September 2008

September 30, 2008

【雑感】言い訳

いい本に出会ってしまうと、読書時間が長くなってしまい、朝書評ができなくなってしまう・・・。

いい本だと思うので、隅々まで読みたいという欲求と制限時間があるという葛藤に思い悩む朝・・・。


夜に更新したいが、今日はDo As Infinityの復活フリーライブ!!なので、どうなるかわからず・・・。

Do As Infinity(ドゥ・アズ・ インフィニティ) OFFICIAL WEBSITE

意地でも夜更新します。

今日は『デッドライン仕事術』で定時帰宅しなければ

完全に早朝書評記事をアップできないことへの言い訳更新・・・。

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September 29, 2008

【雑感】弾言レセプター

404 Blog Not Found:「弾言」、絶賛増刷決定!

に示されているとおり、小飼弾氏のはてぶに自分の書評記事がしっかり登録されております。ありがとうございますと。

はてなブックマーク - 404 Bookmark Not Found / 弾言

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方(書評記事)

この本は、本当に今年一番の衝撃本でした。記事を3つに分けて書きたいほどのものでしたが、自分にはそれほどの書評の力量はまだないということです。特にこの本を一言で形容するのは難しいです。

弾言レセプター』という概念が以下のように示されています。

これは持論なのですが、本、特に文字の本というのは、その分量のほとんどが実は「コンテンツ」ではなく、「読者が持っているコンテンツのポインター」なのです。インシュリンみたいなものですね。インシュリンそのものには糖を分解する力はありませんが、各細胞はインシュリンを見て糖を取り込むので。
自分は『よい読者』として読めたのかなぁと少し考え込んでしまいます。しかし、自分なりに問題意識を持つことで、『読者が持っているコンテンツのポインター』が活きてくる、言い換えると、『本の中身のただの文字列である文章を自分なりに価値のある情報として受け止めることができる』ということが可能になるのだと思います。

自分が読んでいる本、特にビジネス書や自己啓発書は、すべて自分のできないことや課題を解決するためのヒントを得るためのものとも言えます。サイドバーのビジネス書、自己啓発書の読了数が多いのは、それだけ自分の生き方、仕事、生活に課題が山積みだということでもあると思います。

そんなことまで考えさせてくれる体系知に富んだ本なので、この本はなるべく今年中に読むことをお薦めします。

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ブランド再生工場


ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す

キーワード:
 関橋英作、ブランド、再生工場、マーケティング、心
クリエイティブ・コンサルタントによってブランドの本質がわかりやすく示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1工程 ブランド組み立て室
  2. 第2工程 ブランディング・アイディアの創造
  3. 第3工程 ブランド再生のための、コミュニケーション法
  4. 第4工程 事例展示室「キットカット」
  5. 第5工程 ブランド再生実験工房
  6. 第6工程 ブランドサロン―自分をブランディングしてみよう
(目次から抜粋)
著者によれば、一般的に『ブランド』と呼ばれるものは、「余裕のある企業が時間をかけて作るもの」という思い込みが蔓延しているようだ。しかし、実際は、ブランドに重要なのは、情緒的な付加価値を持つことによって、人に好感を呼びよこすことであり、すべての製品がこのような価値を潜在的に持っているので、この「情緒的な価値」を付加できるかどうかにかかっているようだ。そして、この本は、消費者が忘れてしまったブランド、無関心なブランド、価格競争に巻き込まれたブランドを再生する工場と見たたてブランドの本質が示されている。

ブランドを再生する工場として話が進むので、目次は、『章』ではなく『工程』となっている。これは他の本では見かけない特徴だと思った。

この本で特に重要だと思ったのは、第1工程と、第2工程、さらには第6工程。よって、主にその部分を取り上げることにする。
  • ブランドに大切なのは、商品という「モノ」にとどまっているのではなく、「心」を感じられるような感情とつながっていること
  • 好きになるということは、その人のことを考える時間が長くなるということで、ブランドも同じように人が心の中で育てる
  • ブランドは出世魚のようなもので、成長するに従って、人の心を動かす
  • ブランドに大切なのは情緒ベネフィットを感じさせることができるかどうか
  • 情緒ベネフィットとは、そのブランドが「どんないい気持ちにさせてくれるのか」、人の感情をどう動かすことができるかということ
  • ブランドのゴールを設定するときは、2,3年後に消費者にそのブランドのことをなんと言ってほしいかを想定する
ここまで第1工程で特になるほどと思った部分。単純に機能的な部分だけでなく、人の心に訴えかけるような特徴や哲学が求められているようだ。なるほどなぁと思った。

そして第2工程では、ブランディングについて示されている部分がある。ブランドの再生とは、問題解決のプロセスであり、そのプロセスがブランディングということらしい。以下ブランディングにの説明部分を抜粋。
 それで、ブランディングとは何かといえば、「消費者の心の中に、そのブランドに対する好感を作ること」。平たく言えば、「好きになってもらうこと」。これしかありません。簡単すぎて、肩透かしを食らったように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、それ以上のことはないのです。
(pp.48)
これはなるほど!!と思った。好きになってもらえなければ、ブランドとして認められないということのようだ。なので、これを自分の書評ブログに当てはめてみると、自分を客観視できていなかったり、独善的なものだと嫌われてしまい、ファンが付かなくなってしまう。逆に言えば、好感が持てるようなものを常にアップし続けることで、ブランドとして確立でき、ファンも増えるということだと思う。これはアクセス数が高い書評ブログなどを見てみると、いろんな人に好かれているんだなぁということがよくわかる。

この『好きになってもらうこと』というのは、パーソナルブランディングを築く上でのとても重要な概念だと思った。嫌われているやつにブランディングはありえないということなので、なるべく周りの人に好感を持ってもらえるように振舞ったり、自分の内面を磨き上げることが重要なようだ。もちろん見た目も気を使ってね。

また、ブランドのことを大好きになるプロセスが以下のように示されている。
  1. 気づく
  2. 興味がわく
  3. 欲しくなる
  4. 経験する
  5. 大好きになる
  6. 人に薦める
これは、人が人を好きになるプロセスと同じであると示されていて、なるほどなぁと思った。確かにそうかもしれない。

第3,4,5工程は、ブランドの再生の具体的な手順や考え方が示されている。ここら辺は実際に読んでみたらいいと思う。ブランドを確立しようと思っているときは、この部分はかなり実践的で役に立つ。

第6工程は、自分をブランディングするということが示されている。以下その部分を抜粋。
 前述しましたように、ブランドは人に置き換えるとわかりやすい。ブランドには、性格や得意技があり、そして人の役に立とうという心がある。それらのことが、ちゃんとわかってもらえれば、人に好きになってもらえるのです。
 ブランドは、人の心のなかに絆を作る「個性」。そう考えると、ブランドは他人事ではありません。まさに、「自分」のこと。「自分」が「他人」の心のなかにどれだけ「好き」という感情をもたらすことができるか。
(pp.178)
これはなるほどなぁと思った。このような考え方は自分にはなかったなぁと思った。もっと他人に好かれるということを意識して生活していこうと思った。自分の場合は、そういう部分にあまりにも無自覚なので・・・。

ブランドの本質がよくわかって面白かった。動物占いライオン属性の自分は、かなりブランド大好きなほうなので、これは興味深く読めた。かなりわかりやすかったし、これから自分のブランドを築いていこうと思う人は絶対読んだほうがいいと思う。

ブランドに関しては、他にも以下の本がお薦め。書きすぎた・・・。遅刻する・・・。

読むべき人:
  • ブランドが大好きな人
  • パーソナルブランディングを築こうと思っている人
  • 好かれるということに無自覚な人
Amazon.co.jpで『関橋英作』の他の本を見る

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September 28, 2008

【ネタ記事】個人名刺作成方法(後編)

【ネタ記事】個人名刺作成方法(前編)
【ネタ記事】個人名刺作成方法(中編)

に続いて、最後の後編です。これまで個人名刺の重要性や作成方法を示してきましたが、最後は今後のトレンドや個人名刺を持ったことによる変化などの自分の意見を示しておきます。続きを読む


September 27, 2008

【ネタ記事】個人名刺作成方法(中編)

【ネタ記事】個人名刺作成方法(前編)に引き続き、名刺作成方法のネタ記事の中編です。

中編は実際の名刺デザインについてです。今回の名刺のデザインは、かなり理屈っぽく考えました。その名も『ロジカルデザイン!!続きを読む


【ネタ記事】個人名刺作成方法(前編)

以前から予告していた個人名刺のまとめ記事でもアップしようかと思います。この記事は主に以下のことを示してあります。

  • 1. 個人名刺を持つことの重要性
  • 2. 個人名刺の作り方
  • 3. 個人名刺交換後の印象
  • 4. 個人名刺ブーム
最近個人名刺を作ったこともあり、セミナー参加後のフィードバックも得られたので、少し個人名刺について自分の経験を共有できたらなと思います。続きを読む


【ネタ記事】足あとから導出されること

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』の著者である、小飼弾氏が自分の書評記事を見てくださったようです。

なんでわかるかというと、足あと帳 - Yahoo!ログールに足あとが残っているからです。

小飼弾のアルファギークに逢ってきた』のときもしっかり見ていただいたようです。しかも、ご本人のはてぶにしっかり自分の記事が登録されました。

はてなブックマーク - 404 Bookmark Not Found

ありがとうございます。


このことから、何が導かれるかというと、以下のことだと思います。

  • Yahoo!ログールはかなり便利なブログツール!!
  • 書評は、著者に読まれる可能性がかなり高い!!
ということだと思います。

ブロガー同士のつながりや交流、また『仕手流トルネード』(参考記事)を実践するときに、Yahoo!ログールはかなり便利です。ブログを書いている人が、マイミクならぬマイブログ?のごとくお気に入りを登録することで、そのブロガーと交流しているブロガーやいつも読んでいるブログなどがわかります。

また、Yahoo!ログールで自分自身のブログのブランド価値がわかりやすくなります。単純にアクセス数なども把握でき、ブログ規模などもわかりますが、一番重要なのは、ファンリストだと思います。このファンリストは、文字通り自分自身のブログのファンということで、このファンの数で自分のブログの人気度がわかります。ファンが多いほど、ブログとしてブランドが確立していると言えるでしょう。

この記事を書いている時点で、この書評ブログに8人のファンの方がいます。どうもありがとうございます。固定ファンがつくと、がんばって更新し続けられるモチベーションアップにもつながります。最近になってファンが増えたので嬉しい限りです。


また『書評は、著者に読まれる可能性がかなり高い!!』というのも、やはり著者の方から直接コメントをもらったりメールをもらったりするので、実際に書評を読まれていることが多いと思います。なので、間違ったことは書けないし、かといって手放しでいいことばかりを書くというのも微妙になるので、書評というのは難しいものだなぁと思います。

結論です。
  • You、Yahoo!ログールを導入しちゃいなよ(屮゚Д゚)屮
  • 著者に読まれることを前提で、自分の書きたいことを書いちゃいなよ....〆(・ω・` )カキカキ
ということだと思いました。

以上、ネタ記事でした。
おしまい☆

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September 26, 2008

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方


弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

キーワード:
 小飼弾 / 山路達也、弾言、バランスシート、マッチョ論、思想書
プログラマ、投資家、アルファブロガーである小飼弾氏の叡智の結晶が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ヒトpart1―自分の価値を「見える化」してレベルアップ
  2. 第2章 カネ―相互理解のツールとして戦略的に使いこなす
  3. 第3章 ヒトpart2―ネットワークにおける自分の価値をアップする
  4. 第4章 モノ―「本当は所有できない」ということを理解する
(目次から抜粋)
プログラマであり、投資家であり、さまざまなジャンルの書評をおこなったり自己の主張をアップし続けているブロガーでもある、小飼弾氏(404 Blog Not Found)の本。正直、これほど書評家泣かせの本はないよ・・・・。いい意味で、突っ込みどころ満載(なるほど!!と思うところが大杉!!)の本であるし、カネ、モノ、ヒトをバランスシートに当てはめ、個人の生き方、働き方、人間関係、社会システム、地球規模の環境にまで話題が右往左往していく。これを体系的に書評するのは無理だわ・・・。最近読んだ本、いや今年読んだ本で一番濃い内容だなと思った。一体どれだけインプットしていれば、こんなアウトプットができるのだろうか・・・。底が知れない・・・。

社会にかかるコストを計算する』という節で、著者の本を読んで誤解してしまうことについて示されている部分がある。
ついでに言えば、僕は誤解してもらうほどありがたいことはないと思っています。僕が気づかなかった知見を、他人が指摘してくれるのですから。
(pp.160)
ということなので、ちょっくら胸を借りて、誤読、誤解を恐れずに思いっきり自分なりの知見を示しておこう。続きを読む


September 24, 2008

【ネタ記事】Ambitious Note

午堂登紀雄氏の『脳を「見える化」する思考ノート』を参考に、野望ノートをつけることにした。

Ambitious Note Vol.1

First Page

帰り道に新宿三丁目の世界堂 / 画材・額縁・文具の専門販売店で5ミリ方眼タイプのB5サイズのリングノート数冊と、野望を綴るための専用4色ボールペンを買った。

ノートはこれ。
EUROLINE/NEW PRODUCT/マルマン株式会社

野望っぽく赤い表紙で。表紙の紙はサイトからダウンロードして印刷して別のものに変えられるようだ。自分の野望のコラージュ写真でも作って入れておこうかな。よりイメージを実現化しやすいように。

とりあえず適当に書いてみた。
note
こんなんでいいのかなぁ〜。
どうしても図やイラストよりも文章で書きたくなる。文筆家業特性があるからかなぁ

まぁ、いいよ。
とりあえず、宣言どおり、野望ノートをつけ始めたことに意義がある。

それにしてもこんなネタ記事はこっちのブログでは違和感ありまくりだ・・・。

名刺作成ネタも早くアップしなければね。

それにしても眠い・・・。

('A`)

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脳を「見える化」する思考ノート


脳を「見える化」する思考ノート

キーワード:
 午堂登紀雄、ノート術、思考、見える化、思考ノート
自分の思考を見える化するノートのとり方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 1章 思考ノートとは何か
  2. 2章 なぜ1冊のノートが人生を変えるのか
  3. 3章 思考ノートの基本ルールと使い方
  4. 4章 ブレイン・ワークアウト
  5. 5章 夢を実現する思考ノート実践編
(目次から抜粋)
仕事とプライベートは密接なつながりがあるので、手帳やノートも仕事ばかりだけでなく、プライベートの充実にも役立つべきという視点から、この本は、ノートをとることで自分のやりたいことを実現させる方法を体系化されたものとなっている。

思考ノートの作り方の要約が最初に示されている。その部分を抜粋。
  1. B5ノート1冊に、仕事もプライベートもすべての情報を書き込む
  2. 目標・TODOリスト・打ち合わせメモ・読書メモ・アイディアメモなどあらゆる発想を書きとめる
  3. 書くときは、キーワードを線や矢印でつないで関連性を持たせる
  4. 後から何度も見返して加筆し、発展させる
    (pp.18)
いきなり要約が載っている本も珍しい。このほうが構造化しながら読めるのでよいと思う。

以下、細かい部分でなるほどと思った部分を列挙。
  • 書くスペースが小さいと、自由な発想の広がりを妨げてしまう
  • ノート術は、他者の方法を参考にしつつ、自分にベストフィットする方法論を模索するべき
  • 頭の中だけでは、発想を構造化することは難しいので、思考を紙の上に落とす必要がある
  • 「一億円稼ぐ」とか「成功する」などと抽象的なことを箇条書きにしているだけでは、行動へ促してくれるほどのパワーにならない
  • 不安や悩みも気になっていることを、ノートに全部書き出す
  • 発想をノートに書きとめると、より「具体的に」「論理的に」「複眼的に」考える力を養い、高い問題解決能力を身につけることができるようになる
  • 夢を目標に転換するには、その変換作業は「今日から何をするか」を明確にするということ
  • セミナー会場を見渡してメモをとってない人が少なければ、それはチャンス
自分も一応どうでもいいことをよくメモしたりノートをとったりするほうだと思う。しかし、どうもそれは備忘録程度の使い方しかできていないなぁと思っていた。なので、ちょっとこの本に書いてあることを実践してみようと思う。

まず、自分がいつも使っているノートは、仕事はB5サイズで、プライベートはA5サイズのものを使っている。仕事のほうは本当にメモだからいいんだけど、もっとプライベート、自分の野望を実現させるノートの使い方がぜんぜんできていない。書いたら書きっぱなしで、あまり見返していないし、追記することもなかった。

また、現在ノートはセミナーメモ用と野望用と二つあり、しかも細かいメモをとるために手帳サイズのものが4,5個あって、どうも一元化できていないので、どちらに何を書こうか迷ってしまう。結果、何も書かれることもなく、自分の野望の進捗は進まない。なので、やはりプライベートもB5ノートを使って一元化管理すべきだなと思った。

著者は、思考ノートに仕事での議事録、TODOリスト、夢、読んだ本の感想、悩みだけでなく、プライベートの買いたい雑誌、見たい映画、借りたいDVD、買わなければらない洗剤やティッシュペーパーなども書き込んでいるようだ。また、おやじギャグが好きなようなので、そういうネタも含めて思い浮かんだ発想をすべて書き留めることが重要なようだ。おやじギャグが好きだったのですねぇ。自分も好きなほうなので、これも書くことに入れよう(笑)

あと、やはり自分流にアレンジしていくのでよいというのは、結構心強い意見だと思った。昨今はマインドマップ(マインドマッピング - Wikipedia)がはやっているし、自分もマインドマップの本を読んでそれなりに書いてきたけど、どうも自分に合わないような気がしてならない。なので、マインドマップをベースに自分流の書き方を確立すればいいのかなと思った。

本の表紙はノートのようになっている。また、中のページもリングノートのデザインになっている。そんなところが他の本と違っていいなと思った。

行動しなければ意味がないので、まずは帰りにB5ノートを数冊買ってこよう。これが野望実現の第一歩になればいいなと思う。

読むべき人:
  • ノートのとり方がうまくないと思う人
  • ノートを複数持ち歩いて煩雑な思いをしている人
  • 野望を実現させたい人
Amazon.co.jpで『午堂登紀雄』の他の本を見る

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成功する名刺デザイン


成功する名刺デザイン

キーワード:
 長友啓典 / 野地秩嘉、名刺、デザイン、顔、哲学
グラフィックデザイナーによってかっこいい名刺のデザインとは何かが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 福を呼び込む招福名刺
  2. 第1章 トモさんと名刺
  3. 第2章 名刺デザインを考える
  4. 第3章 発注者の気持ち
  5. 第4章 それぞれの名刺哲学
  6. 第5章 名刺で幸せになる
  7. 第6章 これからの名刺
(目次から抜粋)
著者である、長友氏は、グラフィックデザイナーとして飲食店や芸能人、経営者など多数の人の名刺を作ってきたようだ。そんな著者が手がけてきた名刺の写真とともに名刺のデザインや名刺の本質について示されている。

書店で検索して何気なく何も考えずに買ってみた。実際に読んでみると、セミナーなどで名刺交換をしたときに気を引くような名刺の作成方法のノウハウが載っているわけではない。そのため、直接なるほどと思って自分の個人名刺作成時に参考にした部分は少ない。しかし、名刺のデザインや名刺を持つ意味という思想的な部分は結構なるほどと思った。

直接なるほどと思った部分は、カッコいい名刺とカッコ悪い名刺の特徴が示されている。まず、カッコいい名刺とは、本人の名前の漢字の画数によって文字のデザインを変えるとよいらしい。曰く、『亀倉』のように画数の多い漢字でごつごつした立派な名前の人には、格調の高いデザインがよく、反対に『小谷』といったあっさりとした名前の人は、格調よりも軽やかな感じのデザインに仕上げるほうがいいようだ。また、著者が名刺交換したときに「カッコいいな」と感じたときは、面談した本人の印象がよかったという事実があるようだ。そのため、名刺交換時はにこやかに爽やかに振舞うことが肝要だと示されている。デザインだけでなく、本質は人を見られるということだろう。

カッコ悪い名刺の特徴として、以下が示されている。
  1. 情報が多すぎて整理されていない名刺
  2. 本人の写真や似顔絵が入った名刺
  3. 色の着いた名刺
  4. 流行遅れのデザインの名刺
1はなんとなく想像がつくと思う。名刺はチラシではないということを確認しろとあった。

2は、営業マンなどが会社から写真つきのものを持たされているのを見て、微妙としか言いようがないとあった。本人が恥ずかしがるような名刺を持たせる会社には将来性がないとばっさり切り捨てている。しかし、かっこ悪くても名刺入れに入ったときの印象の残り方は抜群なので、自分を印象付けたい場合は、写真は必須だと思う。また、写真にお金をかけて気合を入れていけば、渡すときに恥ずかしいという気はあんまりない。これは実体験。ちなみに写真は、伊勢丹写真室がお薦め。

3は、ピンクや薄い紫といった色つきの紙を用いてセンスのいいデザインを施すのはそうとう難しいようだ。そのため、色つきは使わないほうが無難で、まっとうな商売をしている人間に色の着いた紙の名刺は似合わないようだ。まっとうでない人は使っていいようだ。自分はまっとうな人間ではないのかなぁと思った。まぁ、本業の名刺ではないし、個人名刺だから多少まっとうでなくていいと思うことにしよう。

4は、書体、デザインにも流行があるので、昔はやったサイケデリック調のものをまだ持っているのはどうかと思うとあった。

そして、カッコ悪い名刺のまとめとして、以下のように示されている。
 こうした例がカッコ悪さの代表だが、要するに「何かが過剰」なのだ。センスの良さとは、情報を取捨選択して、シンプルに仕上げることだと私は思う。それはけっしてデザイナーだけが担当する仕事ではない。
 「名刺に何を記載するか」を決めるのは本人だと思う。名刺をデザイナーに依頼するならば、まず情報を整理することだ。
(pp.23)
これは自分で個人名刺をデザインするときにかなり参考になった。著者のデザインした名刺はどれも表に名前、肩書き、住所、メールアドレスのみといった情報で、スペースがかなりあり、シンプルなものが多い。名刺に情報を詰め込みすぎると、さすがにデザインとしてはどうかなと思ったので、なるべく表は情報を減らした。名刺そのものに自分自身のブランドイメージを託すので、そこはかなり気を使ったつもり。

ブログを宣伝する場合は、ブログ名刺を作ればいいとあった。表にはブログタイトルのみ、裏はURLアドレスやQRコードのみを載せておくというシンプルなつくりのものが示されていた。これはいいなと思った。ブログ名刺も作ってみようかな思った。一応自分の個人名刺は、ブログデザインをイメージしたものになっている。

著者曰く、デザインの最後に必要なことは気合を入れることらしい。以下その部分を抜粋。
 そうそう、デザインでいちばん大事なのは最後の最後ですな。出来上がった見本を口の前に持ってきて、ふーっと息と気合を吹きかける。やっぱり、なんかわからんねんけど、気合いを吹き込むのと吹き込まないのではぜんぜん違う。気合いを入れた名刺を使っている人は、間違いなく儲かってます(笑)。
(pp.60)
自分の場合は、デザインは自分でして、ネット経由で印刷を頼んだので、見本に気合いを入れることはできなかった。しかし、デザイン中はかなり気合いを入れたつもり。儲かってくれますかねぇ。

4章の名刺哲学では、名刺デザインを仕事にしているグラフィックアーティストやアートディレクターに名刺の本質のインタビューが載っている。一番なるほどなと思ったのは、岡本一宣氏のコメント。『企業と個人の名刺は、デザイン面でどう違う工夫をされるべきだと思いますか?』という質問に対しての答え。
 いい名刺っていうのは、もらった人がすごく気持ちがよくなるんですよ。これは企業でも個人でも、名刺を作るうえで重要なことです。でもノウハウというのはないですね。クリエイティブな作業だから、あくまで作る人のセンス。そしてあとは目的。
 (中略)
アーティストとか、個人でフリーランスの仕事をしている人の場合は名刺が「顔」になるから、その人の個性をどう出すか。文字を手書きにするとかね。
 どちらも、何を大きく伝えたいのか。それによるかな。
(pp.133)
これはすごくなるほど!!と思った。と同時に、自分の配った個人名刺はもらった人の気持ちによい影響を与えられたのだろうか?ということが気になってしょうがない。気持ちワル!!とか思われていたらと思うと・・・。また、個性をどう出すかということに関しては、自分の場合は、自分のイメージカラーである青をすごく意識した。これはブログデザインも同じ。また、名刺のデザインと自分のイメージが合致していればいいけど、ずれていたらだめだよなぁと思った。

グラフィックデザイナーの視点から、名刺一枚をどのようにデザインするべきか?よい名刺のデザインとはどのようなものか?が示されており、それらを学べてよかったと思う。自分を印象付けるノウハウの部分は少なかったけど、逆にこっちのようにデザインの視点からも名刺を考えることができてよかったと思う。

名刺デザインをどのようにするべきか?と少し考えている人はそれなりにヒントが得られるかもしれない。少なくとも、自分は個人名刺をデザインする前にこれを読んで、ヒントを得られた。

ちなみに、この本は、デザイン系の内容なので、どのカテゴリにも合致しないので、新カテゴリ『デザイン、芸術系』に設定。

あと、自分なりの名刺作成ノウハウのネタ記事は明日以降少しずつアップ予定。

読むべき人:
  • 名刺のデザインを考えている人
  • グラフィックデザイナーの人
  • 名刺デザインのサンプルを見たい人
Amazon.co.jpで『名刺』の関連書籍を見る

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September 23, 2008

【雑感】検索結果変動

『オンライン 図書館』(オンライン 図書館 - Google 検索)でぐぐると、12番目あたりに表示されるようになりました。

これで定位置になればよいかと思います。

Google、Yahooともに『オンライン書評図書館』で検索すると、一番目に出現します。

オンライン書評図書館 - Google 検索

Yahoo!検索 - オンライン書評図書館


さすがにページランク(ページランク - Wikipedia)が4までになるとぜんぜん違いますね。

これもひとつのブランドだと自認しております。


あとは、もっと読者の方々に価値ある情報を提供し、もっとアクセス数が増えればよいかなと思います。


追記。

もう一度時間をおいてから『オンライン 図書館』(オンライン 図書館 - Google 検索)でぐぐると7番目に出現!?

まだ変動する感じですかね

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スタバではグランデを買え!


スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

キーワード:
 吉本佳生、スタバ、経済学、価格、取引コスト
経済学者によってコストに着目した日常生活の分析が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?―裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする
  2. 第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?―規模の経済性が家電製品の価格を下げる
  3. 第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?―企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする
  4. 第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?―携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する
  5. 第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?―取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす
  6. 第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?―ときには、追加コストが価格を決める
  7. 第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?―所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である
  8. 第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?―安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる
  9. 最終章 身近な話題のケース・スタディ―付加価値に分解して考える
(目次から抜粋)
今回の書評はちょっと趣を変えてみることにします。文体も。

自分の先輩書評ブロガー(勝手にそう呼ばせていただきます(笑))であるsmoothさんが最近この本を読了されたようで、そういえば自分もだいぶ前にAmazonで買ったっきり本棚に積読(積読とは - はてなキーワード)状態だったなぁ、と思い出しました。

【今さらでつが(汗)】「スタバではグランデを買え!」吉本佳生:マインドマップ的読書感想文

また、とある方から『この本書評して』と依頼されました。以前からこの本はグランデを飲みながら読もうと思っていたし、今日(ここまで書いていた時点では『今日』だった・・・。)は有給でVacation中だし、雨の日の平日のスタバは空いているだろうと思って、今日のこのタイミングしかない!!と思ったので、行きつけのスタバでグランデしながら読みましたよ、と。そんなレポートっぽい書評になります。続きを読む


September 22, 2008

問題は「数字センス」で8割解決する


問題は「数字センス」で8割解決する

キーワード:
 望月実、数字、定量化、問題解決、コンサル
公認会計士である著者によって、日々の仕事に使える数字センスの身に着け方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 数字を「読む」力をつける―問題発見力を高める5つの数字の読み方
  2. 第2章 数字で「考える」力をつける―問題解決力を高める3つの数字の使い方
  3. 第3章 数字で「伝える」力をつける―コミュニケーション能力を高める7つの数字の使い方
(目次から抜粋)
この本は、先日参加したセミナー(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹)の懇親会時に著者の望月さん(簿記と会計をマスター:楽しく会計と簿記を学ぶなら!アカウンティング・インテリジェンス)に直接いただきました。ありがとうございます。

さて、この本の内容を紐解いていくと、ビジネスマンが会計を勉強しても数字に強くなれないのは、基礎がないのに応用を学ぼうとしているからとある。そしてこの本は、その基礎となる数字に対する「数字センス」の考え方が示されている。以下、まえがきからその部分を抜粋。
 私は「数字センス」とは、セールスやプレゼン、スケジューリングなどのビジネスで直面する問題を数字を使ってバランス良く解決できる能力だと考えています。本書ではスケジューリング、プレゼン、セールスに役立つ数字の使い方など15のビジネスシーンを想定して『道具としての数字』を説明していますので、日々の仕事に使える数字センスを身につけることができます。
(pp.5)
全体を読了した感想として、かなりわかりやすいものだなと思った。なぜこの本がわかりやすいかを少し分析してみると、以下の要素があると思う。
  • 図やグラフが多用されている
  • ニュースなどの身近な事例を元に説明されている
  • 各章や節の最後にまとめページがある
  • 4,5行を一塊として、空行を入れて読みやすくしている
本の構成が特にわかりやすさの要因だなと思った。図やグラフを入れるというのは、このような本では当たり前だが、1ページあたりの文章量に気を使っている本はあまりない。たいていの本、新書やもう少し硬い学術系の本では、1ページに改行や空行がまったくなく、しかも数字や公式だらけだと読み飛ばしたくなる。しかし、この本は、ブログの記事のように数行ごとに空行を挿入することで、ぱっと見わかりやすく、読み進めやすかった。もちろん、本の構成だけでなく、身近な具体例を取り上げ、四則計算程度の数式しか出てこないので、とっつきにくさがなく、内容的にも気を使われていると思った。

さて、肝心の内容はというと、数字に対するさまざまなコツが示されているので、それらを列挙しておく。

まずは、『数字を読む力をつける5つのコツ』から
  1. 1つの数字から多くの情報を引き出す
  2. 大きな数字に惑わされない
  3. 隠された数字を探す
  4. フローとストックの2種類の数字に注目する
  5. 多くの数字の中から目的の数字を見つけ出す
これらのコツから、世間をにぎわせているマスコミの発信するニュースの表面にとらわれず、裏の数字を読み込み、惑わされないようにすることができるようだ。例えば、原油高騰によって日本が不況になると考えるのではなく、原油価格高騰のメリットを享受する国があるので、そこをビジネスターゲットにするとか、伊勢丹と三越の利益の差の200億円の内訳、携帯電話キャリアの加入者シェアの割合の数字の秘密などが示されている。これらは普通に表面的な数字を見ているだけだと、まったく気づかないことばかりだと思った。

次に『数字で考える力をつける3つのコツ』から。
  1. お客様とコミュニケーションを取りながら問題を解決する
  2. 数字を使って仲間と問題を解決する
  3. 決められた時間内に問題を解決する
さらに、『数字で伝える力をつける7つのコツ』から以下が示されている。
  1. ターゲットに合わせた数字を使う
  2. 最初に要約資料を見せる
  3. 不要な数字は資料から削除する
  4. イメージがわかない数字は置き換える
  5. ウリになる数字を作る
  6. メッセージに合わせたグラフを作る
  7. 反論されないストーリーを作る
『数字で考える力をつける3つのコツ』と『数字で伝える力をつける7つのコツ』は、ほとんどコンサルタントの仕事術だと言える。これは本当に勉強になる。

特に『決められた時間内に問題解決する』というのは自分も経験がある。これは、100%のできのものを締め切りを過ぎて上司に提出するのではなく、60%の段階でもいいから決められた期限に提出することが重要だと示されている。これはよく上司に言われた。完成してから手戻りが発生してしまうとかなりの工数になるので、ちょくちょく状況を見せながら仕事を進めていき、期限に間に合わせる必要があると思う。

また、『数字で伝える力をつける7つのコツ』はコンサルタントの資料作りの基礎だと思う。特に戦略系のコンサルタントは、パワポ資料1枚に本当に命をかけているような感じで、資料に少しでも違和感のあるところ、数字の根拠がないなどといった突っ込みどころは一切認めないというような完成度になる。自分も仕事でパワポ資料を作ったら、ものすごく上司に突っ込まれて凹んだ・・・。そういう示し方をすると、こっちは考慮されていないよね?とか、この数字の根拠は何?とかよく言われる。なので、ここはコンサルタントの資料作りの基礎的なことを学べると思う。

最後にあとがきからなるほどと思った部分を示しておく。
 学生の頃と社会人になってからの勉強には大きく違う点があります。学生の頃に求められたのは「制限時間内にペーパーテストを解く力」ですが、社会人に求められるのは「現実世界の問題を解く力」です。現実世界の問題はペーパーテストのようにわかりやすい問題として出されるわけではないので、まずは問題を見つけ出さなければなりません。
 
 問題を見つけるために大切なのは、現実を正しく見るということです。とはいえ、現実世界は複雑な要素によって構成されているため、なかなか本当の姿は見えてきません。そこで、数字を使って違う角度から見てみると今まで気づかなかったことが見えてきます。私は決して数字が万能だとは思いませんが、数字にすることによって初めて見えてくる現実もあります。
(pp.218-219)
そして、数字をうまく使えば、目標を達成するまでに『自分が進んでいる道は正しいのだろうか?』と迷うようなときに、ガイドの役目を果たしてくれるようだ。なるほどなと思った。

この書評ブログもさまざま数字を収集して、もっと分析してみようかなと思った。例えば、この書評ブログで売れる本と書評記事の文字数の関係とか、アクセス数と更新時間の関係とかを分析すればいろいろ見えてくるんじゃないかと思った。

自分は数字の本質をつかむのは得意じゃないが、この本はかなり読みやすく、さらっと読めて、今まで自分の気づかなかった視点を与えてくれる良書だと思った。本当にお薦め。

読むべき人:
  • 数字に苦手意識がある人
  • コンサルタントになりたい人
  • NTTドコモが依然として一人負けだと思っている人
Amazon.co.jpで『望月実』の他の本を見る

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【レポート】加速ビジネス塾スペシャルセミナー 『天職との出会い』

今日も一つセミナーに参加してきました。

倉科遼×道幸武久 加速ビジネス塾スペシャルセミナー | 天職との出会い

ネットで見つけて、面白そうだから参加してみました。

チケット


倉科遼氏(倉科遼 - Wikipedia)の原作漫画を読んだことがあったので、期待して行きました。会場は広く、700人くらいの収容数のようです。

倉科遼氏といえば、最近では、ヤングジャンプの
夜王 (1)
であったり、

嬢王 vol.1 (1)
とかが有名です。他にも最近映画化された、

女帝 愛蔵版 (1)


女帝DVD BOX
が有名です。いわゆる夜のネオン街作品の原作を担当されている漫画家です。自分は嬢王(嬢王 - Wikipedia)が好きで、漫画喫茶でよく読んでいました。夜王は途中まで読んでいましたが、追いきれなくなっております。

一方、道幸武久氏については、このセミナーのことを知るまでは何も知りませんでした・・・。

ビジネスプロデューサー 道幸 武久(どうこう たけひさ)WEBサイト

成功本を何冊か書かれているようです。

2部構成で、第1部は2人の対談でした。テーマとしては倉科氏に漫画家の視点から天職とは何かといったことを語っていたようです。『ようです』、というのも、前日の睡眠不足から、途中でうとうととしてました・・・。マイク音量が少し小さかったのと、話が追いきれなくなってしまったので・・・とはいえ、核の部分はしっかり聞きました。以下一部紹介します。

  • 倉科氏は最初は営業マンをしていた
  • 『司敬』として漫画を描いていたが、しんどくなって原作担当に転向した
  • 好きなものでしか結果は出せない
  • 人と同じことをしない
  • 同じことでも人と違う切り口を見る
  • 人生は1回しかないがあれもこれもできるわけではない
人と同じことをしないというのは、少数派であれということだと思います。倉科氏は、ネオン街作品がまわりにないから、これでいこうと思われたようです。これはとても参考になります。また、『人生は1回しかないのであれもこれもできるわけではない』というのは、自分にガツンと響きました。自分もいつもいろいろな可能性を探っているのですが、そろそろ時間的にも深さ的にも手を出しすぎるというのはやはり無理なのかなと思い始めてきました。なので、やはりどれかに一点特化したほうがよいのだと思います。そのときには、自分の好きなことをやればよいようです。

とても勉強になりました。

2部は道幸武久氏の単独講演でした。まったく事前知識がない中で聞いていましたが、かなりまっとうな主張が多く、とても触発されました!!熱いです!!

道幸氏の主張は以下のような感じです。
  • 成功者になるには自分のミッション(使命)に出会わなければならない!!
  • 自分は何をやったら人の役に立てるのか?を常に考えろ!!
  • 本を読んだだけでは成功できない、成功するには行動あるのみ!!
  • 自分とのコミュニケーションをしっかりする!!
もうこれ以上は解説できません。有料セミナーなので。

特になるほどと思ったのは、お金のためだけに働くのではなく、生きているうちに自分が果たさなければならない使命となるような仕事を見つけろというものでした。これが自分に圧倒的に足りません。自分のミッションってなんだろう?と漠然としています。漠然としているから、仕事にもいまいち身が入っていないのだろうなと思います。逆にこれを確立できるようになった暁には、報酬などどうでも良くなり、世のため、人のために活き活きと働けるようになるのではないかと思いました。

また、『本を読んだだけでは成功はありえず、成功には行動あるのみ!!』というのは、やはりガツンときますね。これは前日のセミナー(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹 )でも鹿田さんが主張されていたことと同じだと思いました。やはり行動しなければ無意味ですね。なので、もっと行動的になろうと思います。

道幸氏は自己啓発の教祖みたいな感じでした。実際、話の中で、ナポレオン・ヒル(【携帯版】思考は現実化する)、ポール・J・マイヤー(なりたい自分になれる!習慣力―ポールJ・マイヤーの成功法則)、ブライアン・トレーシー(私の営業方法をすべて公開します!)などの書籍だけでなく、何百万円もする自己啓発プログラムを購入し、自分に徹底的に刷り込んでいるほどらしいです。本人曰く、自己啓発マニアだと話しておられました。そのため、自分の話には完全なオリジナリティはないが、取り入れた先人の知恵に自分の気付きなどを付加していったものが加速成功の理論になるようです。なるほどなぁと思いました。それはそうと、『思考は現実化する』は自分も買って読んでいたのですが、途中で止まっているので、いい加減読了しないとまずいですね・・・。

正直、セミナー前は道幸氏にはまったく期待していませんでしたが、これはかなりいい意味で期待を裏切られました。トークも面白かったです。

セミナー終了後は、会場で道幸氏の書籍が売っていたので、以下を買いました。
加速成功―願望を短期間で達成する魔術
また、買った本にサインをしてもらいました。そのときに自分の作ったオリジナル名刺を交換させていただきました。そのときに、『この書評ブログ面白そうだから後で見てみる』とおっしゃっていただきました。どうもありがとうございました。この本は後ほど書評させていただきます。



大規模セミナーに初めて参加しましたが、興味深いものだなぁと思いました。これからもっとセミナーに参加してみようと思います。とはいえ、セミナーに参加することだけで満足せず、得た情報や考えや気付きを実践し、行動していくことを忘れないようにしていきたいです。

あと、セミナー用のカテゴリを追加しました。

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September 21, 2008

【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹

【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】の鹿田さん主催のセミナーに参加してきましたよ。

『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹

前回の【セミナーレポート】『聞くが価値』vol.02 with 坂田篤史・千葉智之・平野敦士カールに続いて、今回は第3弾。

メイン講師は、以下のお2人。

総勢30人の参加者の中には、著者、編集者の方々も!!(【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】: 今回も豪華です!:『聞くが価値』vol.03参加者の方々#more

豪華です。

もちろん、得るものも多かったです。

今回のテーマは『「投資」と「出版」から学ぶ、最強の人生プロデュース戦略』というものでした。続きを読む


September 20, 2008

33歳で資産3億円をつくった私の方法


33歳で資産3億円をつくった私の方法

キーワード:
 午堂登紀雄、資産、運用、成功、億万長者プロジェクト
著者の資産形成方法を基に、億万長者のなり方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 1章 サラリーマンの僕が「金持ちになる!」と決意した日
  2. 2章 これが金持ちの「常識」だ!
  3. 3章 “節約・節税・レバレッジ”こそ、金持ちへの近道
  4. 4章 不動産投資でアーリーリタイアも夢ではない!
  5. 5章 株、投信、為替…この「儲けの絶対法則」に学べ
  6. 6章 サラリーマンが“ローリスク&ローコスト”で起業する賢い方法
(目次から抜粋)
著者は、戦略系コンサルティングファームに勤務しており、年収は千万円は軽く超えていて、夫婦ともに働いていたが、貯金は70万円という生活だったようだ。そのような生活を振り返り、自分のライフプランを見直した結果、自動的にお金が入ってくる仕組みを作ればそんなにストレスフルな仕事をしなくてもいいじゃないかという結論に至り、お金を生み出すようにするために『億万長者プロジェクト』を自分で発足させ、それを実践して3億円の資産を形成したようだ。

投資方法や具体的な資産形成方法が多く示されているが、とくになるほどと勉強になった考え方を示しておく。
  • お金持ちになるプロセスは、とっても楽しくわくわくするもの
  • お金儲けとは、どれだけ価値を生み出し、どれだけお客様に喜んでもらえたかという結果
  • 投資とはギャンブルではなく、高度に知的な思考と行動
  • お金持ちになるために必要なことは、「お金持ちになる!」とあなたが決断し、そうなることを強く想うこと
  • 目標は、どうせなら「使い切れないくらいのお金がある」ことを目指す
  • お金持ちネットワークの仲間入りをするために必要なのは、「情報を集める力」と「読み取る力」
  • リスク(risk)は不確実性や利益や損失の大きさのことであって、危険(danger)という意味ではない
  • お金が貯まってから投資の勉強を始めたのでは遅く、またお金が貯まってから投資をしていたのでは遅い
  • 著者が短期間で3億円以上の資産形成に成功し、毎月の不労所得を100万円以上も得られるようになった秘訣は不動産投資
  • 不動産投資とは、大家さんになるということ
  • 不動産投資とは、他の投資対象よりはるかに楽に、そして安定的に収入を得られる手段
  • 副業としての株で儲けるコツの一つとして、勉強しすぎないことと、のめり込みすぎないことを挙げておく
  • 億万長者になるためには、事業を興し発展させることが最も早く確率が高い方法
  • 起業に必要な最大の資質は、「情熱」と「行動力」
  • 「自分がやればもっと面白くできるはず」「自分だからこそ成功させられる」という自信や思い込みこそ、ビジネスを立ち上げ大きく育てる時のエネルギーになる
  • いくらたくさんの”金持ち本”を読んだとしても、実際に行動しなければ、金持ちになることはない
細かい実践的な内容は割愛。自分にとって、細かい実践的な部分よりも、億万長者になるために必要な思想的な部分のほうが大事だから。特に最後の、読んだだけで実践しないと意味がないというのはやはり耳が痛い。なので、小額でもいいからそろそろ本気で投資を始めようかなと思う。そこで著者が示すように不動産投資が挙げられる。

不動産投資は一度買ってしまえば、あとは株を売り買いしたりするような手間をかける労力が少ないようだ。これは特に忙しい人向けのものらしい。寝ていてもお金が入ってくる仕組みを作ればいいんだから、めんどくさがり屋の自分にはぴったりの投資かもしれない。株式投資も始めようかなと思っていたが、株の勉強はすごく大変そうだし、リスクが高そうだからあまりやらなかった。しかし、不動産投資なら自分にもわかりやすいそうだし、いい部屋とは何か?ということを考えれば空室が少ない物件を押さえられるのではないかと思う。要は、自分は株よりもマンションの物件のほうが興味関心があるのかもしれない。最終的には億ションみたいなところに住みたいと思っているので、その辺の勉強にもなるかなと思う。

色々と勉強になるところが多かった。また、巻末の「お金持ちプロジェクト」ノートというものがあり、そこにはお金持ちになるために必要な目標設定や現在の負債状況、資産状況を一度紙に書いてみるというワークシートになっている。これは絶対に後でやろう。後でやるのではくて今すぐやるのでないとはダメかもしれないけど・・・。

読んだだけで行動しないと意味がないということなので、この本の本当のところを実際に著者に会っていろいろと話を聞いてみようと思う。ということで、今から著者のセミナーに参加してくる。

『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹

また、今回も参加者が豪華な顔ぶれ。

【ビジネス書評】鹿田尚樹の「読むが価値!」【ビジネスブック・ミシュラン】: 今回も豪華です!:『聞くが価値』vol.03参加者の方々#more

詳細レポートは本日未明アップ予定!!
お楽しみに!!

自分の作った個人名刺の効果の検証も兼ねて楽しんできます☆

読むべき人:
  • 億万長者になりたい人
  • 不動産投資に関心がある人
  • 起業家になりたい人
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September 18, 2008

【暫定版】くどいほど詳細なプロフィール


1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方


1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方

キーワード:
 高木芳紀、名刺、稼ぐ、仕掛け、パーソナルブランディング
名刺アドバイザーによってビジネスで稼いでくれる名刺の作り方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 あなたの名刺、ここがダメ!(稼ぐ名刺作りの考え方)
  2. 第2章 会社の無味乾燥な名刺をカスタマイズする方法(アイデア名刺初級者編)
  3. 第3章 話のキッカケになる突っ込みどころの仕込み方(アイデア名刺中級者編)
  4. 第4章 思わず相手を唸らせる達人の名刺(アイデア名刺上級者編)
  5. 第5章 先方の名刺フォルダの中で、検索上位を狙う!(インパクト名刺SEO)
  6. 第6章 先方への印象付けをサポートする、名刺交換時の演出テクニック
  7. 第7章 名刺を使って人脈を広げるための立ち回り術
  8. 第8章 名刺を活用したマーケティングノウハウ
  9. 第9章 知らないと恥をかく!名刺にまつわるビジネスマナー
(目次から抜粋)
以前セミナーに参加したときに実感したことは、やはり個人名刺を持つべきだと思ったので、個人名刺を作ろうと思っていた。そして、あまり時間もなかったので、ネットの書評をまったく見ずにリアル書店で検索をかけて出てきたのがこの本。実際に読んでみると、これは自分が求めていたものがしっかり書かれており、かなり実践で使える!!と思った。

ノウハウを紹介しすぎるとダメなので、本当に核の部分だけを紹介しておくことにする。
 
まず、名刺には「仕事をする、稼ぐ名刺」と「仕事をしない、無味乾燥名刺」があるようだ。後者の無味乾燥名刺とは、「初対面の際に交換する、単に名前と連絡先の書いてあるカード」でしかなく、もらっても何の感想もないし、印象もゼロなので、その後1週間、1ヶ月経ったあとはこの名刺は誰だっけ?ということになりかねない。逆に「仕事をする、稼ぐ名刺」とは名刺交換をすることで以下の効果が得られるものらしい。
  • 初対面でのコミュニケーション作りを楽にする
  • お客様と信頼関係を築くまでの時間を短縮する
  • セミナーや異業種交流会などでの、より深い人脈形成を助長する
このように、ビジネスを加速させることのできる名刺が「仕事をする、稼ぐ名刺」の定義ということになる。

名刺に仕事をさせるには意図的な「仕掛け」を施して、名刺交換時のコミュニケーションを発生させる「突っ込みどころ」を作ったりすることが重要なようだ。そして、最終的に以下のような仕事をする名刺を作り上げるとよいようだ。
  • その場の会話を盛り上げる
  • あなたを強く印象付ける
  • あなたの人となりをよく知ってもらう
  • あなたを信頼できる人物だと感じてもらう
  • あなたをいつまでも記憶に留めておいてもらう
  • 何かあったらすぐに思い出して声をかけてもらえる
この本は1章が核の章で、それ以降は、1章を展開した実践的な具体例が多く示されている。よって、1章のみを主に示しておく。

まず、名刺というものは、相手に差し出せばほぼ100%の確率で受け取ってもらえるので、すべてのPRツール、販売ツール、広告ツールの中で最も高性能なものなので、ビジネスにおける名刺の重要度は間違いなく最上級とのことらしい。

そして次に名刺に仕事をさせるには、初めに主目的を決めることが必要らしい。目的の例としては以下のようなものが示されていた。
  • 自社のホームページを見て欲しい
  • 自社製品(サービス)を、必要なときに思い出して欲しい
  • うちのお店を知り合いにクチコミして欲しい
  • 自分のマイミクになって欲しい
以上のように、相手に「○○して欲しい」という形で表現できるくらいはっきりしていたほうが良いらしい。

さらに目的を設定後は、名刺交換をした瞬間に会話が生まれる、自分はしゃべらなくても相手が思わず声をかけてくれるための「仕掛け」、つまり「突っ込みどころ」を仕込んでおくとよいらしい。突っ込みどころの仕掛けポイントは以下の部分らしい。
  • キャッチコピー(思わず笑ってしまう肩書きなど)
  • プロフィール(趣味、自分史、マイブームなど)
  • 顔写真(イラストにしたり、画像処理をしたりという変化球も)
  • 名刺の形状(普通の長方形ではない形、サイズ)
  • 名刺のからくり(珍しい折りたたみ方など)
  • 名刺のデザイン(奇抜な色やレイアウト)
  • 名刺の香り(アロマのお香の香り)
これらの中で、何か楽しい「刺激」、「違和感」もしくは「共通項」を作り出すことで、相手が「思わず反応してしまう」状況を作り出すとよいようだ。ここはへー!!と思った。これは使える!!と読みながら感嘆した。これは普通の会社の名刺にはありえないことばかりだなと思った。この突っ込みどころの仕掛けを仕組むだけで、かなり他の人の名刺と差別化できるなぁと思った。

そして、著者が名刺作りを手伝うときに必ず実行するポイントが以下の3つらしい。
  1. 顔写真を入れること
  2. 目的遂行のためにキャッチコピー要素を入れること
  3. 裏面も有効利用すること
これが「タカギメソッド」として示されていた。特になるほどと思ったのが裏面の有効活用で、名刺の裏面利用度はまだまだ40%程度以下らしい。裏面を使っていないということは、コミュニケーションの可能性を半分投げ出しているようなものなので、裏面に「肩たたき券」を載せるなどくだらない発想でいいから利用すべきとあった。これも参考になった。

本当はもっと具体的な部分を示したいが、あまりにも量が多すぎるし、時間の都合上ここまでとしておく。

最後に名刺だけでなく著者のことも触れておくと、著者が名刺をコミュニケーションツールとして再認識したのは、著者自身が営業がヘタだったからようだ。要は、人見知りの性格で、初対面の人と打ち解けるのが非常に苦手で、名刺交換後に何を話していいかわからなかったようだ。そこから名刺を研究していって、今の名刺アドバイザーになられたようだ。著者と同じく自分も人見知りが激しく、初対面が苦手だから、著者の示しているコミュニケーションツールとしての名刺は本当に使えると思った。

また、この本には、ラベル屋さん(ラベル屋さん.com:ラベル・カード作成ソフト:ラベル屋さんHOMEと無料テンプレート)のインストールCD-ROMが付属している。そして、即効使えるノウハウ満載で1500円は安いと思う。リターンがかなりすぐに見込めるんじゃないかと思う。

また、あとがきに著者の夢が示されている。以下抜粋。
 ここでちょっと告白しますが、実は本書を出版するにあたって、わたくしは大きな夢を持っています。いわゆる、「名刺ブーム」を起こしたいのです。大袈裟なことをとお思いかもしれませんが、現代は「個」の時代。究極にインフラが整備され、豊かなこの日本には、個々の人間が、各々の個性を十分に活かす土壌がすでにできています。しかし、それもアピールが上手くなければ、埋もれて終わってしまうのです。それではあまりにももったいないのではないですか!名刺を効果的に活用して、もっともっと人の交流が活性化するように、ビジネスが元気になるように願っています。そして、これからも志を同じくする頼もしい仲間たちと、ライフワークとして頑張っていこうと思います。
(pp.208-209)
まさに昨今は『個』の時代、『パーソナルブランディング』の時代といろいろなところで言われているので、著者のこの名刺作成本は、間違いなくパーソナルブランディングの礎になってくれるだろうと思う。自分はこの本片手に自分で名刺をデザインして個人名刺を作ったので、その効果は後ほど確認したいと思う。

自分も一足先に『個』を意識した『名刺ブーム』に乗っかっておこう。

ちなみに、今週末土曜日は『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹のセミナーに参加予定なので、そのときにお会いする人には、この本を片手に作った個人名刺をお渡しできると思う。

本当に使えるネタ満載で、パーソナルブランディング時代には必読だと思われる。

読むべき人:
  • 個人名刺を作ろうと思っている人
  • セミナーなどの初対面のときに会話が弾まない人
  • 名刺ブームに便乗したい人
Amazon.co.jpで『名刺』の関連書籍を見る

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September 16, 2008

20代で出会わなければならない50人


20代で出会わなければならない50人

キーワード:
 中谷彰宏、20代、出逢い、仕事術、日記
中谷氏の20代の経験をもとに、自分を成長させてくれるような人と出会うべきということが示されている本。目次は長すぎるので割愛。

特になるほどと思った節タイトルとそのタイトルで示されている出会わなければならない人を列挙。
  • 名刺を出さないつきあいから、自分の本当の実力がわかる。
    ⇒自分の肩書きを知らない人。
  • クラブのママに、かわいがられる人が、成功する。
    ⇒「あなたは、成功する」と予言してくれるクラブのママ。
  • 「見返してやろうと思う人」のいる人が、成功する。
    ⇒成功して、見返してやろうと思う人。
  • グチやウワサ話より、大きな夢を語り合おう。
    ⇒大きな夢を語り合う仲間。
  • 上司の昔話は、貴重なデータベースになる。
    ⇒昔話ばかりする上司。
  • グチを言う人より、頑張っている人を見よう。
    ⇒同世代で頑張っている仲間。
  • やりたくないことをやる時に、自分の可能性が広がる。
    ⇒やりたくないことを、やらせる上司。
  • ホンネとタテマエを、使い分ける力を持とう。
    ⇒ホンネとタテマエがあることを教えてくれる人。
  • 部下の新入社員からも、学ぶべきことがある。
    ⇒優秀な部下。
  • ヘンタイを尊敬しよう。
    ⇒尊敬できるヘンなライバル。
  • 20代で出会った人と、一生、一緒に仕事をすることになる。
    ⇒一生、一緒に仕事をしようとする仲間。
  • 上司より年上の恋人を持てば、上司が嫌いではなくなる。
    ⇒10歳以上年上の恋人。
  • たった3年くらいで、わかったような気にならない。
    ⇒子共扱いする人。
  • 会長や社長と、生で話し合おう。
    ⇒大所高所で教えてくれる会長。
ちょっと多すぎたか。また、特になるほどと思ったのは、『たった3年くらいで、わかったような気にならない。』の部分。
 子供なのに「大人になった」と思っている状態は、一番成長できない段階です。
 逆に、大人になっても「自分はまだまだ子供だ」と自己認識できる人は、どんどん吸収できます。

(中略)
 僕は、20代のうちは「新米」と言われてもかまわないと思います。
 それぐらいの緊張感を持って仕事をしましょう。
 3年ぐらいで「この会社のことはわかりました」と言って、あっさり辞めてしまう人がいます。
 20代では、そこから先に面白いことが吸収できるのに、「新米」のままで辞めてしまうのはもったいないのです。
(pp.157-158)
ということなので、必死で3年以内で辞めないようにしている。もちろん4年目以降も今の組織で成長できるなら成長していきたいと思う。確かに20代は新米扱いされるかもしれないが、3年以内にプロ意識を自分に根付かせなければもう逆転不可能になってしまう。それが最近自分の中で危機意識としてある。

この本に限らず、著者の本は独特のスタイルがある。それは、1項目が数ページで、1文がとても短く、また改行が多く、かなり読みやすいものとなっている。このスタイルは以前から何かに似ているなぁと思っていたが、この本を読んでいる途中に、あぁ、そういうことか!!と妙に腑に落ちた。それは、著者の本のスタイルは『ブログにわかりやすい記事を更新し続けているスタイル』ということだと思う。つまり、短い文章でメッセージ性を高め、不必要な情報を徹底的にそぎ落とし、ブラウザ上で見たときに見やすいものにするようなブログの記事に似ている。著者自身、一連の著作は自分の日記のようなもの、とどこかの本で書いていたので、著者の本は『日記ベースの気付きや考えをブログに書き綴り、それが本にまとまったもの』と捉えることができる。これに気付くまでに、著者の本を数十冊は読んだ。

数十冊は読んだが、まだ著者の本の全体の数パーセントに過ぎない。もっと読まないと著者の思想を自分に体得できない。日記ベースの本なので、著者の本は数冊読んだだけでは本当の価値は分からないのではないかなと思う。何冊も読み続けることで、言わんとしていることが体系的に分かっていくのだと思う。

この本も著者の博報堂で過ごした20代のビジネス経験が面白いエピソードとともに示されている。それらがとても勉強になる。

著者の本は、勉強になるから読むというよりも、著者の考え方や体験したエピソードが面白いから読み続けているという側面が強い。

ちなみに、この書評ブログで取り上げた本は以下。読むべき人:
  • 今、頑張っている20代の人。
  • 20代でやり残したことのある、30代以上の人。
  • 20代の部下を指導している人。
(pp.2)
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September 14, 2008

エコノミック恋愛術


エコノミック恋愛術

キーワード:
 山崎元、経済学、恋愛術、連載コラム、極意書
経済評論家である著者によって、「経済学のツボ」と「恋愛のコツ」が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 社内恋愛は悪なのか―女心と男心の経済学
  2. 第2章 恋愛ではバカに勝つのは難しい―新しい経済学でロマンスを考える
  3. 第3章 モテたい人のための「恋の悪知恵」―恋の元本割れを回避する
  4. 第4章 結婚はバブルである―経済学的に夫婦を考える
  5. 第5章 恋人獲得の戦略―いかに遊び、選ぶか
(目次から抜粋)
この本は、日系ビジネスアソシエ(NBonline Associe|日経ビジネス Associe(アソシエ))の連載コラムがもとになったもので、恋愛と経済学のこじつけでもいいから、その二つに何か関係がないかということがまとまっているようだ。そのため、1項目ごとに読みきりスタイルとなっており、1項目は3,4ページという構成になっている。面白かった、タイトルを以下に列挙。
  • 社内恋愛のコストを算定すると
  • 「職場の花」にはご用心
  • 恋のプラシーボ効果
  • 浮気をゲーム理論で考える
  • サエない男もそこそこモテる?!
  • 資本主義の変質と恋愛の競争力
  • バカは理性を凌駕する
  • いい女に気後れするのはもうやめよう
  • もてる男は不幸らしい
  • 美人のいるオフィスの経済価値は?
  • 合コンで考える3つの正義論
  • 株価と恋愛はゆっくり過剰反応する
  • あなたのパートナーは資産か負債か
  • 妻選びは株式運用とさも似たり
  • 自分の値段をいくらに設定するか
  • モテるための3つの基本戦略
  • 恋愛に人は何を求めるのか
とても興味をそそるタイトルばかりwww

いくつか簡単に内容を示しておこう。

『サエない男もそこそこモテる?!』では、恋人探しは、自分という商品のマーケティング行為でもあるとある。そして、男女の世界でもいい男(女)の上位20%が、女(男)の80%からモテているに違いというパレートの法則(パレートの法則 - Wikipedia)が当てはめられる。しかし、昨今のマーケティング的にはロングテール(ロングテール - Wikipedia)が話題になっているので、恋愛においてもこの収益モデルが当てはめられるようだ。そして、以下のことが提言されている。
 ロングテール上の男(女)は、自分の顧客(=恋人)を得るために、コミュニケーションにマメでなければならない、という当然の結論が出る。そして、いったんつかまえた顧客へのフォローも大切だ。恋に近道はない。しかし、たとえば、世の中のカップルの過半は、多分、ともにロングテール上の男女のはずだ。希望を捨てるな!
(pp.30-31)
自分も多数派のロングテールに属しているはずなので、これは参考になる。

また、『いい女に気後れするのはもうやめよう』では、効率的市場仮説(効率的市場仮説 - [マネー用語集]All About)がいい女にも当てはまるとあり、つまり、「こんないい女(男)が、フリーのはずはない」と思って口説くことを断念するということは、この仮説の支持者になっていると示されていた。へーと思った。しかし、この仮説は、そもそも市場は効率的だと経済学者が誤って解釈したことらしいので、恋愛の世界では、市場の効率性に気後れするのはもうやめようとあった。

さらに面白かったのは『美人のいるオフィスの経済価値は?』では、美人がいるオフィスの価値を定量化して算出している。六本木、新宿などの一流店のキャバクラと私鉄の沿線駅に立地する「沿線キャバクラ」から美人の値段を1時間1000円だと仮定し、それを美人がいるオフィスに当てはめて、サラリーマンの勤務時間8時間×出勤日数20日で、月に16万円分価値があるということらしい。さらにそれを年で算出すると、192万円になり、小さからぬ「福利厚生」と示されている。なるほどなぁと思った。しかし、その話の後には、女性から見た「イケメンのいるオフィス」の価値も数値化すべきとあり、ホストクラブの料金データを使って、美男と醜男の差を求めると、もっと大きな差が出るので、鏡を見て自分自身を「時価評価」して謙虚になろうとあった。面白い分析だなぁと思った。

『美人のいるオフィスの経済価値は?』とかはどう考えても、美人の基準を定量化できないなど突っ込みどころ満載なんだけど、こういう仮説分析はとても参考になるなと思った。

恋愛ネタは誰でもわりと楽しんで読めるものだと思う。恋愛ネタと同時に経済学の良く聞く理論の概要も分かるという点でよいと思う。しかし、こういう分析的な内容を楽しめる人にはいいが、恋愛術を実践して効果を得ようと思う人にはどうかなと思う。これは著者も示しているように、楽しい読み物として読んでおけばいいと思う。合コンや飲み会での話のネタとかにいいと思うよ。

あとがきにこの本の結論が示されている。
 今さら言うのも気が引けるが、経済学が恋愛を説明するよりも、恋愛の理解こそが、新しい経済学に役立つのはないか。恋するために学ぶよりは、恋してから学ぶ力が、ずっと能率が良いだろう、というのが本書全体の結論だ。恋愛が大切な人も普通の人も、経済学が大切だという変人も、この結論は信じてくれていい。
(pp.189)
要は、新しい経済学を学ぼうと思ったら、まずは恋愛しろということらしい。

楽しい読み物として読める。1項目当たりですぐに話題が変わるので、一気に読むよりも、気分転換に1日数項目ずつ読むと良いかもしれない。

読むべき人:
  • 経済学に関心がある人
  • 恋愛の薀蓄が好きな人
  • アナライザーの人
Amazon.co.jpで『山崎元』の他の本を見る

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September 12, 2008

Yes、Boss!のすすめ


Yes、Boss!のすすめ―最初の3年で仕事のプロになろう!

キーワード:
 落合文四郎、仕事論、3年目、新人、プロ
入社3年目以内に身につけるべき仕事の行動習慣・思考習慣が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 最初の三年でこれだけ差がつく
  2. 第2章 「三つ子の魂、百まで」の修行心得
  3. 第3章 Yes,Boss!のすすめ
  4. 第4章 三年で「三種の神器」を身につけよう!
  5. 第5章 成長し続ける人の四つの習慣
  6. エピローグ すべてはやるか、やらないか
(目次から抜粋)
BCG出身の著者によって、入社3年目までをいかに過ごすべきかが示されている。曰く、入社3年経過すると成長する人とそうでない人の差が歴然と現れ、挽回できないほどの大きな差になってしまうらしい。そして、社会人になって最初の3年間はその後のビジネス人生を生き抜く上での土台作りになり、最初の3年間にがんばって自らを鍛えた人は、輝かしいビジネス人生が待っているようだ。つまり、最初の3年でビジネス人生が決まるといって過言ではないらしい。

この本では、ビジネスマンとして成功するために誰もが身につけていなければならない「基本」が示されており、やれば誰でもできることらしい。

【オススメ仕事術】「Yes、Boss!のすすめ」落合文四郎:マインドマップ的読書感想文で大プッシュされていたので、買ってみたら、この本は今の自分にぴったりの内容の本だった。smoothさんどうもです。詳細な内容は、smoothさんの書評を見ていただくとして、今回はポイントを絞るのではなく、自分がなるほどと思った部分を引用ベース取り上げる。

1章の最後から一部抜粋。
 何度でもいいます。「三つ子の魂、百まで」の姿勢がいちばん大切なのです。社会人になって最初の三年間で何を学び、身につけるかによってその後の成長スピードが大きく変わってくるのです。ですから、最初の三年間は修行期間と心得て、目の前の仕事に打ち込んでいください。
 「第二新卒市場」に打って出るとすれば、その後です。最初の会社から「できる若手」として優秀者を証明されてはじめて、キャリアアップへとつながる転職が可能になるのです。
 がんばるべきは最初の三年間なのです。
(pp.40)
最初の3年がなぜ重要かというと、社会人になったら、今までの学歴や成績、大学で何をやってきたか、内定を何社勝ち取ったかということはすべてリセットされ、横並びでスタートするようだ。そして、社会が入社数年で即戦力を求めているので、最初の3年で大きな仕事を与えられるようにもなったりするようだ。この最初の3年で好循環のサイクルの乗れた人は3年目以降も大きく成長できるようになるようだ。なので、長い社会人生活のゲームの勝敗は最初の3年目で勝負がつくようだ。これはなるほどなと思った。だから自分も最初の3年はどんなに辞めたくなったとしても、何とか必死にしがみついている・・・。今の組織で最初の3年を耐えれば、市場で売れる存在になれると信じているので。

2章の仕事の取り組み方について。
 もちろん、仕事だけが人生ではありませんから、定年退職になるその日まで週八十時間働くなどというのは、決して幸せな人生とはいえません。
 だからこそ、そんな思いをしないですむように、私は若い人たちに最初の三年間は何よりも仕事を優先させ、最大限の時間と労力を投入することを勧めるのです。
 間違いなく、その三年間に投入した時間と労力の何倍ものメリットが、後々いろいろな形で返ってきます。
(pp.44)
著者はBCG時代に週80時間働いていたようだ。さすがは戦略系コンサルファーム・・・。自分がそんなに働いたら間違いなく過労死してしまう・・・。とはいえ、自分自身も振り返ってみると、最大限の時間と労力を投入できているのか?と常に自問自答する必要があるようだ。

そして、仕事の報酬とは、以下の三つの自由が与えられるようだ。
  • 自分がやってみたいと思う仕事に就く自由
  • 自分が欲するだけの水準を稼ぐことができる自由
  • プライベートと仕事が両立するように時間をコントロールすることができる自由
なるほどと思った。

また、入社3年目まではどんぐりの背比べにすぎないということで、同期との比較はあまり意味がないと示されている。
 賞与の金額が同期入社の同僚と比べて数万円少なかったということがわかっても、決して落胆しないでください。そんなことが原因でやる気をなくしたり、より条件のいい会社への転職を考えるのはおろかなことです。この時期の賞与や給与などの違いなど、その後のビジネスマンとしての成長や活躍を推し量るものさしにはまったくならないのです。
 そんな、鼻先のにんじん一本には目もくれず、どうやったら十年後、二十年後に好きなだけにんじんを手に入れることができるかだけを考えましょう。
(pp.56)
これはリアルに同期のまわりはほとんどプロモーションしているのに、自分だけ上がれなかった身としては、とてもためになる話で。落ち込まないようにしよう。そして10年20年先を見据えて今、がんばればいいんだよ、と思い込んでおこう。

少しは具体的なことも示しておこう。20代のうちに習得すべきものとして、問題解決のプロセスが示されている。
  1. 問題の発見・定義―ありたい姿と現状のギャップを抽出し、解決すべき問題を定義する。
  2. 問題の所在の特定―問題となっている事象の全体の洗い出し、重要な要因を特定する。
  3. 原因の分析―問題が発生しているメカニズムを明らかにし、真因を分析する。
  4. 解決策の立案―解決策をいろいろ出して絞り込んだ後、実行可能な計画を立てる。
  5. 解決策の実行―周囲をまきこみながら、解決策を実行する。
  6. 解決策の検証・改善―実際に解決策を実行した結果を検証して、改善する。
    (pp144.)
コンサルタントらしい発想であり、著者自身もBCG時代や起業後も問題解決にはこのプロセスをだとっているようだ。

最後に一箇所引用しておく。
 さぁ、あとはあなた自身が「やるか、やらないか」です。もう一度いいます。この本で述べたスキルや姿勢は、誰でも習得可能であり、その優劣は経験量のみによって決まります。「できるか、できないか」ではありません。「やるか、やらないか」ただそれだけです。
(pp.223)
自分自身は9月から3年目に突入しているので、今までどうだったかと振り返ると、必死だった気もするけど、周りに比べるとまだまだだなと思う。自分自身にとってビジネスゲームの勝敗を決めるチャンスがあと1年なので、もうこれを信じてやるしかない!!というところまで来ているのだと思う。今後の1年をどう過ごすかによって、決まってしまうのだから、やらないわけがない。

この本は入社3年目の仕事論として本当に良くまとまっている。精神論だけではなく、コンサルタントらしい仕事の発想や行動習慣もかなり具体的に示されている。自分の中ではこれは確実に殿堂入り本。今後一年はこれを何度も読み返して、示されていることをやっているかどうかを確認する必要がある。

入社3年目以内の人は絶対お薦め!!

他にも入社3年目以内の仕事論は以下のようなものがある。どれも殿堂入り本なので、何度も読み返している。

読むべき人:
  • 入社3年目以内の社会人の人
  • 仕事で成功したい人
  • 出世できず落ち込んでいる人
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September 11, 2008

フォーカス・リーディング


フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

キーワード:
 寺田昌嗣、読書論、フォーカス、成長、本質
要領のよい読書の方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 理論編 第1講 あなたがはまりがちな“読書のワナ”
  2. 理論編 第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる
  3. 鍛錬編 第1講 速読は体育会系のノリで身につける
  4. 鍛錬編 第2講 「体」を極める
  5. 鍛錬編 第3講 「技」を極める
  6. 鍛錬編 第4講 「心」を極める
  7. 実践編 最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術
(目次から抜粋)
この本は、ただ多くの本を普通に読んでいただけでは、成長できるとは限らないので、読んだ本のリターンを意識し、しっかり成長できるような本の読み方をしましょうということが示されている。そのためには、読書にかけるコストとなる時間を圧縮させ、読んだ本の成果・効果を低下させないような本の読み方が示されている。

以下なるほどと思った部分の列挙。
  • 読書の投資効果 = 著者の力 × あなたの経験値 / 読書にかけたコスト × あなたのビジネス力
  • 本を読んで「成長する」というのは、著者の語る視点で世の中を見ることができるようになった、行動できるようになったということ
  • 多読をすること自体が目的になると、本来読後のフォローにあてられるべき時間が、次の一冊のために奪われていく
  • 読む本はあなたが主体的に選ばないとダメ
  • 何を読んで、何を世阿須に済ませるかということも、フォーカス・リーディングの重要なテーマ
  • 再読すべき本だと思ったものは、再度積読へ
  • 読書プランは短期で具体的に立てる
  • 読書の時間を天引きしておく
  • アウトプットに難儀して時間がかかるようなら、「力量不足」と考えて、ひたすら読み込む作業に徹してもいい
  • ある本をしっかり理解しようと思ったら、最低三回は読み直さないとダメ
  • 本当の意味で、投資の元が取れるのは、三回目の読書から
  • メモすべきことは、読み解く過程で自分が考えたこと、自分の意見を書け
コスト意識を持って読書をせよというのはなるほどなと思った。特に、ただ多読してしまうと、読後のフィードバックの時間が少なくなって、そこから得られるものがなくなってしまうとあった。これは自分自身も何となく実感している。何度も読み返したり、きちんと考えたことをメモする必要があるなと最近思い始めた。また、本当に読む価値のある本は何度も読み返す必要があるとも思った。

逆に示されていることの根拠がないと思った部分は以下。
  • 「売れているから」は買う理由にはならない
  • 切り出された言葉には賞味期限がある
ベストセラーは、みんなが買っているからという理由で売れているので、自分が成長したいと思ったら、そのような本は積極的に読む理由にはならないとあった。確かにそうかなと一見思うが、ベストセラーにはベストセラーになるべくしてなる理由があると思う。著者はそれを文字数が少なくわかりやすいものだと指摘し、ベストセラーを軽視しているが、売れる本はそれだけが理由ではないと思う。売れる本には売れるだけの理由、例えば時代背景、話題性、大衆の望んでいることが示されているなどもあると思う。そしてなぜベストセラーになったのかを考えるためにも、ベストセラーを読むというのもありだと思うので、自分は『「売れているから」は買う理由にはならないが、買わない理由にもならない』と言う立場を取ることにしている。かといって、ベストセラーをそこまで読むかといったら、そうでもないが。

もう一つは、本から抜き出した言葉の賞味期限は本の内容を鮮明に記憶している期間だけで、それほど長くないとあり、さらに記憶が薄れる以前に、言葉を書き出せば書き出すほど、一つ一つの言葉の価値が薄まるというようなことが示されているが、これはまったく根拠が示されていない。統計データや記憶に関する科学的データが示されているわけではない。完全に著者の主観でしかない。自分は良いところの部分を切り出す派なので、ここがとても気になった。自分が言葉を切り出すのは、忘れないようにするため。むしろ外部記憶装置としてこのブログに切り出しているので、賞味期限を延ばす意図がある。それに、重要だと思った言葉を自分でタイピングすることで自分の記憶に定着させるということができるので、言葉を切り出すほどに価値が上がると自分は思う。しかも、次の節で『名文の筆写で言葉を磨こう』とあるので、あきらかに矛盾しているような気もする。

読書論の部分はかなり参考になった。速読術の実践方法は、正直自分はどうでも良かった。得るものが結構多いが、自分には合わないなと思う部分もあった。

自分なりの読書スタイルが固まっていると、なかなか新しい読書論を受け入れられないなと思った。結局、本は目的と用途に合わせて自分の好きなように読むべきかなと思う。

読むべき人:
  • 効率的な読書がしたい人
  • 要領よく成長していきたい人
  • 多読しすぎていてこれでいいのかと迷っている人
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September 06, 2008

恋愛依存症


恋愛依存症―失われた愛情と心の傷を癒す

キーワード:
 伊東明、恋愛依存症、ドラッグ、回避依存症、脱走者
心理学者によって恋愛依存症という深刻な病気の解説と対処法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 愛という名のドラッグ―危険な愛に取り憑かれるとき
  2. 第2章 共依存―苦しい愛から抜け出せない人たち
  3. 第3章 回避依存―幸せになるのが怖い人たち
  4. 第4章 ロマンス依存―愛の刺激にはまる人たち
  5. 第5章 セックス依存―苦しみを性愛でしか癒せない人たち
  6. 第6章 やすらぎと癒しを求めて―回復への10のステップ
(目次から抜粋)
いつもはある程度客観的な書評を意識しているが、こればかりは完全に主観的なもので、チラシの裏レベルの個人的なことを多く書くことを許して欲しい。

とはいえ、ある程度内容を示さないことには始まらない。引用が多くなると思う。

この本に示されていることは以下のようなことらしい。
 本書では「恋愛依存症」という大きなテーマのもと、本来であればもっとも大きな幸福をもたらすものであるはずの恋愛(そして性愛)をめぐって、「なぜ苦しむのか」「なぜ苦しみの泥沼から抜け出せないのか」「なぜいつも同じような苦しいパターンにはまるのか」「どうすれば苦しみから抜け出せるのか」を心理学的な視点を中心に解説していく。
 本書を通じて、あなたの恋愛や性愛に関するしっかりとして素晴らしいコントローラを手に入れていただければ幸いである。
 苦しむ必要はもうないのだ。
(pp.8)
まず、恋愛依存症を理解するには、次のようなシチュエーションを知る必要がある。大学で著者の講義を受けた後、彼氏が8人くらいとつき合っているが自分はどうしたらよいかと相談に来るような女子大生が多いらしい。そして、その場合、著者は自分だけに彼氏を振り向かせることはできないと言い、さらに、そんな何股もかける男はダメだろと忠告するが、その女子大生に限らず、恋愛依存症の人は必ず忠告の後、次のセリフを言うようだ。

『でも、本当はいい人なんです』

このセリフこそが、恋愛依存症の女性を見分ける究極のセリフとなるようだ。

では、恋愛依存症とは何かというと、愛するということが苦しみとなって、そこから抜け出せずにはまり込んでいる状況のようだ。典型的な例は、女性の場合は、彼氏にいいように利用されていたり、暴力を振るわれていたりするが、好きだという感情から離れられずにいて、心身ともにボロボロになっていくようだ。
 恋愛依存症にとって、愛はドラッグと同じようなものである。そのドラッグは初めのうちだけは人をいい気分にさせてくれる。しかし、そのドラッグは徐々に心や体を蝕み始める。ある時点を過ぎると、「ドラッグをやる喜び」から「ドラッグをやるがゆえの苦しみ」に変わるのである。ドラッグをやめないからこそ、余計に苦しくなっていくのだ。そして、ドラッグをやる苦しみから抜け出そうとして、またドラッグに手を伸ばすのである。
(pp.36)
そして、超自我は「やめなさい」と命令しているのに、エスが「いや、でもやりたい」と葛藤を起こしているのが、恋愛依存症の特徴らしい。そして、恋愛依存症者は、妄想的・非現実的で、認知システムが歪んでいるようだ。そのため、以下のような解釈が起こるようだ。
  • 一方的に殴られた ⇒ 「私のためを思って叱ってくれたんだ」
  • 浮気が発覚した ⇒ 「浮気したって、本当に好きなのは私のことだけ。むしろこれで、私のよさが余計にわかったはず」
  • まったく愛情を与えてくれない ⇒ 「私を傷つけまいとして、あえて嘘をついてくれたんだ」
このように、恋愛依存症者は、現実の相手ではなく、理想化された妄想の中で生きている仮想の相手と恋愛をしているようだ。

本書では、このような恋愛依存症を上位概念とし、そこに含まれる下位概念として4つの依存症が示されている。その4つが以下になる。
  1. 共依存
  2. 回避依存
  3. ロマンス依存
  4. セックス依存
このような恋愛依存症は、一度しか恋をしたことがなくても起こりえ、されに誰もが陥る可能性のある「ごくごく一般的な病気」であると示されている。恋愛依存というと、「恋多き女」や「遊び人」といった軽いイメージがあるが、実際は心身ともに影響を及ぼす深刻な病気であるようだ。そして、恋愛依存症というのは、人間関係そのものの病といえ、他者と「適度な距離」を保つことが難しいようだ。そのため、恋愛関係だけでなく、その他の人間関係でも苦労することが多いようだ。

以下、簡単にそれぞれの特徴を示す。

共依存
この特徴を持つ人は、ヒモ男との恋愛を繰り返したり、殴られていても別れられなかったり、不幸な女性を幸せにしたいといった傾向があり、例えるなら、「アルコール依存症者のまわりには、その人がアルコール依存を続けることを可能たらしめている誰かがいる」という関係に近いようだ。つまり、以下のような状況らしい。
もっとていねいに書けば、「アルコール依存症の夫が妻に依存しているのと同じように、妻もアルコール依存症の夫に依存しているのではないか」と。
 「依存している」という言葉を「必要としている」という言葉に置き換えると、より理解しやすいかもしれない。アルコール依存症者が周囲の人物に一方的に依存しているのではなく、互いに依存し合っている、すなわち「『共』に『依存』し合っている」、これこそがまさに共依存の意味なのである。
(pp.77)
そして、共依存は、心の中にある「無意識」の領域に書きこまれたプログラムであるため、自分がそうであると気づくことも、どうしてそうなったのかを知ることも、そこから抜け出すことも難しいとある。また、共依存症者にとっては、恋人は親という存在になるようだ。そのため、共依存症者がもっとも近しい他人である親だからこそ、べったりとくっつこうとするようだ。

共依存症を根本から治すことは、かなり困難な道のりであるとあり、本書や関連書籍を繰り返し読み、自己分析したり、カウンセリングに通うなどが必要で、長期戦を覚悟しなければならないようだ。それを前提として、「では、どうすればより幸福な恋愛へと向かえるのか」が示されている。著者は共依存症者に対して以下のようなメッセージを送っている。
 自ら進んで不幸を享受していないか、再点検してほしい。「自分にはこれがふさわしい」とあきらめや絶望の気持ちとともに我慢していないか、自分に問いかけてみてほしい。なぜ自分は幸せになってはいけないのか、考えてみてほしい。
 あなたは幸せになっていいのだ。「私は幸せになっていい」と自分に何度でも言い聞かせよう。自分が幸せになることを、自分が許してあげられるようになるまで何度でも。
 あなたは幸せになっていいのだ。
(pp.125-126)
心のこもったメッセージだと思った。

回避依存症
回避依存症には、以下の4タイプに分けられるようだ。
  • 独裁者・・・常に相手を支配したがる
  • 搾取者・・・罪悪感に訴えて相手を利用する
  • ナルシスト・・・・自分の理想を押しつける
  • 脱走者・・・・愛が深まるほどに別れたくなる
【独裁者】タイプは、何らかの武器を使って相手に対する権力や支配権を握り、それを行使せずにはいられないようだ。そして、他人を支配することに最大の快感を覚え、もしくは他人を支配していないと、心の安定が保てないらしい。【独裁者】タイプは、恋人や配偶者に権力や支配を及ぼそうとする傾向があるようだ。

次に【搾取者】タイプはというと、相手を「利用すること」にもっとも大きな価値をおくようだ。このタイプは、「オレのことを思ってくれているのなら、頼むよ」や「ああ、なんでこんなにもすべてがうまくいかないんだ。一体オレはどうすればいいんだ」と相手の愛情を試したり罪悪感を刺激することで、相手に金や身の回りの世話だったり肉体関係を搾取するようだ。そして、要求をのんだ見返りといのはほとんどなく、こちらが要求をのんで当然ということになっているというような特徴を持つようだ。

さらに【ナルシスト】タイプは、いつまでも自己愛の世界にとどまっており、「自分は特別な人間である」との感覚ばかりが先にきて、「他者も特別な存在である」ことが認められない。よって、考えることは常に自分のことばかりで、物事を見るときは自分の視点からしか見れず、常に自分中心でないと気がすまないようだ。そして、恋人からの過剰な賞讃を期待したり、恋人の気持ちがわからなったり、恋人像の理想があり、それにずれていると相手を非難したりする傾向があるようだ。

最後の【脱走者】タイプは、女性からの激しい求愛や要求を前にすると怖じけついて足がすくんでしまい、逃げ出したくなるような傾向を持つようだ。キーワードは「女性もしくは恋愛からの逃避」であり、こうした男性は愛が深まれば深まるほど、また相手からの求愛を受ければ受けるほど、相手との距離をおこうと必死になるようだ。


ここまで回避依存症まで見てきたが、たぶん自分は回避依存症の【脱走者】タイプに当てはまる可能性が高い。なので、以下、個人的な【脱走者】タイプを主に取り上げることとする。ロマンス依存症、セックス依存症は、ググると比較的多く出てくるので、気になる人はググってほしい。続きを読む


September 04, 2008

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由


日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由

キーワード:
 久手堅憲之、ソフトウェア産業、ダメだし、課題、プロ
IT業界のダメな点、課題などが鋭く指摘されている本。以下のような目次となっている。
  1. ソフトウェア産業に起きていることを今語ろう―プロローグ この業界の酸いも甘いも知っている男たち
  2. 第1章 技術がよりどころのソフトウェア会社がエンジニアの足を引っ張る―会社のここがダメ
  3. 第2章 仕事から生み出す価値が自分のところで止まっていないか?―エンジニアのここがダメ
  4. 第3章 「優良産業」を名乗れる日ははるかに遠い―業界のここがダメ
  5. 第4章 発注企業はこのパターンにはまって「ゴミシステム」をつかむ―ユーザーのここがダメ
  6. 神の手という名のプロフェッショナリズム―エピローグ
(目次から抜粋)
この本は、日本のソフトウェア産業が衰退に向かっていて、現状ではいろいろな問題点や課題が多くあると示されている。そして、その課題や問題点から、エンジニアに提言を、ユーザーには警鐘としてメッセージが示されている。

これはとても勉強になった、というよりも、なるほどなぁ、と改めて自分の所属しているIT業界の本質を知ることができてよかった。とても考えさせられることが多かった。それにしても、表紙の英語の副題が『18+ Reasons Japanese Software Industry Always Said Hopeless』って、いつも絶望的だってwwwまぁ、これを読めば確かにその通りなのかなと思ってしまったが・・・。

1,2章は主にこの業界で働くエンジニアに向けてのメッセージが示されている。例えば、プロジェクトでは一番有能な人間が失敗の責任を負わせられたり、仕事が一方的に押し付けられたりして潰れてしまう。さらにはそんな失敗プロジェクトの火消しに生きがいを感じたりする人もいるようだ。そこで著者は以下のように、エンジニアに提言している。
火事場と呼ばれる問題プロジェクトで生きがいを探す前に、組織の再発防止策をチェックしよう。でなければ、一生火事場暮らしになりかねない。
(pp.29)
なるほど、と思った。ソフトウェア産業だけが、常に失敗プロジェクトから反省もなく、同じような失敗を繰り返していると随所に示されている。

2章では日本のエンジニアに対するダメだしが示されている。例えば、日本製のソフトウェアが海外で売られていないわけとしては、日本のSEは勉強不足で、国内市場だけでなんとか利益を出せている現状があり、ぬるい状況に甘んじていてプロフェッショナル意識が低いからだと。そして、日本のエンジニアには以下のような弱点があるようだ。
  • プロとして働くこと、自分を伸ばすことの意欲が低い
  • 外国製のソフトウェア製品を使う立場に甘んじている
  • 自社製品、自国製品を海外に売り込む意識が低い
確かに日本製のエンタープライズ向けのパッケージ製品はあまり聞いたことがない。大抵はOralce、SAPなどを筆頭とする外国製の癖のある製品だなぁと思った。そして、このような現状では、オフショア開発がさらに進み、外国人エンジニアとの国際競争力では負けてしまうとある。

さらに、エンジニアたちを取り巻く問題は以下のようなものがあるようだ。
  • 大学時代から多くを学んでこなかった
  • 大学教育も企業ニーズとどこかズレている
  • 経験がなくてもSEで通用した
  • サラリーマンだから評価は横並び
  • どうせ評価されないから自分の殻にこもる
  • 顧客視点・ビジネス視点で価値を考えることは苦手
  • 組織の均質な兵力にはなりたくない
以上のような問題点から、著者は以下のように提言している。
エンジニアの道を追求するのなら、自分の足で立つべきだ。今にあっては腕だけで食えるのはよほどの場合だけだから、もう一度、誰にとっての自分の仕事の価値とかいう視点に立ち返ってみよう。
(pp.89)
なるほどと思った。

3,4章は、システム構築などをエンジニアに依頼する立場のユーザーに対してのダメだしが示されている。3章では、システム開発費を払っても、バグッたものや使いにくいものだったり、企業利益をもたらさないような、欲しいと思っていたものが手に入るかどうかわからないアヤシサを野放しにしているこの業界について鋭く解体している。

例えば、お金の話として必ず根拠として使われ、この業界のスタンダードになっている『人月』という単位などは、どこまでいっても売り手目線でしかないとある。結局、人月計算による価格の計算は、
「お客さんが何をやりたいのか検討もつきませんけど、とりあえずウチからは4人のプログラマを3ヶ月お貸しします。好きなように使って何でも適当に作っちゃってください」
(pp.122)
ということに等しい。結局それは、人材斡旋業でしかないと、ばっさり切り捨てている。そこで、著者はユーザーに以下のように警鐘を示している。
要求開発や設計の前にコストをきちんと算定することは不可能に近い。人月単位の開発計画は、信憑性を疑ってかからなければならない。
(pp.124)
なので、ユーザーもベンダーにまかせっきりにするのではなく、経営層からこのようなシステムをいくらで作ってくれと要求をしっかりまとめることが重要であるというようなことが示されていた。

4章では、そもそもIT企業とはどのようなものがあるかということが示されていた。それによると、本質的にIT企業と呼べるものは、ソフトウェア会社などやネットサービス企業ではなく、金融、エネルギー、運輸など、IT基盤なくして業種が成り立たなくなっているインフラ企業のみだとある。ソフトウェア会社は何重にもよる下請け構造により、ただの人材斡旋会社でしかなく、ネット企業は技術が強みではなく、ビジネスモデル屋や金融業でしかないとある。これはなるほどなぁと思った。

他にもいろいろと紹介したいが、この辺まで。

自分もIT業界に身を投じているけど、ここまでとは思わなかったなぁ。IT系雑誌を見たり、2chのSE、プログラマ、IT業界のスレをよく覗いたりするけど、似たようなことが多く示されているなと思っていたが。それがこの本でよくまとまっていて、IT業界とはどういう状況か?、エンジニアの働く組織とはどういう状況か?そしてIT業界全体に未来はあるのか?ということが示されている。自分自身も個人レベルでエンジニアとして意識なければいけないことが多く示されていると思った。

このままIT業界にいてはダメな気もするが、自分の所属する組織から日本のIT業界を改革していくというのも野望の一つとして挙げるのもアリかなと思った。

この本は、SEやプログラマ、システム開発を発注するユーザーなど、IT業界に関わる人誰が読んでも得るものがあると思う。特にSE、プログラマなどIT業界で働く人は絶対必読!!な一冊だと思った。

みんなでこれを読んでIT業界をよいものに変えていこうぜ!!っていうような本だと思った。

読むべき人:
  • IT業界で働いている人
  • システムを発注するユーザー企業の人
  • IT業界のダメさ加減を知りたい人
Amazon.co.jpで『久手堅憲之』の他の本を見る

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September 02, 2008

脳と心を味方につける マインドハックス勉強法


脳と心を味方につける マインドハックス勉強法

キーワード:
 佐々木正悟、マインド、ハックス、勉強法、楽観的
勉強するときのマインドを重視した勉強法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 効率よくインプットしていく「暗記」術
  2. 第2章 ストレスをパワーに変える「やる気」術
  3. 第3章 勉強習慣が勝手に身につく「継続」術
  4. 第4章 限られた時間を目一杯使う「ながら」術
  5. 第5章 アタマを整理して思い出す「ノート」術
  6. 第6章 実力を200%出し切る「テスト本番」術
  7. 第7章 絶対に途中で挫折しない「英語学習」術
  8. 巻末付録 勉強の効率化・続継化に役立つツール集
(目次から抜粋)
この本は、心理学者である立場から、「勉強するときのマインド(精神状態)」というものを重視し、すべてマインドに基いた方法論が示されている。また、ライフハックが仕事や生活の問題を解決するための創意工夫だとすれば、マインドハックス勉強法は、勉強にまつわるさまざまな問題を解決しようとする心の創意工夫だと示されている。そのため、楽観的に気持ちをスイッチする方法を知っていれば、勉強がうまくいくらしい。

以下ポイントを絞って、なるほどと思ったものを列挙。
  • 夢を見て「夢中になっている」ときには、脳の機能として「記憶力が高まる」
  • 勉強の成果は「長期記憶の定着」によって測られる
  • ブログで「アウトプットする」習慣をつけることで、インプットした内容を覚えておこうという気持ちが高まる
  • 勉強する気がしないときは暗い音楽を聴く
  • 勉強する前にイヤな気持ちが残っているなら、すぐにも紙に書き落とすべき
  • 時間があるとき、ないときにかかわらず、やる気になれないというのは、「プロセス」が明確になっていないから
  • 精神的にエネルギーが最も豊富にあるのは、起床後
  • 「どうしても勉強したくない」なら、「その理由をとことんブログに書く」ということを日課とする
  • 書くことで記憶・理解を増進することが狙いであれば、転記は悪いことではない
  • 「成功すれば成功を信じ、失敗すれば失敗すると思い込む」
  • テストとは、出題者との「コミュニケーション」
ブログでアウトプットするというのは、同時にインプットすることになるので、復習ができるようだ。また、ブログは誰に読まれるか分からないので、正しいアウトプットを自然と心がけることができるようだ。これは自分もそうだなと思った。アウトプットを前提に読むと、どこが自分にとって重要か、また、どのようにまとめるべきか?ということを意識して読める。その結果、書評記事もわりとすんなり書けるようになる。もちろん、読者の目を意識してあまりにも独善的になり過ぎないようにしている。

さらに、書くことで記憶・理解を増進する効果が見込めるので、このような自己啓発系の本は、自分にとって重要だと思った部分を列挙している。この重要部分の列挙は、あとで読み返すときの自分専用のメモという側面もある。

『時間があってもやる気になれないのは、「プロセス」が明確になっていないからだ』というのはよくわかる。仕事でも何から手をつけてよいか分からないときは、ぐだぐだして時間が過ぎていく。逆に自分なりに段取りを考えられた後は、割とスムーズに仕事が進んでいるような気がする。これは書評ブログでも同じだと思った。この本のように内容が分かりやすく、読みながら何を書くべきかを構造化できるものならば、書評時間も短く的確に書けるが、分かりにくい本や得るものが少ない本は何をどう書くべきかに悩んで、書評を書く気がなくなっていく。

この本はとてもわかりやすい構成になっていると思った。まず、図や写真が適度に入っていて、強調したい部分に赤字が入っている。その赤字も1ページに2,3個という量で、見やすいものになっている。さらに、難しい専門用語や一般的でない用語には脚注に説明がある。書店で手にとって見たら、これは分かりやすそうで買いたいと思わせてくれる本だと思った。

著者のほかの本も分かりやすく、実践的な内容が示されているので、お薦めだと思う。勉強本は実践しなければ意味がないので、しっかり実践しようと思った。

読むべき人:
  • 勉強が続かない人
  • 楽観的に勉強したい人
  • 勉強を楽しみたい人
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September 01, 2008

RSSリーダーの登録者数

普段はRSSリーダーはlivedoor Reader - RSSリーダーを使っております。livedoor Readerでこの書評ブログの登録者数をみると、26人となっております。まずますの読者数かなと思います。

アクセス解析を見ていると、どうもlivedoor Reader経由よりも、Google リーダー経由のほうが訪問者が多い気がしました。そこで、自分の書評ブログをGoogleリーダーに登録し、登録者数を見てみると、なんと42人も!!

これは意外でした。livedoorの1.5倍以上の人がこの書評ブログを登録しているとは。

単純にGoogleリーダーのほうが利用者が多いのかなと思いました。しかし、オンライン書評図書館 -Blue Sky Horizon-のブログチャート | ブログチャート(blog chart)の購読数が26とlivedoorと同じで、Googleリーダーの数は本当なのかどうか気になってしまいます・・・。

まぁ、登録者は何人でもいいので、まずは登録してくれている人にとって有益な書評を提供できたらと思います。

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われわれはどこへ行くのか?


われわれはどこへ行くのか?

キーワード:
 松井孝典、地球学的人間論、宇宙、システム、わかる
地球、宇宙という視点からわれわれとは何かが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 われわれはどこから来たのか
  2. 第2章 われわれはどこへ行くのか
  3. 第3章 地球生命とアストロバイオロジー
  4. 第4章 地球環境の歴史
  5. 第5章 われわれの宇宙はどうやって生まれたか
  6. あとがきにかえて―「わかる」とはどういうことか
(目次から抜粋)
著者は、惑星物理学・アストロバイオロジーが専門で、この世界を生きるわれわれ人間を考えるときに、地球を含めて考えるべきだということを主張している。この本の問題提起部分を以下に抜粋。
 これら「生物学的人間論」と「哲学的人間論」に加えて、地球という星を通して見たときの、われわれのあり方を考えることを「地球学的人間論」と呼ぶことができます。じつはいまわれわれが議論すべきは、地球学的人間論なのではないかと思うのです。
 生物学的人間論や哲学的人間論では、じつは「文明」は語れないし、「地球環境問題」を語れないからです。ということは、「われわれとは何ぞや」ということの本質も、語れないはずなのです。
 その辺の考え方を根本的にあらためなければ、未来もありません。なぜなら、「われわれとは何か」という現状認識を誤っていたのでは、その先に正しい未来認識もないわけですから。そういうわけで私はいま、「地球学的人間論」の重要性を一生懸命訴えているのです。
(pp.20-21)
地球学的人間論という視点は自分にはなかったなぁと思った。さらに、環境問題や文明を考えるということはどういうことか?が以下のように示されている。
 なぜ環境や文明の問題が出てくるかといえば、いまのわれわれというのは、人間圏を急激に拡大させた結果、地球を汚染する存在になってしまったからです。そこで「われわれとは何ぞや」を問うと同時に、「そういう汚染を引き起こすような存在とは何ぞや」ということをカップルで考えなくてはなりません。あるいは「文明とは何か」を問うことは、人間圏とは何ぞやを問うことであり、そのような生き方を選択した「われわれとは何か」を問うことであるわけです。
(pp.22)
結局、「人間圏をつくって生きているわれわれとは何なのか」と問うことが、「われわれとは何なのか」の本質に迫る問いなのだと示されている。また、部分的なところを見るのではなく、地球システムという全体を見ないと意味がないと示されている。なるほどなぁとと思った。

他にも環境問題について以下のように示されている。
 私は、「地球を知らなければ、地球環境問題なんて議論できません」ということを講演のたびに主張し、本にも書いています。
 「地球とは何か」「現生人類とは何か」「歴史とは何か」を理解するのがまず前提で、それがわからなければ文明の問題も環境の問題も、その本質がわかるはずがありません。「地球にやさしく」などという情緒的で空疎な標語が出てくるのは、まさに地球のことを知らないからです。そういう、うわべは美しいけれども安易な言葉でくくってしまうと、地球環境問題をかえってわかりにくくしてしまうのです。
(pp.108)
これはよくテレビで環境問題が取り上げられている現状を鑑みると、本質的なことが伝えられないまま、今地球が破壊されているので一人一人エコになりましょうという風潮に違和感を覚えるのに通じるのではないかと思った。昨今のエコブームとか、マスコミと広告屋の宣伝、戦略だろと思ってしまう。エコバッグ(笑)、エコカー(笑)、エコライフ(笑)、エコドライブ(笑)・・・・、スイーツ(笑)と同レベルかなと邪推してしまう。マスコミの報道する環境問題を真に受ける前に、一度この本を読んで地球システム全体から考えてみるべきなんだなと思う。もちろん、エコブームに乗っかって、エコで地球に優しい(笑)人間であることを体現したい人には関係ないと思うが。

地球や宇宙論がたくさん出てきて、普段の生活では考えないようなことが多く示されていて勉強になった。特に面白い内容の節タイトルを以下に列挙。
  • 勝ち組・負け組みという空疎な発想
  • 人間圏は今世紀半ばに破綻する
  • 火星移住計画は実現可能か
  • 生物学では宇宙人を議論できない
  • 太陽系はどうやって生まれたか
  • 宇宙はどうやって生まれたか
割と専門用語が多く出てくる。CO2、CaCO3、SiO2、CaSiO3なんて化学式も少し出てくる。久しぶりに化学式なんて見たなぁ。

また、普段の生活で「納得する」というのと、自然科学的な意味で「わかる」というのはぜんぜん違うことだという部分がとても興味深いなと思った。簡単に言えば、自然科学的な意味での「わかる」というのは、二元論と要素還元主義的に問題が設定されて、それが解けたときに「わかる」ということになるようだ。

宇宙論とか地味に好きなほうなので、興味深く読めた。ちくまプリマー新書は高校生から読める内容となっているので、そこまで難しい内容ではない。ところどころにイラストも載っているので、感覚的にわかる、いや、「納得」できる内容となっている。

大局観を養うにはとても良い本だなと思った。特に、普段の生活に追われて地球のことを考えられなくなっている人にはいいかもしれない。

それにしても、毎回思うんだが、ちくまプリマー新書はいい本がそろっている。

読むべき人:
  • 地球、宇宙論が好きな人
  • エコブームや環境問題に違和感を覚える人
  • 大局的な視点を養いたい人
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