June 17, 2008

「残業ゼロ」の仕事力


「残業ゼロ」の仕事力

キーワード:
 吉越浩一郎、残業、仕事術、デッドライン、TTP
元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長による残業しない仕事術の本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 御社の残業がなくならない理由
  2. 第2章 問題はとにかく「分けて」考える
  3. 第3章 次に「会議」を変えていこう
  4. 第4章 「残業ゼロ」の達成まで
  5. 第5章 「速くて強い」チームの作り方
  6. 第6章 「仕事の常識」はこれだけ変わった
  7. 第7章 本当のワークライフバランス
(目次から抜粋)
この本に書かれていることは、基本的に同時期に出版された『デッドライン仕事術』とあまり変わらない。なので、自分にとっては、復習のような感じで読んだ。

以下自分にとって勉強になった部分を示す。
  • 残業はホワイトカラーの仕事の効率を確実に落としている
  • 問題を顕在化することができれば、その時点で問題の八割は解決済みといえる
  • 大きな問題は、小さく分解することで手がつけやすくなる
  • 自分の会社にとって役にたつことなら、他社の商品以外のシステムや仕組みはどんどん取り入れる
  • 残業をなくすことにこだわった理由は、「仕事をもっと楽しみたかったから」
  • 残業が発生したら反省会をし、残業が起こった原因の究明と再発防止のための対策を自分たちで考えてもらう
  • 毎日の仕事を終えたあとの3時間は、仕事とは関係ないことをして「自分の人生のためにも投資する」
  • 仕事は人生の一部で、働く意味は「生きていくために必要なお金を稼ぐため」
  • 自己実現とか、人生、夢といった仕事に余計な意味を持たせると、それがときとして、仕事の足枷にもなりかねない
  • 生きがいや自己実現というものは、仕事よりも仕事以外の生活に求めるほうが自然
著者は海外で仕事をしていたときに、香港、ドイツといった会社では残業をせずに収益を出していたことを知り、残業をなくすことを始めたようだ。残業を徹底的に悪いことだと示し、トップである著者が徹底的に仕組みを作って浸透させたようだ。

面白かったのは、有効なものはどんどん取り入れることをTTP、つまり徹底的にパクると名づけて仕事の信条にしているということだった。これは他の人の仕事を盗むという観点からも重要だとあったので、自分もこの考え方を徹底的にパクらしてもらおう。

一番重要だと思ったところを以下に抜粋。自分のキャパシティを上げるという部分に関して。
 自分のキャパシティを知るのは、それほど難しいことではありません。
 仕事にデッドラインをつけて、自分を追い込めばいいのです。まずは、これまで残業をしてのんびりやっていた仕事を、終業時間内に終わらせます。あるいは二時間かかっていた仕事を一時間でやる。最初は「とても無理」と感じるかもしれませんが、仕事のスピードは努力すれば必ず上がります。おそらく、自分にはこれだけ仕事を処理する能力があったんだ、ということを自覚するのに、そう時間はかからないはずです。
(pp.167)
これは、早朝の読書で時間制限をもうけてやってみると、意外にスピードアップできるものだと、かなり実感している。書評である程度できるようになったので、今度は仕事でも実践して体感できるようになりたい。

著者の考え方は合理的だなと思った。残業なしで会社を右肩上がりに成長させてきたのだから、この仕事術はかなり有効なのだろうと思った。また、ワークライフバランスの考え方も参考になった。他にも、仕事感が他のビジネス書を書くような人とかなり違うんだと思った。特に仕事に生きがいを求めないということなどはなるほどなと思った。

自分は持病の影響もあり、あまり残業してはいけないことになっている。なので、就業時間内にいかに成果を出すかということが課題なので、この本はとても参考になった。

残業できない人、残業したくなく早く帰りたい人はぜひ読んだほうがよい。

この本の読了まで29分、記事作成まで35分、合計64分。まだまだデッドラインが甘いようだ。

読むべき人:
  • 残業制限がある人
  • 毎日早く帰りたい人
  • 仕事に生きがいを見出せない人
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トラックバック一覧

1. 「残業ゼロ」の仕事力  [ 思考++ ]   June 20, 2008 00:16

残業は悪だと言い切っています。 たしかに、長時間仕事をしても能率が悪くなるので、時間を決めてやったほうが効率的だとおもいます。会社の体質が変わらないと難しいですね。トップがどう考え、どう実践させるか重

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