これらの目標を達成するためには、予期せぬ障害にそなえてフェイルセーフの考えを導入しておき、ハングリー精神を持って常に高い意欲を持って効率的にやろうとする姿勢が重要なようだ。これはなんとなくわかる気がする。時間的に余裕があるのに、ついつい段取りを考えずにあるタスクを始めてしまい、結果的に予想以上に時間がかかってしまい、アウトプットの品質もあまりよくないことがある。逆に、タイトな時間内で何とか終わらせようと段取りを意識してやったほうが、品質が良く短時間でできることもある。一概にすべてのタスクでその傾向があるわけではないが。

著者は、どちらかというと、仕事人間という感じではなく、プライベートの時間を優先するほうで、生活残業をするよりも早く帰ることを意識してこられたようだ。そのため、仕事だけでなく、プライベートも充足させたほうがよいですよとあったので、その通りなのかなと思った。

段取りの基本的なテクニックは、なんとなく自分もやっていることもあったし、ほかの本にも書いてあることが多い。けれど、1章の核になる部分を再認識しただけでもよいと思った。

読むべき人:
  • 仕事が遅い人
  • あまりパソコンのバックアップを取らない人
  • プライベートを充実させたい人
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January 04, 2008

今年の目標

今年の書評ブログの目標は、300冊レビューを達成すること。
もう今年も4日目でまだ1冊で、このペースだとちょっときわどいけど・・・。目標を達成できなくても、それなりの冊数にはなるはず。

冊数を増やす代わりに、書評記事の分量を少なくする方針になると思う。あとは勢いでスピードを意識して書くことにする。そうでないと、どうしても書評時間が長引いてロスになってしまう。

スピードを意識すると、どうしても深くは書けず、本当に読書記録のようになってしまうが、それはしょうがないかなと。

あと、自分の書評記事を書きっぱなしで、ぜんぜん見返していないことが多い。引用しているのは、自分にとってその本の核になる部分なので、それを見返して復習することで実生活に役立てたい。


January 02, 2008

「人間嫌い」の言い分


「人間嫌い」の言い分

キーワード:
 長山靖生、人間嫌い、孤立、世界観、救い
人間嫌いな著者による、人間嫌いとはどういうことかを考察している本。内容は以下のようになっている。
  1. 人間嫌いの世界観
  2. 人間嫌いVS.つるみ系
  3. 人間嫌いの考えるモラル
  4. 友達がこわい
  5. 怒る理由、不機嫌の矛先
  6. 人間嫌いの喧嘩作法
  7. 縁遠くなる人々――かぐや姫症候群と「人間嫌い」
  8. 結婚しても孤独
  9. わがままの達人は美人になる
  10. 晩年に強い人間嫌い
人間嫌いとはどのような存在かを示している部分があるので、その部分を抜粋。
 世間一般の多数意見に異議を唱えたり、みんなが多数決で決めたことに従わない人々。とはいえ、声を大にして反対したり、裏に回って多数派工作をするわけでもなく、ただむすっとして従わない人。会社やご近所にも一人やふたりは必ずいるタイプ。それが本書の主人公である「人間嫌い」だ。
(pp.19)
実在の人物や物語で出てくる人間嫌いが多く紹介されている。『吾輩は猫である』の苦沙弥先生、著者曰く3大人間嫌いである、会津八一、内田百開、永井荷風などさまざまな人物が出てくる。

面白かったのはかぐや姫症候群と人間嫌いの関係で、かぐや姫症候群とは、かぐや姫が結婚相手に無理難題な条件を求めるように、一見結婚する気があるように思わせるが、年収1千万円で高学歴、高身長など高い理想を求めることで相手が見つからず、結婚できないという状態。そのようなかぐや姫症候群に陥っているのは、実は人間嫌いでありながら、世間の人間嫌いへの非難が刷り込まれているので、自身が人間嫌いであることを認められずにいるということが一因として考えられるようだ。これはなんとなくわかるような気がする。このような状態の人は、よくまわりにいい人がいないとか言うようだ。

人間嫌いとは、一般的に世間から非難の対象となったりし、人とつるむことで安住するようなつるみ系から攻撃されたりもする。けれど、人間嫌いでも結構楽しいことがあり、つるんでいる人たちは安全で保障されているわけではなく、自分を貫くという人間嫌いのほうが幸福かもしれないと示されている。他にも線を引いた部分を抜粋。
 人間はひとりでは生きられない。だが、それをいう前に、まず人間は自分自身というものをきちんと持たなければ、本当に生きたことにならない。人間嫌いとは、ほかでもない自分自身に帰属する生き方である。他人と本当に豊かな「関係」を結べるのは、妥協をせず、また他者にも妥協を強いない自分を持っている人間だけだ。
(pp.221)
非属の才能』とかなり似た主張が多い。非属の才能はどちらかというと、個人の内面に焦点を当てているのに対し、この本では人間嫌いを取り巻く環境に焦点が当てられている気がする。

自分は人間嫌いなのか?と思って読んでみたが、やっぱり安易に群れたり妥協したりできないんだなということを再認識し、今の自分を貫こうと思った。

2008年1冊目がこんな本。今年もよろしくお願いします・・・。

読むべき人:
  • 人間嫌いの人
  • 友達がいないことに対して負い目を感じる人
  • 明治時代の文学作品が好きな人
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