December 29, 2006

働く気持ちに火をつける


働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション!

キーワード:
 齋藤孝、仕事、やる気、受難、パッション
大学教授で多くの著作のある齋藤氏の本。仕事でやる気を出すにはどうすればよいかが書いてある。

副題にあるように、ミッション、パッション、ハイテンションがキーワードとして内容が展開する。著者によれば、これは『働く呪文』らしい。それぞれのキーワードを端的に説明されている部分を抜粋。
  • ミッションを端的に言うなら、「指令をこなす」ということだが、私がいうミッション感覚とは、仕事を常に「これは自分に対する使命だ」と引きつけて考える技のことである。(pp.32)
  • パッションとは、ネガティブな体験や不愉快な感情を、エネルギーの起爆剤に変えてしまう方法だ。(pp.32)
  • そして、ハイテンションとは、どんなときでも上機嫌で仕事に向かう力である。(pp.33)
これらが仕事の柱になり、よりよく働くために重要になるようだ。

特になるほどと思ったのが、不愉快な刺激を昇華することで仕事の情熱に転化させることができるという主張だった。そのときは、受難受難と呟いたり心の中で反芻し、最後に情熱と言って気持ちを切り替えることができるというものだった。これは、実際に働いていて、自分に不都合なことが起こったときに心の中で反芻してみると、やる気が湧いてきた気がした。

また、著者の仕事観がよく現れている部分あったので、そこを抜粋。
つまり、仕事というものは、自分に向いていることは何か、自分がやりたいことは何かなど、適性や才能を問い詰めてやるものではない。人に頼まれたり期待されて、それに全力で応えるのが健全なスタイルなのだと気づいたことが、私の大きな転機となった。
(pp.218)
よく仕事観を語る成功者は多くいるが、大抵はやりたいことをやれといった主張が多い。それに対して、著者の主張はどこか他力的な側面もある。やりたいことが何か分からないような状態では、やりたいことをやれという主張は重苦しく感じるが、著者のように考えられると結構気負わずによい仕事ができていくのかもしれないと思った。

著者の身体論を主軸に語られることも多いが、いろいろな偉人の本や体験談を引用することで説得力が増しているような気がする。例えば、松下幸之助、本田宗一郎、ドナルド・キーン、宮沢賢治、夏目漱石、矢沢永吉など幅広い。

本格的に働くようになって、仕事観や働く気持ちに火をつけたかった。一味違った啓発本だと思った。

読むべき人:
  • 意欲的に働きたい人
  • 受難が続いている人
  • これから就職活動をする人
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1. テンションとモチベーションの違い  [ シトラスbassカズ日記 ]   May 21, 2007 09:45

モチベーションとテンションの違い。 ふとある方からのメールで良いことがあったので...

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