June 07, 2006

頭がよくなる思考術


頭がよくなる思考術

キーワード:
 自己啓発書、生き方、考え方、意識改革
白取春彦という人が著者。生きるうえで物事を考えるための助言の書。以下に著者のはじめにの部分を抜粋。
 本書はあなたが考えるときに実際に役立つ助言をさせていただくものである。しかし、わたし独自の考えだけを披露したものではない。古今東西の多くの古典、啓蒙書、哲学書から示唆された知恵が基礎にある。
 誰にしても自分一人で正確に考えることなどできない。だから、互いに話しあい、本を読み、試行錯誤しつつベターな考え方、手段、生き方を模索していくのである。本書はその一助となるだろう。そして、本書を読んだあなたは自分の考え方が以前よりもクリアになっていることにははっきりと気づくだろう。
(pp.3)
また、以下のような章立てになっている。
  1. 「答えを出せる」頭をつくる
  2. 「迷わない」頭をつくる
  3. 「楽しく生きる」頭をつくる
  4. 「クリアな」頭をつくる
  5. 「創造する」頭をつくる
それぞれの章のなかで、『書いて考えよ』、『視野の狭さを自覚せよ』、『才能の有無を考えるな』、『古典に知恵を求めよ』といったタイトルがついていて、短くまとまっている。そのためかなり読みやすいものとなっている。

特に印象にの残った部分を引用しておく。
  • 他人の思惑を考慮することは結果的に徒労だということになる。もちろん、他人の思惑を考慮したうえでの自分の考えや態度も無意味に帰する。(pp.45)
  • 何をするにしても人間は結果のために行動すると、結局は日々の意味を失い、総じて生きることの意味を失う。(pp.62)
  • また、たゆまずに考え抜くという一手もある。いたずらに心配するのではなく、ちゃんと考えるのである。考えても無駄だということはない。考えることによって新しい偶然の一手を呼ぶこともできるのだから。(pp.68)
  • すでに価値が定められたものがそこに存在していて、誰かがそれを得るわけではない。忘れてはならない。なにかに価値を与えるのは常にあなたなのである。他人ではない。(pp.93)
こういうところに元気付けられたというか、勇気付けられた。特に、自分自身、今いろんなことを考えたりして思い煩ってしまうのだけれど、こういう風に考えていけばよいのだということが分かってよかった。なんだか、自分に自信を持てないでいた部分に、後押しをしてもらったような気がした。

著者が日本人なので、より日本人にあった考え方だと思う。このような自己啓発本はアメリカ人が書いたものが多く、その中でよくポジティブに考えればよいといったことが多いが、この本ではそのようなことは書いていなかった。そんなに簡単にポジティブに考えることを実践できれば苦労はないけど・・・。

頁数は120ほどしかないので、すぐに読める。しかし、それだけに繰り返して読む必要がある本だと思う。自己啓発本に求められる特徴だと思う。また、迷ったらこの本を読んでみよう。

読むべき人:
 自己啓発本が好きな人、考え方を変えていきたい人、もっと楽に生きたい人



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コメント一覧

1. Posted by 白取春彦   June 28, 2011 02:50

ありがとうございます

2. Posted by Master@ブログの中の人   June 28, 2011 06:23

>>白取春彦さん

コメントありがとうございます

もう5年前に読ませていただきましたが、最近本書が書店のランキングの上位にいるのを見て、ロングセラーのよい本なのだなぁと思いました。

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