December 31, 2006

KUROZUKA-黒塚


KUROZUKA-黒塚

キーワード:
 夢枕獏、野口賢、歴史、SF、不死、伝奇ロマン、千年
作家、夢枕獏の戯曲作品、『黒塚』が野口賢によって漫画化されたもの。10巻で完結。

主人公は平安末期の源九郎義経。ある日、従者である弁慶と奥州の山小屋で妖艶な黒蜜という女と出会う。九郎は次第に黒蜜に引かれていき、黒蜜と血の交換を果たすことで不老になり、そして最強の肉体を手に入れる。そしてそれから千年後の世界で、九郎は黒蜜を捜し求め、また不老の秘密を暴こうとする勢力にも追われ、立ちふさがる強敵を切り倒していく・・・。

この漫画を読む前に原作のほうを読んでいた。原作は戯曲形式で、文庫本で600ページもあるが、文章は短くテンポよく読める。何よりも、設定や物語展開に引き込まれていき、一気に読んだ。その原作が漫画になったので読んでみた。

結構原作とは違う部分もある。超能力を持った敵の存在や九郎が目指す町などは脚色されている。それでも、物語展開は原作にっけう忠実だった。

この漫画の魅力は、まず設定だろうか。源義経が主人公であり、ある異人と血の交換を行って不老不死になった黒蜜、そして黒蜜が慕う九郎をも不老不死にし、九郎は100メートルを5秒台で走り、傷もすぐに治癒するという能力を持つ。そして九郎を取り巻く敵との戦闘シーンなども圧巻。また、時代も平安末期、昭和、平成、そして隕石衝突後の荒廃した未来の世界と変遷していく。そんなSF的な要素も多くあり、とても面白かった。

ただ絵柄が人によって好みが分かれるかもしれない。黒い線が多く、全体的に暗い感じがする。剣術による戦闘シーンもたまにどのように描いているのかがよく分からなくなる。また、結構グロテスクな描写も多い。

漫画のカバーは光っていて豪華な感じがする。

原作と両方読めば面白さが向上することは間違いない。

読むべき人:
  • 歴史漫画が好きな人
  • 伝奇ロマンが好きな人
  • 戦闘漫画が好きな人
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