July 21, 2006

苦しくても意味のある人生


苦しくても意味のある人生

キーワード:
 加藤諦三、人生論、意味への意志、フランクル、随想的
加藤諦三氏の著作。自己啓発本というよりは、随想的な人生論。序章にこの本について書かれている部分があるので、その部分を抜粋。
 この本では、人生において本当に満足するには何をどうしたらいいのかを考えた。そのためには、自分に生きる力を失わせた根源を突き止めることが必要なのである。
 フランクルは実存的欲求不満に悩んでいる人は、自分の実存的真空をどうやって埋めていいか分からないと言う。まさにこれは現代日本の私たちの有り様であろう。どうやって生きていいか分からないのである。この本では、その方法をできるだけ具体的に考えたつもりでいる。
 ただ、あまり深刻にならず、こんな生き方、考え方もあるのかという軽い気持ちで読んでもらっていい。大事なことは、それを知っていることだけで十分なのである。
 人は知っていれば、一度は試みる。それがやがて幸せにつながる。
(pp.26-27)
具体的な目次は、Amazonの商品説明を参考にして欲しい。よりよく生きるにはどうすればよいかといったことが主な内容となっている。以下は自分がなるほどと思った考え方。
  • 何かが起きることが生きている証し
  • 深い喜びは大きな悩みから湧いてくる
  • お金があっても人は悩む
  • 「本当の自分」とは理想の自分ではなく、今の自分のこと
  • 自分自身を受け入れる
  • これが自分の人生と受け止める
単純な自己啓発本ではないので、少し分かりにくいところもある。また、ヴィクトール・フランクル(Wikipediaへのリンク)の引用が多い。著者の人生観のようなものが濃く反映されている本だと思う。

説明のために、いろいろなたとえ話が出てくる。例えば、ある蟻がせっせと生きるために餌をとってきたりしているが、腐ったり、流されたりしている。そこへ家を失ったリスが泣きながら蟻に聞く。どうしてそんなにめげずにやっていけいるのかと。蟻は自分が生きるためにやるべきことをやっているだけだと答える。というような話など寓話的なものが多い。また、同じような主張が結構繰り返されているものもある。それだけ重要なことなのだろう。

なんとなくタイトルに惹かれて衝動買いした。単純な自己啓発本のような分かりやすさはないけど、少しずつ心身にしみこんでくるような内容だった。

読むべき人:
  • 人生が思い通りにいってない人
  • 本当の自分がどこかにある思っている人
  • 加藤諦三の本が好きな人
Amazon.co.jpで『加藤諦三』の他の本を見る



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