June 22, 2008

速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術


速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術

キーワード:
 宇都出雅巳、スピード、読書術、速読、心構え
実践的な本の読み方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. CHAPTER 01 本をツール化する習慣を身につける
  2. CHAPTER 02 情報感度が10倍高まるスピード読書術
  3. CHAPTER 03 読みたい本がすぐに見つかる読書術
  4. CHAPTER 04 対話力を高めるコミュニケーション読書術
  5. CHAPTER 05 論理的思考力が身につくロジカル読書術
  6. CHAPTER 06 発想が豊かに広がるアイディア読書術
  7. CHAPTER 07 どんどん自分を表現できるアウトプット読書術
(目次から抜粋)
本は何百年にもわたって磨き上げられてきた完成度の高いメディアであり、現代のように情報が氾濫しているインターネット時代において、本は体系的に整理されていない情報の海の中での錨のような役目を果たすとある。そして、本をツールとして使いこなす具体的な方法が多く示されている。

読書に関して書かれている本をよく読むほうで、これもありふれた読書術の本かなと思ったら、意外にそうでもなく、なるほどと思う部分が多かった。かなり良い内容。なので、ちょっといつもより多めに記事を書いてみる。

以下自分が参考になった部分を列挙しておく。
  • わからないところが出てきてもスピードを落とさず、むしろスピードをアップして飛ばしていく
  • 本は最初から最後まで読む必要はなく、本の中で出会った言葉や気づきが実生活でどれだけ価値を生み出すかに目を向ける
  • 本は最後まで読まなければならないといった、自分が持っている読書ルールを見直して、自分の都合のよいルールに変更する
  • 本を読むことは自分を読むことであると同時に、自分を変化させること
  • 速読をするよりも、単純に日常生活の中で本を読む時間を増やすことが、本をたくさん読むことにつながる
  • 自分の思い込み、行動を変えるまでは、1冊の本を1ヶ月間、毎日読む
  • 積読本は、表紙や背表紙が目に触れるように置いておく
  • キーワードの定義部分が、著者の問題意識や主張が多く現れているので、そこを押さえる
  • 本を読むことはと著者との対話であるので、自分に近い世界の本だけではく、違う分野の本を読んで、異業種交流会に参加して自分の可能性を広げる
  • 本は「自分の読みたいように読む」のではなく、「著者が読んで欲しいように読む」ことができると、コミュニケーション力がアップする
  • 自分の読んだ本については、ブログで表現してみるとよい
  • ブログに書くのに抵抗がある人は、既存の書評ブログに簡単なコメントでもいいので書いてみる
本当はもっと紹介したいんだけど、とりあえずこのへんで。

最初の章のほうは、実践的な本の読み方が多く示されている。中でも自分がなるほどと思うのは、本は最後まで読まなければならないといった、読書のルールを自分の都合のよいように変えてしまうということ。これに関しては自分も独自ルールを設けている。(『【書評戦略】早朝の読書、はじめました。 』参照。)自分の場合は、フォトリーディングで全ページを読んだらそれで一応1冊読んだことにしている。このようにルールを改編すれば、かなり読書に対する抵抗がなくなる。

また、キーワードを押さえて、本の内容のかなりをカバーできると示されている部分もなるほどと思った。これは自分も実践している。そのときは、「○○とは〜である」という表現に注目すればよいらしい。この定義部分だけを読んでいくだけで、やはり全体像を早くつかめるし、その本は一言で何が書いてあるかをすぐに示せるようになる。

以下自分にとってかなりなるほどと思った部分を引用しておく。同時並行でたくさんの本を読むことを推奨されているが、本とのつき合いもマメさが大事と示されている部分。
 ただし、たくさんの本を読むあまり、それぞれの本のことを忘れてしまうのには気をつけましょう。本を読み進めるというのは忘却との戦いです。最初のほうで読んだ内容はだんだんと忘れていきます。そうすると、後で書かれていることが理解できなくなって、また前にも戻って読み直すことになりかねません。結果的に、本を読むスピードが落ちてしまって、いつまで経っても前に進まず最終的には投げ出してしまうことになってしまいます。
 同時並行でたくさん読みつつも、本との「音信不通状態」があまり長く続かないようにするのが大事です。
(pp.83-84)
これはもうその通り!!と同意するしかない。特に長編小説とかを放置しすぎると、もう前半の内容が記憶のかなたにあり、面白さが半減してしまう。ご無沙汰している本は、目次を眺めたりさっと全体のページをめくったりしてコンタクトを欠かせないようにするとよいらしい。

他にも好奇心が読書の原動力と示されている部分。
「読みたい」という目的意識が読書のモチベーションになることはすでに述べたとおりですが、それに火をつけるために大事なものがあります。
 それは「好奇心」。ただし、単なる新しいものを求めるという意味の好奇心だけではなく、英語でいうところの「Sense of Wodner」、つまり、驚きの心、新鮮な感性です。そんな無邪気な好奇心が「読みたい」という目的意識に火をつけ、読書の原動力になります。
(pp.104)
これは読書をする上で一番重要なことだと思う。自分の場合は、勉強というよりも、この知りたいという好奇心を満たすために読書をしているようなものなので。そして、知的好奇心を満たしていった読書記録が、この書評ブログということになる。さらに、書評ブログによって、過去の自分は何に関心があって、何を考えていたのかを知ることができる。

ちょっと難しい本、高めの本を買うとういことが示されている箇所。
 ゲームで難易度を上げたり、スポーツで自分よりうまい人の胸を借りるように、読書でも、自分と同じレベルの本を読むだけではなく、自分よりも上のレベルの本に挑戦することが、あなたの力を伸ばします。
(中略)
 上のレベルの本の基準としてはいろいろあると思いますが、わかりやすいところでいえば、少し高い本を買うことです。今までビジネス書や一般書といわれるものばかり読んでいた人は、もう少し専門性の高い専門書というものを読んでみるのです。
 また、いわゆる古典を読むのもいいでしょう。こちらは、岩波文庫をはじめ各種文庫で出ていますし、古書店でも比較的安く手に入れることができます。
(pp.159)
本を買うときは値段を見るなということだと思い込もう。また、自分もビジネス書ばかり読んでいるなと思ったら、やはり違う分野の本を読むようにしている。それはカテゴリの冊数で判断できる。現状では明らかにビジネス書、自己啓発本ばかり読んでいる。もっとレベルアップをするには、少し時間がかかってもいいので、難解な本に挑戦しようと思った。

読書の方法について、かなり網羅的に示されている。単純な読書の心構えから、速読の方法、本の買い方、書店の利用方法、コミュニケーションやロジカルを意識した読み方までかなり幅広い。他の読書論のような本と重複している部分もあるが、それでも読書についてまとまっている1冊でありよい内容だと思う。よって、殿堂入り決定。

何度も読み返して、自分の読書法を確認したい1冊。お薦め。

他にも読書論の本を多く読んでいるので、それらの一覧、比較の特集記事でもアップしようかな。とりあえず、過去の読書論についての本は以下にあるので参考にどうぞ。このブログ内を『読書』で検索した結果

読むべき人:
  • 読書があまり得意ではない人
  • たくさん本を読みたい人
  • 自分という人間の枠を広げたい人
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速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術東洋経済新報社発売日:2008-06-20おすすめ度:amazon.co.jpで詳細をみる (Amazy) 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、このブログの読者さん的には「ツボ」であろう読書術のご本。 何と言っても本の帯のフレーズが魅力的...

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1. Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文   June 22, 2008 12:09

Masterさん、こんにちは。
この本、今ブックファーストで捕獲してきたところなんですよ(汗)。
また先を越されますた。
宇都出さんは、最初のご本を出される前からメルマガ読んでたんで、密かに応援しております。

2. Posted by Master@ブログの中の人   June 22, 2008 12:53

smoothさん、コメントありがとうございます。

この本は、自分もたまたま書店で見かけて買って読んだ本でした。

レバレッジリーディングのときもそうでしたが、読書本は早く書評したほうが、トラックバックがつきやすかったり、他のブログで自分のブログを紹介してもらいやすいので、なんとか買ったその日に読了しました。

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