September 19, 2006

上流に昇れる人、下流に落ちる人


上流に昇れる人、下流に落ちる人―The Thinking and Behavior to Succeed

キーワード:
 和田秀樹、上流、下流、習慣、考え方、改善ポイント
精神科医、和田秀樹氏の著書。昨今の下流、上流での議論が盛んなことに関して、どのような習慣や行動原理があれば上流になれるのか、また悪癖が下流に至ってしまうのかということが書かれている本。「上流」、「下流」という言葉をあえて使用しているのは、二極化を前にして、立ちすくむ人がひとりでも少なくなって欲しいという願いかららしい。

62の項目に関して、上流か下流かを著者の精神医科学の観点などから判定されている。主に仕事に関することが多い。結構意外なものもあるので、それらを少し列挙してみる。
  • 上流
    • 何でもお金で考える人
    • バカなことを考える人
    • 一匹狼になれる人
    • 敵のいる人
    • 何でもメモをとる人
    • 積読をする人
    • 過去をふりかえる人
  • 下流
    • いつもプラス思考の人
    • 男は中身で勝負と思う人
    • 仕事とプライベートを分ける人
    • 好き嫌いがない人
    • 人と心底深くつき合おうとする人
    • 「自分はこういうタイプ」と自己分析する人
    • 趣味が多い人
一般的によしとされている傾向が下流の始まりだったり、あまりよくないと考えられていることが上流だったりする。それらは、精神医学的な観点から説明されているので、なるほどと思う部分が多い。

例えば、一匹狼になれる人が上流なのは、やたらに全体会議や宴会を開いたりして群れることに心理的安定を求めていてはかえって生産性が低下してしまう場合があり、逆に一匹狼であるという事は、自分流の方法論を持っていることであり、組織を離れるようなことがあっても十分やっていけるというような主張。

また、趣味が多いことが下流であるのは、人生は仕事だけでないことを示したいがために強迫観念に駆られて、好きでもない趣味に多く時間を費やしたところで人生は豊かにならないといった内容。

なるほどと思う反面、本当にそうなんだろうかと思うものもないではない。論理の飛躍なんじゃと思うものも中にはあるような気がする。

どれも心理的な側面を少し意識して変えていくだけでよいような内容となっているので、できなさそうなことが書いてあるわけではない。これを読んで、変えられるところは変えていけばよいなと思った。

読むべき人:
  • 上流な人間になりたい人
  • 俗説が本当に有効かどうか確かめたい人
  • 最近仕事がうまくいっていないと思う人
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1. 上流に昇れる人、下流に落ちる人@和田秀樹  [ フォトリーディング@Luckyになる読書道 ]   March 09, 2007 16:37

和田秀樹さんの「上流に昇れる人、下流に落ちる人」を フォトリーディング。 上流に昇れる人、下流に落ちる人―The Thinking and Behavior to Succeed和田 秀樹 フォトリーディング向きの1冊。 「格差社会」でなぜか「いい思い」ができる人の共通点を62個も大紹介し....

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