May 26, 2006

「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?


「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

キーワード:
 村上春樹、Q&A、読者との交流、ホームページ、人生相談、ムック
村上朝日堂というホームページでの読者と村上春樹とのQ&Aのやり取りがムックになったもの。質問は330あり、台湾、韓国からの読者のものも掲載されている。それにしてもタイトルが長い・・・。

読者からの質問事項がバラエティに富んでいてとても面白い。いくつか列挙してみる。
  • 卒論が書けない
  • ワープロか手書きか
  • マックユーザの理由
  • 男性は恋人におごるべきか?
  • 作家がものを書く動機は?
  • 読書と音楽が趣味と答えるのは?
  • ジャズを聞くアドバイスがほしい
  • ジャズバーを開きたい
  • 知的な胸
  • 作品が「日本文学的」でないのはなぜ?
など。時にはまじめに答えるが、時には無責任に答えたりしている。特に、自分の作品を評論家のように語るようなことは一切していない。そういうポリシーというか、著者自身の性格、考え方がストレートに出ているので、面白いと思う。

中にはなんでそんなことを聞くんだという読者の質問もある。ほとんど人生相談みないなものとか。それはそれで、その答えがまたなるほどなるほどと思って線を引いてしまう。

あと、『カラマーゾフの兄弟』を映画化したととして、どのような配役がよいかといったことを挙げたりするのもはやっているようで。村上春樹自身、『カラマーゾフの兄弟』は最高の小説というようなことを述べているので、なるほどと思った。まだ未読なので気になるところで。

台湾、韓国からの読者の質問もあるが、これらはどちらかというと村上春樹ブームなどの現象に対する質問が多い。今では世界中に読まれるグローバルな作家であり、そういうことが海外読者の視点から意識させられる。

普通のエッセイとは違った、ストレートな考えがわかって面白かった。ホームページのほうはあまり見たことがなかったので、これから見てみるか。

読むべき人:
 村上春樹ファン、小説家が何を考えて小説を書いているか知りたい、人生相談ものが好き、Q&Aものを軽く読みたい



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僕が高校の時より一貫して作品を読み続けている作家、それが村上春樹さんだ。 考えて

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