May 08, 2006

村上朝日堂の逆襲


村上朝日堂の逆襲

キーワード:
 村上春樹、安西水丸、エッセイ、身辺雑記、生活、こただわり
小説家村上春樹のエッセイ。1985年4月から1986年4月まで週刊朝日に連載されていたもの。前作の『村上朝日堂』と似たような感じ。イラストレイターの安西水丸によるのほほんとした絵もしっかりある。ちょっと違うところは、1つの話題が4、5ページになっていることかな。

特に面白かった話題は、Fの鉛筆はセーラー服を着た女学生みたいだといわれたのをきっかけにFの鉛筆が妄想により使いづらくなったこと、学習についてという話題で、大学時代は何も学ばなかったこと(早稲田大学文学部に7年通ったらしい)やあまり若いときに勉強しすぎると「勉強ずれ」が起こるんじゃないかとか、人々はなぜ本を読まなくなったのかという考察など。日常のささいなことにこだわりをもっていたり、考えたりしているのがわかって面白い。

この本を読んでいると、村上春樹という人の素の人物像が分かる。あまり人付き合いが良くないようで、初対面の人とは話しづらい性質を持っていたり、人工的な高さに対する高所恐怖症だったり、日々それなりにストレスを感じることが何かあるといった具合に。勝手な推測だけど、エニアグラムは自分と同じType5なんじゃないかと思う。なんとなく共感できる部分が多いから。

こういう本は何も考えずに読めるから楽しいし、気楽だ。

読むべき人:
 村上春樹がどういう生活をしていたかしりたい、作家の仕事はどういうものか気になる、ビールなどの酒が好き、一人で街をぶらつく生活に憧れる



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