June 25, 2008

島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学


島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学

キーワード:
 弘兼憲史、島耕作、いい人、不良社員、思考法
人気サラリーマン漫画、島耕作シリーズの漫画家によるいい人をやめる思考法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「いい人」の人生はなぜつまらないのか
  2. 第2章 人生は「70パーセント」で乗り切れ
  3. 第3章 「悪い人」の人生はおもしろい
  4. 第4章 「いい人」ばかりの集団から飛び出せ
  5. 第5章 好きなことをやりながら「人望力」を育てる
  6. 第6章 「悪い社員」には力がある
(目次から抜粋)
これはそこまで期待して読まなかったけど、今の自分にぴったりの本かなと思った。読んでよかった。

まず、「いい人」というのは何かというと、人に嫌われないように周囲に同調し、本音を抑えて周囲に迎合し、周りの期待にはそむけず、自分を嫌いになってまで周囲に好かれたいとまで思っているような人で、男が女から「あの人はいい人ね」と言われたとき、それは没個性を示すような人のことである。そして、この本では、そんな「いい人」を演じていることに疲れ果てているならば、いっそいい人をやめて自分を解放したほうがよいので、そのための思考法が島耕作の絵とともに示されている。

なるほどと思った節タイトルを以下に示す。
  • 他人に好かれても、自分に嫌われる「いい人」
  • 生きている実感を味わったほうが気持ちいい
  • 周りの評価を過大に気にしていないか
  • 過去にこだわりすぎてもいまはない
  • 自分を出し”だけど”にこだわる必要性
  • どこに「自分探し」の自分がいるのか
  • 永遠の愛なんてウソっぱちだ
  • 「自分がわかる」ことはわからないことを知ること
  • 会社が決めるのではなく、自分で決めろ
  • 恥ずかしさにとらわれたらパワーを失う
  • いつでもただの一人の男に戻れる大切さ
一箇所だけ内容を引用。『自分を出し”だけど”にこだわる必要性』から。
 他の人は「いい人だけど少しあくがある」とか「いい人だけど自己主張が強い」というように”だけど”がつく。
 人生にとって大切なのは、この”だけど”以下に続く部分だろう。善きにつけ悪しきにつけともかく自分が出ているからだ。 
 個性というのなら“だけど”以下が個性だ。
 (中略)
 自分を出すことは少しも難しくない。わがままな子供がただわがままなように、ほんとうは誰にでもできる簡単な行動だ。
 けれども、自分を出さないことに慣れてしまうと難しくなる。成長するにつれて、自分を出さないほうが安全だし他人とうまくいくという知恵が備わると、自分を出すことにためらいをもつ。あえて危険を冒す必要はないからだ。個性的であることに憧れつつ、個性のない人間となっていく。それが大人になるということだというのなら、ノーと言うべきだ。自分をほんとうに好きになりたいのなら。
(pp.53-54)
そして、もっと自分の“だけど”にこだわり、「いい人だ」で終わってしまう評価など自分の個性が伝わってない証拠だとある。ここがとても勉強になった。なぜなら、自分の最近の課題は、自分をいかにさらけ出すかということなので。

他にもいろいろ紹介したいが、時間の都合上、ここまで。最後に一箇所、いい人をやめるために気をつけるべきことがあとがきに示されていた。
  1. 一、気楽に生きろ
  2. 一、自分を好きなれ
  3. 一、後ろめたさだけは持つな
    (pp.244)
この3つにすべてが集約されていると思う。

著者の文体は潔さが出ていて、いいなと思った。ところどころページの途中に出てくる島耕作のセリフつきの漫画のコマが、そのトピックに合ったものが示されていている。このコマはどのシーン、エピソードだっけ?と考える楽しみもあると思う。

いい人に囚われていて、苦しんでいる人は読んだらいいと思う。

ちなみに、今日は日テレで夜9時から『ドラマスペシャル 課長 島耕作』なので、ファンの人はお見逃しなく。

読むべき人:
  • いい人を演じるのに疲れた人
  • 自分をさらけ出すことができない人
  • 島耕作のファンの人
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