June 26, 2008

なぜ株式投資はもうからないのか


なぜ株式投資はもうからないのか

キーワード:
 保田隆明、株式投資、一般投資家、金持ち優遇、Web2.0
株式投資で簡単に儲けられない理由が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 そもそも株式投資とは何か
  2. 第2章 株式投資の理想と現実、そしてワナ
  3. 第3章 機関投資家と証券会社の生態を知る
  4. 第4章 日本の新興市場における問題点
  5. 第5章 今後の株式投資を考える
(目次から抜粋)
正直、前に読んだ株本『臆病者のための株入門』のインパクトが強かったので、これはそれほどでもないなと思った。もちろん株式投資の基本的なことが多く示されていて、勉強になった。しかし、一般投資家が儲けられない理由をもっと示してほしかったなと思う。

そもそもこの本は何が書いてあるかと言うと、あとがきには以下のように示されている。
 本書ではまず、株式投資ではどれくらいの儲けを期待するのが妥当なのかを見てみた。平均期間の取り方によってリターンは変わってくるが、大体年率平均で5%〜10%ぐらいであり、これは、国債の利回りなどと比べてみても、魅力的な数字だ。しかし、一般的に儲かるかという概念、特に「株で儲かった」というときのイメージは、投資資金が50%、100%ぐらい増えたようなイメージだと思う。それに対しては、そんなイメージどおりには儲かりませんよ、ということを伝えたいのが本書の趣旨のうちの一つであった。
(pp.219-220)
ということらしい。以下、自分が納得した部分を列挙。
  • 一般投資家は年率5%というリターンを享受できていない
  • 株式投資の世界も、お金持ちにとって有利なようにできている
  • 株式投資の場合は、誰かが負けたお金がそのまま誰かの儲けにつながっている
  • 株式投資は、普通のギャンブルよりも、勉強不足な一般人たちにとっては負ける可能性が高いと考えるべき
  • 株式投資をするために勉強している自分の姿に満足してしまう傾向も見受けられる
  • 株式投資では過信は禁物
  • 証券会社、大口投資家、アナリストは蜜月の関係にあり、一般投資家は蚊帳の外なので当然不利
  • 証券会社をはじめとした業界関係者は、一般投資家に株式投資は大して儲からないものだと見破られることが実は一番怖い
  • しょせん一般投資家はアリであり、機関投資家はゾウであるので、アリがゾウと対等に戦える武器が提供されているわけではない
大体こんなところ。

株式投資の本を読んで、株について知った気になれるけど、実際に投資してみないことには、示されていることの本質が分からない。

一個人が小額で投資を始めても儲けられないということがよく分かった。株式投資にはまり込んでお金を失うよりももっと損失なのが、時間を失うことかなと思った。その時間を自分は読書に費やして、自己投資をしておこうと思った。

この本は、株式投資の基本的なことを知りたい場合にはよいかもしれない。おもしろいかは別だが。

読むべき人:
  • 株で儲けたいと思っている人
  • 株式投資の基礎知識を身につけたい人
  • 新興市場に関心がある人
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