November 30, 2007

やけっぱちのマリア


やけっぱちのマリア

キーワード:
 手塚治虫、性教育、ラブコメ、オカルト、ダッチワイフ
手塚治虫による性教育漫画。ストーリーは、やけっぱちという荒くれの中学生の男子が妊娠したと思い込むことから始まる。やけっぱちは母親を幼いときになくしており、そのため愛情に飢えていたので、やけっぱちの内面で女性を作っていたようだ。それがエクトプラズムとなってやけっぱちの体から出てきて、やけっぱちの父親が作ったダッチワイフに乗り移って生き人形、やけっぱちのマリアとなる。

全編が性教育ベースになっている。精子と卵子の描写であったり、男女の体つきの特徴などなど。例えば、手塚治虫によれば結婚とは以下のようなことを示すようだ。
男の人と女の人が 愛しあって結婚する
それは 男の人が自分のからだの中の
セイシを 女の人のからだの中のランシに
くっつけてもいい ということなんです

心から信じあっている
男の人と女の人が
結婚したあと
愛しあい
セイシと
ランシとを
くっつけます

そうすると
子どもができます
・・・・・これを結婚というのです
だから 結婚とは
ただの儀式じゃなくて
重大な 神聖ないとなみです
(pp.265-266)
これによると、婚前交渉はきっと神聖ではないようだ。。。

物語としてもそれなりに面白い。自分の中から生まれたマリアをやけっぱちは好きになるが、学園の女王様がやけっぱちのことを好きで、下僕どもをけしかけてマリアをさらったりしたりする。けれど、女王様はやけっぱちにはまったく相手にされず、マリアを貶めたりする。最後には、やけっぱちは普通の女の子に恋をして、マリアはいなくなる。

笑ったのが、『ゼッタイに彼女にきらわれるタイプ』というのが図説で1ページも使っているところ。『ズボンのポケットになんでもかんでも入れてふくらませるとイナカモノにみられるよ』とか『彼女と話すときビンボウユスリはよそう』とか。手塚自身の実体験なのかなとか思ったwww

それにしてもダッチワイフとは・・・。40年前の小学生くらいの読者がダッチワイフが何なのか分かるのかなぁと思った。漸進的だ。

読むべき人:
  • ラブコメが好きな人
  • オカルトものが好きな人
  • 性教育漫画を読みたい人
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1. やけっぱちのマリア/手塚治虫  [ カフェビショップ ]   December 07, 2007 07:45

やけっぱちのマリア/手塚治虫 ウォーッホ。 さすがマンガゴッドの手塚治虫先生。 性についての話を、ドタバタラブコメに料理して描いた。 まあ、なんていうかナンセンスギャグの連発で、とってもお下劣なんすけどね。 バイオレンス&オカルト&エロ。 中一の男....

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