February 23, 2008

本棚


本棚

キーワード:
 ヒヨコ舎編、本棚、読書傾向、写真、身内
作家やライター、漫画家の本棚をのぞき見ている本。今回のぞかれた人は以下の人たち。
  • 穂村弘(歌人)
  • 山本幸久(作家)
  • 角田光代(作家)
  • 長崎訓子(イラストレーター)
  • みうらじゅん(イラストレーター・作家)
  • 喜国雅彦(漫画家)
  • 大森望(翻訳家・評論家)
  • 中島らも(作家 話し手・中島美代子)
  • 金原瑞人(翻訳家・法政大学教授)
  • 宇野亜喜良(イラストレーター)
  • 吉野朔実(漫画家)
  • 川上未映子(文筆歌手)
  • 山崎まどか(ライター)
  • 石田衣良(作家)
  • 桜庭一樹(作家)
1人6,7ページの分量で、著者と本棚の写真が載っており、さらに読書傾向などが語られている。みんな傾向が違っていて面白い。

自分が一番引かれた本棚そのものは、石田衣良氏のもの。広めの部屋の壁一面に白い正方形がいくつも並ぶ本棚になっている。本棚に並べられているものは、CDや写真集、文庫本、ハードカバーときれいに整理されている。これが結構自分の理想の本棚に近い。

逆に、一番本棚の中身に興味がわいたのは、サブカルの伝道師みたいなみうらじゅん氏。般若心経、仏像系の本、アイドル写真集、怪獣映画系の本、聖飢魔兇離侫.潺灰鵐セットなどなど幅が広い。この脈絡のなさみたいなのがよい。みうらじゅん氏の本の買い方も面白い。タイトルにグっときたものを買うらしい。例えば、『ふぐ調理師入門』とか『宝石入門』とか『イカ大百科』とか。そしてすぐには読まなくてもいいから、いつか必要なときがきて役に立つ日が来るのではないかと思って積読にしておくらしい。こういう本の買い方ができるのは結構うらやましいなぁと思うし、見習いたい。

今年の芥川賞受賞の美人文筆歌手、川上未映子氏が入っているのもポイント。この本の初版が今年の1月31日かつ、川上氏のプロフィールに芥川賞受賞と書いていないので、受賞前の内容なのだと思う。なぜ川上氏が載っているかというと、ヒヨコ舎の代表本が川上氏のものだからだろうと思う。

川上氏の本棚は上品な白いもので、哲学書や太宰作品集、昭和文学全集が並んでいる。読書傾向は、高校生になってから本格的に読み始められたようで、ヘッセやサルトル、ゲーテ、そして哲学系にはまっていったらしい。そして本棚の本は全員身内みたいなもので、捨てることがめったになく、少数精鋭という意識らしい。面白いなぁと思った。

人によって本棚の形態や本棚に並んでいる本が全然違うのが面白い。本棚を見ればその人が分かるというのも納得。また、子供のころに江戸川乱歩を読んでいた人が多かった。

100ページとページ数が少なめなので、気軽に読める。気になるのはタイトル。『本棚』と素っ気無な過ぎ。結構これで損をしているのではないか・・・。

この本を読んで、自分の理想とする本棚、もしくは書斎がどういうものなのかということが少し分かった気がする。自分の本棚はまだまだだなぁと思った。

読むべき人:
  • 本棚が好きな人
  • 積読派の人
  • 他人の読む本が気になる人
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1. ヒヨコ舎『本棚』  [ どこまで行ったらお茶の時間 ]   February 27, 2008 11:09

本棚 ヒヨコ舎 アスペクト 2008-01-18by G-Tools あの人の本棚はおもしろいーー。歌人、漫画家、小説家、絵本作家、翻訳家、イラストレーター、書評家と、いまをときめくクリエイターの中でも「本好き」で知られる人たちの本棚を拝見。本への思いをインタビューと写真で...

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