December 29, 2006

プロ論。3


プロ論。3

キーワード:
 B-ing編集部、成功者、成功哲学、回顧録、オムニバス、多様性
ビジネス雑誌、B-ingで連載されているインタビュー記事が書籍になったもの。登場人物は、経営者、小説家、政治家、漫画家、アスリート、科学者、俳優、音楽家と多様性があり、総勢50人。これらの自他共に認めるプロが、成功までにどのように生きてきたのかが語られている。便宜上以下のような構成になっている。
  1. 仕事ができる人と言われたいとき
  2. 揺るぎない実力を身につけたいとき
  3. 自分に合う仕事を見つけたいとき
  4. 苦しくて逃げ出したくなったとき
  5. 語り継がれる名作を生み出したいとき
  6. 幸運をつかみたいとき
  7. どうしても夢を叶えたいとき
どの人もためになることを主張していて、線を引くところがとても多かった。皆に共通した成功体験や信条や行動原理がある。
  • なりゆきで今のポジションを目指すことになる
  • 多少辛くてもそれが後から活きて来ると信じている
  • プロ意識が高く、人より何倍も努力している
  • 好きなことをやっている
  • お金よりもやりがいや内容で仕事を選んでいる
  • 失敗を恐れずに時には大胆に行動する
  • 常に目標を持つ
これらのことを皆語っている。自分が特になるほどと思った人を以下に列挙してみる。
  1. 中谷巌(多摩大学学長)・・・『人は大きな力を秘めている。自分を過小評価してはいけない』(pp.27)
  2. 林文子((株)ダイエー代表取締役会長)・・・『人生はシーソーのようなもの。苦しんだ分だけ、喜びが待っている』(pp.45)
  3. 小宮山悟(千葉ロッテマリーンズ投手)・・・『最後に勝ち残れるのは、欲を強さに変えられる人』(pp.83)
  4. 村上隆(アーティスト)・・・『挫折は大切。それは限界を知ることでもあるから』(pp.95)
  5. 長嶋有(小説家)・・・『理不尽に、重い荷物を背負わされても、冗談を言えるか』(pp.177)
  6. 筒井康隆(作家)・・・『評価されなくとも、気にしない。いつか必ず、その努力は役に立つ』(pp.227)
他の人もいいことを言っている。さすがに全員は紹介しきれないけど。

最近本格的に働き始めて、なんだか自分のふがいなさに落ち込んだときがあった。そのときに通勤時の電車の中でこれを読んでいった。そしたらなんだかとてもやる気が湧いてきたような気がした。成功者は最初から成功者だったのではなく、それなりに苦労したり努力して今の状態になっているのだなと分かって面白かった。

一人当たり大体6ページの分量で語り口調で、(笑)という記号が多く入っているので読みやすい。どこからでも読めるし。特に通勤時に電車の中で読むとよいかもしれない。

特にこういうインタビューものは好きで読んでいる。成功者は若いころにどういう生き方をしてどういう判断をして今の状態に行き着いたのかということが分かって面白かった。

この本は3作目なので、第1作目の『プロ論。』や2作目の『プロ論。2』もお勧め。これらは今でも落ち込んだりしたときや、やる気を出したいとき、不安に悩んだりしたときに何度も読み返している。今作もきっとそうなるだろう。絶対お勧め本。

読むべき人:
  • 成功者になりたい人
  • やる気を出したい人
  • インタビュー記事が好きな人
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