June 2011

June 29, 2011

働かないって、ワクワクしない?

働かないって、ワクワクしない?
働かないって、ワクワクしない?

キーワード:
 アーニー・J. ゼリンスキー、人生、仕事、幸福、自由時間
人生の自由時間について示されているガイドブック的な本。以下のような目次となっている。
  1. 第一章 あなたも、のんきで気楽な生活ができる
    第二章 ものの見方が生き方を変える
    第三章 仕事人間は奴隷と同じ
    第四章 あまり働かないことは健康にいい
    第五章 失業―自分がどんな人間かを知る真のテスト
    第六章 私を退屈させているのはこの私
    第七章 誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
    第八章 受身の活動だけでは何も得られない
    第九章 禅の教え―今この瞬間に生きよ
    第十章 くだらない仲間といるよりひとりになれ
    第十一章 優雅な生活に大金はいらない
    第十二章 終わりは、今、始まったばかり
(目次から抜粋)
本の装丁とタイトルから、なんだか無職のすすめとかネオニートみたいなものを想像しがちではあるが、本書は、どんな状況であろうと自由時間をもっと楽しみ、充足を感じるためにはどうすればよいかが著者の経験などから示されている。

本書の全体的な概要などは網羅的に示せないので、ところどころなるほどと思った部分を引用しておく。

人生で本当に大切なこと』という節タイトルから。
本当の成功は、所有するモノや仕事で測るものではない。私たちのアイデンティティはモノとは別の次元にある。結局、重要な唯一のことは、現在、私たちがどう生きているかということだ。何を学び、どれだけ笑い、どれだけ遊び、どれだけの愛を周囲の世界に注いでいるか。それこそ、人生で本当に大切なことだ!
(pp.63)
日々の仕事の忙しさに追われていると、自分の人生で本当に大切なものは何だったのだろうか?と分からなくなっていく。そうゆう状態がしばらく続くと、夢とか野望とか、そういったものも知らない間に社会や組織が持たせようとする意識にとって変えられてしまう。

第四章では働きすぎて、健康を害してしまっては何の意味もないというようなことが示されている。仕事中毒ではいけない、余暇を楽しもうとも示されている。そして、『あなたの使命は何?』という部分で、以下のように示されている。
 成功した人が幸福なのは、自分の使命を持っているからだ。毎朝、起きるのがつらいなら、あなたは自分の使命をまだ見つけていない。人生において重要な使命を持つことは、真に生きていることを意味する。使命があれば、毎朝、これからの一日に興奮と情熱を感じるだろう。雨が降っていようが雪が降っていようが、カンカンと日が照っていようが、早く動き出したくてたまらない。あなたの使命は、魂によって定めされる人生の務めだ。あなたの真髄であり、この世に生まれた理由なのだ。
(pp.97)
使命感に目覚めること。これが直近の自分のテーマだったりする。例えば、このブログに限って言えば、『自分の読んできた本と実体験をベースに、本当に必要としている人に自分が読んだ本を共有すること』となんとなく定義付けている。まだまだ体現できているか分からないけど。

ブログでは設定できているけど、仕事のほうはどうだろうか?本書によれば、使命感は何も仕事だけではなく、ボランティア活動や娯楽、趣味などの自由時間を通じても果たせると示されている。それでも、日々の生活で多くの時間を費やすのだから、仕事でも使命感に目覚められたらなぁと思う。まだまだ眠れる獅子!?みたいな状態で。

さらに、第七章では、『自分の欲求をテストする』というものが示されており、そこには以下のようにある。
 自分がしたいと思うことを、あまりにも長く犠牲にしてきたために、それが何だったのか忘れてしまったのかもしれない。本当に欲しいものが何かわからないという人は、自分自身を発見するために時間と努力を惜しんではならない。自分の欲求をはっきりさせることは、自分自身で、また、他の人の助けを借りてできるはずだ。
 本当に欲しいものを発見するために、欲しいと考えるものを全部書き出してみる。そうやって目に見える形にしてから、それが本当に自分が望むものかどうかテストする。
 紙に書いたり、黒板に書いたり、パソコンに入力したりして自分が欲しいと思うものを記録する。そしてそれについてじっくり考え、その望みがどこから来たのか明らかにする。自分自身がそう望むのか、それとも誰かに言われてそう望んでいるのか、はっきりさせることが重要だ。
(pp.179)
何となく周りの空気とか世間体を気にしすぎてやりたいことが刷り込まれている可能性だってある。もしくは本当にやりたいことがあるのに、周りの人に言えなかったりするかもしれない。自分自身もそういう部分が少なからずあったりした。

3ヶ月以上前に発生した東日本大震災後ということもあり、人生はいつ終わるかわからない、という人生の有限感みたいなものを以前より強く実感しつつある。なので、自分のやりたいことを今一度再考する必要がある時期かなと思う。本書でもやりたいことの楽しい活動のリストがたくさん示されているが、同様にヒントとなるのが以下の本。3年前に自分も100のリストを作成したが、電子データがなくなっていることもあったり、あれからいろいろとあったりしたのでまた新しいリストを作成しようと思っている。これはとてもワクワクする作業だよ。

あと1箇所第九章の『究極的なゴールはプロセスだ』から抜粋。
 自由時間は、自動的に実りある時間にはならない。充実した人生を送るためには、努力して何かを達成する必要がある。何か重要なことを達成するには、活動を始め、それを続けなければならない。
 人生において幸福な人々は、幸福になるために外部の状況に頼っていない。自分で行動し、自らものごとを起こしている。自ら行動する人たちは、目的もなく漂流し、行き当たりばったりに生きることでは満足しない。ゴールを定め、それに到達するために行動を起こすのだ。いったんゴールが決まれば、ゴールに到達するより、ゴールに向かって努力する方が重要になる。
(pp.244)
ゴールなんかなくてもなんとなくは生きていけるのは事実。しかし、自分は、どう考えても適切なゴール設定がないと日々充足感を得られないタイプ。TOEIC900点突破を目標に設定して、毎日修行していたときのほうが精神的に充実していた。今までずっとそうだった。だから、自分の人生を賭けるに値する目標を設定したいと思うし、30歳が徐々に近づいている今、それをきっちり定義する時期だと直感的に思っている。

最後に、本書に示されている自分の使命を明確にするためのワークを簡単にやっておこう。

1. あなたが情熱を傾けるものは何?

読書とかブログ更新とか本に関係することかな。さらには映画を見たり、漫画を読んだりすること。最近ではゴルフを始めて、それは自分自身が何か上達する達成感みたいなものを感じられるものかな。資格試験対策とかも。

2. あなたの強みは何?

まぁ、この問いはストレングス・ファインダーと同じことを書くことになるかな。最近体得した一番の強みは、貪欲に継続して努力し続けられることではないかと思った。あとは人よりも圧倒的な物量を書くことができることかな。社内でも自分の作る図解入りの資料はかなり評価が高いしね。

3. あなたのヒーローは誰?

生き方のお手本になってくれる人を有名、無名なんでもよいから3人挙げろと示されているが、特に思いつかない。フィクションの世界もありなら、ロールモデルとして、ジェームズ・ボンド、コブラとか島耕作とかかな。全員強かったり圧倒的にモテたりするからねwww

4. あなたが発見したいこと、学びたいこと何?

探求したいテーマや分野は何か?ということだが、これは何だろう。直感的なキーワードとして『物語』がある。フィクション、ノンフィクションも含めて、なぜ人は物語を作成してきて、またそれに惹かれるのだろうか?っていうもの。質問1で示したように、漫画、映画、小説などの物語になぜ自分は惹かれるのか?というのを一旦深く考えたいと思っている。

まぁ、こんなところでしょう。ワークは他の事柄に関してもたくさん示されている。

本書は300ページほどの分量で、翻訳ものでも読みにくいとはあまり感じなかった。文中のところどこに偉人や賢人、有名人の格言が引用されているので、そういう部分を読んでいくのも楽しい。

3年ほど積読状態だったけど、最近になって1ヶ月くらい時間をかけて読んだ。一気に読めないタイプの本だし、じっくりと焦らずに考えながら読むべきタイプの本。本書のキーワードが「自由時間」なんだからそんなに急いではダメさ。ところどころに出てくるワークをやりながら、自分の人生についてワクワクしながら読むとよい。

ただ残念なのは、本書はすでに絶版になっているようで、Amazonのマーケットプレイスでは2200円ほどの値がついている。定価は1800円。大型書店に行けば、もしかしたら在庫があるかもしれない。

今日は午後から病院で検査の日だったこともあり、病欠で仕事を休んだ。検査まで飲み食いするなと言われていたし、今日は灼熱な天気だし、そんな状態で出社したり、移動したりするとリアルに危険だったし。なので、平日のこの時間まで働かないでブログ更新してた。ワクワクするね(笑)。

割と時間的に余裕がある人とか、自分の人生について考えてみたい人はぜひ本書を手に入れて読んでみたらよいと思う。何度も繰り返して読みたい1冊。



働かないって、ワクワクしない?
働かないって、ワクワクしない?
著者:アーニー・J. ゼリンスキー
販売元:ヴォイス
(2003-09-01)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 日々仕事に忙殺されている人
  • 時間的余裕がある人
  • 自分の人生の今後について考えてみたい人
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June 25, 2011

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点

キーワード:
 キム・デギュン、TOEIC、900点、単語、最強
TOEICのバイブル本の著書がある著者による単語本。基本的なコンセプトは以下の単語本と同じ。結論から示すと、この単語本が最強!!900点以上取りたかったらこの本の単語を全部覚えろ!!

TOEIC用に限らず優れた単語本は他にもある。例えば、DUO。DUOはとても効率よく覚えられるし、例文が面白いからよいんだよね。しかし、DUOの単語ではせいぜい730点を取れるかどうかっていう内容だったりする。では、TOEIC用の定番単語本の出る順英単語ではどうかというと、表紙には860点までOKとあるが、まぁ、800点くらいかなと思う。完全に覚えれば860点は行くかもだけど。しかし、これらだけでは900点の壁はなかなか超えられない。900点以上のレベルとなると、必要なのは文法とか回答テクニックとかいった瑣末なことではなく、最後は単語となる。その900点レベルの単語が多く収録されているのが本書となる。

著者はTOEICを10年ほど受験し続けてきた経験があり、その過程で本当に本試験で出た単語が収録されている。これは他の単語本とはわけが違う。出る順英単語と比較してみよう。

例えば、『furnace』という単語。これは本書では860点レベルの部分に収録されているもので、意味は名詞で「炉、暖房用ボイラー」とあり、Part1,3,リーディング部分で出てくると示されている。これはいかにもPart1の写真描写問題で出てきそうで、この単語が分かってないとまず落とす問題となる。これが出る順英単語には載ってない。

他にも『appraisal』。意味は名詞で「評価」というもので、いかにもPart7の求人広告問題に出てきそうなものだし、実際に本試験でも見たことがある。これも出る順英単語には出ていない。

990点レベルの章にある『editorial』は出る順英単語にも収録されている。出る順英単語では形容詞として「編集者の、編集(上)の」としかないが、本書では名詞で「社説」と示されている。同じ単語でも収録されている範囲が違う。

さらには『giveaway』という単語。意味は「景品、おまけ、無料サンプル」。いかにもTOEICが好きそうな単語で、complimentary とか free of charge といったものにパラフレーズされそうなもので、これも出る順英単語には収録されていない。

他の単語本は持ってないので比較しようがないが、このような本当に出る単語の差がそのまま点数差に反映されていく。800点を越えたあたりから単語を知っているかどうかで点数が削られていくので、最後は本当に出る単語を知っているかどうかが勝負になってくる。

本書の収録単語数は938、熟語数は180ほどで、割とコンパクトにまとまっているほうだと思う。赤シート、CD音声もあるので覚えやすいと思う。

この本の使い方は、知らない単語にチェックをつけて、その単語と意味を速読でチェックしていき、大体20分以内で本書を1回転するのがよいと思う。単語は1日10個というように分割して覚えるのではなく、多くの個数を毎日同じだけ総チェックして回転数を上げたほうが覚えやすいとか科学的な根拠があったはずなので、それがよいと思う。

実際自分はこの単語本を帰りの通勤時間中の15分で1回転するというのを繰り返し、大体少なくとも30回転はやったと思う。それでも990点レベルの章の単語はまだ完全ではないけど、おかげで955点を取得できたと思う。

自分が使っている単語本がいまいちいけていないのではないか?とか、収録語数が4,000とかあるやつのほうがいいのではないか?と思ったりして、いくつも並列でやりたくなってくるけど、それはあまり意味がないのでお薦めしない。本当に信頼性の高いコンパクトにまとまっているものを徹底的に繰り返したほうが確実。その信頼性の高い単語本が本書だと自信を持って言える。

明日は6月のTOEICの本試験だね。受験直後に微妙に単語が分からないなぁと思う人は、帰りに書店でこの単語本をパラパラ眺めてみるとよいよ。この単語出てた出てた!!とか、こういう意味だったのか!!というのが結構あるから。自分は毎回受験してこの単語本を繰り返すたびにそのように感じていた。

あと単語チェック時には修行するイメージで熱い気持ちでスピードをつけてやったほうがいい。熱い気持ちになれるお薦めアルバムはこれ!!

ETERNAL FLAME(DVD付)ETERNAL FLAME(DVD付)
アーティスト:Do As Infinity
販売元:エイベックス・エンタテインメント
(2009-09-30)
販売元:Amazon.co.jp

もうタイトルとジャケ写真からして燃え上がっているでしょうwwwこのアルバムの『最後のGAME』っていう曲が熱くていつもTOEIC当日に受験会場まで向かうときに聞いていた。『Play The Game 始まる 最後の勝負俺とお前とどちらが勝つか〜♪』って感じで熱い気持ちになれるwww本書はCD、赤シート付きで著者のTOEIC受験10年の経験値が凝縮されており、本当に出る単語が収録されているので絶対これをお薦め!!これで1,200円は超お買い得!!これを完璧に暗記すれば900点は間違いない!!



新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―860点・990点
著者:キム・デギュン
販売元:旺文社
(2008-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICで900点以上取りたい人
  • 信頼性の高い単語本を求めている人
  • 最強の単語本で修行したい人
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June 24, 2011

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点

新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点

キーワード:
 キム・デギュン、TOEIC、単語、点数別、核心語彙
TOEIC本のバイブルの著者によって点数別に単語が収録されている本。目次は特に示すほどのものはないので省略。本書は、TOEICを10年以上継続して受験してきた著者によって本当に出る単語が点数別に収録されている本。

キム・デギュン氏といえば、TOEIC本のバイブルとして以下の本がある。この本の最後の方に『核心語彙』として単語が406個示されているが、それをもっと拡張したのが本書だと思われる。

本書の特徴を簡単に示しておこう。

本書はタイトルにあるとおり、600点、730点レベルの単語が収録されている。600点レベルを7日間、730点レベルを7日間の計14日間で学習できるように章立てされている。1日当たりの単語数は約70ほどとなる。各章の最後に熟語も示されており、14個ほど収録されている。

本書の構成としては、まず単語の横に四角いチェックボックスがあり、そこで覚えたかどうかのチェックを記入できる。そして単語、単語の品詞、意味が2,3個示されている。また、本書の特徴として、その単語がPar1,2,リーディングなどとどのパートに出やすいかが示されている。これは他のTOEIC単語本にはあまりない特徴だと思う。

また、各単語には1,2個の例文が示されているので、文章で単語を覚えることができる。さらに派生語も収録されている。さらに、CD付きなので、音声でも単語を覚えることができる。そのため、単語1つあたりの情報量は割りと多いほうだと思う。

ただ、CD音声は、英単語の発音とその日本語の意味のみが淡々と続き、各単語の例文までは収録されていない。そこはちょっと残念な部分ではあるが、リスニングにおける単語の音と意味を紐付けるトレーニングとして聞き込んでおくのがよいと思う。

TOEICの単語帳の定番といったら出る順英単語がある。出る順英単語を1冊やれば十分とお思いでしょう。自分もそう思っていたけど、出る順英単語は抜け漏れがある!!これは連続してTOEICを受験しているとかなり実感する。出る順英単語の単語選定は、市販の問題集や模試から統計分析して選定しているので、本試験のものを正確には反映していない。

しかし、キム・デギュン氏の本書は10年TOEICを受験し続けた経験値から単語が選定されているのがよく分かる。例えば、『mop』という単語。意味は「〜モップでふく」という単純な動詞で、本書の600点レベルのところに収録されているが、出る順英単語には収録されていない。これ、実際にPart1の写真描写で出てきたのを実感した。

他にも『streetcar』。730点レベルのところに収録されている単語で、「路面電車」という意味。これも出る順英単語には出ていないが、いかにもPart1の写真描写に出そうで、電車の写真を見ながらtrainを思い浮かべていて、『Some passengers are getting off from the streetcar.』という音声だった場合、車と電車どっちよ!!と混乱してそこでリズムが狂うのが目に見えるwww。こういう微妙な本当に出た単語を知っているかどうかが点数を稼ぐポイントなのだと思う。

なので、TOEIC本試験直後にこの単語本をパラパラと見返すと、出てた出てた!!っていうのが結構あった。もちろん、出る順英単語と重複する部分がほとんどだけど、その抜け漏れを埋めることができるのが本書と思われる。

本書の使い方は、覚えていない単語のチェックボックスにチェックを入れて、15分でその単語だけを見ながら速読で本書を1回転するのがよい。それをできれば1日1回やっていけば、大体単語は覚えられる。そんで通勤時間などに歩きながらiPodなどで音声を聞き流していれば、1ヶ月あれば大体覚えられると思う。

速読で1回転するには激しい音楽がお薦め。でもまぁ、最近Lady GaGaさんが来日してきているし、自分が去年の今頃はまっていたので、以下をお薦め。

ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)ザ・フェイム-デラックス・エディション-(DVD付)
アーティスト:レディー・ガガ
販売元:ユニバーサルインターナショナル
(2009-07-22)

GaGaさんはマジッパネェwwwいや、ホンとこのアルバムも最近の『Born This Way』もよいよ☆あと、リスニングが450点以上超えると大体歌詞も聞き取れるようになるよ。

ということで、単語も地道に修行して覚えるのみ!!



新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
新TOEICテスト 一発で正解がわかる英単語―600点・730点
著者:キム・デギュン
販売元:旺文社
(2008-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 単語を効率よく覚えたい人
  • 出る順英単語は微妙だと思う人
  • TOEICで点数を地道に稼ぎたい人
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June 22, 2011

本は、これから

本は、これから (岩波新書)
本は、これから (岩波新書)

キーワード:
 池澤夏樹編、本、電子書籍、紙、読書論
作家の池澤夏樹氏が筆頭となって、紙の本についていろいろと論じられている本。紙の本に携わってこられた各界の識者37人がやはり紙の本がいい、と言うようなことを示している。それらの識者は全部示すと冗長なので、岩波新書の以下のページを参照。やはり気になるのは、初めから紙の本のアンチテーゼとして電子書籍が捉えられている部分か。紙の本を脅かす黒船来航、という位置づけでiPadやKindleを筆頭とする電子デバイスを捉えられている気がした。それはそれで仕方のない部分があるかもしれない。

ここで意見を述べられてる識者の平均年齢は大体60歳前後なので、紙の本の出版や執筆、そして読書を長く携わられてきた方々だろう。誰だって長く携わってきたものに対しては愛着がわいて、それに対する評価にバイアスがかかり、客観性を保つことは難しいだろう。そして、そもそもこれらの方々がどれほど電子デバイスを使いこなしているか?ということが気になった。

PCやIT技術の発展と共に育ってきた平均年齢が40歳前後の識者たちで執筆陣を構成したなら、きっと電子デバイス礼賛が多かっただろう。けれどそこには別に紙がダメだという意見もたぶんそんなにないだろうと思う。

結局、紙か電子かの単純な二項対立で終始するのは違うのではないか?と思った。紙と電子の両方の特性を理解したうえで、では本はこれからどうあるべきか?ということを考えていくべきではないのかなと思った。

とはいえ、この本はとてもいろいろと考えさせられることが多かった。例えば、内田樹先生の『活字中毒患者は電子書籍で本を読むか?』というタイトルのもの。内田先生によれば、電子書籍の場合は「宿命的な出会い」が起こらないと示している。曰く、電子書籍で読む場合は、事前に読みたい本が分かっていて検索して読むことができる。

しかし、その場合は著者もタイトルも知らなかった本をたまたま手にとって出会うという偶然性がなくなるらしい。宿命の本との出合いには、『独特のオーラに反応して、引き寄せられるように手に取った』という物語が必要で、それは紙の本でしかありえないらしい。

これはなるほどと思った。これはよく大型書店に行くと実感する。本の背表紙とか装丁のデザインに引き寄せられ何となく買った本が当たりだった!!ということは結構ある。その反面はずれもあるけど、そういう偶然性の楽しみがあるから書店に行くかな。まだ電子デバイスを使いこなしてないから、本当に電子デバイスだと偶然性が起こりえないのかは確認できないけどね。

あとは柴野京子さんの『誰もすべての本を知らない』で示されていること。曰く、電子書籍の出版状況に限らず、インターネット書店の発展もあり、世の中に本があふれている状況となっている。そのような状況での本を選択することの難しさが示されている。以下その部分を抜粋。
 ごく単純に考えて、人が認識し、現実に見ることのできる本の量には限界がある。選べる対象がいくらふえても、こなせる量がふえるわけではあるまい。むしろ選択肢がふえればふえるほど、選ぶのにエネルギーを費やさなくてはならなくなる。早くて便利な検索エンジンは、この問題をたやすく解決してくれるかのようにみえるが、時間と手間が短縮されたからといって余裕が生まれるとは限らない。にもかかわらず、知らないうちに「すべての本の中から〔最適なものを〕選ぶ」ということだけが、無条件によいこととしてスタンダードになっている。
 いかに「すべて」を網羅して「最適」なアルゴリズムを設計するか、が問題になっている。けれども、ほんとうはどう考えても「すべての本」を見ることなどできないし、人間がそこから「最適な一冊」を選びとることなどできはしない。それにどういう回路を経てきたとしても、一冊の本が一冊の本でしかないのなら、手の届く範囲でめぐってきた本を読むことと、何万、何億という書物のなかから最適として選び出されたものを読むことに、どれほどの違いがあるだろうか。
(pp.110)
大型書店で本を買うとき、新たに本を読み始めるとき、この読書ブログで記事を書くときにいつも本を選択することについて意識させられる。読みたい本は大量にある。けれど、こちらの本を読めば、あちらの本は読めなくなる。攻殻機動隊のような電脳化が実現されない限り、常に読むべき本を選択せざるを得なくなる。

そういうとき、いつも悩む。目的を絞って選択的に読むべきか?それともたまたまめぐってきた本、自分の興味関心、直感に従って読むべきか?前者は仕事で成果を出すといった場合にはとても重要な観点。後者は自分自身の生き方、幅を広げるには必須。それぞれ一長一短があり、使い分ける必要がありそうで。しばらくは選択と集中がテーマなので、前者でいこうと思う。

生きている間に読みたい本は全部読めないだろう。
 人はさまざまなことをきっかけに、一冊の本を手に入れる。あたりを見渡せば、あらゆるところに本はある。その中で、納得できる何冊かの本とほどほどに出会える才能がありさえすれば、たとえ「すべての本」に行きつかなくても人は幸福に生きていくことができると思うのだ。
(pp.111)
とても励まされる言葉で。そして、この本もまた、お薦めされて手に取った本となる。そういうのがとても楽しい部分でもあるし、だからすべて読めなくてもいいかなと思い込むことにしよう。足るを知るという境地で。

電子書籍か紙か、という媒体で終始していると本質を見失うのではないかなと思う。これから生き残る出版社は、紙とか電子とかいった媒体を売るようなところではなく、それらの中身、もっと言えば読者の需要を満たす良質なコンテンツを供給するところだろう。

電子化の流れは止められない。電子書籍になる分、出版の敷居が低くなって、出版点数はもっと増えるだろうね。そうなると、よりコンテンツが重要になる。一読者として、必要なのは紙とか電子といった表層的な媒体ではなく、その中身なのだ。

個人的には漫画、技術書、ビジネス書、写真集とか旅行記、レシピ本などはもう全部電子でいい。カラー写真とかと相性がよいし検索性にも優れているからね。特に漫画は本当に全部電子化してほしい。本棚があふれかえっている状況だし。逆にフィクション、物語、小説、エッセイなどは文庫サイズの紙の本がよいかなと思う。

紙も電子も含めて、本は、これからといったところか。そして、本書が読書ブログを始めて600冊目の記事となる。このブログもまだまだこれから、ということだね。



本は、これから (岩波新書)
本は、これから (岩波新書)
販売元:岩波書店
(2010-11-20)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 紙の本が好きな人
  • iPad、Kindleなどの電子デバイスで本を読んでいる人
  • 本のこれからについて考えてみたい人
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June 21, 2011

スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング

スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング

キーワード:
 甲斐幸治、TOEIC、リーディング、900、トレーニング
TOEICのPart7対策本。本書の構成は、第1章が『「パラフレーズを見抜く」集中トレーニング』、第2章が『パターン別 練習問題』、第3章が『模擬試験』となっている。

本書の特徴が示されている部分があるので、それを抜粋。
  1. 従来のPart7対策書のほとんどは、ただ単に練習問題を解いて、答え合わせをするというものであるが、本書はまず最初に「パラフレーズを見抜く」集中トレーニングを徹底的に行うことからスタートする。この読解メソッドにより、Part7を解く基礎的な読解力をしっかりと養うことができる。
  2. Single PassageとDouble Passagesの豊富な数の練習問題が、分野・パターン別で配列されており、高得点を取る人は頭の中でどのような思考を行いながら問題を解いているのかが論理的な解説により、はっきりと理解できるようになっている。まるで家庭教師の先生がていねいに1つずつ長文問題の解き方を説明してくれるような臨場感あふれるユニークな解説といえる。
  3. 最後に、本番のPart7と同じ量、同じレベルの模試にチャレンジできる。模試問題のクオリティーの高さ、詳しい解説、役に立つ語句注など、かゆい所に手が届く編集は満足度100%である。
(pp.1)
Part7対策本には2種類あって、1つは模試に近い構成で解説が少なめで、ひたすら問題を解きまくるタイプのもの。イ・イクフン氏の解きまくれ!シリーズがそれに当たる。もう1種類は、解き方の解説本となる。本書は後者に該当する。

本書を一言で示すと、ゴルフで言えばフォームの確認用トレーニングができる!!という感覚に近い。

特徴に示されているように、まず第1章のパラフレーズトレーニング問題では、スキャニング、スキミングを駆使して、文章中のどこを見るべきかが示されている。文章中のキーワードには色づけ、番号付けされており、それが設問の選択肢のどれに対応するかが示されている。

語彙力が足りない800点未満の状態だと、パラフレーズ、つまり語句の言い換えが正解への障壁となる。同じことを示しているのに文章中と設問2種類の表現が理解できないと、正解を導き出すことができない。そのときに、どういうところでパラフレーズされているのかを知っているのと知らないのでは、全然解き方が変わってくる。

パラフレーズされやすい箇所をある程度型として身につけていれば、スキャニング、スキミングで該当箇所だけを読み取って時間を短縮して進められる。こういうパラフレーズ問題に言及している対策本はあまりない。

本書は特徴で示しているだけあり、解説がかなり詳しい。まず、広告、記事、メールといった典型的な文章の特徴を示している。例えばエンジニアの求人広告の場合、『1.自社の紹介→2.募集職種→3.補足説明、という典型的な流れを押さえておく』というようなことが示されている。

そして各設問の解説としては、『思考の軌跡』として、まずはどこに注目するべきか、そして文書中の根拠を探し当て、回答を選ぶための判断など正解に至るまでの3,4ステップが示されている。ここまで詳しいものはあまりないので、この部分が特徴で示されているように家庭教師の先生がついているような感覚、という表現の通りだと思う。

読解問題において重要なのは、思い込みで問題を解かないことだ。そして正解を選択するときに、あてずっぽうでこれに違いない!!とマークするのではなく、この記述は本文中にないから除外、この選択肢が本文とパラフレーズされているからこれが正解!!とかならず根拠をもとに回答しなければいけない。適当にあてずっぽうでマークするものはほぼ不正解と思っていて間違いない。それはTOEICの巧妙な罠にひっかかっているから(笑)。

タイトルに900とあるので、若干難しめ。特に記事問題が本文と設問ともに本試験よりも長文な気がする。そのため、全文読み込みしていたのでは若干時間が足りないかもしれない。どちらかというとスキャニングなど該当箇所だけを読み込んで読解していくタイプのトレーニングができる対策本なので。

また、単語も若干難しいものが含まれている。出る順英単語の後ろのほうに出てくるものが結構含まれている印象。結果、模試は本試験よりも若干難しい気がする。48問あり、44問正解でスコア900点突破のボーダーと示されている。

ちなみに、去年の9月25日にこの模試を実施したが、51分30秒かかり、31問正解だった。そして、10月31日実施の本試験のリーディングは380点だった。まぁこのころはまだ語彙力と読解スピードがまだ微妙だったときかな。妥当な正答数と点数だと思う。

解説が詳しく、リーディングの解き方の型を習得できるので、730点を越えたあたりから取り組むのがよいかもしれない。それ以前の点数では、他の問題集をやったほうがよい。900点超えたい人は、長文が含まれているこの模試で全文読み込みしても時間を余らせられないとダメかな。

全体的な構成も丁寧な作りだと思うので、リーディング対策本としてはかなり良書の部類に入ると思う。集中すれば1週間で1回転はできるとと思うので、解き方の型を習得したい人にはおススメ。



スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
スコア900へのTOEICテスト パーフェクトリーディング
著者:甲斐 幸治
販売元:桐原書店
(2010-09-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングの解き方が分からない人
  • 難しめの対策本をやりたい人
  • ゴルフなどのスポーツをやっている人
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June 18, 2011

ことばの教養

ことばの教養 (中公文庫)
ことばの教養 (中公文庫)

キーワード:
 外山滋比古、ことば、教養、手紙、所感
大学教員である著者によって、ことばの雑談が示されているエッセイ。目次は多いので省略。

一つのエッセイについて5ページくらいで著者の所感が示されている。例えば、手紙の内容であったり、テンとマルについてだったり、本、読書、早口とか国語辞書とか、読む、書く、話す、聞くといったことすべてに関わる言葉について示されている。

なるほど、そのような考え方もあるものか、と思うと同時に、若干時代遅れではなかろうか?と思う分部分もあった。どちらがよいか悪いかではなく、考え方の違いか。別にそんなにたくさんこれは違う、といったものがあったわけではないけど。

いくつか恣意的に気になった部分を引用しておこう。『年賀状』というタイトルのものから。
 若いときは、すこしでも広い世界へ出たい。ひとりでも多くの新しい知り合いがほしい、と思う。それがあるところへ来ると、逆に、世界を狭くして生きたいと思うようになるから不思議である。
 マラソンを走るとき、かけ出しのうちは、すこしでも早く出発点から遠ざかることを考える。それが、折返点をまわると、こんどはその出発点へ向かって走る。Uターンである。人生のレースは出発点とゴールとが同じところにあるとはかぎらないが、とにかく、いつまでも同じ方向へ走っていてはいけないことだけはたしかだ。
 拡大したものは縮小する必要がある。そして、ひろげるよりも縮める方が大体においてはるかに難しい。
(pp.64-65)
若いとき、とはどのくらいの年齢なのかは人にもよるのかもしれないが、自分もまだ若いに収まる年齢だろう。でもまぁ、自分は30歳から人生の折返し地点と考えている節があるので、30歳以降は結構絞る必要があると思っている。いつも示しているように『選択と集中』が重要かなと思う。

でもまだまだ世界を広げていきたいと思うし、絞るには早いかもしれない。けれど、絞るときが来たときに、迷わずにこれは必要、これは要らないと判断できるようになっていたい。そのために今、漠然とではあるが、いろいろと考えている。

もう一つは読書についての部分。『読みいそぎ』というタイトルから。
 頼まれもしないのにブックレヴューでもするような風に本を読んでいることがすくなくない。たいへんな勢いで読む。読み終わったらすぐ感想をもとうとする。一度で何とか全部わかってしまおうとするのである。それで結局、浅いところしか汲みとれないでしまうことになる。秀才の読書の泣き所である。もうすこし頭の悪い読書を心がける必要があるのではなかろうか。
 ささやかな読書歴を振りかえってみても、本当に影響を受けたと思うのは、たいてい、はじめはよくわからなかった本である。わかれば安心してすぐ忘れる。わからぬからいつまでも心にかかって忘れない。反芻していうるうちに、だんだん心の深部に達するようになるのである。
 本を読めば、読むに値する本を読めば、頭の中かがかき廻される。あとは、すこし休んでやる必要がある。濁った水が澄むのには時間がかかる。立てつづけに本を読むのは、どうもあまり賢明ではなさそうである。
(pp.129-130)
これは特にこのような書評ブログをやっている場合は耳が痛いものである。3年前ほどの自分はまさにこのような感じだった。更新のための読書をしていた気がする。分かりやすい本で、同じような本ばかり読んでいて、結局表面的なところで終始していた。

それから大分いろいろと考えて、更新のための更新はしないと決めた。これはブログのネタになりそうとか、更新しやすいから分かりやすい本(別に特に必要性もないもの)を読むといったことをやめた。更新頻度は下がったけど、自分自身が本を読む意味、読書ブログを継続する意義を考えると、別にいいかなと思うようにした。

まぁ、著者が示す読書に近くなりつつあるのだけど、これは時と場合と目的によるのではないかとも思う。特に仕事に関係する本は短い期間で複数パラレルに速習する必要があるし、勢いで速読、多読しなければいけない、もしくはそうした方がよい時期があったりするのでね。

本当に重要な本は3回読んで初めて理解できるような気がする。そういうことをTOEICトレーニングで問題集を繰り返す重要性を実感してから思うようになった。まぁ、繰り返して読むに値する本に当たるまでひたすら多読しなくてはいけないという側面もあるけどね。

以前読んだ本で、経営コンサルタントの堀鉱一氏が教養があるとはボキャブラリーが豊富なことだと示していた。その通りだなぁということを思ったし、『ことばの教養』を読んでいても思った。語彙が豊富であるということは、それだけ世界を多面的に知っているということに他ならないのではないかと思う。

仮にも『賢者』と名乗るのだから、ことばに関しては敏感になっておきたいところで。ちょっとした言い回しから日常発していることばまで。まぁ、その前にブログ記事の誤字脱字をなんとかしろと言われるかもだけど・・・。

最近は読書量が少なめ。いろいろと考える時間を増やしている。

あと、毎回TOEIC本とか英語本ばかりの更新だと書いているほうも飽きてくるので、週1回はまったく別のジャンルを更新していきたいと思う。



ことばの教養 (中公文庫)
ことばの教養 (中公文庫)
著者:外山 滋比古
販売元:中央公論新社
(2008-10)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 気軽にエッセイを読みたい人
  • 教養を身につけたい人
  • 使うことことばを洗練させたい人
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June 15, 2011

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、リーディング、ドリル、修行
解きまくれ!シリーズのPart7対策問題集。目次は載せるほどのものではないので省略。

TOEIC対策本コーナーに行くと、現状ではPart7に絞ったリーディング問題集があまり置かれていない。あっても問題の解き方本が中心で、それらに対する不満は適切な分量がこなせないこと。繰り返すのは重要だが、問題収録数が少なすぎて適度なトレーニングとはならない。かといって模試だと他のパートまで含まれているので、Part7だけ集中的にトレーニングするときに若干冗長となる。

そこでこのイ・イクフン氏による解きまくれ!シリーズの最終巻、Part7対策本となる。この本の初版発行は2010年9月30日となっている。去年TOEIC対策をやっていたときに、どれほどこの問題集の出版を待ちわびたことか。

去年の夏場ごろ、リーディングが伸び悩んでいた。そこでいろいろとリーディング問題集をやっていたけど、どれもしっくりこなかった。すでに解きまくれ!のPart5&6問題集が出ていたし、姉妹編の極めろ!のPart7対策本も秀逸だったので、きっとこれから出版される解きまくれ!のPart7対策本も期待できると思っていた。そして毎週TOEIC本コーナーに通って出版を待った。

出版されてすぐにやった。期待は予想通り、本書はTOEICのPart7対策本でダントツで優れていると評価をつけて間違いない!! いや、これはすごいよ。解きまくれ!は至高www

優れている点を簡単に示しておこう。

まずイ・イクフン氏の対策本の基本である、問題収録数の多さにある。本書はPart7のシングルパッセージ、ダブルパッセージ問題がテスト8回分、それぞれ224問、160問の計384問収録されている。ここまでの分量が収録されている問題集は他にはない。この絶対量がトレーニング時に必要で、1回転解き終わっただけでぐんと力がつく。

また、ページ構成がやはりよい。見開きページで左ページに問題文、右ページに設問、そしてページをめくった見開きページ2ページで左に訳、右に解答と解説、問題中に出題されている語句の訳が多数収録されている。これはちゃんと読者のことを考えて作られているページ構成となる。

問題量が多いので、ページにまたがって問題が載っていたり、問題によってページ構成が違っていると継続して勉強するのに地味に支障が出てくる。

問題の質に関しては、本試験よりも若干難しめの問題が多めに収録されている印象を受ける。何よりも、あまり本試験に出ないような話題、テーマが出題されている気がする。そのため、単語も若干難しい。しかし、単語に関しては解説に簡単なものまでチェックボックス付で訳が多く示されているので、本書を繰り返してやることで語彙力も相当増強できる。

しかし、ちょっと微妙な点は、問題文のフォントがすべて同じとなっているところか。本試験やその他の模試などでは、広告や記事、メールによってゴシックであったりポップ体であったりイタリックであったりするが、本書はすべて同じなので、そういうフォントの違いの英文読み込みのトレーニングができない。本試験中にゴシック体の次にいきなりイタリックとかが出てくるとかなりリズムを崩されるんだよね。まぁ、そこは他の模試でカバーするしかない。

本書を解くときには、かならずストップウォッチ、もしくはキッチンタイマーを使って1問1分ペースを体に叩き込むこと。そのためのこの問題収録数なのだと思う。解くときはリーディングスピードを上げるためにも全文頭から読み込むことかな。最初に設問を読み(選択肢は除く)、それから問題文を全文読み込みしていけばよいと思う。最初の1回転目はなかなか1問1分ペースを守るのは厳しいけど、2回転目以降は単語も分かってくるので、大体いけると思う。

Part7対策だけは問題集をこなしているだけでは大幅な点数アップを臨めないが、問題を解くときの型を本書で繰り返して習得したほうがよい。日々英文記事を読み込みしつつ、本書で1問1分ペースで解けるようになれば、本試験では時間が余ると思う。それほどやった分だけ必ず成果を実感できる優れた対策本だと思う。

また、たんたんとこなしていかないとなかなか進まないので、気合を入れながらやるとよい。熱くなれる音楽を聞きながらやるのがおススメ。

Meteora (Dig)Meteora (Dig)
アーティスト:Linkin Park
販売元:Warner Bros / Wea
(2003-03-25)
販売元:Amazon.co.jp

大学生のとき夏にかけてこれを聞いていて熱い気持ちになれたのを思い出す。スピードに乗って取り組むなら、これをおススメ!!これを聞きながら熱い気持ちで解きまくれ!!

これで自分がこなしたイ・イクフン本シリーズはすべて紹介した。以下書評記事。イ・イクフン氏の極めろ!と解きまくれ!シリーズをすべて3回転やれば860点は余裕で行くと思う。なので、TOEIC対策本でどれを買うべきか悩んだら、迷わずこのシリーズで修行だ!!



解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7
著者:イ イクフン
販売元:スリーエーネットワーク
(2010-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 優れたリーディング対策本を求めている人
  • 1問1分ペースで解きまくりたい人
  • リーディング問題集で激しく修行したい人
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June 13, 2011

解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6

解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6

キーワード:
 イ イクフン、TOEIC、文法問題集、修行、解きまくれ!
イ・イクフン氏によるTOEICのPart5&6文法問題集。目次は特にたいしたことが書いてあるわけではないので省略。

本書のタイトルはとても挑戦的だ。『解きまくれ! 』と示すごとく、Part5、6の問題がテスト8回分、それぞれ320問、96問収録されている。他の文法問題集に比べて収録問題数がかなり多めだ。しかし、これくらいがちょうどよい分量なのだと思う。

解きまくれ!は伊達じゃない!! この文法問題集は問答無用で愚直に3回転繰り返せ!!それだけで必ずリーディングの点数に反映されることは間違いない!! これだけやれば他の文法問題集は特にやらなくてもよいくらい。

本書は他のダメなもの、並の文法問題集と比べてどこが優れているかを示しておこう。

まずは圧倒的な問題数だ。他の問題集はせいぜい200問程度収録されていればよいほうで、本書はPart5だけで320問も収録されている。同じような問題もいくつか収録されているけど、形を変えて忘れたころに出てくるので、再確認しやすい。また繰り返してやるときに、1回転目の内容をほとんど忘れているので、新鮮な気持ちで取り組むことができる。

次は、ページ構成だ。これは文法問題集にとってはとても重要な要素となる。なぜなら、ページ構成が見やすいものになっているか、分かりやすいかどうかで日々取り組み続けられるかどうかが左右されるからだ。

本書の場合、Part5の場合は、左ページに3問、その下に問題に出てくるヒントとなる語句が示されており、右ページに各問題の回答が載っている。つまりページ見開きでそれぞれの問題が完結している。ダメな問題集はページがまたがって問題と解説が載っているものがあるが、あれは回答確認のときに地味に支障となる。本書はPart6も同様に左ページに問題、右ページに回答という優れたページ構成となっている。

そして解説がとてもわかりやすい。まず問題の難易度が5段階で示されており、次に訳、そして解説、さらには構文分析として各文章の主語、述語はどれでどこにかかっているかといった図まで示されている。

解説はわかりやすいだけではだめで、特にそこまで点数が高くない中級者レベルまでは、納得のいくものが重要となる。本書は正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢がなぜダメなのかといった部分まで言及されている。他のダメな文法問題集よりもとても良心的な内容となっている。

あとは挑戦的なタイトルと漆黒と熱く燃え上がれる赤いデザインがいい(笑)。この表紙を見て勉強を始める前にいつも解きまくるぞ!! って感じで取り組んでいた。というか、実際にツイッターでそのようにつぶやいていたww

最低3回転繰り返すのが絶対推奨!!繰り返すときは間違えた問題の横にチェックを入れていくのがよいと思う。また、本書には回答用のマークシートが4回転分巻末に収録されているので、それを切り取って使うのもありだが、自分は以下のようにノートに書いてやっていた。

part5_6

日付と開始時間、終了時間をメモしておき、進捗ペースを把握していた。大体1回転目は90分で15ページほどの進捗ペースかな。2回転目以降はスピードに乗って90分20ページペースだったと思う。

あと、文法問題集を解くときに限らず、自分はいつもカフェとかでiPodで音楽を聞きながらやっていた。特に物量をスピードをつけてやるには激しい曲でノリノリでこなしていくのがおススメ!! まぁ、人によっては集中できなくなるかもだけど、カフェでやるときは絶対これが自分にはあっていた。

そんでいつも聞いていたのはこのアルバム。高校生のとき勉強がんばっていたのを思い出して、熱い気持ちになれる。

ID(アイディー)ID(アイディー)
アーティスト:相川七瀬
販売元:カッティング・エッジ
(1999-05-19)
販売元:Amazon.co.jp

解きまくれ!シリーズは他にもPart1&2用、3&4用、7用があるので、全部やったほうがよい。また、解きまくれ!シリーズの前に、姉妹編である極めろ!シリーズを先にやっておいたほうがよい。3回転繰り返すのはしんどいしめんどくさいものではあるが、やった分、必ず点数に反映されるので、愚直に解きまくれ!!!



解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
著者:イ イクフン
販売元:スリーエーネットワーク
(2010-05)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICの文法問題が苦手な人
  • 良質な文法問題集を探している人
  • 熱い気持ちで修行したい人(笑)
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June 10, 2011

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

キーワード:
 神崎正哉 / 早川幸治 / TEX加藤、TOEIC、990点、思考プロセス
何度もTOEICで990点満点を取得している講師陣によって、TOEICを解くときの思考プロセスが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 序章 講師紹介
  2. 第1章 基本戦略リスニング編
  3. 第2章 基本戦略リーディング編
  4. 第3章 TOEICテスト攻略座談会
  5. 第4章 満点を狙える難単語100
(目次から抜粋)
いわゆるTOEIC対策本などは、問題とその解説が示されており、なぜそれが正解になるか?といったことが示されているものである。しかし、問題を解くときにどこから注目していて、どの判断材料で正解を導き出しているのか?といった問題へのアプローチ方法が示されている本はほとんど存在しない。そこで、何度も満点を取得しているTOEIC講師陣の問題を解く際の思考プロセスが示されているのが本書となる。

これはなかなか興味深い本だった。TOEICの問題を解くとき、一般的にはリスニングは問題を先読みしろとかPart5は空欄前後だけ読めとかPart7はスキャニングで該当箇所を探し出せとよく示される。けれどそれらが本当に効果的なのかどうか?または満点を余裕で取るようなレベルの人も同じような解答方法をやっているのか気になったので読んでみた。

序章は講師陣のバックグラウンドが示されている。もともと全員そんなに英語ができるわけではなかったけど、日々勉強することで本物の英語を身につけられている。三人ともちゃんと満点のTOEICスコアの写真が示されている。

2章、3章が本書の肝。面白いのは、思考プロセスを解き明かす、というコンセプトのため、問題開始何秒でどこに注目しているのか?が講師3人分示されていることだ。例えば、Part1の写真描写問題では、加藤氏と早川氏は開始直後0秒の段階で写真に注目しているのに対して、神崎氏は音声支持で"Look at the picture…"と言われてから写真を見るようだ。

また、神崎氏はDirectionの音声をちゃんと聞いてから解答するらしい。曰くTOEICのナレーターの音声に耳をチューニングさせるためらしい。これはなるほどと思った。

また、各講師陣の各Partへの基本戦略が簡単に示されている。例えば、Part2では各講師陣は以下のことを意識して解答しているようだ。
  • 早川氏:応答する人の立場に身をおく
  • 神崎氏:相手が何を知りたいのかを見極める
  • 加藤氏:自分が話しかけられている状況で聞く
3人共に共通しているのは客観的に聞かないということらしい。特に加藤氏の方針はピンときた。これはなるほど!!と思った。会社経験で、実際に似たようなシーンを思い浮かべて解答するらしい。だから質問文に対する答えが素直なものでなくても、会話として成り立っているものを選びやすくなると思う。自分もこれを意識してからPart2の正答率が上がったような気がする。

各Partの1問あたりの解答所要時間とPart完了までの時間も示されている。さすがに余裕で満点をとるような講師陣なので、かなり速い。リスニングセクションまではみな同じような時間配分だが、リーディングセクションからそれぞれの解答方針が違っており、時間配分も異なってきている。

Part5ではそれぞれ以下のような戦略となっている。
  • 早川氏:まず選択肢を見て問題のタイプを分析(1問あたり3秒〜18秒、計10分)
  • 神崎氏:問題文を読みながら選択肢を見る(1問あたり10秒〜15秒、計15分)
  • 加藤氏:問題文を読んでから選択肢を見る(1問あたり10〜15秒、計15分)
自分は神崎氏タイプかな。空欄前後だけでさくっと瞬殺できる問題もあるけど、一応全部読むかな。瞬殺できるのは簡単な品詞問題。それ以外はちゃんと文章構造を意識して問題文を読んでから選択肢を見るかな。それで大体1問20秒以内で、Part5完了まで約20分以内というところかな。

Part7にいたっては、大分講師陣でも解き方に違いが出てくる。解答完了までの時間が、それぞれ早川氏が25分、神崎氏が40分、加藤氏が30分となり、余らした時間でどれだけ丁寧に見直しができるかが重要らしい。まぁ、神崎氏の文書をすべて読んでの40分でも相当速いと思うけどね。

Part7の基本戦略で特になるほどと思ったのは『文書をどれだけ丁寧に速く読めるか』という部分。以下その部分を抜粋。
 3人に共通している戦略で重要なのは、丁寧に文書を読むということである。時間に追われている受験者にとって、膨大な英文を丁寧にすべて読むのはなかなか容易なことではない。しかし、時間がないからといって、ざっと文書に目を通しただけで設問を解こうとするのは危険だ。不十分な情報を元に設問を解こうとすると、間違った選択肢を選んでしまいかねない。逆に言えば、すべての情報を正確に把握してから設問を解くように心がければ、正しい判断ができるわけである。
 このことは、文書の本文だけではなく、設問についてもいえる。問題によっては、設問の主語を読み間違えただけで間違えてしまう、ということがある。
(pp.88)
これはまさにその通り!!と激しく同意する部分(笑)。いつも自分がリーディングは全文読んだほうがよいといつも示していることがここに凝縮されているといっても過言ではない。

TOEICを10回くらい受験して、800点前半で伸び悩んでしまったとき、リーディングがボトルネックになっていると気付いた。振り返ってみると、どうもリーディングで問題の該当箇所だけを読んで解答しているから間違っているのではないかと?

たぶん本書を読んだ後くらいから意識的に全文読む込む戦略に変えたと思う。そこからリーディングの点数が受験するたびに約40点ずつ上がっていき、最終的に955点獲得できたのだと思う。全文読み込んだほうが迷わずこれ!!と自信を持って解答できるんだよね。その分見直しする時間が5分余るかどうかだけど、正確さ重視で解いており、普通の問題はたぶん見直さなくても大丈夫なので、自信のない問題だけを確認すればよいことになる。

本書は幅広新書サイズで162ページとあまり物理的には内容が多くはない。それで1500円となるので、購入の際は躊躇するところではある。しかし、リスニングの音声が無料ダウンロードできるし、何よりも講師陣のこれまでのTOEIC受験経験からの精度の高い分析と思考プロセスが垣間見れるのはとても貴重である。実際自分はリーディングの伸び悩みのブレイクスルーのきっかけが本書だったと思う。なので、1500円は安かった!!と今から振り返って思う。

でもまぁ、講師陣の思考プロセスは余裕で満点が取れるだけのレベルがあってこそなので、800点未満の人が読んでもあまり参考にならないかもしれない。800点を越えたあたりで、どうも伸び悩んで860点、900点の壁が超えられないという人は一度解答戦略を本書で確認したほうがよいと思う。

TOEICの解き方にはいろいろと流派!?があるので、自分にあったものを選ぶことが重要となる。自分もなんか流派作ろうかしら(笑)。Master流TOEIC道とかwww



990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか
著者:神崎 正哉
販売元:コスモピア
(2010-07-24)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • TOEICで900点以上取りたい人
  • 自分の解答方針にいまいち自信が持てない人
  • リーディングが伸び悩んでいる人
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June 08, 2011

1日1分!ビジネス英語

1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)

キーワード:
 和田秀樹、WSJ、英字新聞、戦略、英文処理能力
Dow Jones Business Englishと三井物産の提携で執筆された本で、監修は精神科医で受験勉強の専門化でもある和田秀樹氏となる。

目次は分かりにくいので省略。和田秀樹氏の海外留学経験などから、今の時代は話せることよりも英文を読めること、書けることのほうが稼ぐことができるので、英語の勉強ではここを伸ばしたほうがよいと示されている。

そのときに、大学受験英語のような難しい英文解釈をするのではなく、比較的平易ではあるが長めの英語が読める「英文処理能力」を伸ばしたほうがよいとある。

そこで、そのような適切な教材がなかったことから、この本が作られたようだ。

本書の題材はThe Wall Street Journal で、以下のような3構成になっている。
  • What' News ― トップニュースを1〜2センテンスに要約したもの:10記事
  • Begging ― 入門レベル。100語前後の記事:30記事
  • Basic ― 初級レベル。130語前後の記事:10記事
What's Newsは内容確認問題が1題、キーボキャブラリー、訳が示されている。また、BeggingとBasicは以下のような構成となっている。
  1. 記事英文
  2. Thinking Ahead・・・記事内容を読む前に、考えておくべきこと
  3. Key Concepts・・・記事の中心部分にあたる事実関係や背景
  4. Key Vocabulary・・・記事中の重要な語彙
  5. Question・・・内容確認問題3問
  6. 全文訳
  7. Questionの解答
本書の構成は以前紹介した以下の本に近い。この本よりも解説は簡易。また、比較的平易な英文をそろえたとあるので、WSJの記事と言えど、そこまで難しいということはないかな。リーディングで300点あればなんとか読めると思う。見たことなさそうな単語にはちゃんと訳がついているし。

ただ、文章構造の解説のようなものはない。変わりに『Culture Notes』といった異文化を知るためのコラムが4つほど示されている。

本書では「英文の伝わる情報やメッセージそのものに直接アプローチし、素早く的確に情報を読み取る」こと、つまり「攻略的な速読法」が必要と示されている。そのため、文章全体をざっと見るスキミング、自分の知りたいところを探し当てるスキャニングの方法が示されている。ここは、TOEICでもいろんなリーディング対策本に示されるものと同じなので、TOEICのリーディング対策としても本書は有効となる。

まぁ、でも全文を頭から読んでさくっと読み込めることのほうが重要かなと思うけどね。自分は全文頭から読んで速読し、ちゃんと内容が把握できるかどうかに注力した。

本書は2004年発行なので、記事の内容は若干古い。7年ほど前の世の中のビジネスシーンを振り返るという観点から読めばよいかもしれない。ちょっと幅広の新書サイズなので、電車の中で読みやすい。また、1000円以内で買えるのでお買い得だと思う。

このような平易な英文記事と簡単な設問が収録されている本って、あまり英語本コーナーにないんだよね。この本もシリーズ化して巻数を多く出してくれれば継続してリーディング力が鍛えられると思うのだけどね。

英字新聞を読むときは、英語の勉強をするという意識をあまり持ちすぎずに、気軽にビジネスの世界情勢がどんなものになっているかのぞいてみようという感じがよいかもしれない。そもそも内容に興味が持てなければ読んでいても苦痛だしね。それでもずっと読み続けていれば、だんだん興味も出てくるし、読めて面白くもなってくるよ。



1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
1日1分!ビジネス英語―「ウォール・ストリート・ジャーナル」速読術 (Non select)
著者:Dow Jones Business English
販売元:祥伝社
(2004-07)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞が読めるようになりたい人
  • TOEICのリーディングで点数を上げたい人
  • 英語は書けるよりも話せることが重要だと思っている人
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June 07, 2011

英字新聞1分間リーディング Vol.2

英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉

キーワード:
 ホーマン由佳、英字新聞、The Nikkei Weekly、スラッシュリーディング
The Nikkei Weeklyの記事が載っている英語リーディング本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 FRONT (トップ記事)
  2. Chapter2 NEWS FOCUS (最新注目記事)
  3. Chapter3 BUSINESS BEAT  (特定企業)
  4. Chapter4 ASIA (アジア情報)
  5. Chapter5 TECHNOLOGY (先端技術)
  6. Chapter6 NEW PRODUCTS (注目の新製品)
  7. Chapter7 MARKETING (マーケティング)
  8. Chapter8 FEATURES (特集記事)
  9. Chapter9 PRICE REPORT (価格)
  10. Chapter10 TRENDS (トレンド)
  11. Chapter11 INSIGHT (社会の深層)
(目次から抜粋)
この本は、2009年11月から2010年4月の間のThe Nikkei Weeklyに掲載された記事が100本収録されている。掲載されている英文は、見出し、リード(第1段落)の部分のみとなっている。この本はでは、英文記事にスラッシュ( / )が入っており、文頭からスラッシュで区切りながら意味を理解するというスラッシュ・リーディングという方法で読むことを推奨されている。

本書の特徴が以下のように示されている。
  1. 英語と日本語を併用しながら、見出し(及び副題も)を一読。
  2. 英文をスラッシュごとに読む。わからない単語はVocabularyでチェック!
  3. 訳を参考にしながら、スラッシュごとに頭から理解。
  4. 「見出しチェック!」で見出し特有の文法を確認。
    (pp.6)
そして、それぞれの特徴に対する効果も示されている。
  1. どんな内容の記事なのかをインプットしておくと「リード」が理解しやすくなる。
  2. 文頭から理解することを意識して読むことができる。
  3. 「なんとなく意味がわかる」から「はっきり理解できる」まで理解度を上げる。
  4. 「見出しのルール」(p.12参照)を参考に、見出し独特のおもしろさを味わう。
    (pp.6)
記事のサンプルは以下のようなものとなる。
Just keep it under 140 characters

Internet's hottest communication tool has caught attention of businesses, politicans alike

In Japan, / both businesses and politicians are coming around to / the potential "Twitter" messaging offers / and are exploring ways / of harnessing this powerful form of immediate information dissemination.
(Decenmber 14, 2009)
(pp.56)
Twitterが流行っているという記事。訳もスラッシュが入ったものとなっており、文頭から理解するために語順が前後している。
140文字以内で伝えよう
今話題のネットを使ったコミュニケーションツールが、産業界や政界で注目を浴びる

国内では / 産業界も政界も共に、結局、受け入れている / 「ツイッター」サービスの持つ潜在力を / そして、さまざまな方法を模索している / 即座に情報を伝えるこの強力な形態を活かす(方法を)。
(pp.57)
2009年末から社長や政治家、アーティストなど有名人がツイッターに参画しだしたころだね。ちなみに自分のツイッターアカウントは以下。もしよかったらフォローどうぞ。最近は全然英語勉強のことつぶやいてないけど。facebookでは英語で書いている。

本書は新書サイズなのでとてもコンパクトにまとまっていてよい。タイトルにあるように、1分間で1記事読むペースとなっているので、通勤時間の電車移動中に読むのに適している。ページの右上に読了日を3回転記録できるようになっている。自分は毎日の通勤時間の20分ペースで、去年の9月18日から10月5日までの約3週間で読了していた。

難易度の低い短い文章から、ちょっと難しい文章量が多いものまで幅広い。収録されている記事のジャンルも政治経済から文化、技術まで多様だ。日経新聞の記事が元ネタなので、毎日ニュースを追っていればそういばこんな話題あったなぁというのが実感できるので、内容がまったく分からないということもないと思う。

英字新聞などのリーディングだけは、このような補助教材を使用しつつ毎日地道に読み込まなくてはなかなか読めるようにならない。けれど、少しずつでもよいので、英文読み込み量を積み上げていくと、ちゃんとふとすらすら読めるようになる。そこまで諦めずに修行だと思って読むしかない。

本書はVol.2で、1巻目については以下で取り上げた。シリーズ化されているようで、現在Vol.4まで出版されているようだ。地道に通勤時間中に英文読み込み量を増やしたい場合は全部読んだほうがよいと思う。自分は本書までしか読んでないけど。



英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
英字新聞1分間リーディング〈Vol.2〉
著者:ホーマン 由佳
販売元:日本経済新聞出版社
(2010-06)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞を読めるようになりたい人
  • なかなか英字新聞を読む時間がない人
  • あまり新聞を読んでない人
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June 05, 2011

経済ニュース英語リーディング教本

経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン

キーワード:
 小西和久、英字新聞、リーディング、WSJ、レッスン
The Wall Street Journalの新聞記事を題材とした経済ニュース英語読解本。目次はちょっと多いので省略し、はしがきから本書の特徴を抜粋しておく。
 本書は国際ビジネスで必要な英語力の習得を目指す社会人や学生の方々が、経済・ビジネスを扱った英文ニュースを教材にして、より効果的な学習ができるよう編纂した入門書です。本書で取り上げた英文ニュースはThe Wall Street Journal (WSJ)の記事をベースに、入門書としての位置付けから、難易度を調整したものを用いています。
(はしがきから抜粋)
最初のほうは、WSJの一面に掲載され、毎日の紙面から30前後の主要記事を選び、それぞれの内容を20-50語程度に要約したコラム、What's Newsが50本示されている。What's Newsの記事のあと、内容に関する3択の設問が示されており、右ページに解説が示されている。

そして、WSJの記事を読む、ということで、BEGINNING、BASIC、INTERMEDIATE、ADVANCEDと難易度が上がっていき、それぞれ10、20、2、1記事収録されている。これらはステップアップしてレベルアップできる内容となっており、難易度が上がるにつれて記事内の英文量が増えていく。

本書はページ構成がとても秀逸だと断言できる。まず、各記事の前に、イントロダクションとして、記事の見出し、その記事の注目すべきポイント、注意すべき単語とその意味が示されている。

そして次にWSJの記事が示されており、イントロダクション中に示されていた注意すべき単語には青文字で示されている。さらに、その英文記事の内容を把握できているかどうかに関して、記事中単語のパラフレーズとなる単語はどれかといった、4択問題が5問付随している。

さらにその他のボキャブラリー、注意すべき文法・表現、記事の全訳、Q&A問題の解答が収録されている。これらが各記事ごとに1セットとして収録されており、とても学習しやすい内容となっている。

英文記事を教材とした本はたくさんあるけど、そのベーシックな読み方、入門書となると、大型書店の英語本コーナーを探し回ってもなかなかない。あっても単に英文記事をまとめただけで、詳細な解説がなかったり、初心者には難しすぎたりして、最後まで読み進めたくなるものはほとんどない。

しかし、この本はぱっと見のカバーのデザインもよく、中身のページ構成、デザインもとてもしっかりしており、分かりやすく初心者に学習しやすい内容と言える。ちゃんと読者のことを考えて作られているのがよく分かる。この本は本屋で探し当てた掘り出し物だと思う。

本書はTOEICの対策本として執筆されているわけではないけど、TOEICのリーディング対策本としても使える内容となる。難易度も徐々にアップする構成だし、2007年ごろのニュース記事が使用されているので、ビジネス英語がメインであり、さらには、TOEICのリーディングに出題されそうな設問が収録されているからである。

とはえい、いくら入門書向けとあっても、WSJの記事なので、TOEICでリーディングが最低でも350点はないと読むのはしんどいと思われる。英字新聞は独特の文章構造で構成されているので、自己流で何となく量をこなせば読めるようになるか?というと、実はなかなか読めなかったりする。

全然分からなくてストレスになり挫折しがちで、挫折しなかったとしても満足に読めるまでにはかなり効率が悪かったりする。そのため、本書を読む前に以下の本を読むことをお薦めする。他には『英語リーディング教本―基本からわかる』が絶対あわせて読むべき本。この2冊で英語独特の文章構造の型を習得しておくのが近道。そして、本書のようなニュース記事読解本を読み、それとあわせてWSJやThe Japan Timesなどの英文記事を毎日読み込めば、ストレスなくレベルアップして英文が楽に読めるようになると思う。

英語リーディング教本』はそのうち本ブログで取り上げる予定。まだ3回転も読み込んでいないので、読まないとだけど。

著者は、MIT院卒、三井物産を経て大学教員というキャリアを経ているので、実際のビジネスにおける英語を体感していることから、『国際ビジネスで使える英語をどのように習得するか』として以下のように示している。
筆者は国際ビジネスで今日必要とされる英語を身に付けるためには、「貿易英語の読解・ライティング」と共に、その基礎となり、より汎用性も高い「英文経済・ビジネス記事の読解」を併せて学習することがより効果的ではないかと考えています。従って、将来、国際ビジネスで活躍することを目指す方々にはまずは英文経済・ビジネス記事の読解に挑戦され、徐々に貿易英語の読解・ライティングへと専門性を高めて行くことをお薦めしています。また、ビジネスは営利行為であり、ケアレスミスは許されませんので、そこで使用される英語も正確でなければなりません。従って、読解やライティングを学ぶ際にも文法には最大限の注意を払ってこれに臨む必要があります。
(pp.11)
よく世間一般では文法など大体でよく、伝わればよいといったことが言われたりするが、自分はそれは嘘だと思う。もちろんそれがどういう状況であるかによって意味合いが違ってくるのだけど、少なくともビジネスで使う以上、相手に損害を与えたりこちらが損害を被らないようにするためには、文章などの正確さが必要になる。そのためには文法は絶対に避けては通れないものだと思う。

また、文法から勉強したほうが学習効率という観点から見ても、絶対にあとでレバレッジが効いて速習できるんだよね。確かに文法は詰まらないかもしれないけど、あれはパズルだと思って習得していけばかなり面白いんだよね。TOEICの文法問題を解くときなどにもね。

まぁ、話はそれてしまったけど、本書は内容がよいだけに、本書だけで完結せずにシリーズ化して続編を出版してくれたらなぁと思う。もしくは応用編として、中難易度の英文記事をたくさん収録し、詳細な解説が示されているものがいいな。

本書は英語リーディングの基礎力を上げることができるかなりの良書なので、書店で見つけたりしたら、内容確認の上ぜひ購入して内容をものにしてもらいたいと思う。もちろん速攻アマぞるのもありで。カバーのデザインもよいし、WSJなので、電車の中で読んでいるとすごくできる人を演出できること間違いない(笑)。

もちろん、何度も示しているように、本書の内容を習得するには最低3回転は読み込もう。そしたら文章構造の型が身について、結構すらすらと英字新聞記事が読めるようになり、TOEICのリーディング読解スピードも格段に上がると思う。



経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
経済ニュース英語リーディング教本 ―The Wall Street Journalの記事で集中レッスン
著者:小西和久
朝日出版社(2007-11-30)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 英字新聞を読めるようになりたい人
  • TOEICのリーディングの点数を上げたい人
  • 文法など正確でなくてもよいと思っている人
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