May 24, 2007

Systems Engineer Vol.1


Systems Engineer Vol.1

キーワード:
 技評SE新書特別版、SE、キャリアパス、啓蒙書、20代
技術評論社から出ているSE新書の特別版。ムック形式。副題として『SEが20代で身につけておきたいこと』とある。SEなどを20年近くやってきた著者らによる若い人向けのSEの心構えを説いた本。以下のような内容となっている。

特集1 SEが20代で身につけておきたいこと
  1. プロフェッショナル思考
  2. 論理的な知識と現場の経験
  3. 新しい視点に基づく「構想力」
  4. 自分自身への投資
  5. 役割を意識する
特集2 SEのキャリアパス
  1. プロジェクトマネジャー
  2. アーキテクト
  3. コンサルタント
  4. スーパープログラマー
  5. インストラクター
他にコラムとして『オブジェクト指向への招待』、『Javaの基本書を読む』がある。

特に特集1が参考になった。20代は技術者として基礎固めの時期であり、この時期をどのように過ごすかで30代でバリュー発揮できるようになっているかどうかの分かれ道になるようだ。例えば、基礎を作るために以下のことをやる必要があるようだ。
  • ソースコードを書く、読む
  • ソフトウェアの拡張・修正の種類を知る
  • 自分のバイブルとなる専門書を見つける
  • 観察記録を書く
優れたソフトウェア技術者はソースコードを大量に読み書きするという経験が必要なようで。また、身につけるべき基本として以下が示されている。
  • ITの基礎知識
  • IT利用の基礎知識
  • ビジネスの基礎知識(従来型のビジネスとネットワークビジネス)
  • 英語力
  • これから伸びる分野の理解
  • 自分の向き不向きに対する理解
英語力が必須なのは、最新技術は特にアメリカが発祥なので、それを翻訳されるのを待っていたのではビジネスチャンスを逃すのでだめだと。日本語だけの範囲の仕事しかしないとなると長期的には一人前にはなれないと示されている。

また、技術者として生きる以上常に学習して行かなければならないとある。会社に能力開発を頼っていてはだめだと。特に30代、40代にもなってC言語しか使えませんというのでは致命傷だと。そのため、学習を習慣化するようにすべきとある。そして地道に勉強していく必要がるようだ。

特集2はIT技術者のキャリアについて示されている。とくにアーキテクトは今まで漠然としか把握していなかったので、参考になった。縁の下の力持ち的な存在で基盤的なアーキテクチャから業務内容についても把握しておりプロジェクトのタスク管理などもこなせる必要があるようだ。

スーパープログラマーの章では、初心者から上級者、そして匠まで7段階の技術レベルが示されている。自分は初級職人を修了しようとしているところかな。

優れたSEになるには何をどう考えていかに行動していくべきかということがよくわかって参考になった。やはりプロのIT技術者として生きる以上地道に努力していくしかないのだと分かった。それを10年、20年の長期的な視点でやらなければならないようだ。意識が高まった気がする。

著者は5人ほどだが、どのひともSE、IT技術者として誇りを持って働いているということが良く感じられたような気がする。

この出版社のSE新書はいろいろ読んだことがあり、他にも読んだことのないものがあるのでそれを読んで勉強してみようかな。あと、もっとプログラムをやろうかと・・・。

読むべき人:
  • 20代のIT技術者
  • プロの技術者として成長したい人
  • IT技術者としてキャリアパスを考えたい人
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