April 15, 2006

不安の力


不安の力

キーワード:
 不安、解消、随想、五木寛之、仏教

五木寛之が著者。不安とどのように付き合っていけばよいか著者の考えが書かれている。著者は小説家なので、何も心理学的なことが書いてあるわけではなく、人生経験からどのように不安に対処していけばよいかが主な内容。仏教的な引用、考えが多く、少し著者の独善的な考えのような感じがする。

内容は、著者がどのように不安と付き合ってきたか、自分が時代に取り残される不安、若さが失われていくことの不安、働く場所が見つからないことの不安、病気と死の影におびえる不安などといった章立てになっている。どれも著者の独自の考えが語られている。

どの章にも共通に語られていることは、不安は取り除くものでもなく、不安を悪とみなさずそれを受け入れてよりよく生きていこうというような内容となっている。そこまでの境地に達するにはそれなりの年齢を重ねないと無理なような気もする。

この本を読んだ理由は、自分は常に不安に覆われているから。そのため何か救済を求めて読んでみたが、何か不安解消の実用的なことが書いてあるわけではなく、人生をどのように生きるかというような内容となっている。そのためどこか大局的なことが書いてあるようだった。また、少し考え方が古い印象も受ける。しかし、長い目で見れば役に立つのかもしれない。

読むべき人:
 仏教の話が好き、人生論が好き、不安との付き合い方の例を知りたい、五木寛之のファンなど

記念すべき第一回目の読書記録からこのような本・・・。どんな記録になっていくのだろうか・・・。



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