January 2010

January 28, 2010

The Twitter Book

The Twitter Book
The Twitter Book

キーワード:
 Tim O'Reilly / Sarah Milstein、Twitter、入門書、ビジネス利用
Twitterの基本的な使い方から企業利用まで示されている本。オライリーの洋書で、以下のような目次となっている。
  1. Get Started
  2. Listen In
  3. Hold Great Conversations
  4. Share Information and Ideas
  5. Reveal Yourself
  6. Twitter for Business: Special Considerations and Ideas
(目次から抜粋)
この本は2009年6月出版らしい。まだ日本語訳は出版されていないようだ。たまたま、Amazonでこの本を発見し、その後リアル書店のオライリー洋書コーナーに立ち寄ったらこの本があったので、中身を見てみたらまったく読めないこともないと思ったのでがんばって読んでみた。

最近いろいろとTwitter本が出版されているが、この本は洋書、かつ技術者ならみんな読んでるオライリー本なので、まだ書評はどこにも取り上げられていないようだ。

まずは著者の紹介から。著者は、以下のお2人。オライリー社CEOのO'Reilly氏自ら書いているようだ。もう一人のSarah氏は、以前オライリーに勤めていたライターらしい。この2人によって、Twitterの登録方法など初歩的なところから、投稿方法、RTの方法、便利なTwitter関連のサイト紹介、さらにはユーザー同士のコミュニケーションを円滑にする方法、Twitterの企業利用するときに気をつけたほうがよいことなどが示されている。

特になるほどと思った部分について紹介することにする。

まずは、なぜ140字制限であるのかという部分に関して、以下のように示されている。
By the way, posts on Twitter are capped at 140 characters for a reason: text messages on your phone are limited to just 160 characters. Twitter takes base and reserves 20 characters for usernames, leaving you with a tidy 140.
(pp.33)
これは確かTwitterの公式ページにも載っていると思うが、携帯電話が160文字制限で、ユーザー名の確保のために20字使用するので、残り140文字しか使用できないことによるらしい。そして、英文の140文字ぴったりの文章として、以下のようなものが示されていた。
This unusually helpful sentence, including all of the spaces and all of the punctuation, is precisely one hundred and forty characters long.
(pp.32)
これを訳すと、『すべてのスペースと句読点を含めて、この一風変わった役立つ文は、ぴったり140字の長さになる。』となり、文字数は46文字となる。英語と日本語では、同じ意味を表すだけでここまで文字数差が出るようだ。

英文の140文字相当は、日本語だと50文字くらいらしいので、改めて日本語のつぶやきはかなり冗長だなと思った。

また、3章の『 Get great followers 』というトピックでは、よりよいフォロワーを形成するために以下の3つのポイントが示されていた。
  1. Be interesting. The best way to become popular on Twitter is to post messages that other people want to read, retweet and respond to.
  2. Be conversational. Engage with people, whether they're already following you or not. People like it. Plus, when prospective followers hit your Twitter account page, they'll see you're a friendly, thoughtful person.
  3. Follow relevant people. If you follow somebody, there's a good chance she'll follow you back. Use the tips in Chapter 2 to find people who are interested in the same sort of topic you are and follow them. It's the first step in building a relationship.
    (pp.43)
それぞれを簡単に訳すと以下のようになる。
  1. 興味深い存在となりましょう。Twitterで人気者になる一番よい方法は、他の人が読みたくなったり、リツイートしたり返信したくなるようなメッセージを投稿することです。
  2. 対話的な存在となりましょう。他のユーザーがあなたをフォローしていようとなかろうと、その人たちと話がかみ合うようにしましょう。人々はそのような状態を好みます。さらに、フォロワーになりそうな人があなたのTwitterアカウントページにたどり着いたとき、あなたのことを友好的で思慮深い人だと判断するでしょう。
  3. 関連するユーザーをフォローしましょう。もし、誰かをフォローした場合、そのフォローした人がフォロー返しをしてくれるかもしれないチャンスとなります。チャプター2のTipsを使って、あなたと同じような話題に関心がある人を見つけて、彼らをフォローしましょう。それが関係を築く最初のステップとなります。
まぁ、自分もTwitterをやってきた経験上、特に1,2が重要かなと思う。あまりにも独り言になりすぎていると、誰もフォローしてくれない可能性がある。

とはいえ、つぶやくことすべてが誰かにとって価値のあるものであったり、面白いものでなければいけないということはないと思う。そうなると、気軽につぶやくことができなくなると思う。気軽さがTwitterの大きな特徴なんだからね。まぁ、バランスが重要なんだと思う。また、そもそも何を目的としてTwitterをやるかにもよると思う。

また、RT、つまりRetweetに関して、RTよりもviaを使ったほうがよいときがあると示されていた。RTはクライアントソフトなどを使えば簡単にできてしまうため、あまりにもRTをしすぎるとタイムラインをノイズに変えてしまう可能性がある。

そのため、単純に他の人のつぶやきをRTするよりも、なぜそのつぶやきを広めるに値するか?などの自分なりのコメントを元発言者のクレジットを示しつつviaを使って付与したほうがよいとあった。以下のような感じで。
  • "Yadda Yadda Yadda http://someURL (via @OriginalPosterName)."
これはなるほどと思った。まぁ、この本で示されているviaの使い方がQTに相当するんだと思う。ちなみに、上記の本で示されている『Yadda Yadda Yadda』はググったら、『なんとかなんとかなんとか』って意味らしい。初めて知った。

この本が出版されたのが去年の6月なので、出版当時は公式RTの機能はまだなかった。現在は公式RTも使用できるようになり、よりRTがやりやすくなっているので、これは特に重要かなと思った。

いまいち、RTについてイメージしづらいという人は、以下の記事がとても参考になる。特にTwitterをやり始めたばかりの人は、一度は見ておいたほうがよい。

他にも5章では、プロフィール欄を充実させておけば、どんな人かわかりやすいし、また、アイコンは、なるべく顔写真がよいといったことや、背景画像もカスタムスして自分自身を演出しましょうということが示されていた。

6章は、企業がビジネス目的でTwitterを使うために気をつけたほうがよいことが示されていた。簡単に重要部分をまとめると、以下のようになる。
  • 企業情報を一方的に投稿するのではなく、@を使ってユーザーと対話的な内容を投稿すること
  • 顧客となるユーザーと親密な関係を築くためにも企業組織といった単位ではなく、投稿者が誰か分かるように担当の名前や顔をプロフィールや背景画像に設定したほうがよい
  • 自分の企業情報のことばかりを投稿するのではなく、人々が興味を引くほかのサイトのリンクなどを含めた内容を投稿するとよい
  • 属人的な部分を示して、顧客と良好な関係を築くためにも、時には投稿者の個人的なこと(例えば、家族のことだったり日常的なことなど)を投稿するとよい
  • フォローされたアカウントに対してフォローを返すと、対話的な態度を示すことになるのでよい。また、それによってDMが可能になり、カスタマーサポートとして利用できるようになる
こんなところかな。自分も企業アカウントをいくつかフォローしているけど、ボットのように投稿していると思われるものよりも、投稿している人のパーソナリティが見えるアカウントのほうが興味を持ってフォローできる。例えば、ぐるなびとか。まだまだ企業もTwitterの可能性を模索している段階だと思うので、企業担当者はぜひこの6章を読んだほうが良いと思う。

入門書的な内容かと思ったら、結構コアなことやTips、ユーザーの検索に便利なサイト、最近話題になっているものを調査するときに役立つサイト、企業利用の方法などまで示されていて、参考になる部分が多かった。

最近発売されている新書のTwitter本は全然未チェックだけど、きっと違った内容が示されているんじゃないかと思う。ただ、去年の6月出版なので、リスト機能や公式RTについては示されていない。

去年の8月ごろからちょっとづつ読み進めて、やっと読み終わった。ページ数は200ページで、左のページはTwitterの画面ページで、右のページがその内容の解説という構成となっている。なので、実質100ページちょっとの内容となっている。1ページ大体5分くらいかかるとして、まぁ、500分、8時間くらいで読めるんじゃないかと思う。

オライリーのページを見ても、この本が翻訳される様子はまだなさそうなので、英語が得意な人は読んでみるとよいかも。どうでもいいことだが、初めてオライリー本を最初から最後まで読み通した。コアな技術者ならもっとごつい本をたくさん読んでいるようなものだけどね・・・。

自分がTwitterを始めたのは去年の8月からで、この投稿時点でTwitter歴は179日目になるようだ。まだまだ使い方を模索しているような段階かな。個人的にはこの読書ブログとTwitterをもっと連携させられたら面白いかなぁと思う。

例えば、ブログに投稿するまでもないおススメ本をお知らせしたり、対話的にフォロワーからおススメ本で何かないかといった質問に答えたりとか。

あと、自分のTwitterアカウントは以下になります。お気軽に、follow(or unfollow)どうぞ

ところで、昨日、めでたく26歳となりましたTwitterをやっていてよかったなぁと思ったのは、リアルでお会いしたことのある人、そうでない人からも祝福の言葉をたくさん頂いたことです。Twitterをやってなかったらこんなことはありえませんでした。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました



The Twitter Book
The Twitter Book
著者:Tim O'Reilly
販売元:Oreilly & Associates Inc
発売日:2009-05-26

読むべき人:
  • Twitterの概要を知りたい人
  • 企業のTwitter担当者の人
  • 洋書×オライリーのTwitter本に挑戦したい人
Amazon.co.jpで『Twitter』の関連の本を見る

bana1 The Twitter Book Follow Click☆  にほんブログ村 本ブログへ


January 20, 2010

Library Lion

Library Lion
Library Lion

キーワード:
 Michelle Knudsen (著) / Kevin Hawkes (イラスト)、ライオン、図書館、ルール
ある日ライオンが図書館にやってくるという内容の絵本。本屋の児童書コーナーにあった『としょかんライオン』という絵本が目に留まって、これは図書館ブログをやっていて、かつ動物占いがライオンの自分は、取り上げないわけにはいかないと思ったので(笑)、取り上げてみた。

普通に絵本を読んでもしょうがないので、洋書で読んだ。洋書のほうが安かったし、英語の勉強のために。

あらすじを簡単に示す。

ある日、ライオンが図書館にやってきて、貸し出しカードのにおいをかいだり、新刊本に体をこすったりしている。図書館員のMcBeeは、上司のMerriweatherに、図書館にライオンが来たことを知らせるが、Merriweatherは、ライオンといえど、図書館のルールさえ守っていれば何も問題ないということを告げる。

ところが、ライオンが子供たちと本の読み聞かせを聞き終わった後、次の本が読まれるのを期待していたのに始まらないので、大声でほえてしまう。そして、司書のMerriweatherに叱られてしまう。静かにするなら、明日も本の読み聞かせに居合わせても良いと言われて、次の日から早めの時間に来るようになる。

その後、百科事典の掃除や封筒の糊付けなどMerriweatherの仕事の手伝いをしたりしながら、ライオンは図書館にいることが自然になる。しかし、ある日、Merriweatherが本棚の高い本をとろうとしたとき、誤って台座から転倒してしまう。立ち上がれなくなったMerriweatherは、ライオンにMcBeeを呼んでくるように頼む。

ライオンは、Merriweather が倒れていることに気づかないMcBeeを連れてくるために、大声でほえて図書館のルールを破ってしまう。そのことを気に病んだライオンは、図書館を去ってしまう・・・というようなあらすじ。

本書は絵本であるが、内容は結構深い。この本の最後のページの文章が一番教訓的な内容となっているので、その部分を抜粋。
Sometimes there was a good reason to break the rules.
Even in the library.
(pp.47)
本書の場合は、ライオンがMerriweatherを助けるためにほえることであったり、Merriweatherが図書館に戻ってきたライオンに会うために走ったりすることになる。

もうちょっと、一般化するなら、既存のルールに縛られるな、臨機応変にルールを適用しろということだろう。何ごとも例外というものがある。何のためのルールなのか?誰のためのルールなのなのか?を考えるべきなんだろうね、と思った。

イラストは暖かみがあって、ライオンの(・∀・)な表情から(´・ω・`)ショボーンな感じや(*´∀`)ノな感じがよく描かれていると思った。

そもそも、なんでライオンが図書館にやってきたのかが物語中に示されていないので、そこは想像する余地がある。きっと人に育てられて、幼いときに本の読み聞かせで育ったから、ふとそのときを思い出して立ち寄ってみたのかなぁと思った。

絵本だから英文は余裕だろと思っていたけど、案外知らない単語があったり、つい最近覚えた熟語が出てきたりした。一文そのものは短いけど、一回読んだだけでは、何のことかが若干わからないときもあった。そのときはイラストから単語の内容を想像したけど。

普通に本屋で売っているものは、以下になる。

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
著者:ミシェル・ヌードセン
販売元:岩崎書店
発売日:2007-04-20
おすすめ度:5.0

ちなみに、twitterのアイコンをライオンっぽい猫に変えた。以下のサイトでがんばって作成した。思いっきりトラじゃないかという突っ込みもあるかもだが(笑)

あと、以下はネットを巡回していたとき遭遇したおまけ。こんなのが図書館に実際にいたら、ビビるどころじゃないwww

いつか図書館を作ったら、ライオンを飼うか〜!?、というのは無理だから、せめて図書館のエンブレムにライオンを入れたいと思う。

絵本を読むと、結構想像力を鍛える訓練になるし、癒される。何よりも疲れて帰ってきたときに読むと、気分転換になるなぁ。



Library Lion
Library Lion
著者:Michelle Knudsen
販売元:Walker Books Ltd
発売日:2008-01-07
おすすめ度:5.0

読むべき人:
  • 図書館が好きな人
  • 動物占いがライオンの人
  • 将来図書館を作ろうと思っている人
Amazon.co.jpで『Michelle Knudsen』の他の作品を見る

bana1 としょかんライオンクリック☆  にほんブログ村 本ブログへ


January 16, 2010

Notting Hill

"Notting Hill": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
"Notting Hill": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)

キーワード:
 Richard Curtis、ノッティングヒルの恋人、ハリウッド女優、書店員、恋愛物語
映画、『ノッティングヒルの恋人』の簡易版のペンギンリーダー本。以下のようなあらすじとなっている。
Anna Scott is an American film star. She is rich, beautiful and very famous. William Thacker is a shy man who has a small, unsuccessful bookshop in London. Their lives are different in every way, but they are both looking for someone special. Can a future together be more than a dream? Notting Hill is a wonderful and very funny love story.
(カバーの裏から抜粋)
映画は、1999年にジュリア・ロバーツとヒュー・グランド主演によって公開されており、この本は、ペンギンリーダーのレベル3程度の簡易版の物語となっている。

あらすじを簡単に説明すると、バツ一のさえない旅行専門の本を扱っている本屋を経営しているウィリアムは、ある日店に訪れたハリウッド女優アナと知り合いになる。そこから、ハリウッド女優と平凡な男の恋愛が始まるが、マスコミのスキャンダルや、ハリウッド女優と平凡な男の価値観の違いから疎遠になるが、最後は感動的に結ばれるというハッピーエンドな恋愛物語。

この映画を高校生くらいのときに見たことがあった。そのときは、ヒュー・グランド演じるさえない男がすごくいい味を出しているし、最後の記者会見のシーンなどは感動的だったなぁということを思ったのを覚えている。この簡易版を読んでいると、映画のワンシーン、ワンシーンが、英文から想起されてきて、内容の理解がとても楽だった。

また、高校生のとき、リスニングなんかまったくダメだから字幕を必死に追うだけだったが、あの時の重要なセリフは、英文で表現するとこうだったんだなぁということが分かってよかった。例えば、アナがロンドンを発つ前日にウィリアムの書店を訪れて、もう一度やり直したいという気持ちを述べた後の、ウィリアムのセリフなど。
 William though very carefully and then spoke slowly and seriously. 'Anna, I'm an ordinary sort of person. I'm not often in and out of love...' The words were not coming easily. 'Can I just say no to your kind offer?'
(pp.46)
こんなことを言わなければいけないような状況は避けたいもので。逆に、言われたい言葉は以下となる。
I'm also just a girl. Standing in front of a boy. Asking him to love her.
(pp.47)
ハリウッド女優にこんなことを言われたらどうしようか!?、と妄想が広がる(笑)

ハリウッド女優とデートする、という妄想的な野望の発端、根源はもしかしたらこの物語だったのかなぁと思った。高校生のときにこの物語に影響されて、心のどこかでこのようなシンデレラストーリーを夢想していたのかもしれない。現実は全然違うが・・・。

主人公がとても自分と似ているなぁと思った。シャイでさえなくて、書店を経営している男。自分の場合は、読書ブログだが。どこかにこのブログを読んでいるハリウッド女優がいて、ある日このブログを読んだことがきっかけで・・・以下妄想略(笑)

英文でも自分が興味を持っている分野であれば、読むのがまったく苦痛ではない。むしろ続きが気になって読み進めたくなる。一度見たことがある映画の内容というのも、すんなり読めた要因の一つだと思う。

実際は、10章からなるこの本を、仕事帰りの電車の中で20分で1章ずつ読み続けて読了した。1週間で読めなかった。このレベルの内容なら、遅くとも1週間以内で読めるように、もうちょっと速く読む、また読む時間を多めにとるようにしよう。

純粋に面白いラブストーリーだった。ついでに映画もチェックしておいたほうがよいと思う。

ノッティングヒルの恋人 [DVD]ノッティングヒルの恋人 [DVD]
出演:ジュリア・ロバーツ
販売元:松竹ホームビデオ
発売日:2007-04-01
おすすめ度:4.5




"Notting Hill": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
"Notting Hill": Level 3 (Penguin Readers Simplified Text)
著者:Richard Curtis
販売元:Penguin
発売日:2008-04-02

読むべき人:
  • 恋愛物語が好きな人
  • 書店員、書評ブロガーでさえない男の人
  • ハリウッド女優とデートしたい人(笑)
Amazon.co.jpで『Richard Curtis』の他の本を見る

bana1 ハリウッド女優とデートクリック☆  にほんブログ村 本ブログへ


January 09, 2010

日本人の英語

日本人の英語 (岩波新書)
日本人の英語 (岩波新書)

キーワード:
 マーク・ピーターセン、英語、ライティング、論文、頭脳環境
アメリカ人大学教授によって、日本人が陥りやすい英語の間違いについて示されている本。以下のような目次となっている。
  1. メイド・イン・ジャパン はじめに
  2. 鶏を一羽食べてしまった 不定冠詞
  3. あの人ってだれ? 定冠詞
  4. 間違いの喜劇 単数と複数
  5. 思いやりがなさすぎる 純粋不可算名詞
  6. 文脈がすべて 冠詞と複数
  7. 慣用の思し召し さまざまな前置詞
  8. 意識の上での距離 on と in
  9. 「かつら」と「かもじ」 off と out
  10. 明治な大学 名詞 + of + 名詞
  11. もっと英語らしく 動詞 + 副詞
  12. 点と線 完了形と進行形
  13. 泣きつづける彼女 未来形
  14. 去年受賞したノーベル賞 関係詞の二つの用法
  15. アダルトな表現をめざして 先行詞と関係詞
  16. 慎重とひねくれ 受動態と能動態
  17. 知識から応用へ 副詞
  18. したがってそれに応じる 副詞と論理構造
  19. 「だから」と「だからさ」の間 接続詞
  20. 自然な流れを大切に おわりに
(目次から抜粋)
この本は、アメリカ人の大学教授で、日本で教鞭をとっておられた著者によって、日本人が間違えやすい英語の例を取り上げ、それがなぜ間違っているか、そしてどのように表現すればよいかが明確に示されている。

そもそもこの本はどこで知ったかというと、去年一番はてブがつけられた以下の増田記事からだった。ここでおススメされており、さらに以下の本でもおススメされていたので、買って読んでみた。今年の目標は去年に引き続き、英語習得なので、英語の勉強をしているが、英語の文法の微妙な違いがここまで明確に説明されるものはそうはないと思った。今までの学校教育や独学で英語を学習してきたが、この本に示されているような内容は一度も教わったことがないというくらい目からうろこな内容だった。

この本は、著者が1986年から1987年の間に、雑誌「科学」で連載していたものが新書となったものらしい。本書の目的を以下に抜粋。
 本書では,英文に内在する論理がいかに構造的に支えられているか,英語のいろいろな構成がどのような意味をどのように表しているかを考え,英語と日本語の構成と論理の違いからくる日本人の冒しやすい間違いを例として吟味する.そしてどうすればthe mental world of Japanese logic から,英語の「頭脳環境」に入っていけるかを考えたいと思う.
(pp.7)
本書の内容のすべてを網羅的に説明するのは難しい。それはもうこの本を買って読めばいい。よって、概念的な部分を多めに示すことにする。
  • a は名詞につくアクセサリーではなく、「共通単位性をもつもののグループから,一つの」という意味
  • I ate a chicken. は、『鶏を丸ごと一羽食べた』という意味になり、『鶏肉を食べた』という文脈では間違い
  • 名詞につく the もアクセサリーではなく、名詞をより具体化させるためのもの
  • 一般的な現象であるのに、余分な the のために具体的に特定された現象であるかのように表現されてしまう間違いが多い
  • 電子レンジを1台しか持っていない場合は、 she put it in her microwave.
  • 電子レンジを2台以上持っている場合は、 she put it in one of the microwaves. というような数意識がある
  • 冠詞の使用不使用は文脈がすべて
  • 慣用表現のほとんどの場合は論理的根拠も明確にできている
  • Get in the car! Get on the train!の違いは、on はバスの上に乗って「運ばれている」という意識で、in は「運ばれている」というよりも運転により近くなるので、in となる
  • out というのは三次元関係を表し、動詞に「立体感のあるものの中から外へ」という意味を与える
  • off というのは二次元関係を表し、動詞に「あるものの表面から離れて」という意味を与える
  • おなじ日本語の「〜している」でも、英語で表現すると、慣習的行動であったら「現在形」に、継続的状態であったら「現在進行形」にすればよい
  • 英文は、受動態が少ないほどよい文である
それぞれについて、例文とともになぜダメなのか、どう直せばよいのかが示されている。どれもなるほど!!そう考えればよかったんだ!!と思うことばかり。

ちなみに、どの程度のレベルの英文が例として挙げられているかというと、大体以下のようなものである。
That publisher already pays far less than the industry standard per manuscript page, and I therefore find any discussion of further cuts in payment to be totally unacceptable.
(pp.169)
上記の文は、therefore の正しい使い方となる。「Therefore, 」は大げさすぎる表現なので、文中に使うとよいらしい。

もともと論文添削が主な目的なので、取り上げられている英文は若干難しめだと思われる。また、文法の基礎的な知識がないと、なるほど!!と感じることは難しいかもしれない。TOEIC600点未満で読むと、ようわからん、ってなる可能性があるので、それ以上の人が英語の感覚を養うときに良いと思う。

自分も1回読んだだけでは完全に理解していないし、これは暗記するほど読むべき本だと思う。それだけ納得感のある説明がされている。

特に英文ライティングが必要な人は絶対買って読むべき本だと思う。これを手元においておけば、The と a どっちを使うべきか?とか、結論を導くとき accordingly と consequently のどちらを使うべきか?ということに迷ったりしないと思う。

自分の説明ではうまくこの本のよさを伝えられないので、Amazonのレビューを参照して欲しい。9割型が五つ星をつけている良書なので、英語の感覚的な文法理解を明確にしたい人はぜひ読んだほうがよい。

今年1冊目は、英語本となった。本当は別の本を1冊目にしようかと思っていたけど、読了できなかった。まぁ、今年は言語習得がメインテーマなので、別に問題ないけど。



日本人の英語 (岩波新書)
日本人の英語 (岩波新書)
著者:マーク ピーターセン
販売元:岩波書店
発売日:1988-04
おすすめ度:5.0

読むべき人:
  • 英語の文法の微妙な差が分からない人
  • 英語で文章を書く必要がある人
  • ネイティブの英語の感覚を身につけたい人
Amazon.co.jpで『マーク・ピーターセン』の他の本を見る

bana1 2010年1冊目応援クリック☆  にほんブログ村 本ブログへ


January 03, 2010

【ネタ記事】2010年読書戦略

2010年になったことだし、今年はどのように読書をしようか?ということをこの3日ほど思案しておりました。

ちなみに、去年の読書戦略は以下です。

まぁ、2009年の読書戦略は欲張りすぎで、その結果、全然この戦略どおりになりませんでした(笑)

去年の読書傾向を反省し、今年はより読書範囲を絞りました。以下が今年、2010年の読書戦略となります

2010年読書戦略

2010年の学習のメインテーマは、言語習得ということで、去年に引き続き英語学習と、今までさぼってきたプログラミング言語の習得の予定です。

書評500冊達成までは、どちらかと言うと、五里霧中のごとく、自分がどこを目指していけばいいのかわからない状態でした。しかし、書評500冊目以降、セミナーやコーチング、自分との対話を通して、やっと自分の進むべき方向性が分かってきました。

以前は、自分が何をしたいのか、どう生きればよいのか?という迷いの解決がメインテーマとならざるを得なかったため、読む本が散漫でまとまりがありませんでした。それはそれで、いろいろな見識を深められた反面、自分の専門分野の確立にはいたらないと思いました。

そして、去年1年いろいろと考えた結果、やはり自分からIT技術を切り離すことはできないという結論に達しました。つまり現職のIT業できちんと成果を出していこうと思いました。そのためには、専門技術の確立が必要になってきます。

今年はMicrosoft系の技術、クラウド技術をメインに自分の専門技術を確立しようと思います。そのため、それらに関する技術書を多く読む予定です。

また、英語学習に関しては、今年の目標はTOEIC900点越えなので、TOEIC対策として読んだ洋書を紹介することが多くなると思います。洋書のジャンルは、最初は分かりやすいペーパーバックなどの小説から、次第に自分の専門分野のIT技術系のもの、ビジネス書などと対象を広げていこうと思います。

上記の英語とプログラミング言語系の本以外はまったく読まない、ということはありません。ときどきいきぬきに読みやすいビジネス書、自己啓発書、思想書、その他マニアック?な本も取り上げる予定です。しかし、メインコンテンツとはなりません。

さらに更新頻度ですが、今年は何冊読む!!という目標は立てないので、無理のないペースで更新予定です。自分の場合、量をこなすだけの修業的な読書期間は終わりました。これから必要なのは、何を読んだか?であるので、量より質でいきたいと思います。

目安としては、週2回更新のペースを保ちたいと思います。英語に関する本を1冊、IT技術系の本を1冊という感じで、平日に1冊、土日どちらかで1冊という感じです。

今年はTOEICの他にいくつか資格試験にもチャレンジする予定なので、その期間はまったく更新がされない可能性があります。

以上、2010年の読書戦略でした

(・∀・) よろしくお願いします

bana1 読書戦略策定応援クリック☆  にほんブログ村 本ブログへ


January 01, 2010

【ネタ記事】ビジネス書評ブロガーマトリックス2010!! 〜全ブログリンクあり〜

さてさて、2010年となりました。
まずは、新年のご挨拶を。

あけましておめでとうございます
今年も本ブログともよろしくお願いいたします


はい、新年のご挨拶終了〜。

そして、今年もやっていただきました!!

水野俊哉さんによる、ビジネス書評ブロガーマトリックス2010

2010年のマトリックスは以下になります(クリックで拡大)

ビジネス書評ブロガーマトリックス2010

今年も本ブログを載せていただきました

* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ ワーイ

自己投資ゾーンを見てみますと、『賢者の図書館』と『オンライン書評図書館』が・・・

( ゚д゚)ポカーン

オンライン書評図書館』は『賢者の図書館』のリニューアル前のブログ名なので、これは単純に記述ミスかと思われます。後で水野さんにお知らせしておこう。


(追記)

水野さんにマトリックスを修正してもらいました。

自分のブログ、『賢者の図書館』が自己投資ゾーンに

今年も載せていただいてありがとうございます

このブログがビジネス書評系ブログかと言われれば、若干ずれてきている側面もあります。さらに、今年は、もう少し読む本の範囲を絞って、テーマに沿って読んでいこうかと思っております。その詳細については、別記事で示したいと思います。



このようにブロガーマトリックスを眺めて見ますと、さまざまな書評ブログがあるのだなぁということが分かります。新年だし、何かチェックしてみようかな〜と思うけど、自分で各ブログをググるのマンドクセ('A`)っていう方、そんなあなたのためにブロガーマトリックスに載っている全66ブログのリンクをはりましたよ

以下から気になるブログをチェックしていってください

まずは天上天下唯我独尊ゾーンからこのエリアは、もう自分にとっては雲の上のような方々のブログです(笑)いわゆるアルファブロガーゾーンです。

次は、ビジネス書評の大御所ゾーン2010年バージョンでは、リアルでも何度もお会いした女子勉さんブログがこのゾーンに入っております!!

耳で聴く書評ゾーン忙しくて本を読む暇がない!!という方は、Podキャストなどをご利用されると便利かと思います。

まぐまぐ殿堂入りメルマガゾーン自分はあまりメルマガが好きではないので、全然未チェックですが、いちいちブログを見に行くのがめんどくさいとか、メールベースで定期的に情報が届いたほうがいい、という人にはよいかもしれません。

ビジネスセミナー勉強会開催ゾーン自分がご縁のあるのは、千葉さんの『出逢いの大学』です。去年、2009年も何度かお会いしました。また、勉強会、セミナーに行くと、ビジネス書著者とお知り合いになれるチャンスです

お得情報ゾーンは以下のAmazonのみです。アマゾンブックキャンペーンのまとめページがないので、和書カテゴリのリンクです。ついでに何か本をチェックされるとよいかもです(笑)

水野おススメゾーンやはり『せんちえ』さんのところは完成度が高いなぁと思います。要チェックです

活かす読書』はこのゾーンに含まれておりませんが、記事の都合上、一番近いこのゾーンに含めました。

関西在住ブロガーゾーン自分はまだ関西にはなじみがないですなぁ〜。

面白&お役立ち情報ゾーンこの辺は、かなり有名ブログで、はてブがよくつくブログだなぁと思います。書評以外のハック系記事も豊富だと思います。

著者ブログゾーン著者ブログの内容はやはり濃いです。自分のおススメは、内藤さんの『SHINOBY'S WORLD』です。執筆中の本の内容や、ときどきグルメ情報ありです

恋愛ゾーンスゴレン』はRSSリーダーに登録済みで、毎回なるほど〜とか思いながらチェックしています(笑)今年のテーマは地味にモテだったりするので、その他のブログもすべて登録でしょヽ(;´Д`)ノ

がちんこ書評ゾーン自分が読む本を選ぶときや、記事を書くときにとても参考にしているのが『スゴ本』ブログです。もう、このブログを読んでいると、いかに自分の読む本の世界が狭いかが思い知らされます・・・。まぁ、ロールモデルです。程遠いですが・・・。

最後は自分のブログも載っている自己投資ゾーンこのゾーンは、自分も含めて平均年齢が若いのじゃないかと思います。ほとんどの方とお会いしたことがあるし、定期的に勉強会で一緒にがんばっている感じです

ついでに自分のブログ、『賢者の図書館』もよろしくお願いします一応自分のブログの売りは、他の書評ブログではあまり取り上げられないような人文系、コンピュータ技術系の本が出てきたりします。他にも、livedoorやGoogleのRSSリーダーだと読みやすい構成にしておりますので、ぜひRSSリーダーに登録してみてください



こうして全ブログのリンクをはってみると、知らないブログが結構あったなぁ〜と思いました。今年1年を読書でスタートしたい!!という人はぜひ気になるブログをチェックして、そこから読む本を選んでいけばよいかと思われます

今年から書評ブログを始めようと思う方は、それぞれブロガーのスタイルが全然違いますので、自分に合うスタイルを真似すればよいかと思われます。水野さんもブログで言及されておりますが、どこもレッドオーシャンなので、有名ブロガーになりたい!!とかアフィリエイトで儲けたい!!という方は、始める前に戦略をしっかり練ったほうがよいです。

自分は今年はどこのゾーンを攻めようかなぁ〜と思案中でもあります。『モテ・恋愛ゾーン』がブルーオーシャンらしいので、誰か始めないかな〜(笑)自分は一応、今年は自分の専門技術であるIT系を攻めようかと思います

そうそう、マトリックスを作ってくださった水野さんの本も要チェックです

「ビジネス書」のトリセツ「ビジネス書」のトリセツ
著者:水野俊哉
販売元:徳間書店
発売日:2009-08-01
おすすめ度:4.5

去年発売で、自分はまだ途中までしか読んでいないですが、今年1年読むべきビジネス書を選ぶときに絶対参考になる1冊だと思います

モテ本案内51モテ本案内51
著者:水野 俊哉
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2009-12-03
おすすめ度:4.5

地味に今年の自分のテーマはは『モテ』だったりするので、これは1月中に早めに読まなければと思っているしだいです(笑)

誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則(気づき)誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則(気づき)
著者:水野俊哉
販売元:きこ書房
発売日:2009-12-22
おすすめ度:5.0

これは本屋でチラッと立ち読みしましたが、かなり読みやすくて、毎日1回は気になるところを気軽に読める内容だと思います。まずは、自分も買いませんとね(笑)

以上、ビジネス書評ブロガーマトリックス2010、全66ブログリンク付き!!のご紹介でした

水野さん、今年も載せていただき、ありがとうございました!!

bana1 今年もよろしくお願いしますクリック☆  にほんブログ村 本ブログへ