June 04, 2007

川本裕子の時間管理革命


川本裕子の時間管理革命

キーワード:
 川本裕子、時間管理、タスク管理、総量管理、人生観
マッキンゼー出身の著者が示す、時間管理の本。以下のような内容となっている。
  1. 問題は「出口」から考える
  2. 時間管理は「総量管理」から
  3. スケジュールづくりの心得
  4. 仕事、休み、遊び―人生を良く生きるためのアイデア
1章の出口から考えるということは、目的をはっきりさせることだとある。現状はどうなっていて、それに対する考えられる解決策を示し、そして優先順位をつけどのくらい時間がかかるかを見積もることが重要だとある。

2章では、時間は有限なものであるとしっかり認識し、時間を総量管理し、自分の使える時間の枠を考え、その時間の枠に合うように優先順をつけて仕事をすべきだとある。

3章では、スケジュールづくりのポイントとして、イベントの分類ごとに色分けをするとか、デューリストを作成する、自分で決めたデッドラインは必ず守るということや、無理なくスケジュールを立てるべきだとある。また、バッファ時間をとり、不測の事態に備えることが有効であるとある。

4章は、時間管理を行うことで公私共に充実させましょうという内容。著者は女性であり、子育てと仕事を両立してきた経験から、子育てと仕事の両立は難しいものでトレードオフの関係であるという世間一般の認識に対して異議を唱えており、それらは辛いものではなく楽しいものであると示されている。

コンサルタントらしい合理的な考え方だと思った。他の時間管理本に書いてあるようなものも多い。しかし、著者の時間に対する意識や考え方は他のものにないような気がして、単純な時間管理方法よりも参考になった気がする。以下にその部分を抜粋。
 自分が使う時間の意味合いを自分自身で見つけない限り、その時間は有効ということにはなりません。ですから、時間を有効に使うということは、自分が何をしたいのか、何のために何をやっているのかを、問い直す作業の連続です。それは取りも直さず何をすれば人生が充実していると思えるのか、意識して考えることなのだと思います。その意味で、仕事や私生活など日常の時間管理を上手に行うということは、単なる「テクニック」の問題ではなく、自分の人生観にもつながることだということを十分認識しておくべきでしょう。
(pp.68)
この部分に著者の時間に対する意識が凝縮しているのだと思った。

ページ数は132と多くない。きっと読者の読書時間を考慮してのことなのだと思われる。ポイントを絞ってあるので、気軽に読め、時間に対する意識を高められると思う。

自分は時間に対してかなり意識が高いほうだと思う。だからこのように時間管理本を何冊も読んでしまう。

また、週単位でスケジュールを立て、デューリストを作るべきとあるので、それを参考に読書スケジュールを立てるべきかなと思った。最近は思うように積読本が消化できていないので。

読むべき人:
  • 時間を有効利用したい人
  • 時間の意識を高めたい人
  • 人生観を見直したい人
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