May 29, 2006

会社とことん活用術


会社とことん活用術

キーワード:
 意識改革、会社の存在意義、会社の価値、働く目的、仕事のノウハウ、幸せなサラリーマン生活ガイドブック
サラリーマンとして働いているときに、会社を辞めたくなってくることがあるが、会社にはさまざまな隠れた価値があり、それを活用せずに辞めるのはもったいなことである。よって、そうならないために、会社をとことん活用しつくす方法を示しているのがこの本の内容となる。そして、幸せなサラリーマン生活を送るためのガイドブックと著者は述べている。

本の構成は9章立てになっていて、全部で112の話題が取り上げられている。1ページにだいたい2つほどのペースとなっている。

112もあるので全てを網羅して説明できないので、激しく同意できる部分、またはなるほどと思った部分を列挙しておく。
  • 社員は会社から使われるのではなく、会社を使うという意識を持つべきだ
  • 会社には「人」「技術」「環境」の3大価値がある
  • 仕事のスキルは、現場で経験しなければ99%は身につかない
  • 優秀なビジネスマンは専門技術以外の「人との接し方」、「時間管理」が優れている
  • 会社から得られる本当の価値は「給料」ではなく、「社長の夢の実現を代行する権利」
  • 入社3年目までの新人は、とにかくがむしゃらに働くべきだ
  • 自分にとって幸福とは何かを考え、給料以外の方法で会社を使ってそれを実現する方法を考えることが重要
  • 自分の能力を高めるために投資したお金は、将来何倍にもなって戻ってくる
  • 会社でのサラリーマン生活は生き方のひとつの選択肢に過ぎず、会社がなくなっても別の楽しい人生が待っていると考えるようにする
  • 成功や幸せの本質はお金ではなく、自分にとっての成功をよく考える必要がある
こういったことが主張されていて、なるほどなるほどと思って線を引いた。また、このような意識的なものの他に、やることのリストを作るとよい、机の周りにお金をかける、会社を辞める前にローンを組むといった仕事のテクニック的なものもある。一貫して主張していることは、会社というものは思ったよりも価値が多いものが多く、それらをほとんどただで利用できるんだから利用して自分を高めつつ楽しくサラリーマン生活をしようという内容である。

文章は分かりやすく、またネタっぽいイラストも所々に載っていて読みやすい。イラストの例として、電車の座席に乗っている人が描かれていて、その人たちはみなメガネをかけていて、席の端が空いている。座っている人たちの上に吹き出しがあり、そこには『この座席あと一人メガネが座ればビンゴじゃないか!!』(pp.135)とある。そのときの話題と何も関連性がないwww。こういうネタっぽい絵も自分としては好感が持てる。

また、著者の熱い想いみたいなものも文章にじみ出ている気がする。

今の自分自身にとってぴったりの本だった。自分自身、今は入社したばかりなのに休職状態に陥っているので、今後の社会人生活をよく考えるためにとても役に立った。今後のサラリーマン人生の方向性を変えるような本だったと思う。

この本は良書だと思った。タイトル買いしてよかった。お勧め。

読むべき人:
 入社したての新人サラリーマン、サラリーマンとして働く価値を見失っている人、会社が楽しくない、今後どうやって働いていくべきか迷っている人、働く意識を変えたい人、就職活動中の人



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