March 10, 2007

親より稼ぐネオニート


親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち

キーワード:
 今一生、ネオニート、不労所得、アフィリエイト、労働観
雑誌『SPA!』の記事を基に不労所得を得ながら生きるネオニートの実態を示している本。結構共感を得る部分が多かった。

最初のほうでは、若者の就業状況について解説されている。正社員として働きたくても働けず、フリーターやもしくはまったく働かず家で引きこもるニートになる人が多いという現状がある。しかしその一方、ニートであるような状況でありながら、株やネットのアフィリエイト、古本のせどりで月収100万円まで稼ぎ出すニートを超えたニート、ネオニートと呼ばれる人たちがいると示されている。

2章ではアフィリエイトをしながら南の島で暮らす女性が示されている。そこで特になるほどと思ったのは、アフィリエイトでどのように儲けているのかといったことだった。ここは単なる社会学的なレポートではなく、実用的な部分だった。それによると、単純にアクセス数を伸ばし、訪問者の欲しいものを広告に載せることであるとある。また、数ヶ月では利益が出ることはないので、少なくとも半年は継続しなければならないようだ。アフィリエイトを副業の傍らやるのではなく、本業として取り組むと月収20万円はいくとのことだ。なるほどなと思った。

後半は、現代社会を生きるための労働観のようなものが解説されている。曰く、何も会社員として安定した収入を得る生活だけが生き方ではなく、自由に自営業者として生きていくこともできるんだし、ニートやフリーターのままで正社員になることができない人たちは、絶望する必要はないということだった。自営業などで収入を得ていくことで自分なりに動労観が形成されていき、楽しく働いていける道もあるのだと示されている。

最後のほうでは、『下流社会』を書いた著者やエコノミストと本書の著者との座談会が載っている。ネオニートとして多くの所得を得て、そこから税金を多く納めることで国にも貢献できるはずなので、国はネオニートを支援するのもありなのではないかといった内容。

ネオニートという生き方もあるんだなと思った。自分は今正社員として働いているけど、いつ働けなくなるかわからないような状態にあるから、そうなったらこのブログのようにアフィリエイトやネットビジネスを立ち上げて自営業として生きていくこともできるのではないかと思った。しかし、著者も指摘しているように、まず些細なことから行動しなければだめだとあり、全ての人がこの本の人のように成功するとは思えない。それなりに運とかもともともの嗜好性や能力もあって高収入を得られるネオニートという存在になれるのだと思う。

今の若者の労働観などもわかって結構面白かった。また、アフィリエイトをやっている身としては、結構参考になる部分が多かった。

読むべき人:
  • 正社員になれない人
  • 自由に生きたい人
  • 労働に疑問を持つ人
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コメント一覧

1. Posted by シン@偽哲学者   March 10, 2007 22:24

こんばんは。
これも気になってたんですよね。
私は半分ニートみたいなものですので。
やはりこれは買ってみようかな・・・
よい情報を感謝ですm(__)m
ということでポチっとランクリしておきます^^

2. Posted by 師匠   March 11, 2007 00:10

コメントありがとうございます。お役に立てて何よりです。

3. Posted by zoo   March 11, 2007 04:39

5 「Amazon.co.jpで『今 一生』の他の本を見る」のリンクが間違ってますよ。

4. Posted by 師匠   March 11, 2007 13:10

zooさん

ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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