July 02, 2008

やる気ハックス


やる気ハックス

キーワード:
 佐々木正悟、やる気、ハックス、心理学、トリック
心理学者によって、やる気を出すための具体的な方法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 朝の「やる気」を引き出す
  2. Chapter2 人に助けてもらって「やる気」を引き出す
  3. Chapter3 脳をダマして「やる気」を引き出す
  4. Chapter4 モノを使って「やる気」を引き出す
  5. Chapter5 時間を効率よく使って「やる気」を引き出す
  6. Chapter6 発想の転換で「やる気」を引き出す
(目次から抜粋)
著者はやる気や仕事のハック系の本をいくつも書いている人で、今回もやる気に関する本。この本では、脳科学の正しい知識に基いて「やる気の出る仕組み」や「やる気を正しく活用するコツ」が紹介されている。内容はどれも具体的で、すぐに実践できるものが多い。

脳がやる気を出してくれるための基本条件が以下の4つのように示されていた。
  • 報酬が見込める
  • 他人からの賞賛が期待できる
  • 手順と見通しが明るい(予測)できる
  • 過去の記憶から楽しめることが明らかである
(pp.40-41)
これらを基に、うまく脳と交渉することでやる気を高めることができるようだ。逆に、間違った交渉術が次のように示されている。
  • 苦手なことを根性で克服しようとする
  • 他人からの承認や賞賛ばかり期待する
  • 「終わらせる」ことを重視しすぎる
  • 一気にやろうとする
(pp.144)
脳がやる気を出すための基本条件の裏返しの行為を行ってしまうと、やる気がわいてこないようだ。他人からの承認を期待しすぎるとダメなのは、他人は自分のコントロールに及ばない部分なので、それを見込んで脳にやる気を求めてもうまくいかないようだ。

以上のような基本原則を押さえつつ、具体的な方法が多く示されている。以下、自分が参考になった部分とやってみようと思ったハックを列挙。
  • やる気は限りある貴重なエネルギーで、睡眠によって回復する
  • 毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるてサイクルを安定させることでやる気を補給してくれる
  • 握力トレーニングでスムーズに仕事に入る
  • 古今東西の名言や格言を読むことで、やる気に火をつける
  • 仕事中に家族や恋人が後ろで授業参観をしているというイメージを持つことで、いいところを見せようと虚栄心がうまく働き、モチベーションが高まる
  • 恋人の何気ない言葉を再生して聞くことでやる気が高まる
  • 「見返してやりたい!!」という屈折した想いを「やる気」に転化する
  • 「何かをしたら、何かをしなくていい」という仕組みを利用して、良い行動を習慣化することを「負の強化」と言う
  • やる気が出るのは見通しがイメージしやすいからであり、見通しがイメージしやすいということは、必要なやる気の量を脳が把握しやすいことを意味する
  • 月曜日の夜に楽しいイベントを設定する
  • 午前中にやる気が出ないと思ったら、ランチに唐辛子を食べる
  • 締め切り直前効果を利用する
  • 先送りされがちなタスクの名前を変える
どれもすぐにできそうなものばかり。特にやってみようかなと思ったのは、授業参観イメージかな。これは今日から実践。また、格言を読むと良いとあって、実際に著者が集めた格言が7ページほど示されていた。気になった格言は以下の二つ。
ぐずぐぐしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく
セネカ(思想家)
(pp.34)
他にもイチローのプロフェッショナルな言葉。
妥協はたくさんしてきた。
自分に負けたこともいっぱいあります。
だた、野球に関してはそれがない
イチロー(プロ野球選手)
(pp.38)
イチローはあらゆる自己啓発本に登場するなと思った。

著者は他にも『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』や『スピードハックス』といった本を書いているが、それらも参考になる。この本と『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』は、内容があまり重複してない。『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』のほうは、なぜやる気がでないのかというメカニズムに主題を置いているのに対し、この本は、具体的に何をやったらやる気が出るのかということが示されている。なので、あわせて読んだほうがよいと思われる。

やる気系の本を読むとやる気がわいてくる。手元において何度も確認しよう。

読むべき人:
  • やる気が出ない人
  • 具体的に何をすればやる気が出るか知りたい人
  • 格言が好きな人
Amazon.co.jpで『佐々木正悟』の他の本を見る

にほんブログ村 本ブログへ 役に立ったらクリック☆  bana1



トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星