February 2009

February 28, 2009

システムはなぜダウンするのか

システムはなぜダウンするのか 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識
システムはなぜダウンするのか 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識

キーワード:
 大和田尚孝、障害対応、システム、ダウン、運用
コンピュータシステムのダウンの原因が技術的な観点から示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 システムが止まった…――「ダウン」とは何か
  2. 第2章 きちんとテストしたはずなのに…――アプリケーション・ソフトの不具合
  3. 第3章 アプリケーションだけではない…――OS、ミドルウエアの不具合
  4. 第4章 アクセス殺到に耐え切れず…――性能・容量不足
  5. 第5章 気づかなかったは許されない…――環境設定・変更ミス
  6. 第6章 その「うっかり」が致命傷…――運用・操作ミス
  7. 第7章 まさか、こんなことが起こるとは…――ハード故障、不慮の事故
  8. 第8章 障害対応は時間との闘い…――ダウンに学ぶ
(目次から抜粋)
著者は、以前SEでシステム運用に従事した後、日経BP社に転じ、『日経コンピュータ』の記者として、システムダウンの事例を数多く取材されてきたようだ。そして、システムの信頼性向上につなげるには、システムダウンの経験を多く得るのが一番という結論に至ったようだ。しかし、一人の技術者が多くのシステムダウンに遭遇することはないので、この本が書かれたようだ。以下その部分を抜粋。
そこで本書では、過去数年間にわたって、実際に発生したダウンの事例のなかから、日経コンピュータ誌をはじめ、雑誌や新聞などで原因が詳しく報じられたケースを取り上げ、どのような原因がきっかけでどんな事象が起きたのかを技術的な観点で体系的にまとめました。
(pp.2)
取り上げられている事例は、企業名などは伏せられているけど、数年にニュースを騒がせた株の誤発注のものやあまり大きな事例でないものまで幅広く示されている。それらのシステムダウンの事例が、システム内部の挙動、ハードウェアなどの解説を含めて技術的に示されている。これらは、とても勉強になる。

システムがダウンする原因は、以下のように大体4つに分類できるようだ。(クリックで拡大)
ダウンの原因の分類

このように、システムが動かなくなる原因が各章で詳細に示されている。

この本を読む前は、システムがダウンする原因は、作ったシステムのバグとか不正データとかそういうのが主な原因だろうと思っていたけど、それ以外にもハードウェアが原因だったり、OSとハードウェアの不整合だったり、DBのデッドロックだったり、ネットワークの輻輳だったり、はてはねずみがケーブルをかじっていたのが原因といったものまで示されており、システムが落ちる理由は多岐にわたるなぁと分かった。それら全てに対応するのはかなり難しいのではないかと思った。

そして、本書では、ダウンを100%防ぐというのは無理という現実を受け止めて、ではどうするかということが以下のように示されている。
 ダウンを100%なくすのではなく、ダウンしてもすぐに復旧させる、ダウンした際の影響範囲を小さくする、同様のダウンが起きないように対策を講じる、といったアプローチが求められます。
(pp.21)
そして、最終章では、原因究明よりもまずシステムを復旧させることが最優先であると示されていた。なるほどと思った。

他にも、障害対応技術者について、以下のように示されている。
技術者にとっての腕の見せ所は、いかに原因を迅速に突きとめられるかです。それにはまず、システム全体のハード構成やネットワーク構成、使用するOSやミドルウェアの知識、アプリケーションの仕様、開発言語の知識などをすべて理解している必要があります。
(中略)
優秀な技術者ほど、ダウンの発生状況や影響範囲などから根本原因を突きとめる嗅覚があると言われるのは、こうした幅広い知識を身につけているからです。
(中略)
これからの技術者には、ダウンが起きた際に原因を素早く突き止めるスキルと、ダウンから再発防止策を学ぶ力の両方が今まで以上に求められています。
(pp.23)
システムを知り尽くしていないと、障害対応はできないということだろう。そうなるには、どれだけ時間がかかることやら・・・。

この本は、システムダウンの事例が豊富に載っており、いかにシステムを運用させるかといった観点から書かれている本はあまりないので、貴重だと思った。これを読んでおけば、いつでも運用、障害対応要員として借り出されても大丈夫だと思う。少なくとも基礎的なことは網羅されていると思うので、システムダウンの原因の特定などが早くなるのではないかなと思った。

ただ、システムダウンの原因の事例は多く示されているが、障害が発生ないようにするにはどうするか、そして発生した場合はどうするかといったことについては、あまり詳しく示されていない。

入社して最初の仕事が運用だったので、これはもっと早くに読みたかったと思った。そうすれば、JP1(JP1 - Wikipedia)でバッチが異常終了していて赤くなっているのを見て、無駄に不安がらなくてもすんだのに・・・。また、もっと運用に早く価値を見出せたかもしれない。

システムは、作って終わりではなく、いかに安定稼働させるかが重要だということがよくわかった。昨今のシステム開発は、要求が複雑化し、求められる技術も高くなり、大規模化していき、難しくなってきている。そして作った後も安定稼働させるのが難しいという状況になりつつあるのかなと思った。そういう状況になったとき、システム構築業界、SI業界、IT業界は、再度ソフトウェア危機(ソフトウェア危機 - Wikipedia)に直面しているのではないかと思った。やはりシステム構築業は難しい世界なんだなぁと思った。

運用担当、障害対応要員は絶対読んでおいて損はない1冊。ゆっくり読むと大体5時間くらいかかるが。

このなぜシリーズで書評したのは以下。どれも分かりやすくていい。



システムはなぜダウンするのか 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識
システムはなぜダウンするのか 知っておきたいシステム障害、信頼性の基礎知識

読むべき人:
  • システム運用要員の人
  • 運用などSE業ではないと思っている人
  • システムは作って終わりだと思っている人
Amazon.co.jpで『日経コンピュータ』の関連書籍を見る

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February 27, 2009

Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編

Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)
Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)

キーワード:
 マイケル・ハーバーソン、VB.NET、Visual Studio、基礎、公式解説書
統合開発環境Visual Studio 2005の使い方とVisual Basic 2005の入門的な内容が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. パート1 Visual Basic 2005の基礎
    1. レッスン1 Visual Studio 2005の起動と開発環境
    2. レッスン2 初めてのプログラミング
    3. レッスン3 コントロールの基本的な使い方
    4. レッスン4 メニュー、ツールバー、およびダイアログボックス
  2. パート2 言語仕様の基礎
    1. レッスン5 変数と式、.NET Framework
    2. レッスン6 条件判断構造
    3. レッスン7 ループとTimerコンポーネント
    4. レッスン8 プログラムのデバッグ
    5. レッスン9 構造化エラー処理
    6. レッスン10 モジュールとプロシージャ
    7. レッスン11 数値と文字列を扱うための配列
    8. レッスン12 コレクションとSystem.Collections名前空間
    9. レッスン13 テキストファイルと文字列の操作
(目次から抜粋)
この本の概要が示されている部分が『はじめに』にあるので、その部分を抜粋。
本書は、さまざまなレベルのプログラミング技術を持つ読者を対象に、実用的な体験型チュートリアルの形式をとっています。プログラミングの初心者は、役に立つ実践的なアプリケーションの作成を通じてソフトウェア開発の基本を学習することができます。また、Visual Basicプログラミングの経験者は、VB2005で変更された主要ツールとプログラミング技術を短期間でマスターすることができます。
(pp.11)
このように、プログラミングをまったくやったことのない人でも、チュートリアルに沿ってサンプルプログラムに触れながら学習できる。学習者の目的に応じて、参考にすべき章が示されている。例えば、VB2002/2003からアップグレードする場合は、レッスン1,4,5,7,8,13を参照するとよいらしい。自分の場合は、他のプログラミングを触れたことがあり、VB.NETもある程度分かるが、基礎的な部分からもう一度確認したいと思ったので、ほぼ内容を飛ばさずに最初から読んだ。さすがに付録のCD-ROMについているサンプルプログラムは実行しなかったけど。

VB2005で特に勉強になった部分、これはよく忘れそうだと思う部分を以下に恣意的に列挙。
  • VS2005の便利な新機能の1つに、環境開発内にシンプルなWebブラウザを開く機能がある
  • 特定のオブジェクトやイベントに関連付けられたプロシージャを、「イベントハンドラ」または「イベントプロシージャ」と言う
  • Visual Studioのコードエディタは、1行に65,000文字以上表示することができるが、1行を80文字以内にした方が、見やすくかつ編集しやすい
  • 名前空間とは、固有の名前で系統立てられたクラスの階層ライブラリのこと
  • コンパイルエラーは、プロパティやキーワードの入力ミスなど、VBの規則に違反した場合に発生するプログラミングの誤り
  • ランタイムエラーは、実行中のプロセスが予期せず停止する原因となる誤りで、「実行時エラー」とも呼ばれる
  • 論理エラーは、間違った実行結果を出してしまうような人為的なミス
  • パブリック変数の宣言は、 Public RunningTotal As IntegerとDimの変わりにPublicを指定するだけ
  • ブレークポイントはプロジェクトと一緒に保存されるため、プロジェクトをいったん閉じて再度開いた場合もプログラム内に設定されたまま
この本は、マイクロソフトの公式解説書という位置づけらしい。そのため、間違ったことは書いてないと思うので、信頼性が高いと思う。しかし、初心者がぱっとこの装丁を見たときに、とっつきやすいかどうかは微妙だと思う。他の入門書は、『簡単』とか『入門』とか『わかりやすい』といったキーワードが示されているが、これはそうではない。中身を見てみると、2色刷りで、文字量もそれなりにあるので、他の入門書よりもとっつきにくいと思う。しかし、しっかり読み込んでいくと、内容的にはそこまで難しくはないので、問題ないと思う。

ページ数が400を超えるので、まじめに精読すると1ヶ月はかかると思う。大体2日で1レッスンを進めるという進捗でも、やはり1ヶ月はかかる。自分の場合は、精読しすぎたが、マイクロソフトの公式解説書なので、細かいところまで仕様が示されていると思ったが、そうでもなかった。

オブジェクト指向などもう少し高度なことは、『Vol.2 活用編』に示されているようだ。VBはバージョンが2008までリリースされているので、この2005版の続編を読むかは微妙だが。

著者はマイクロソフトでVBの開発に携わっていた人らしい。今は、大学で助教授として歴史を教えているようだ。変わっているなぁと思った。また、プログラミングができて歴史を教えているというのは何だかいいなぁと思った。



Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)
Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)

読むべき人:
  • VB2005の基本を学習したい人
  • VB.NETの例外処理を学習したい人
  • プログラミングと歴史が好きな人
Amazon.co.jpで『Visual Basic2005』の関連書籍を見る

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February 23, 2009

【お知らせ】ワクワークショップ Vol.02開催!! 小山龍介氏に学ぶ「クリエイティブ ハック!」 〜創造性を引き出す脳の使い方〜

セミナーのお知らせです。

竹原さん(読書ノススメ〜読書とは「読んだら書く」〜)主催のセミナーの第2弾です

講師は、ハックシリーズの小山龍介さんRyu2Republic −小山龍介 ブログ−)です。
以下、セミナーの詳細です。



開催日時 :2009年3月14日(土) 14:30〜19:00(14:00開場)
会場    :T'sクローバー西新宿11階 貸会議室1101
        東京都渋谷区代々木3-23-4 クローバー西新宿
        [アクセスマップ]
講師    :小山龍介(こやまりゅうすけ)
受講料   :9,500円 (事前の銀行振込となります。振込先はお申込み後の確認メールに記載)
定員    :40名様
内容    :第一部:ワークショップセミナー  14:40〜16:40
        第二部:交流会(軽食・ドリンク付)17:00〜19:00
        (講師の小山龍介氏はご都合により交流会の後半で退出されます)



前回のレポートは以下です。このセミナーは、ワーク形式なので、本を読むだけでは得られない体験ができます。今回もワーク形式なので、どのようなものになるか楽しみです。

小山さんの話を以前別のセミナーでお聞きしましたが、とても濃いお話を聞けました。今回もう一度いろいろとお話を聞きたくて、また参加したいと思います

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February 22, 2009

だから、あなたも生きぬいて

だから、あなたも生きぬいて (講談社文庫)
だから、あなたも生きぬいて (講談社文庫)

キーワード:
 大平光代、自伝、波乱万丈、自殺未遂、生きる
波乱万丈な人生を送ってきた弁護士である著者の自伝。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 いじめ
  2. 第2章 自殺未遂
  3. 第3章 下り坂
  4. 第4章 どん底
  5. 第5章 転機
  6. 第6章 再出発
  7. 第7章 司法試験に向かって
  8. 第8章 難関突破
  9. 第9章 後悔
(目次から抜粋)
大分前にベストセラーになった本なので、この本のタイトル、装丁は誰でも一度は見たことがあると思う。実際、自分はリアルタイムでテレビで著者の波乱万丈のドキュメント映像を見た記憶がある。ベストセラーは基本的にわざわざ自分が読むものではないと思っている部分が多少あるが、この本はある人に薦められたので、買って読んでみることにした。読了した結果、率直な感想を示すと、売れるものには売れるだけの理由があるのだなと思った。そして、がんばって生きていこうと思った。

著者は、中学時代のいじめが発端となって割腹自殺未遂をし、一命を取り留めるが精神科通いにさせられ、そしてさらに落ちぶれて16歳で極道の妻となる。その後ホステスをしているときに、大平のおっちゃんに出会うことで人生をやり直すきっかけを得て、宅建、司法書士、司法試験と合格し、現在は非行少年たちを救うための弁護士として活躍している。

著者の波乱万丈の経緯は、この本を読めば分かると思う。自分はいじめられた経験がほとんどないので、著者の辛さが感覚的には分からない。しかし、誰にもわかってもらえない孤独な状況が生きていて一番辛いし、絶望なのではないかと思った。それこそ死に至る病だ。そういう辛い状況で生きてきて、大平のおっちゃんに出会って立ち直ろうと思えて、実際に立ち直った著者は、自分と同じような境遇を味わった少年たちを救うことに使命を感じられているのだと思う。これは、誰かを救いたいという想いは、同じように苦しんだ人だからこそそう強く想えて、実際に行動を起こせるのだろうと思った。こういう部分は見習って生きたいと思った。

正直に申せば、5章までの中学時代からのいじめから、極道の妻になるまでの描写があまりにも単調すぎて、高尚ではないなと思ってしまった。極道の妻になった前後のところなど、あまり細かいところまで書かれていないような気がした。これが小説などの文学作品であれば、読み続ける気はなかった。もっと描写がうまく、そしてさらにグロテスクなものを読んだことがあるので、引き込まれなかったから。そう思いながら読み進めて行き、『終わりに』で、この本について以下のように示されていた。
 なにかいい方法はないものかと考えていたところ、今回、講談社児童局から出版のお話をいただいた。喜んでお受けしたものの、文章にするには多大な苦労が伴った。私以外の人たちのプライバシーには配慮が必要なため記述に限界があったことと、これを書くと特定の人を傷つけてしまうということもあり、だいぶ苦慮したが、その点を考慮したうえでも十分お伝えすることができると思い、作業を続けた。なお、当時の出来事については、その当時に抱いた感情を、そのままお伝えすることを心がけた。
(pp.269)
この部分を読んで、自分の浅薄さを恥じた。きっといじめの詳細や極道の妻の生活などの詳細を読ませるように書くこともできたのだろうが、意図的に書かなかったのであり、それを高尚ではないと思ってしまったことに。そもそも、これはフィクションではなく、ノンフィクション、つまり実話であるし、著者がこの本で一番伝えたかったのは、過去の自分がいかにひどい仕打ちを受けたか、そして誰かに分かってもらいたかった、ということではく、同じように苦しんでいる人のために『だから、あなたも生き抜いて』と伝えるためだろう。つまり、いじめを受けている中学生くらいの生徒にも無理なく読めるように、そして余計なグロテスクさを排除して悪影響を与えないという著者なりの配慮だと思った。簡単に読めてしまう分、そういう部分に気づかないままで評価を下しそうだった。

そして、著者の一番伝えたいことは以下だろう。以下に恣意的に抜粋。
 そして、この本を読んでくださったあなたへ。
 もし、あなたが今すぐにでも死んでしまいたいと思っていても、絶対に自殺はしないでほしい。死んでも地獄、運よく助かっても立ち直るまでは地獄。あなたの今現在の苦しみや悲しみは永遠のものではなく、いつかきっと解決する。どうか前向きに生きていってほしい。
(中略)
 もし、あなたがもう道を踏み外してしまっているというなら、今からでも遅くはない。もう一度人生をやり直してほしい。この先も、いくたの苦難があるかもしれないが、あなたはそれに耐えられるだけの力を備えているはず。あなたはこれまで随分と辛い目にあってきたのだから。一つ一つ困難を乗り越えて、そしてその手に幸せをつかんでほしい。
 あきらめたら、あかん!
(pp.270-271)
ということで、自分もあきらめずに、一つ一つ困難を乗り越える生き方を目指すことにした。

やはり、売れる本には売れるだけのしかるべき理由がある。この本は、分かりやすい内容で、一人の人の復活の物語でもあり、そして、読者の心に強く訴えかけるものがあるからだろう。今までベストセラーをあえて回避してきたが、これからはベストセラーも読むことにした。

死にたいと思っていたり、自分の人生の不条理さを感じている人は、ぜひ読んでおいて損はないよ。



だから、あなたも生きぬいて (講談社文庫)
だから、あなたも生きぬいて (講談社文庫)

読むべき人:
  • 死にたい衝動が抑えられない人
  • 自分の人生の不条理さに叫びたい人
  • 誰かの助けになりたいと思っている人
Amazon.co.jpで『大平光代』の他の本を見る

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【お知らせ】IE6.0のCSS設定完了

IE6.0ユーザーの皆様、大変お待たせいたしました。

本日、IE6.0のCSS設定が完了いたしました!!

ヽ(´ー`)ノ  

もう右のサイドバーが落ちたりしません!!

あぁ、苦労したなぁ。

以下ちょっとだけ技術的な補足です。

IEの7.0と6.0ではCSSの設定の解釈が違っております。特に6.0はバグが存在しており、width指定に大きな問題があります。そのため、IE6.0用とIE7.0用のCSSの設定をする必要がありました。それには、スターハックが必要で、今回細かく設定しました。

上記2対応のため、IE6.0とIE7.0ではブログのカラム幅がほんの少し違います。IE6.0では990pxですが、IE7.0では980pxになっております。

サイドバー落ちの原因は、IE6.0のwidth設定にバグがあり、記事本文中に本文のカラム幅以上の大きさの画像を貼り付けると、本文カラム幅が右サイドバー幅を圧迫していたため、ということになります。そのため、サイドバー落ちが発生している記事とそうでない記事がありました。サイドバー落ちするような画像が大きなものは縮小してあります。

ちなみに、このブログの本文幅は、IE7.0ベースですと540pxです。IE6.0は本文内部のmargin設定もあるので、545pxになっております。特にIE6.0では、画像のwidthが500pxを超えてしまうと、右のサイドバーが落ちてしまうようです。そのため、サイドバー落ちを防ぐには、画像やテーブルのアップ時はwidthを480pxに指定する、という更新ルールを設定しております。

残念ながら、IE6.0, 7.0対応が終わったらすべて完了!!にはなりません。その他の主要なモダンブラウザ、つまりFirefox,Safariなどのブラウザにもしっかり対応すべきです。それはすでに完了しており、以下の記事に詳細を示しております。これでもうどのようなブラウザでも同じように見えるはずです。たぶん・・・。とはいえ、Google Chromeでは確認しておりませんし、IE6.0以前のバージョン、ネスケ、Operaなどは未確認です・・・。多分大丈夫でしょう・・・。

もうすぐIE8.0がリリースになりますが、そこにもバグがあったらもう泣きます・・・。

('A`)

ブログリニューアルから1年近くかけてCSSを地道に設定してきたので、苦労しました。その分、完全オリジナルデザインで、やはり愛着があります

まだまだ、このブログは完全ではありません。最終的には、JavaScriptを使い、もっとクールな図書館にしたいと思います。それは500冊レビュー達成後に一度本格対応したいと思います。

最近ネタ記事、お知らせばかりなので、さすがに書評を更新しませんとね

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February 21, 2009

【ネタ記事】夢とか野望とかリストとか

昨日は、【第1回夢パーティ】に参加しました。

詳細は、sugiyuzuさんの記事を参照ください。

大切なのは、酔っ払ってでもいいから自分の野望をしっかり宣言するということですね

自分の野望のひとつは、高級リゾートホテル型の私設図書館を作る!!というものがあります。それを思い切って宣言してきました。宣言しないと叶わないので、宣言しましょう

招待制のパーティで、主催者の苅谷さん(【日々是精進】苅谷高宏の《ホスピタリティ道》を極める!)にお誘いいただきましたが、参加してよかったと思いました!!

ありがとうございます!!



で、ここからは、[mixi] 83年会-outputで輝こう!の話題です。

今日の午前中に第3回の集会がありました。今回のテーマは、【人生の100のリスト】を共有するというものでした。

人生の100のリスト (講談社プラスアルファ文庫)人生の100のリスト (講談社プラスアルファ文庫)
著者:R.
販売元:講談社
発売日:2008-05-20
クチコミを見る

書評記事は以下です。今回の参加は、それぞれ人生でやりたいことのリストを100個挙げてくることが条件でした。自分は今年の初めに挙げていたので、問題ありませんでしたが、このリスト作成は、結構大変です。70個までは勢いで挙げられるのですが、それ以降がなかなか埋まりません。そこからひねり出す必要があります。

ここでも重要なのは、自分の野望、夢を言語化しておくということです。これを書き出し、時々読み返すことで、潜在意識に取り込まれ、自分の夢がかないやすくなるようです。

今回の集会では、参加メンバーのリストを見せてもらいました。やはりそれぞれの嗜好性、興味関心が色濃く表れており、皆個性が現れておりました!!もちろん、みんな一つや二つどころではなく、これはどういうことだ?とつっ込みたくなるものがたくさんあります(笑)自分の場合は、ハリウッド女優とデートするとか(笑)そういうのを見るのが面白いし、またいい刺激にもなりました。

また、他にもブログの書き方や方向性についても議論し、とても有意義な時間を過ごせました



今まで夢とか野望とかを、誰にも言ったりすることなくひそかに胸のうちに抱いておりました。最近になって、いろいろな人と出会ったりするときに、自分は何ができて、将来どうなりないのか?を熱く語れなくてはと思うようになりました。そのためには、自分の夢とか野望とかを一度再確認すべきなのかなということで、人生の100のリストを作成してみたり、夢パーティーで自分の野望を声高に宣言してみるということもやってみました。こういうのは、やはり周りの人に宣言し、もう後戻りできない状況に自分を追い込むことで、叶いやすくなるのではないかと思いました。また、夢に共感していただける方が、自分を応援してくれるかもしれませんので、やはり内にひそかに思っているよりは、宣言することで叶いやすくなるのかなと思いました。

途方もない野望ですが。

それでも何もしないよりはましで、最初の第一歩を踏み出しのかなと思います。この書評ブログ自体も、野望達成のための手段だと割り切ってやっております。夢のための通過点です。それについては500冊レビュー達成時に一度まとめます。

(・∀・)< 夢は思い切って宣言しましょう

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February 18, 2009

【雑感】卵とシステムと物語

ノーベル文学賞に一番近いといわれている、村上春樹氏のエルサレム賞授賞式でのスピーチについての雑感。

全文は以下。

これを読むと、とてもいろいろと考えさせられた。

 しかしながら、常にそうではありません。より深い意味をもたらします。こう考えて下さい。私たちはそれぞれ、多かれ少なかれ、卵です。私たちそれぞれが壊れやすい殻に包まれた唯一無二のかけがえのない存在(soul)です。私にとってほんとうの事であり、あなたにとってもほんとうの事です。そして私たちそれぞれが、多少の違いはあれど、高く固い壁に直面しています。壁には名前があります。それはシステム(The System)です。システムはもともと、私たちを護るべきものですが、ときにはそれ自身がいのちを帯びて、私たちを殺したり殺し合うようしむけます。冷たく、効率的に、システマティックに。
ここで言うシステムは、コンピュータシステムのような狭義の意味ではなく、共同体、国家などの社会システムを示すような包括的なものだろう。僕たちは【卵】であるということにまったく異論はない。そして、それぞれが高く固い壁にも直面しているというのもなんとなく分かる。肝心なのは、誰もがその高く固い壁の存在を常に認識しているわけではないということだろう。あまりにも高くそびえ立っていて、それが壁であることが認識できないものもあるだろう。もしくはまったく透明であるが、しかしそこに確実に堅牢に立ちはだかる壁もあるだろう。だから、壊れやすい【卵】である僕らは、知らない間に壁に打ち付けられてしまったりする。

重要なのは、僕たちは壊れやすい存在であるということを忘れずに、そして立ちはだかる壁の存在に早く気づくべきなのだ。そのためには、システム(システム - Wikipedia)、つまりこの世界の成り立ちを体系的に理解しようとする姿勢が必要になる。

 私が小説を書く理由はひとつだけです。個人的存在の尊厳をおもてに引き上げ、光をあてる事です。物語の目的とは、私たちの存在がシステムの網に絡みとられ貶められるのを防ぐために、警報を鳴らしながらシステムに向けられた光を保ち続ける事です。私は完全に信じています。つまり個人それぞれの存在である唯一無二なるものを明らかにし続ける事が小説家の仕事だとかたく信じています。それは物語を書く事、生と死の物語であったり愛の物語であったり悲しみや恐怖や大笑いをもたらす物語を書く事によってなされます。生と死の物語や愛の物語、人々が声を上げて泣き、恐怖に身震いし、体全体で笑うような物語を書く事によってなされます。だから日々私たち小説家は、徹頭徹尾真剣に、創作をでっちあげ続けるのです。
村上春樹氏の物語観として、『物語の目的とは、私たちの存在がシステムの網に絡みとられ貶められるのを防ぐために、警報を鳴らしながらシステムに向けられた光を保ち続ける事です。』と示されているが、これこそが僕が物語を読む理由なのではないかと思った。なんとなく、以前からなぜ僕は物語に惹かれるのだろうと疑問に思っていた。ただの楽しみとして文学作品や小説を読む部分も多少はあるが、きっとそれ以上のものを求めていた。そして村上春樹氏の物語に強く惹き付けられていたと思う。このスピーチを読んで、やっと僕が物語に何を求めていたのかが分かった。自分なりに分かりやすく示すと、先ほどの壁と卵の話とあわせて、

システマティックな壁に打ち付けられてしまわぬように、そして物語を媒体として世界の成り立ちを体系的に理解するため

ということになると思った。これでもう古典文学作品や小説を読むことに対するためらいがなくなった。

物語には、普通のビジネス書や成功本には示されえない世界の構造が示されている。それを知るために、僕はさらに多くの物語を読んでいくだろう。

村上春樹氏の作品で、過去に書評したものは以下。そうそう、システムの話は、以下の物語に出てきたと思う。

ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)
著者:村上 春樹
販売元:講談社
発売日:2004-10
おすすめ度:4.5

ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
著者:村上 春樹
販売元:講談社
発売日:2004-10
おすすめ度:5.0

初期4部作の最終作なので、それ以前の3作を読んでおくことをお薦めする。この物語を読んでから、山手線の五反田駅を通るたびに、システムの犠牲者となった五反田君のことをふと脳裏に浮かべる。

I am a System Engineer reading the Story.

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【お知らせ】コメント欄障害発生中

ブログのコメントが拒否されたり、反映に時間がかかっているようです。

livedoor Blog 開発日誌 : [対応完了]記事・コメント投稿障害のお知らせ - livedoor Blog(ブログ)

対応はまだ完了しているとは言えません。

(#゚Д゚) ゴルァ!!

コメント書いたけどはじかれたよ!!
とか反映されなかったよ!!

という方、代わりに謝っておきます。
すいません。

決して自分のブログ設定でコメントを拒否しているわけではないです。

どうしてもコメントしておきたいという人は、omegamephistphelesあっとyahoo.co.jpにメールをください。ブログ管理画面からであればすぐに反映さえることはできますので。

早く直らないかな。

(´・ω・`)

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February 17, 2009

【雑感&ネタ記事】読書ペース

今月は、技術本がまだ3冊しか読了してない・・・。

今月の目標は10冊だったのだが、あと7冊・・・。
無理かも。

読書ペースが落ちているけど、500冊達成まではゆっくり読むことにしよう。

今のペースが普通の読書スピードで、速くするには速くするだけの目的が必要で、今の自分には速さはいらない。

ということで、更新頻度が著しく落ちます


おまけ
Via:【ネタ記事】自分のハンドルネームを再考してみよう!|ほぼ日blog〜25歳経理マンの読書とグルメ日記〜

ハンドルネーム占い結果
http://hname.net

M a s t e r
(4)(2)(1)(2)(2)(2)
総運:23

小吉

出世運が人一倍強い運気。
努力を怠らず、一歩一歩進めば、
一代で莫大な富を得られます。
運に溺れると、人生はまっさかさまに堕落しますので、
努力は常に怠らないように。

やっぱり大富豪だよ

(・∀・)ニヤニヤ

まぁ、ハンドルネームなど、シニフィアンに過ぎない。

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ifとelseの思考術 プログラマ脳育成講座

ifとelseの思考術 プログラマ脳育成講座
ifとelseの思考術 プログラマ脳育成講座

キーワード:
 矢沢久雄、入門書、プログラマ脳、教育担当、ベンチマーク
プログラミング時の思考法について示されている入門書。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 プログラマとはこんな人
  2. 第2章 コンピュータとプログラムに対するイメージをつかむ
  3. 第3章 プログラミング教材で学習する方法
  4. 第4章 プログラミング入門講座で指導する方法
  5. 第5章 サンプルプログラムを真似るときのポイント
  6. 第6章 覚えておくべき基本的なアルゴリズム
  7. 第7章 プログラマなら一度は夢中になるテクニック
  8. 第8章 ここまでできれば一人前のプログラマ
(目次から抜粋)
プログラミング初心者にとっては、プログラミング時の考え方というものがよくわからなかったりする。この本では、プログラミングする際の思考方法をプログラマ脳と捉え、そのプログラマ脳を身に付けるための方法が示されている。

この本は、プログラミング初心者が読めばなるほどと思うことが多いだろう。しかし、ある程度プログラミングを経験しており、それなりにコーディングをガリガリ書ける人にとっては、この本はつっ込みどころが多いのではないかと思う。細かいつっ込みやこの本の網羅性は、以下の方のブログの書評が参考になる。自分もそれなりにそれはどうかなぁとか、微妙だなぁと思うところがあった。しかし、基本的に自分の書評スタイルはなるべく内容をポジティブに受け取るというものなので、共感できた部分、なるほどと思った部分を以下に恣意的に示しておく。
  • プログラミングは、指と目で覚える
  • 自分が作ったプログラムが、社会の役に立った達成感が、これまでに経験したことのない喜び
  • はじめてプログラミングを本格的に学ぶ人にはC言語の方がよい
  • 「どうしたらプログラムが作れるようになるのか」という疑問に対する回答は、多くのサンプルプログラムを経験して真似ること
  • 統一性がることを美しいと感じることも、プログラマ脳を持つ人ならではの感覚の1つ
  • 自分の中にプログラマ脳を芽生えさせるためには、一緒にプログラミングする仲間をつくるとよい
こんなものか。自分もプログラミング言を習得するとき、C言語が本格的に学んだ最初の言語だった(正確にはSchemeを最初に触れたが括弧が多すぎて意味不明すぎて挫折・・・)。だから、C言語でポインタまで理解してメモリ空間の使い方を把握し、さらにアルゴリズムとデータ構造まで習得しておくと、大体他のプログラミング言語もすんなり習得できると思う。これは経験的に自信を持って言える。

次に、どうしてもこれはつっ込んでおきたいという部分がある。それはフローチャートについての部分。
 新人研修の講師をしていると「どうにかプログラムは作れますが、フローチャートを描くことが苦手です」と言う新人さんをよく見かけます。このような新人さんは、考えがまとまらないうちにプログラムを打ち込み始め、その実行結果(正しくない実行結果)を見てからプログラムを修正するという作り方をしています。趣味でプログラミングするなら、このスタイルでもかまいませんが、プロを目指すならいけません。フローチャートを描いて考えをきちんと整理しないと、品質の高いプログラムを作れないからです。
(pp.52)
プログラミングを学び始めるときに、プログラミング前に分岐やループ処理を整理するためにフローチャートに一度落とし込む、というのは有効だとは思う。しかし、『フローチャートを描いて考えをきちんと整理しないと、品質の高いプログラムを作れないからです。』は本当だろうか?と少し疑問に思った。まず、オブジェクト指向とかWeb系の言語ではフローチャートで表現できないような処理が出てくる。そのときに、フローチャートはまず使えない。

そして、ここでいう『品質の高いプログラム』が何を指しているのかにもよるが、それはならずしもフローチャートよる効用ではないと思う。高品質であるとは、バグが出ないものであるとか、メモリを無駄に使用しておらず処理速度が速いとか、メンテナンス性に優れているとか定義できるが、フローチャートが担保できそうなものは、バグが出ないもの(論理エラーがないとか)ということのみだろう。確かにフローチャート的に思考して論理エラーを回避するというのは、プログラミング前に脳内でイメージする。けれど毎回フローチャートを描く必要があるかと言うと、それはいらないと思った。少なくとも、フローチャートが有用なのはケースバイケースで、必ずしも必要なものではないというのが自分の考え。

フローチャート不要論、有用論はググッたらいろいろ出てくるので、興味がある人は自分で調べたらいいと思う。

あともう一箇所つっ込んでおきたいのは、プログラミング書籍の購入方法について。以下その部分を抜粋。
プログラミング教材には、以下に示したような種類があります。書店に並んだ本がどれに該当するかは、書名と表紙のデザインから判断してください。もちろん、手にとって内容も確認してください。
  1. プログラミングを楽しむ入門書
  2. 言語構文の概要を網羅した入門書
  3. 言語構文を詳細に網羅した解説書
  4. アルゴリズムのサンプル集
  5. プログラミングのTips集
  6. データベースプログラミングの解説書
  7. インターネットプログラミングの解説書
  8. その他
(pp.63-64)
このように示されているが、この本は『プログラミングを楽しむ入門書』だろう。しかし、『書名と表紙のデザインから判断しろ』と示している割に、この本の書名と表紙は全然入門書っぽくない。そして自分は書店で思わず本書をジャケ買いし、実際に読んでみると内容が入門書で、微妙に騙された気がした・・・。書名とデザインから、もっとコアな内容かと思っていたら、完全にプログラミング初心者向けの内容で、プログラミング歴が10年近くの人やIT教育をみっちりやった人にとっては、復習にしかならない内容。まぁ、よい復習にはなったよ。この教訓から、技術本はジャケ買いせずに、Amazonのレビューを一度見て、さらに絶対内容を確認してから買え!!と言える。技術本は2000円以上のものが普通で、しかも読了までかなり時間がかかるから投資工数が普通の本より大きい。それではずれ本を買ってしまったときの失望感といったら・・・。しかも口座残高が残り少なくて危ないというときに買ったものであればなおさら・・・。

この本は、本当にプログラミングをこれから1から学ぼうと思っている人向けの本で、ある程度のレベルのプログラマが読んでも得られるものがあまりないと思う。もちろんよい復習にはなる。けれど、それ以上の能力開発にはならないと思う。また、新人教育担当の人が読めばいいのではないかと思う。

ある程度のレベルのプログラマであるかどうかを確認するためにこの本を読む、というのもひとつの手だと思う。これを1時間以内で読了して、それなりにつっ込みを入れられる人は、間違いなく初級プログラマの域をはるかに超えているだろう。そういう人は、こういう入門書は早く卒業したほうがいい。

ということで、自分も入門書レベルの技術書を読んで勉強した気になるのはもう止めようと思った。もっとコアな技術書を読まなければね。



ifとelseの思考術 プログラマ脳育成講座
ifとelseの思考術 プログラマ脳育成講座

読むべき人:
  • プログラミング初心者の人
  • 基本情報処理技術者を受験する人
  • 自分が初級プログラマかどうかを確認したい人
Amazon.co.jpで『矢沢久雄』の他の本を見る

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February 14, 2009

【雑感】一区切りまで

現在の書評総数は483冊です。
もうすぐ500冊が近いです。

500冊はひとつの区切りになります。

500冊達成の暁には、少しこの書評ブログについていろいろとまとめておきます。今の段階で想定している内容は、そもそもこの書評ブログの始まりのきっかけ、500冊レビューの振り返り、500冊レビューを続けるTips、そしてこれからのこのブログの方向性についてなどを一度整理しておきたいと思います。

今のペースですと、大体早くて3月ごろに500冊達成となります。
その時期が大体入社3年目が終わる頃にもなり、よい区切りだと思います。

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【セミナーレポート】『出逢いの大学』特別講座 vol.2 〜ブランド人の発想勉強術!〜

今日もセミナーに参加しておりました!!

『出逢いの大学』特別講座 vol.2 〜ブランド人の発想勉強術!〜|出逢いの大学

バレンタインデイですが、濃いセミナーでした

講師は、以下のお二人です。

セミナープログラムは以下のようになっております。
『出逢いの大学』学長 挨拶
名刺交換タイム
第1部 客員教授 小山龍介氏
 〜ブランド人になるための発想勉強術〜
第2部 『出逢いの大学』学長 千葉智之氏
 〜人脈×アイデアフルの法則〜
第3部 パネルディスカッション
 〜ブランド人になるための頭の使い方〜
質問タイム
(プログラムから抜粋)
今回も有料セミナーで、どう考えても値段以上の価値を得られましたそのため、毎度のこと本当にキーワードレベルのみ内容を示しておきます。続きを読む


疲れすぎて眠れぬ夜のために

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)
疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

キーワード:
 内田樹、幸福論、人生論、ワンランク下、聴く
戦う哲学者の異名を持つ著者による、ワンランク下の人生論。以下のような目次となっている。
  1.  心耳を澄ます
  2.  働くことに疲れたら
  3.  身体の感覚を蘇らせる
  4.  「らしく」生きる
  5.  家族を愛するとは
(目次から抜粋)
著者はフランス現代思想が専門で、武道をされているということから、戦う哲学者と言われたりするようだ。そんな著者によって、「無理はいけないよ」、「我慢しちゃだめだよ」、「あんまり自分で立てた原理原則なんかに縛られないで、その場の気分に乗って、気楽に生きましょう」ということが家族論、文化論、身体論などから示されている。著者のブログは以下になる。疲れすぎて眠れぬ夜のために』というタイトルの内容を端的に表しているのが、『ワンランク下の自分に』という節タイトル部分になる。著者によれば、向上心を持って、常にワンランク上を目指すような不充足感を原動力にした生き方というのは、もうやめたほうがよいとある。なぜなら、自分たちの未来には無限の可能性があるようで、実はそれほど無限でもなく、自分にできることできないことがある。そのため、そのような生き方をしていると常に不充足感を抱きながらストレスを感じ続け、精神的にも体力的にもしっかり優先順位付けを行わないと、壊れてしまうからであるとある。こういうことが、若い人にわかっていないことが多いとあった。以下、その続きの核の部分を抜粋。
 疲れたら、正直に「ああ、へばった」と言って、手を抜くということは、生きるためにはとてもたいせつなのです。疲れるのは健全であることの徴です。病気になるのは生きている証拠です。飽きるのは活動的であることのあかしです。
 でも、「一ランク上の自分」に取り憑かれた人は、身体や精神が悲鳴をあげるまで痛んでも、なかなか休みません。疲れて立ち止まると、そういう弱い自分を責めます。
 それは自分の身体に対しても、精神力に対しても、酷ですよ。
 向上心は確かにある方がいい。でも、あり過ぎてはいけない。
 人は夢と現実を同時に生きなければなりません。この匙加減がとても難しいのです。
 (中略)
 自分の可能性を最大化するためには、自分の可能性には限界があるということを知っておく必要があります。
 (中略)
 自分の潜在的可能性の「限界を超える」ためには、自分の可能性には「限界がある」ということをしらなくてはいけません。
(pp.14-15)
この部分がとても身にしみる。なぜなら、自分も「一ランク上の自分」に取り憑かれ、激しく自分のレベル上げをしていた時期があり、体が悲鳴をあげているのに気づかないフリをして、結果的に限界を超えて体が病んでしまったからだ。

大学3年時くらいから激しく勉強していたし、1限目からフルコマ講義終了後、夕食を食べて19時から深夜までシステム開発に従事するというのが半年ほど続いて、かなりいっぱいいっぱいになっていた。かなり心身ともに疲弊していたと思う。そして、それが直接的な原因であるからか分からないが、卒業後に腎臓病が発覚した。その後、しばらく入院して休息していたが、そのときに自分の弱さを責めていたと思う。だから、この部分は、限界を超えて病んでしまった自分にとっては、あまりにも身にしみる。ストレングスファインダーの『最上志向』という強みが自分にもあり、無駄に向上心も持っていて、このままではいけないとか思って無理をして激しくレベルアップをしたくなる気持ちもまだあるが。それでも、もう無理をすると冗談じゃなく、本当に疲れすぎて眠れなくなる。だから、この部分の主張はその通りだなぁと、妙に納得した。

自己啓発本を読んだり、セミナーに参加したり、将来の理想の自分像を思い描いて努力したりするのはいいけど、どこかで自分の限界を知っておかないと、本当に大変なことになる。

他にもいろいろ引用したいところが多い。しかし、あと一箇所だけにしておこう。『個性』について一部抜粋。
 でも、個性的であるというのは、「記憶の共同体」への住民登録を求めないということです。頭にぎっしり詰め込まれた「偽造された共同的記憶」を振り払い、誰にも共有されなかった思考、誰にも言えなかった欲望、一度もことばにできなかった心的過程を拾い集める、ということです。
 これは徹底的に知的な営みです。メディアでは人々が「個性的に」ということを実にお気楽に口にしていますが、「個性的である」というのは、ある意味で、とてもきついことです。誰からも承認されないし、誰からも尊敬されないし、誰からも愛されない。そのことを覚悟した人間だけが「個性的であること」に賭金を置けるのですから。
 そんなことができる人間は本当に小数です。ですから、ほんとうに個性的な人間というのは「オレは個性的な人間だ」と思い込んでいる人間の数の千分の一もいないのです。
(pp.108)
真に個性的な人間は、自分のことを『普通だ』と思っているんだけど、世間一般の人とどこかずれていて、結果的に苦しんだりする人のことかもしれない。そういう普通感、個性については、以下の本に通じると思う。個性的である、と自己主張することは、誰にも承認されないで生きることを宣言するようなもの。さすがにその覚悟は自分にはない。

武道の話や家族の話、著者の高校時代の話、文化の話、女性の働き方、優れた作家のコミュニケーションの高さなど幅広く論じられており、とても知的刺激を受けた。また、この本は語りおろしらしい。それでも結構抽象的な用語が出てくるが、難しくはない。

向上心を原動力に激しくレベルアップしていくことに意義はあるのか?とふと疑問に思ったり、残業続きで過労気味で土日は寝てばかりだったり、最近良く眠れずにへんな時間に目が覚めたり悪夢を見てうなされてしまっているような人は、絶対読んだほうがいい。

他にも、著者の本では以下がお薦め。

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)
疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

読むべき人:
  • 常にワンランク上を目指している人
  • 体系的な思想について触れたい人
  • 最近、いろいろなことに疲れてきたなと思っている人
Amazon.co.jpで『内田樹』の他の本を見る

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February 11, 2009

ハムレット

ハムレット (新潮文庫)
ハムレット (新潮文庫)

キーワード:
 シェイクスピア、悲劇、復讐劇、狂気、破滅
シェイクスピアの四大悲劇のひとつ、ハムレット。以下のようなあらすじとなっている。カバーの裏から抜粋。
城に現れた父王の亡霊から、その死因が叔父と母の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる――。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作でもある。
(カバーの裏からから抜粋)
なんとなく本屋の文庫コーナーをぶらぶらしていたら、平積みされていたこの新装丁に惹かれて買った。また、『人生の100のリスト』で、自分の人生の100のリストに『英語でシェイクスピアについて語れるようになる』と載せているので、シェイクスピアを読まないわけにもいかず。まぁ、単にこの美しい装丁をブログにアップしたいという思いから読んだ部分もある。読んでみると、結構面白いなぁと思った。

今更説明するまでもない、シェイクスピアの歴史的な戯曲であるので、内容についての解説や物語のあらすじは自分が示すまでもない。よって、シェイクスピア、ハムレットの説明については、Wikipediaにアウトソースしよう。この物語は、高校生のときに英語の副読本として読まされたので、一応なんとなく内容は把握していた。しかし、簡単な英文であったし、劇でのセリフが示されているようなものでもなかったので、セリフのリズムや言い回しはまったく把握していなかった。翻訳だが、改めて読んでみると、案外すんなり読めた。

読んでみると、やはり独特の表現が多いと思った。何よりも、物事の事象を示すのに、現代語では大げさとも思える比喩が多く使われている。そういう表現が新鮮に感じた。

ハムレットの名セリフと言えば、以下がある。

To be, or not to be: that is the question.

読んでいるうちは、そのセリフがどこにあったのかまったく気づかなかった。後で解説を読んでみて、ようやくどのシーンかが分かった。そのシーンは、叔父のクローディアス王が、ハムレットの学友ローゼンクランツ、ギルデンスターンにハムレットの狂気具合を聞いた後のシーンで、ハムレットが登場するときのセリフだった。その部分を抜粋。
ハムレット 生か、死か、それが疑問だ、どちらが男らしい生きかたか、じっと身を伏せ、不法な運命の矢弾を堪え忍ぶのと、それとも剣をとって、押しよせる苦難に立ち向かい、とどめを刺すまであとには引かぬのと、一体どちらが。いっそ死んでしまったほうが。死は眠りにすぎぬ――それだけのことではないか。眠りに落ちれば、その瞬間、一切が消えてなくなる、胸を痛める憂いも、肉体につきまとう数々の苦しみも。願ってもないさいわいというもの。死んで、眠って、ただそれだけなら!
(pp.84)
このように、ハムレットは人々の前では狂気を装っているが、実際は、内面は苦悶に覆われている。単に有名なセリフを知っているというだけではダメなので、どういう文脈でこのセリフが使われているのかを理解しておく必要がある。

結末は、誰も救われず、クローディアス、ハムレットの母ガートルード、ハムレットと決闘したレイアーティーズ、ハムレットの恋人オフィーリア、そして、ハムレット自身も最後には死ぬ。破滅的な復讐劇だなと思った。父の亡霊に言われて復讐を果たしたが、復讐を企てなければこんなことにはならなかっただろうに、と思った。

自分の中では、ハムレット役としてジュード・ロウ(ジュード・ロウ - Wikipedia)が思い浮かんだ。オーランド・ブルーム(オーランド・ブルーム - Wikipedia)でもありかなと脳内再生してみたが、やはりジュード・ロウのほうがイメージがしっかり浮かぶ。それにしても、このような舞台劇を読むときに、普通の人の脳内イメージはどうなっているのか気になる。つまり、ステージがあり、その上で演技をしている役者を思い浮かべるのか、それとも普通の小説のように映画のような映像を思い浮かべるのかどちらなのだろうか?ということ。本の中では、(ハムレットが登場する)といった描写が出てくるので、ステージ上の演技を思い浮かべろということなのだろうか?

シェイクスピアは全て読もう。シェイクスピアを読むのは、教養のためでもある。欧米のエリートは皆例外なくシェイクスピアを読んでいる、と様々な教養書に書いてある。そのため、海外進出したときに、欧米人のエリートと対等に会話できるようになるためには、シェイクスピアは必読書になる。

まぁ、単純にちゃんと読んでみると面白いと思ったので、他の有名作品も読んでみる。幕間が多くあるので、電車の中で少しずつ読むのに適していると思う。



ハムレット (新潮文庫)
ハムレット (新潮文庫)

読むべき人:
  • 四大悲劇を読みたい人
  • 有名なセリフの文脈を理解したい人
  • 悶々と思い悩む気質の人
Amazon.co.jpで『シェイクスピア』の他の作品を見る

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February 08, 2009

【セミナーレポート】ワクワークショップ Vol.01 横田尚哉氏に学ぶ「ワンランク上の自己投資」

昨日も毎週恒例のセミナーに参加しておりました。

ワクワークショップ Vol.01 横田尚哉氏に学ぶ「ワンランク上の自己投資」 - 〜 ファンクショナル・アプローチ 基礎コース 〜

主催者は、セミナー仲間である竹原健一さん。そして、講師は、以前から何度もお話を伺っている、ファンクショナルアプローチの伝道師、横田尚哉さんです。

今回の内容も濃かったです続きを読む


February 06, 2009

SI力! IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち

SI力! -IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち
SI力! -IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち

キーワード:
 小林 秀雄 / 伊澤 偉行、SI、大規模開発、NTTデータ、事例紹介
NTTデータグループの大規模システム開発事例が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 優れた情報システムを生みだす力とは?
    第一章 【課題解決力】 企業や社会が提示する課題に情報システムで応える
    第二章 【チーム力】 組織体制とリーダーシップでパワーを最大化する
    第三章 【継続力】 「顧客と共に歩むこと」が信頼の絆を強くする
    第四章 【構築力】 時代を超越した「原理原則」の理念に基づく
    第五章 【品質力】 真摯に"バグの根絶"を追求する
    第六章 【突破力】 決してあきらめず困難な状況を打開していく
    第七章  【進化するSI力】 未来につなげるパワーを整備し育んでいく
(目次から抜粋)
この本の概要は以下のようなステップで示すことができる。
  1. 情報システムが社会生活でなくてはならない社会インフラになっている
  2. その社会インフラを支えるシステムインテグレーター(SI)のSI力が求められている
  3. SI力はシステム開発の技術だけでなく、プロジェクトマネジメントなどの人間的な部分も重要であるという考え
  4. SI力について、数多くの取材からまとめて一般化してみよう
そして、取材対象として、NTTデータグループが取り上げられている。以下その部分を抜粋。
 今回、取材のフィールドとして選択したのがNTTデータである。NTTデータは前身である電電公社の時代までさかのぼれば日本で最も歴史があり、国内有数の実績を持つシステムインテグレータである。「きっと、SI力への理解を深める情報を与えてくれるに違いない」と私たちは考えた。
 以降の各章では、情報システム構築の現場で豊富な経験を持つプロジェクトマネジャーをはじめ多くの技術者の人々にインタビューし、彼らの持つ能力に対して様々な角度から光を当てることを試みた。彼らの持つSI力を明確にすることができれば、情報システムの構築・運用に携わる人々にとっても、またCIOをはじめ情報システムと関係を持つ多くの人々にも、そのSI力を共有することができる。
(pp.6)
SI力に焦点が当てられているが、正直そこにはあまりぴんとこなかった。むしろ、競合他社のシステム構築事例として読むと結構面白いと思った。示されている内容は、大規模なシステム開発事例で、大抵は一筋縄ではいかない困難なものである。そのときに、技術的な部分だけではなく、洞察力、構想力、行動力、リーダーシップなどをまとめ合わせたヒューマンスキル的なSI力でそれらのシステム開発を成功に導いた、ということが多く示されている。例えば、構築事例としては、以下のようなものが挙げられる。
  • りそな銀行の巨大システム統合プロジェクト
  • iモードのサービスを支えるシステム「CiRCUS」
  • カード決済システムCAFIS(CAFIS - Wikipedia)
  • 医薬品業界の商取引データをやり取りするJD-NET
他にも事例が多く示されているが、いずれも何百人月という大規模システム構築事例となっている。

なんだかプロジェクトX風で、記事の内容的には、日経コンピューターのシステム構築事例に近い。それらのシステムの概要や起こりうる問題、そしてそれらの問題にどう対処したのかという部分がとても勉強になった。

ひとつ特に面白いと思ったのは、バグをゼロにする品質向上のアプローチだった。システムのバグをいかになくすかを考えたときに、設計工程に鍵があると仮定し、設計書のミスを徹底的に根絶したようだ。そこから、プログラム工程でのバグをプログラム工程で根絶していくことで、運用時にバグが発生しないとある。

詳細設計書の品質向上には、「なぜなぜシート」というものを使用するらしい。これは、問題が発生したときになぜその問題が発生したのかの原因分析や対策が示されていくものらしい。これが、プロジェクトチーム全体にバグ情報として共有され、品質が向上していくようだ。これはなるほどなぁと思った。

他にもNTTデータの社内体制や人材育成の仕組みなどが示されていて、SIトップ企業はやはり教育投資がすごいなぁと思った。PM社内資格認定制度や事業に必要となる人材像とコンピテンシーが定められたプロフェッショナルCDPというものが示されている。

正直、この本は、NTTデータの宣伝みたいなものだが、競合他社の大規模システム構築事例をプロジェクトX風に知ることができるという点では、価値があると思った。また、NTTデータに対する偏見が若干あったけど、少し見方が変わった。

大規模システム開発には、ヒューマンスキルが重要であるということもそれなりにわかってよかった。



SI力! -IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち
SI力! -IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち

読むべき人:
  • 大規模システム開発事例を学習したい人
  • プロジェクト管理に行き詰っているマネジャーの人
  • データは基本的に丸投げしかしないと思っている人
Amazon.co.jpで『SI』の関連書籍を見る

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February 02, 2009

SEのための図解の技術、文章の技術

SEのための図解の技術、文章の技術
SEのための図解の技術、文章の技術

キーワード:
 谷口功、SE、図解、文章読本、デザインパターン
SEのための文章や図解の基本的な表現方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 SEがユーザ/顧客に提示する文書
  2. 第2章  文書がユーザ/顧客にわかってもらえない理由
  3. 第3章  文書を構成する要素
  4. 第4章  平易で読みやすい文書の「構成」と「展開」
  5. 第5章  読みやすくわかりやすい日本語表現の基本技術
  6. 第6章  読みやすくわかりやすい文書にする図解表現技術
  7. 第7章  文書別の表現技術
(目次から抜粋)
この本は、読みやすくわかりやすい文書にする基本的な表現の方法/技術やルール、文章の構成、展開の方法/技術が示されている。以下にこの本の概要を引用。
 本書は、SEがユーザ/顧客に提示する文書を、読みやすくわかりやすいものにする指針の提供を意図しています。SEは、ユーザ/顧客だけでなく、開発グループの技術者に向けても、設計仕様書などの文書を作成します。本書の対象をユーザ/顧客を中心に捉え、彼らに向けて作成する文書をメインに置いたのは、開発グループの技術者向けの文書に比べて、「表現」が重要になるからです。また、ユーザ/顧客は、文書をシビアに見るために、それに応えることができるようなレベルの文書表現技術が必要になるからです。
(pp.4)
このように、ユーザに正しく理解してもらうことを主眼において、この本が構成されている。その方法として、分かりやすい文章の書き方、図解のパターンなどが示されている。

図解、文書についての示し方の本を読んだので、今回は練習もかねて図解を取り入れておく。

3,4,5章は分かりやすい文書の書き方が示されており、これは別にこの本でないと得られないものではない。特にこの本で重要なのは、システム開発業で作成される文書の種類とその目的について解説されている部分になる。以下、1章のまとめを自分なりに図解してみた。

文書の種類と目的

このようにドキュメントのタイプ別に書くべきこと、気をつけるべきことが示されている。

また、以下は、図解と文書の長所、短所についての自分なりの図解になる。

図解、文書の長所と短所

文章表現だけでは、冗長になりすぎたり、イメージがわかなかったりするが、図解を使えば全体像やイメージが把握しやすい。しかし、それぞれに一長一短があるので、それぞれを補完するように両方をうまく使いこなす必要がある。

図解を使うときに、図解の役割を明確にする必要があると示されている。以下のうち、どれなのかを考えるとよいようだ。
  • パラグラフで伝える内容を図解で表現し、それを補助的に説明するために本文を記述するのか
  • パラグラフで伝える内容を文で記述し、その内容をわかりやすく視覚化するために補助的に図解を使うのか
  • 図解と文を相互協働させ、相乗効果的にパラグラフの内容を分かりやすく説明するために図解を使うのか
    (pp.118)
そして、図解をパラグラフの中でどのような役割で使うのかは、そのパラグラフの内容によるらしい。これらの視点はあまりなかったので、とても勉強になった。何でもかんでも図解にすればいいというものではなく、文章、図解のどちらかをメインにして説明するかが重要なようだ。

文書の書き方も多く示されている。文章の構造や起承転結、読点の適切な位置、なるべく肯定文を使うといったことが示されている。特に修飾語を短くして分かりやすいものにすべきというのは、耳が痛いなぁと思った。このブログの文章は、割と長文の傾向がある。それは『〜の〜の〜の〜は』といった修飾語を一文で多用しすぎているということになる。これは気をつけようと思った。

この書評ブログで書評を書くときに、長文で示しているのは、文章作法のためという側面が強い。つまり、適切で分かりやすい文章をアウトプットするトレーニングということになる。優れたSEや技術者は、分かりやすく正しい日本語が書ける必要があるので。

設計書を書いて、上司にレビューしてもらうと、表現があいまいでどちらのことを示しているのかよくわからないと言われたことが多い。設計書は、自分たち作る側の人間だけが分かればいいというものでもない。設計書も納品成果物となっている場合、当然顧客もその内容を読む。顧客はもちろんITの専門家でないことが多いので、そのような人たちにも理解できるように示す必要がある。設計書やパワポの資料は、誰が読んでも一意に理解できるようなものを作れ、といつも上司にダメだしされていた・・・。

仕事であまりパワポを使ったりすることはないけど、いつそのような仕事が回ってきてもいいように図解のパターンを習得しておく必要があると思って、この本を読んでみた。図解だけでなく、基本的な文章作法やシステム開発業に必要な文書の書き方が示されており、とても勉強になった。

若手SEの人は絶対これは読んだほうがいいと思う。適切な文章を書いたり、図解で示せるようになるまで、これは何度も読み返そうと思う。

図解パワポ書評もありかなと思ったが、工数がかかりすぎる・・・。このエントリは2時間もかかっている。



SEのための図解の技術、文章の技術
SEのための図解の技術、文章の技術

読むべき人:
  • 文章を書くのが苦手な技術者の人
  • パワポで優美で分かりやすい資料を作りたい人
  • いつも上司のレビューでダメ出しされすぎている人
Amazon.co.jpで『谷口功』の他の本を見る

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February 01, 2009

【雑感】1月フィードバック

もう2009年の1月も終了していました。

1月の更新状況を振り返りたいと思います。

1月に書評したのは以下の本です。

  1. ムーン・パレス
  2. ターニングポイントに立つ君に
  3. アメリカ国防総省直伝 プロジェクト・マネジメント実戦教練ブック
  4. ワークライフ“アンバランス”の仕事力
  5. SEのための価値ある「仕事の設計」学
  6. はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法
  7. 中小企業向けAccess 開発実践ノウハウ
  8. クオリア立国論
  9. はつ恋
  10. バーのある人生
10冊は微妙な冊数です。今年は300冊書評と目標を立ててしまったので、このペースはまずいです・・・。以下の去年のペースを確認してみましょう。去年の1月は16冊で、明らかにペースダウンです。残り290冊を読むには、月26冊ペースで読まなければなりません・・・。

絶対達成したいのは、技術本100冊です。これだけは死守ですということで、カテゴリの内訳を見てみると、以下になります。

1月書評カテゴリ内訳

技術本が4冊と、地味に少ないです・・・。残り96冊なので、今月から9冊以上読まなければなりません。

技術本はページ数が多く、かつ情報量も普通のビジネス書や新書に比べて多いので、どうしても時間がかかります。かといって、フォトリーディングして読み飛ばすということもしたくありません。自分の仕事道具は熟考し、常に仕事を想定して読み込む必要があるので、どうしても1冊1週間近くかかってしまいました。

とはいえ、読んでいくうちにだんだん飛ばすべきところが分かってきたり、読むスピードが速くなっていくので、今月は最低10冊を目標にしたいと思います。IT系の資格も取得していきたいので、今後も技術系の本を中心に更新していきます

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就活のバカヤロー

就活のバカヤロー (光文社新書)
就活のバカヤロー (光文社新書)

キーワード:
 大沢仁 / 石渡嶺司、就活、騙しあい、茶番劇、被害者
ジャーナリストよって、昨今の企業、学生、大学を含めた就職活動の茶番劇が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 就活生はイタすぎる
  2. 第2章 大学にとって「就活はいい迷惑」
  3. 第3章 企業の「採活」真相はこうだ
  4. 第4章 インターンなんてやりたくない
  5. 第5章 マッチポンプで儲ける就職情報会社
(目次から抜粋)
2月になって、そろそろ就活が本格的になるころなので、この本を取り上げておく。

この本は現在の就職活動状況において、企業、大学、学生もみなどこかで騙しあいの茶番劇が行われていると示されている。そして、三者三様に不満を抱えながら採用活動、キャリア支援、就活を行っているということが示されている。この本の概要が以下のように示されている。
  本書は、企業の人事担当者、大学教職員、学生、就職情報会社、就活コンサルタントなどへの徹底的なヒアリングから得た「生の声」で構成している。
 普通の就活マニュアル本が絶対に書かない、就活の裏側を赤裸々に描き、そのうえで、ある意味青臭く、これからの就活のあるべき姿を提案している。
(pp.11-12)
『ヒアリングから得た「生の声」で構成している』とある通り、企業の人事担当者や大学の就職課、または学生などに実際に会って聞いたと思われる話やエピソードが多く示されている。

この本の対象読者が以下のように示されている。
  • 大学生・・・自分たちの就活がどう見られているか、就活を準備するためのガイドブック
  • 若手社会人・・・自分の就活を振り返り、就活の苦しさなどを再認識するための知的読み物
  • 親世代・・・我が子の就活を見守るための解説書
    それから、若手社員たちの現状を把握するための指南書
  • 企業の人事・・・採用活動をブラッシュアップするためのバイブル
  • 大学教職員・・・就職支援・キャリア教育をさらに進化させるための裏技本
    (pp.12)
自分はもう社会人になって3年目なので、若手社会人という立場でこの本を読んだ。この本が知的読み物かは微妙だが、就活の現状を把握し、自分の就活時代を振り返る良いきっかけになったなと思った。

いろいろと引用してつっ込みを入れたいところが多いんだけど、自分の年齢に近い学生の立場に立ってこの本の内容を一部示しておくことにする。ということで、『第1章 就活生はイタすぎる』を主に取り上げることにする。

1章では、最近の就活をしている学生がいかにダメかが示されている。勘違いをしている学生が多く生み出される原因が、『自己分析』にあると示されている。自己分析に関しては、以下のように示されている。
 さて、この「自己分析」こそが、学生を悩ませているうえに、無限に広がる可能性を奪っているという議論がある。それどころか、かえって早期転職の一因にもなっている、との評すらある。
 そもそも、今まで何も考えずに生きてきたバカ学生に自己分析をしろと言っても無理がある。「バカでした!」という答えしか出てこないではないか。
 具体的に説明しよう。これまで特に何も考えずに大学に入り、サークルやアルバイトなどを漠然とこなす日々を送ってきた人。もっと言うと、これまで平凡な人生を歩んできた人(あるいはそう思っている人)は、自己分析をしても、何も出てこなくて悩むことだろう。
 それはそうだ。自己分析の前は何も考えないで済んだのだから。それでも、それなりに幸せに生きてきたのもまた事実だ。
(pp.27)
学生のほとんどがバカであるというような記述はどうかと思うが、それでも自己分析をしても何も出てこなくて悩むというのはよくわかる。自分の就活時代も、自己分析なるものをやっていたが、何がやりたいのか、どういう方向性がいいのかといったことが明確には分からなかった。そのため、自己分析はある程度方向性だけを見出せたら、それ以上はやる必要はないと思う。

そもそも、入社して社会人になってからもずっと今の仕事は合っているのかどうか、好きなのかどうか?などといったことは思い悩むもので、漠然と志望する仕事をフルタイムで経験したことのない状況でやる自己分析ほど、単なる思い込みに過ぎない。自己分析をするくらいなら、企業分析、職種分析をするべきだと思う。自分のことなんか、考えただけで分かるわけではないんだよ。ある程度いろいろなことを経験していくうちに長い時間をかけて分かっていくんだよ、と思う。

また、『「みんなの就職活動日記」でみんな失敗』という節タイトルでは、就職活動時に得るネット情報について示されている。
 もっとも、ネット上で交わされている情報が選考通過に有益か無益かと聞かれれば、無益な情報ばかりだと言わざるをえない。
 そのそも、学生はまだまだ情報を見る視点や軸が定まっていない。就活はもちろん、世の中全体に対する知識もない。間違った解釈の情報が発信され、それをみんな鵜呑みにし、間違った知識が連鎖していく。
(中略)
 書き込まれている内容も、「学生の不安」が中心で、まったく参考にならない。
(中略)
 結局、「みんなの就職活動日記」でみんなが失敗という現象が起きている。
 これは「2ちゃんねる」やミクシィなどでも同様だと言えるだろう。
 暇つぶしで見る分にはいい。しかし、それを、最終選考のときまで必死になって見て、参考にしようとするのは愚かしいにも程がある。
(pp.57-58)
自分の就活時代も、ネット情報を活用していた。リクナビ、民衆、2chの就職板(就職板 - Wikipedia)が三種の神器のごとくであるかのように利用していたなぁ・・・。自分はほとんどネット情報ばかりを収集して就活していたけど、それはあまりよろしくないよ。本質的で有益な情報などネットにはまず出てこないもので、そういうバイアスがかかった情報をいくら取り入れても無駄に思い悩んだり迷ったりするだけだよ。特に就職板なんかは学歴至上主義、企業ランキング主義が横行しているので、そういうのはネタとして受け止めておかなければならない。自分が提案するのは、ネット上のクリックだけで得られる情報を収集するのではなく、自分の足で本質に近い情報を獲得しろということになる。つまり、企業説明会に1社でも多く参加するとか、OB訪問をするということだ。

自分はOB訪問を一切しなかったけど、今ならOB訪問の価値がよくわかる。有益な情報は人しか持っていない、ということが人脈本などに多く示されており、実際そうだなと実感することが多い。特に学生となると、社会人と話す機会はそんなに多くないものだから、例え選考にはまったく関係ないとしても、OB訪問をして社会人のリアルな声を聞いておいたほうがいい。そういう積み重ねが、コミュニケーション能力の向上にもなるし、自己分析の変わりに見えてくるものがあると思う。だから、自己分析、ネット情報を得るよりもまずOB訪問を積極的に行え!!ということが重要だと思う。まぁ、そういうことを学生時代の自分に言ったとしても、準ひきこもり(「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか?)に近いものがあったので、やったかどうかわからないけどね・・・。それでも、一度勇気を出してやってみて、うまくいったら好循環に乗れると思う。

ネット情報で有益だと思われる確率が高いのは、ブラック企業ランキングだと思う。これだけは、ある程度信用してもいいと思う・・・。人生のリスクを減らすという意味で。これだけやばいということがネットに書かれるというのは、やはり何かあるんだと思う。もちろん、ネタをネタとして(ry

次は面接の話題。『「好き」だけで一点突破しようとすする学生たち』では、面接で志望企業の商品やサービスを好きだからと主張してくる学生が多いと示されている。
 好きなだけでは決め手にならないのだ。
 知りたいのは、「好きな理由の本質」と、それをなぜわざわざ「仕事」や「職場」にしようと思っているものか、ということである。
 好きなことを仕事にすると、嫌な部分が見えてしまうことがあるのは言うまでもない。
(中略)
 それでも「好き」と言えるのか?その「理由」はなんなのだろうか?それを「仕事」にまでしたいと思うのはなぜか?
 面接官はここを知りたいと思っている。
(pp.64-65)
『好き』にもいろいろあって、表面的な部分だけを見て好きと言っているのか、それとも泥臭さやあまりよろしくない部分も認めたうえで好きと言っているのかが重要になる。そもそも、仕事を選ぶときに、『好き』というものを選択基準にするということが必要なのか?ということも一度考えたほうがいい。それは、養老孟司氏が言うように、やりたいこととか好きなことという観点から仕事をするのではなく、道に穴が開いていて、その穴を埋められるのは自分だからその仕事をするべきという考えに通じる。つまり、好きとかやりがいを基準に仕事を選ぶのではなく、自分のできることを仕事にするべきということになる。そういう考えは、以下の本に示されている。とはいえ、これからの競争の激しい時代では、『好き』を貫かなければ勝ち残れないという主張の本もある。そもそも、『好き』なことだと思っていても、好きじゃないこともあるし、やってみたら意外に好きだったかもということもある。だからあまり『好き』を軸にしすぎないほうがいいのだと思う。これらは、早期転職に陥る原因にもなるのではないかなぁと思った。

自分自身に関しては、ITが好きという観点で今の仕事、SEをやっている感覚はあまりない。たまたま大学時代に勉強したことがITだったし、適職診断をやったら必ずプログラマーとかSEが上位に出てくるから、志望業界はITしかないと思って就活した。そして仕事をしてみると、あんまりITが好きじゃないのかもしれないと思い悩んだりもした。今でもITが好きだと断言できない自分がいる。しかし、自分の理想どおりのシステムやプログラムを作れたときは、とても面白いと思える。それは多分、『好き』とは別の感情だと思う。まぁ、何が言いたいかというと、『好き』よりも『面白さ』を軸に考えたほうがいいと思う。

この本で面白いのは、各章のまとめにある。1章のみ一部抜粋。
  • 自己分析は「電気のように明るい性格のテレビっ子」を量産します。ラジオっ子はそれほどではありません。
  • 面接で珍しさを出したいのであれば、「趣味は女装、日常会話はビスマラ語、修行僧経験あり」くらいは言いましょう。
  • 「就活に有利な資格がある」と主張する人には、就職問題を語る資格はありません。
このように、皮肉たっぷりで示されている。

他の章もいろいろと引用してつっ込みたいのだが、あまりにも長くなるので、この辺で切り上げよう。

最後に、この本の青臭い主張を『おわりに』から引用しておく。
 青臭いことを言わせていただく。
 学生に強く言いたいのは、「就活に正解はない」ということである。
 答えは、「探すもの」ではなく、「探す」「考える」などの行為を経たうえで「決めるもの」であるということだ。
 だから、極論のようだが、本書では自己分析もマニュアル本もいらないと断言している。人生に”答え”はない。もっと言うと、人生とは、その”答え”をつくりだしていくものである。
 就活という茶番劇のなかで踊らされるのはやめて、人生というドラマを楽しむ勇気を持ってもらいたいものだ。
(pp.268-269)
これは自分もその通りだと思う。最低限の就活本を読んで、就活のルールを把握し、その後はひたすら行動しながら自分で考えるべきなんだよ。就活本をいくら読んでも、差別化にはならないから、就活本の読みすぎもどうかと思うよ。それよりも就活に関係ない本を多く読むほうがいい。そうすると、3年(修士1年)の秋から本を読み出したのでは、正直遅い。もっと言えば、就活は大学生になった瞬間から意識するべきで、さらに言えば、大学卒業後のキャリアを思い描きながら大学を戦略的に選ぶべきで・・・。

最近の就活本はまったく把握していないけど、自分が最後に読んだ就活本でよかったのは、以下の本。この本は、企業選びの方法、戦略的なエントリーの仕方、さらには入社後の働き方にまで言及されている。読んでおいて絶対損はない。

この『バカヤロー』本は、冒頭に対象読者が示されていたが、誰が読んでもいろいろとつっ込んだりできる部分や考えさせられたりする部分があると思う。社会人になって、就活本などもう読まなくてもいいかなと思っていたけど、たまに読むと、いろいろと今後のキャリアを考える上でも良いきっかけになると思った。

著者の一人、石渡嶺司氏は『転職は1億円損をする』の著作がある。社会人の人は、こっちを読めばいいかも。

学生はもちろん、自分のキャリアを考えたり転職を意識している社会人が読んでも損はない一冊だと思う。しかし、直接この本が役に立つことはあまりないが。



就活のバカヤロー (光文社新書)
就活のバカヤロー (光文社新書)

読むべき人:
  • 就活戦線に出陣する学生
  • 転職しようかと思っている若手社会人
  • 就活の問題点から日本全体まで考えたい人
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