January 2012

January 27, 2012

【雑感】Age++ ⇒ 28歳になりました☆

おかげさまで本日1月27日で28歳となりました
リアルでお会いしたことがある人やお会いしたことのない本ブログ読者の皆様方に支えられて、ここまでなんとか生きてこれたと思います。

ありがとうございます

以下28歳になった雑感を綴っておきます。

新版 28歳からのリアル新版 28歳からのリアル
著者:人生戦略会議
販売元:WAVE出版
(2008-03-14)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

読書ブログということで、28歳というとこの本が思い浮かびます。この本は、大学生3年生くらいのときにすでに旧版を読んでいました。そして4年前くらいにも新版を買って読んだ記憶がありますが、なぜか手元にないので自分の記憶を頼りに適当に書いてみます。

この本に示されていた28歳像は今となっては理想像だったなぁと思いました。28歳の平均貯金額は300万円くらいあるとか、仕事はどうだとか冠婚葬祭がどうとか、住む家についてなど書いてあったと思います。大学3年生の時に読んでイメージしていた28歳像は、そんな理想像から程遠い部分もあるし、思ったよりうまくいっている部分もあるのかなぁというのが正直な気持ちであります。

うまくいっていない部分は健康的な部分とか貯金とか将来のライフプラン的なものでありましょうか。社会人になってから想定外の出来事が重なったこともあり、自分の働き方、生き方を真剣に考えなくてはならず、うまくいかないことばかりでもがいていた時期もありました。病弱であることもあり、年齢を重ねるごとに死に一歩近づいていると思っていた時もありました。

多少そう思う部分は完全にぬぐえませんが、それでも最近は年齢を重ねるにつれてできなかったことができるようになったり、人生の楽しみみたいなものを徐々に実感しつつあります。ワインを熟成させるようなイメージで、少しずつ改善したり積み上げていくような感じでもあります。その成長記録がこの読書ブログでもあるのかなと思います。

逆に案外うまくいっているのではないかなと思うのは、人間関係に恵まれたことでしょうか。準引きこもりがちで社会人生活をまともに送れないのではないかと思っておりましたが、案外なんとかなり、会社以外のプライベートでもたくさん友達、仲間ができました。これが人生が楽しくなってくるひとつの要因であるかなと思いました。あとは婚活的にパートナーを見つけられたら言うことはないのですが、なかなか難しいところであります(笑)。

個人的には28歳は、若すぎず、歳を取りすぎずのちょうど良い年齢で、ガンガン行こうぜでアグレッシブに攻められる年齢なのかなと思います。言ってみれば人生におけるGolden Ageという感じで、一番輝ける歳でありたいなと思います

まだまだ成長の途中でもある年齢ですので、これからもよりよくかつ楽しく生きていければと思います。ということで、自分と弊ブログを今後ともよろしくお願いいたします

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January 22, 2012

最短で結果が出る超勉強法

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)

キーワード:
 荘司雅彦、勉強法、資格試験、弁護士、自己投資
東大卒の弁護士による勉強法本。以下のような目次となっている。
  1. 第1部 スタートはモチベーションアップがいちばん大切だ!
    1. ルール01 1冊の基本書にすべての情報を集中させよう
    2. ルール02 道具選びは機能性とオシャレ性を重視しよう
    3. ルール03 強力な勉強仲間を作ろう
    4. ルール04 「試験を目標にする」のはとても効果的だ
    5. ルール05 「成功のイメージ」を潜在意識に刷り込もう
    6. ルール06 勉強こそ若返りに最適である
    7. ルール07 自分で自分の限界を設定するな
  2. 第2部 続ける秘訣は「楽しく勉強すること」にあり!
    1. ルール08 自分の心に「ご褒美」を与えよう
    2. ルール09 学んだことを「長期記憶」として定着させよう
    3. ルール10 詰め込みと丸暗記は「善」だと思え
    4. ルール11 勉強の時間帯は気にするな!
    5. ルール12 マトリクス計画表が効果を倍増させる
    6. ルール13 右脳のパワーを徹底的に利用しよう
  3. 第3部 一気に成果を上げる最強のヒント
    1. ルール14 「突っ込む癖」で論理力を養おう
    2. ルール15 五感をフルに使って勉強しよう
    3. ルール16 教材は「迷ったら買い」を肝に銘じよ
    4. ルール17 資格や学歴は取れるときに取っておこう
(目次から抜粋)
著者は東大文Iに合格したり29歳で野村投信を辞めて司法試験を受験し、脱サラ後に当時最速の約2年で合格したようだ。さらに著者独自の勉強法を娘に試したところ、東京の女子御三家と呼ばれる中学にすべて合格できたようだ。そして『資格試験や入学試験の合格からキャリアアップまで、「一定のパフォーマンスを上げるための最短距離」を発見することこそ、勉強の方法論の役割』と示しつつ、『はじめに』で以下のように示されている。
 今、世界を席巻しているグーグルやマイクロソフトなども、創業者が最初から大金持ちだったわけではありません。彼らは「知」の力で、世界を制覇したのです。
 こういう傾向は、将来はもっとはっきりしたものになります。すなわち、「知を持つ者」のみが、社会的成功を手にすることになるのです。わが国の「ネット長者」たちも、すべて自らの「知」で勝負した人たちばかりではありませんか。
 本書は、資格試験や入学試験に取り組む人たちに、「最短で目標をクリアする方法」をお伝えするのを、一つの目的としています。しかし、そのような決まった目標だけでなく、広く「知」を磨き、それを武器としてキャリアアップを図り、充実した仕事をしたいと願うすべての社会人のためにも、さまざまなスキルを紹介しています。
(pp.12)
4月に情報処理試験のレベル4のデータベーススペシャリスト試験を受験しようと思っており、勉強方法の確認、改善を目的として読んでみた。真新しい部分は少ないけど、特に気になった部分を以下に列挙しておく。
  • 「分量の少ない本を、わからない部分は気にせず、何度も回転させる」ことを第一に考えましょう。
  • 「ツールの準備に時間をかけすぎないこと」や「道具に凝りすぎないこと」が、何よりも重要です。
  • 最も効果的な勉強法の一つは、「誰かに教えること」なのです。人に教えることによって、自分の理解度や記憶は大きく伸びます。
  • よき勉強仲間というのは、合格への原動力になるだけでなく、人生そのものにとっても非常に大切な存在になるのです。
  • 何かを勉強しようとするときには、「決まった日に行われる試験を受験しなければならない状況」に自分を置いてしまうのが、最も手っ取り早い方法です。
  • 勉強の最大の妨げは、「自分自身が設定する限界」なのです。自分に限界があると思ってしまっては、能力は伸びません。
  • 私は断言しますが、しっかりした勉強の習慣を身につければ、学習効果に年齢はまったく関係ありません。
  • 「時間と効率のためには、金を出し惜しんではならない!」
まぁ、こんなところかな。

特になるほどと思ったのは、以下の「自分で自分の限界を決めれば、後は死を待つのみ」という部分。
 これは私の個人的な考えですが、あらゆることに関して「自分には限界がある」と思ってはいけません。何事も、自分で自分の限界を設定してしまえば、残りの人生は「ただ死を待つだけの時間」になってしまう。私はこう考えています。
 私たちはたぶん、「死」というものをあまり意識しないで生活しています。しかし、今生きているあらゆる人間が、間違いなく「死」に向かって、日々前進しているのです。ですから、ある時点で自分の限界を決めてしまったら、後はこの世を去るまでの待機時間になってしまいます。
 そうなったら、勉強する意味など何もありません。
単に死を待つだけになってしまったら、脳の力をアップさせて充実した人生を送ろうとすることなど、まったく無意味になります。
(pp.103)
これはとても共感できた。もちろんスポーツなどに関することであれば肉体的な限界は来るかもしれないが、勉強や仕事に関しては限界などそんなにないのではないかと思う。それらに関しては以前から激プッシュしている以下の本に示されている。始めるのに遅すぎることはないなぁと自分もここ2年の資格試験勉強を通して実感している。ただ、早く始めたほうが勉強したことのリターンをより長い期間得られるのは確かだから、なるべく早めに勉強の方法論を自分のものにして使いこなせたほうが絶対いい。

大体20代で働きながらの勉強習慣、方法論を身につけられるかどうかで30代以降の成長性が決まると思う。20代は体力とか勢いで何とかなる部分もあるけど、ある程度の年齢を重ねると勉強できないと絶対越えられない壁があるような気がする。

また、弁護士なども含めた資格試験や学歴全般に関しては、著者はそれだけでは食っていける「十分条件」ではないが、一定の範囲内では「必要条件」と示している。これもなるほどと思った。

個人的に資格試験を取得する、TOEICなどのある一定以上の点数を取得するというのはゴールではなく、スタートラインに立ったに過ぎないのだと思っている。『ハンター×ハンター』のハンター試験のように、表向きはライセンス取得だけで終わっているけど、裏ハンター試験としての念能力の習得までが本当の試験みたいなイメージ。どんな分野の職業であろうと、資格を取ってからが生き残り、または成功をかけた厳しい修行が始まるのだと思う。資格試験はそのきっかけに過ぎないのかなと。

資格試験に限らず成果を出すことを意識したお勉強はできるようになっておいたほうが絶対いいし、それができれば人生楽しくなってくると思うよ。分からなかったことが分かっていくプロセス、また習得した知識体系が有機的に他の分野とつながっていくのとか面白いなぁと思う。それが勉強、言い換えれば学習(理想は楽習)の醍醐味なのだと思う。

ということで、アグレッシブに修行したい人は本書などを参考に勉強してみたらいいと思う。自分は4月15日のデータベーススペシャリスト試験に向けてまた計画的に出社前の早朝に勉強中。勉強状況などはTwitterでつぶやいているので気になる人はフォローどうぞ。




最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
著者:荘司 雅彦
販売元:講談社
(2007-06-26)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 受験生の人、または親の人
  • 司法試験などの難関資格の取得を目指している人
  • 成功者になりたい人
Amazon.co.jpで『荘司雅彦』の他の本を見る

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January 07, 2012

【雑感】ハタモク:働くことの目的を持つことについての考察

今日はハタモクというイベントに参加してきた。

社会人と大学生が「何のために働くか」を気軽に語り合う場として、第23回目が成城大学で開催され、今回初めて参加してみた。その参加後の感想と自分なりの考察を示しておきたいと思う。

まずハタモクとは何かといった概念を簡単に説明しておこう。今日会場でもらった資料に以下のようにあった。

ネーミング
⇒「ハタモク」(働くことの目的を持つ)

ハタモクの信念
⇒働くことの意味や目的が持てれば、仕事を通した生き方が変わる

ハタモクのミッション
(目的をもってイキイキ働き幸せになる人が、社会に増えるために)
⇒社会に出る前に、働くことの意味や目的を考えることを、日本の常識とする
これらの信念のもと、大学生と社会人が対等に、同じ目線でそれぞれの働く目的を熱く語るというのがハタモクとなるようだ。詳細については以下の大本のブログ、facebookページを参照。今日は参加人数も過去最高の80人近くと多く、4,5人のグループを作り、一人7分ほどテーマに沿ってそれぞれの考えを語るという内容だった。グループメンバーを変えて3セッションやり、それぞれのテーマは、以下のようになった。
  1. これまでの転機について
  2. 何のために働くか?
  3. 就活とは?
1に関しては、以下の記事を参考に。まぁ、社会人のスタートがいろいろと不幸がいっぺんに降りかかってきたような状況だったし、障害を抱えて半周遅れみたいな感じになった。それからいろいろあって、何とか辞めずに第一志望の組織で働きながら、もう6年目に突入している。

さて、本題の『何のために働くか?』について主にこの記事で示しておきたいと思う。

僕は、働く目的は以下のように3段階のレベルがあると思っている。

hatamoku

一番下の1.お金、生活の糧というのは、お金にまったく困っていない人以外はみんな共通であるものだと思う。金がなくては生活できないし、誰かに養ってもらうとかしない限り働かざるを得ない。まぁ、最近話題のベーシックインカムとかもあるけど、基本的に働く人に多く共通する部分かなと。あとはその多寡が問題で、生きていけるだけあれば十分という人もいれば、金をがっつり稼ぎたい!!という人もいるだろう。僕はどちらかというと後者だな。

お金があったほうが選択肢が広がるし、自分のやりたいことができるしね。まぁ、この部分に関してはそこまで重要ではないので次の2.自己の成長に行こう。

1は誰でも実感できると思うが、2以上はそれなりに本気でかつ打ち込んで仕事をしていないとなかなか到達できない領域ではないかと思っている。そして、働く意義について、一番実感できているのがこの2の部分かなと思う。自己の成長といっても、仕事以外の学校の勉強や資格試験勉強などでも実感はできる。しかし、仕事となればよりもっと厳しくしんどいものかなと思う。

自己の成長とはいうももの、それは自己満足なものではなく、会社、お客様からの評価が反映されたものとなる。そこがお金をもらってやる仕事と自己学習、修行の大きな違いなのかなと思う。そして、自己の成長が働く目的となるのは、自己満足ではなく、仕事を通して自分の能力がどこまで通用するか試してみたいというのがあった。なので、今の実力主義の組織を選んだというのがある。

しかし、最初の3年くらいは全く自分の能力が通用しなくて、同期とかにくらべて全然仕事ができないほうで、上司にもダメだしばかりされて落ち込んだり胃が痛くなったり、悪夢にうなされたり、残業地獄に陥ったりしていた。けれど、だんだん4年、5年たってくると、仕事のまわし方や仕事の面白みも感じられるようになり、昔に比べて仕事ができるようになったと実感できる。そういう仕事を通してでしか得られない達成感というか、自己の成長があるのだなぁと思う今日この頃。

そして、感覚的な話ではあるが、自己の成長を大きく実感できるのは、働き始めて同じ仕事でトータル1万時間を突破することではないかと思っている。1万時間やれば、その道のプロとして自立でき、それなりに仕事ができるようになるかなと思う。それに関しては以下の本が参考になる。なので、本当に自己の成長を実感したかったら、本当に嫌な仕事、過労死しそうな仕事以外は、1万時間は必死で働いてみればよいのかなと思う。それを超えたらまた新しいステージに立てると思う。僕はもう6年目突入なので、なんとか1万時間を超えた。その間に何度も会社辞めようと思っていたけどね。なので、この自己の成長はとても実感している。

最後にピラミッドの頂点の3.社会貢献となるが、これは大義名分で多くの人が掲げている目的かもしれない。しかし、それを本当に実感するのはかなり大変な道のり、経験年数が必要になるのではないかなと思う。ここはどちらかというと、自分の仕事の社会に与える影響力、インパクトの大きさと正の相関関係があるように思われる。正直自分はまだこのレベルには到達できていない。

今の仕事は、複数ベンダーが参画するビックプロジェクトなのだけど、自分の所属する組織、そしてチーム、さらに自分が直接関わっているところだけを見ると、あんまり実感できていない。実際にやっていることは、自社のチーム内で完結するExcel VBAツールを作ることで、お客様に対する貢献とかその影響力というものがあまりない。確かに自分のツールで他のチームメンバーがより仕事がしやすくなり、それによってお客様の役に立ち、結果的にかつ間接的に自分の仕事が極小の世界で社会の役に立ってはいるのだけどね。

働く目的は社会貢献と自信を持って言えるようになるには、それなりに規模の大きな仕事をして、目に見えて社会に役立っていると実感できることが必要なのかなと思う。まだグローバルを含めて大きな組織の末端社員でしかなく、軍隊で言えば前線部隊に送られていくらでも補充が効く一等兵みたいなものなので、出世していかなくては社会貢献としての働く目的は実感できないのかなと思う。それが出世する意義で、さらには大きな仕事に関われることにつながるのではないか思う。

小さい仕事が社会貢献にならないと言っているのではなく、実感しやすいかどうかかなと思う。これは職種や個人ごとの志向性によるのだろう。僕の場合は、やはりIT技術者としてSEをやっている以上、世の中に対する価値をどれだけ創造を提供できるかということを考えると、多くの人に使われるようなシステムやソフトを作り上げることに他ならないので、やはりそういうものは出世することでしか現状では実現できず、そのために時間も労力もかかるのだろう。

あと、働く目的やミッションなどを自分なりにしっかり持てるかどうかで、より仕事に対して一歩踏み込んで価値を出せるかどうかにつながっていくのではないかと思う。「るろうに剣心」で言ったら、飛天御剣流・奥義天翔龍閃の肝である、抜刀の際に左足をさらに一歩踏み込めるかどうかのような感覚(笑)。なんとなく仕事をしているよりも、働く目的、ミッションがあるのとないのでは実体験からしても全然違うなぁと思う。まだまだ修行が必要だけどね。

働く目的については散漫で長くなってしまった。3つ目のセッションテーマの『就活』についてはまぁ、省略。

僕も大学生の就職活動時に働くことについて考えてみたけど、本を読んだり自問自答しているだけで、気軽に社会人の人と語り合ったり話を聞くということはあまりなかったので、学生のうちからハタモクのような機会に参加できるのは純粋に羨ましく思う。就活時はOB訪問とか一切やらなかったし、完全にネット就活だけでやってきてしまったので、このような場に参加していたらもしかしたら方向性が違っていたかもしれないなぁと思った。

あと、おまけとして、読書ブログをやっていることもあり、働くことを考えるヒントとなる本を30冊ほど列挙しておこう。リンク先はすべてこのブログ内の書評記事となる。
  1. 会社とことん活用術
  2. 青春漂流
  3. サラリーマンなんか今すぐやめなさい
  4. 働くって何だ―30のアドバイス
  5. 20代会社員の疑問―いま、働くこと
  6. 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
  7. 働く気持ちに火をつける
  8. プロフェッショナル原論
  9. プロ論。3
  10. 親より稼ぐネオニート
  11. 入社3年目までに勝負がつく77の法則
  12. 若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか
  13. “働く”をじっくりみつめなおすための18講義
  14. やりがい論―「自分探し症候群」から抜け出すために
  15. 三年で会社を辞めたら損ですよ!
  16. 養老訓
  17. 仕事の思想―なぜ我々は働くのか
  18. 会社は2年で辞めていい
  19. はたらくって何?―あたらしいシゴト論
  20. ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
  21. 就活の法則
  22. 凡人として生きるということ
  23. キャリアをつくる9つの習慣
  24. 青春ピカソ
  25. 人生の100のリスト
  26. 働くひとのためのキャリア・デザイン
  27. 20代で人生の年収は9割決まる
  28. 働かないって、ワクワクしない?
  29. 仕事は楽しいかね?
  30. 【携帯版】思考は現実化する
ちょっと多くなったが、それだけ社会人になってもずっと働くことの意義とかを思い悩みながら問い続けてきたということだろう。結構仕事論とかキャリア論とか3年目のころまでにたくさん読んだのだなぁと改めて思った。今はそこまで悩んでいないから、そんなに仕事論などの本は読んでいないけど、どれも参考になる本ばかりなので、ぜひ読んでみたらよいと思う。

以上、ハタモクレポート、その考察でした。
また次回もぜひ参加したい

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闇の左手

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

キーワード:
 アーシュラ・K・ル・グィン、冬、SF、対立、調和
ヒューゴー賞を5度、ネビュラ賞を6度受賞した作家によるSF小説。以下のようなあらすじとなっている。
遥かなる過去に放棄された人類の植民地、雪と氷に閉ざされた惑星ゲセン。「冬」と呼ばれているこの惑星では、人類の末路が全銀河に類をみない特異な両性具有の社会を形成していた。この星と外交関係をひらくべくやってきた人類の同盟エクーメンの使節ゲンリー・アイは、まずカルハイド王国を訪れる。だが、異世界での交渉は遅々として進まない。やがて、彼は奇怪な陰謀の渦中へと……ヒューゴー、ネビュラ両受賞の傑作
(カバーの裏から抜粋)
去年の秋ごろからSF小説を読み込んでいこうと思っていた。ジュンク堂や紀伊国屋などの大型書店のSFコーナーを見て回ったりして、面白そうなものを探していた。しかし、本書はそこでは発掘されなかった。この作品を見つけたのは、松丸本舗の『本集』のSFコーナーだった。著者を全く知らず、最初はタイトルに惹かれて手に取ってみた。あらすじを見ても心躍るような冒険譚ではなさそうだったけど、松丸本舗にあるのだから外れはないだろうと思って買ってみたら、その通りだった。

著者は、『ゲド戦記』の原作者でもあるようだ。そんなことも知らず、かつ女性だとも知らずこの作品を読んだ。

カバーの裏のあらすじだけでは、本書の概要はいまいち分かりづらいので、解説の一部を引用。
 極寒の惑星ゲセンでは太古にハイン人による遺伝子実験がおこなわれた結果、住人はすべて両性具有だった。極秘の現地調査がおこなわれたのち、エクーメンからの使節として、ゲンリー・アイが単身ゲセンにおりたつ。アイはまず、カルハイド王国をおとずれるが、文化の厚い壁にはばまれて思うにまかせない。つづいておとずれたゲセンのもうひとつの大国、オルゴレインでも政略にまきこまれたアイは、追放されたカルハイドの元宰相エストラーベンとともに、生命の気配ひとつない真冬の大雪原を横断する無謀な脱出行に旅立った……。
(pp.370)
ゲンリー・アイは長身の黒人で、男性である。しかし、ゲセンの人々は両性具有であり、一生を通して父親にも母親にもなれる。ケメルと呼ばれる発情期に相手を見つけて生殖し、子供をもうける。そのため、父親的な立場だったものが後で子を産み、母親になったりする。

ゲセンの人々は中性的な顔立ちで、身長は高くなく、筋力もそこまではないが、マイナス50度の世界の極寒でたいした暖房がなくても耐えられるように進化している。そんな惑星に、エクーメンという銀河の連合体の使節として一人で宇宙船にやってきたゲンリー・アイは、ゲセンがエクーメンの同盟となって、知識、文化、政治的にも調和をもたらしたいと思っている。しかし、ゲンリー・アイが唯一頼れるがそこまで好きではない、首相の立場にあるエストラーベンは国王の側近の陰謀によって王国を追放される。

ゲンリー・アイは隣の国にオルゴレインに行って同盟の糸口を探すが、そこで逮捕されて刑務所に投獄されてしまう。その後、追放されてやってきたエストラーベンとともに脱獄し、カルハイド王国とオルゴレインの対立を鎮静化し、さらにはこのゲセン全体のためにもゲンリー・アイの宇宙船から通信をして、ゲンリーの仲間たちを呼び寄せることが重要であると理解する。そのためにつかまらないように、2人で80日ほどかけてソリとテント、食料を持ち、マイナス50度の大雪原を800マイルも横断するというお話。

単純なエンターテイメント的な要素としてのSF小説として読むと、肩透かしを食うかもしれない。まず、かなり読み進めるのがしんどいタイプの作品である。惑星冬の寒く厳しく、独自の政治的、生態的な描写が淡々と続く。

また、「シフグレソル」といった、ゲセンの文明全般における社会的権威に関する翻訳不能な原理のような用語や、民話的、宗教的な描写も多く、それらの概念を理解して読み進めていくのもしんどい。また会話も割と抽象的で単調な感じがする。全体的に起伏があまりなく、天候的な変化があまりない真っ白な大雪原に漂っているような感覚。逆にそれが本書の魅力でもあり、この作品の特徴なのだろう。

闇の左手』とは光のことである。その部分に関して、ゲセンの民話的な歌をエストラーベンが口ずさんでいる部分を抜粋。
光は暗闇の左手(ゆんで)
暗闇は光の右手(めて)。
二つはひとつ、生と死と、
ともに横たわり、
さながらにケメルの伴侶、
さながらに合わせし双手、
さながらに因-果のごと。
(pp.282-283)
ここがとても印象的。この後のゲンリー・アイとの会話でも、エストラーベンは、「われわれも二元論者だ」と言っている。

本書全体の印象は、表面的には二元論的な印象を与える。しかし、単純な二項対立に収まらない、光と闇の調和のようなもの、つまり大雪原を2人で苦労しながら横断する過程で、お互いを深く知り、認め合いながら異星人としてのゲンリー・アイを受け入れること、そして対立中のカルハイド王国とオルゴレイン、さらにはゲセンとエクーメンの関係の変化を暗に示しているのだろう。それが単純なエンターテイメント的な要素だけのSF小説と違う、この作品の深さである。

関係の変化、受け入れることが本作品のテーマなのかなと思った。やはり本書のカバーイラストのように、2人で食料を節約しながらソリを引き、極寒の大雪原を渡っているところがとても印象的。お互いをあまり信頼していない状況から、男でも女でもないエストラーベンと異星人かつ男であるゲンリー・アイの友情みたいなものが芽生えていく過程がよかった。

寒そうな描写満載なので、冬に読むのがおすすめかな。本書を読みかけの途中で地元に帰った時、雪の中をわざわざ1時間歩いてみたりして、より寒さの描写のリアルさを得ようとしたりもした。

一気に読み進められるような作品ではないけど、その分いろんな読み方、考え方ができる、優れた思考実験としてのSF小説だと思う。

冬が終わる前に、ぜひ読んでみたらよいと思う。



闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
著者:アーシュラ・K・ル・グィン
販売元:早川書房
(1978-09)
販売元:Amazon.co.jp
読むべき人:
  • 二元論者の人
  • 男と女といった性別について考えてみたい人
  • 何かを受け入れようとしている人
Amazon.co.jpで『アーシュラ・K・ル・グィン』の他の作品を見る

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January 03, 2012

自助論

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

キーワード:
 サミュエル・スマイルズ、名言、啓発、歴史、修練
明治時代に日本でもベストセラーになった自己啓発本の元祖。以下のような目次となっている。
  1. 1章 自助の精神―人生を自分の手で開く楽しみを知る
  2. 2章 忍耐―たったこれだけで努力が苦でなくなる!
  3. 3章 好機を確実に生かす―この「改善」の手が、いま打てるか!
  4. 4章 仕事―いつも最高の成果を生むための基本原則
  5. 5章 意志と活力―「使命感」が人の器を何倍にも大きくする
  6. 6章 時間の知恵―成功者はみなこの「実務能力」を生かしている!
  7. 7章 金の知恵―“楽するため”にはこの汗をかけ!
  8. 8章 自己修養―頭脳と心・体の、効率よく痛快な鍛え方
  9. 9章 出会い 人生の師・人生の友・人生の書を持っているか
  10. 10章 信頼される人 人望・人格の力は一生通用する最高の宝だ!
(目次から抜粋)
天は自ら助くる者を助く」の大本がこの本らしい。1858年に英国で出版され、あらゆる過去の偉人の名言を引用しつつ、人生で重要なことがたくさん示されている。本書の内容を一言で示すと、節制して修練し、日々努力を怠るなということになる。

出版当時からだいぶ時間がたっていることもあり、時代の流れとともに変わらないものもある反面、現代に合わなくなっているものもある。また、偉人の引用を元に自論を展開していて、著者の実体験が何一つ書いていないようなので、話半分に読んでおけばいいと思う。自分にとって共感できた部分を重点的に読み、それ以外はさらっと流せばいいのではないかなと。こういう本は勢いで読んだほうがよい。

ということで、特に気になった部分を引用しておく。

「品性の生みの親」について』という節から。
 人生の最高の目的は、人格を強く鍛えあげ、可能な限り心身を発展向上させていくことである。これこそ唯一の目標であり、それ以外のものはこのための手段にすぎない。最高の快楽や富、権力、地位、栄誉や名声を得たとしても、それは人生における最大の成功ではない。むしろ、最高の人間性を獲得し、他人の役に立つ仕事に打ち込み、人間としての義務を果たしていくことこそ、いちばん立派な生き方なのだ。
 金は、確かにそれなりの力を持っている。しかし知性や公共心やモラルもまた力であり、むしろ金よりも高貴なものなのだ。コリンウッドは、友人の手紙の一節にこう書いている。
「金などなくても私は豊かになれる。あらゆる不幸や貧困を乗り越えようと努力してさえいれば、私はそれで十分なのだ」
(pp.194-195)
自分の精神や人間性を鍛え上げたいもので。あと今年の目標は節制してちゃんと貯金することなので、無駄遣いせずに仙人みたいな境地になって修練したい。

あと『仕事名人の秘訣』という節から。
 かつてレナーズは、自分の学習法の秘訣をこう語った。
「法律の勉強を始める時、私は決心したのです。"学んだ知識は完全に自分の血肉にしよう、そして一つのことがらを徹底的にマスターしないうちは、絶対に次へ進んではならならい"と。ライバルの多くは、私が一週間かかって読む本を一日足らずで片付けてしまいました。けれど、一年もたつとどうでしょう。私の知識は、それを覚えた日と同じように鮮明に残っていましたが彼らは学んだことをすっかり忘れていたのです 」
 人間は、勉強量や読んだ本の冊数で賢くなるのではない。勉強法が自分の追及する目的に適しているか、一心不乱に勉強に取り組んでいるか、勤勉が習慣となっているか―このような点こそが問題なのである。外科医アバネシーは「自分の精神には一定の飽和点ががある」と主張していた。つまり知識を詰め込みすぎると、すでに覚えていた知識が頭から押し出されてしまうというのだ。医学の勉強について、彼はこう語っている。
「自分が何をやりたいかという明確な考えさえ持っていれば、それを達成するための手段を選び損ねることなどめったにないはずだ」
 確固たる目的や目標を持っていれば、勉強も実り多いものとなる。ある分野の知識を完全にマスターしていれば、いつでもそれを活用できる。この点からいえば、単に本をたくさん持っていたり、必要な情報を得るには何を読んだらいいかを知っていたりするだけでは十分とはいえない。人生に役立つ知恵を常に持ち歩き、いざというときすぐ使えるよう準備しておくべきである。
(pp.206-207)
時代の流れとともに人生で触れる情報量の絶対量は格段に増え、それらをさばいていかなくてはいけない忙しい時代には速読や多読が求められがちである。しかし、速読や多読が本当に今の自分には必要か?それらのやり方で読んだ本が自分のものになっていると自信を持って断言できるか?を振り返ってみるとよいかもしれない。もし答えがNoであるならば、時には時間をかけて、かつ反芻するように読むのもよいだろう。
 
ここ2年ほどの資格試験を通して、本当に自分のものにしたければ、選択と集中で徹底的に繰り返すこと、が勉強の極意なのだと実感した。そして、自分のやるべきこと、目指すべき方向性が見えて、IT技術者としてプロフェッショナルになるという目標を立てたので、今年も選択と集中で1月かかって読み終わるような専門分野の本を読んでいくことにする。また、平行して読む本のジャンルを絞り、SF小説と歴史物など教養書メインに読んでいくことにする。

よって、今年の総読書量の目安は100冊程度となるが、書店で新刊コーナーで平積みになっているような90分程度で読み終われるような本ではなく、教科書的でかつ分厚くてあまり他の人が読まないようなもののラインナップとなることだろう。ブログタイトルに『賢者』とつけるのに恥ずかしくないようなものをね。

ということで、2012年、あけましておめでとうございます今年は去年よりも更新頻度を少しだけ上げる予定なので、ご期待ください。今年もよろしくお願いします



スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
著者:サミュエル スマイルズ
販売元:三笠書房
(2002-03-21)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 自分の人生をよりよく生きたい人
  • 偉人の名言などが好きな人
  • 今年の目標をまだ立てていない人
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