July 24, 2007

レバレッジ時間術


レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

キーワード:
 本田直之、時間術、レバレッジ、投資、パッシブ
レバレッジ・リーディング』などの著書がある本田氏の時間管理術本。前著『レバレッジ・リーディング』がとても参考になり、かつ時間管理という自分が特に意識しているテーマなので読んでみた。時間に対する意識が大きく変わった気がする。細かい書評は他のブログなどに任せるとして、自分が気になった部分などを取上げてみる。

まず、本書は時間に対する考えを、『消費』から『投資』に変えることから始まる。つまり、時間の効率を上げ密度を濃くし、時間投資によって時間資産をつくることが重要になる。そしてその時間資産をさらに再投資することで時間を増やし、収入もアップできるという考え方。それがてこの原理として時間にレバレッジをかけるということになる。

具体的に時間にレバレッジをかける方法が示されている。以下、恣意的に抜粋。
  • 俯瞰逆算スケジュール
  • 時間割
  • タスクリスト
  • チェックリスト
  • インプット時間の天引き
  • ビフォア9の使い方
時間投資に基づいたスケジューリング方法として、『レバレッジ・スケジューリング』が示されており、その3本柱が『俯瞰逆算スケジュール』、『時間割』、『タスクリスト』になるようだ。まず、『俯瞰逆算スケジュール』とは、あるゴールから逆算してそれを達成するのに必要なタスクを予定として先にカレンダーに記入しておくという方法。例えば資格試験に挑戦するときに、試験に出るところはどこかを分析し、試験日から逆算していつまでに何をどれだけやればよいかということをスケジュールにあらかじめ決めておく。そうすることで日々の生活でとりあえず時間が空いたら勉強するという行き当たりばったりのスケジュールよりも、より効率よく成果を挙げられるようだ。『俯瞰逆算スケジュール』は1ヶ月単位のカレンダーが効果的なようだ。

また一日の時間の使い方を効果的にするために、『時間割』を立てるとよいらしい。その内訳は、自己投資のための「インプット」時間、仕事として「アウトプット」時間、食事、風呂、睡眠の「生活」時間、自由な「プライベート時間」であり、それらをどのように使っているかを時間家計簿でチェックするとよいらしい。そしてチェック後に改善できるところは改善し、さらに成果を挙げるために先にインプット時間を天引きし、先に確保するとよいようだ。

タスクリストは、一日のうちでやることをメモ書きしておくことである。ToDoリストと違うところは、ToDoリストはやらなければならないことに対して、タスクリストは「成果を上げるために、今、必要な仕事」であり、より積極的な意味が込められている。そのためどれも優先度が高いので優先順位をつける必要はないようだ。

ビフォア9の使い方として、朝早く起きてインプット時間に当てることで、より効果的に一日を過ごせるようだ。

あと著者のワークライフバランスの考え方が結構参考になった。ワークライフバランスといって、成果も上げられずに単に労働時間を短くしているだけでは、知識労働社会では失職してしまうかもしれないのは本末転倒だということ。以下にその部分を抜粋。
 豊かな生活に必要な時間的余裕は、十分な収入が得られる仕事のベースの上に成り立つものです。仕事のベースもないのに、プライベートの時間を増やすことを優先していたら、莫大な時間負債を背負うことになって、その返済のための労働に追われる人生になるのは必須です。
 私は、本来の「ワークライフバランス」とは、まず遊びや休養などのプライベートの時間を確保して残りの時間で働く、ということではないと思います。効率的な仕事をして成果を上げつつ、自動的に時間資産が増えるシステムをつくり、その不労所得的な時間資産によって、仕事と生活のバランスを取っていくのが、あるべき「ワークライフバランス」だと考えています。
(pp.49-50)
残業が多いときはどうしても一日のうちでもっと余暇が欲しく、単純に労働時間を短くしたいとか思ってしまうが、時給いくらという仕事しかしていなかったら将来的に疲弊するだけだなということだと思う。そのためには、仕事をいかに効率的に進めて残業せずに成果を出すかがポイントになる。

いつも時間管理に思い悩むことがある。もっとうまく時間を使えたならと思う。自分がうまく時間を使いたいと思うのは、もっと読書したいから。そのために空いた時間に読むというのではやはりだめなようだ。効率よく多く読むには、やはり計画的に時間を天引きしておき、その時間をしっかり有効に使う必要がありそうだ。今まで、自分のスケジュールを月単位で考えてこなかったので、実際にやってみようと思った。自分はGoogleカレンダーがよいかなと思った。まだ使ったことはないけど。

スケジュールを立てて、それを実践するには動機付けがしっかりしていないと無理だなと最近分かってきた。結局それは、著者も言うように自分は何を達成したいのかというゴールを設定できるかどうかにかかっているのだと思う。そしてそれはどういう生き方をしたいのかを考えることにつながると思う。

時間の意識を変えてくれる良書だった。

読むべき人:
  • いつも忙しいと感じている人
  • 成功者になりたい人
  • 怠けぐせのある人
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1. タスクリストで効率化を! 〜その1〜  [ 金時まめ知識 ]   April 08, 2008 08:08

"レバレッジで時間を増やす!?" や " 時間を損する理由を徹底解剖" で,時間を効率よく使って仕事をすることを書いてきた。今回は,タスクリストの使い方について紹介したい。 もうお使いの方も多いと思うが,タスクリストとは,Task=作業課題をリスト化したものだ。これ....

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