January 02, 2007

どんな時も、人生に意味がある。


どんな時も、人生に意味がある。―フランクル心理学のメッセージ

キーワード:
 諸富祥彦、心理学、フランクル、人生論、意味、カウンセリング
カウンセラーで大学教授である著者の人生論の本。以下のような内容となっている。
  1. なぜ、すべてがむなしいのか
  2. 欲望を満たしても、心は満たされない
  3. ”生きている実感”を取り戻したい
  4. 「生きる意味」は、すでに与えられている
  5. 自分の「なすべきこと」を見出す方法
  6. あなたを必要とする”誰か”のためにできること
  7. 「運命の受け止め方」次第で、人生は変わる
著者の中学生くらいの苦悩体験から、ヴィクトール・E・フランクルの考え方を取り入れた著者の考え方が述べられている。

著者は若いあるときに生きる意味を問い続ける苦悩の状態にい陥り、そこからその意味が自分なりに納得する過程が載っていてなるほどと思った。また、幸福を求めれば求めるほどに逃げていくというパラドックスも示されている。

最終的には、肯定的に自分の人生を受け止めて行くことが重要とある。また、人生の意味はすでに与えられていて、それを見つけられるようにじっくりと待つことも重要だと示されていた。

また、一番なるほどと思った部分を以下に抜粋。
 そして、これもクライエントの方々から教わったことですが、今は変われないとしても決して人生を諦めてしまわないこと。
 あんまり頭で考えて、自分を追い込んでしまわないで、”この人生には、よくわからないあいまいなことがたくさんある”ということを覚えておいて、チャンスが訪れるのを辛抱強く”待ち続ける”ことです。
(pp.246)
著者の本はよく読むが、『人生に意味はあるか』のほうが、自分にはぴったりだった。こっちもお勧め。

読むべき人:
  • むなしさや寂しさを時折感じる人
  • 生きがいや充実感が感じられない人
  • 人生に意味はないと絶望している人
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コメント一覧

1. Posted by A   January 03, 2007 20:24

やや前にフランクルの伝記を読んでいたんで、ちょっと興味あるな。この本も読んでみようかな。

ちなみに、この本を読んでフランクルの心理学(ロゴセラピー)の生い立ちに興味が出てきたら、以下の二つをお勧めするよ。
・「人生があなたを待っている」(フランクルの伝記)
・「夜と霧」(フランクルのナチス強制収容所での体験記)

2. Posted by 師匠   January 03, 2007 21:18

「夜と霧」は読了済み。もう片方は気が向いたら読む。

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