July 12, 2008

男の器量


男の器量

キーワード:
 川北義則、お金、生き金、人生論、自己投資
お金に関するエッセイで、お金の使い方が学べる本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 「使いどころ」を知る
  2. 第2章 「夢の器」を大きくする
  3. 第3章 「男の器量」が試される
  4. 第4章 「生き方」のバランスをとる
  5. 第5章 「買う」のか、「借りる」のか
(目次から抜粋)
著者は雑誌記者、新聞社を経て出版プロデューサーをしている人らしい。そんな著者によって、お金に関する人生論が示されている。

著者自身70歳を超える人なので、古い考え方が多く、自分には合わないことが多く書いてあるのかなと思いつつも何となく買ってみたが、結構線を引く部分が多く、説教くさいこともあまり書いてなかった。以下自分がなるほどと思った部分を列挙。
  • お金の使い方で人の未来は決まる
  • 生き金と死に金を分ける基準は、「自分が楽しめるかどうか」
  • 大きな買い物などでお金の使い方に迷ったら、「それにお金を使ったら、(あなたは幸せになれますか? | あたなにとって最良の選択ですか?)」を自問する
  • ホテルは予算が許すなら、やはり一流とされるところに泊まったほうが、断然旅は心豊かになる
  • 人生には一見、無駄金に見える授業料という名の生き金もあると知るべき
  • お金は自分に投資するのがいちばん生きるので、自己投資に勝る生き金はない
  • 学習は身銭を切らないと身が入らない
  • お金は、「自分のしたい何か、欲しい何か」を手に入れるための手段であって、目的のない貯蓄は、読みもしない本をせっせと買い集めるのと同じくらいバカげている
  • 人間の魅力は、一言で言えば、その人だけが語れるオリジナルな言葉を持っているかどうか
  • お金を知的な財産(知識や経験、スキル)に置き換え、自分をもっともっと深堀すると、人が集まってくるよい仕入れのできる人間になれる
  • 人間的な深いつきあいを望むなら、損得勘定で人を見るな
  • 友だちをなくしたくなかったら、友人との間でお金の貸し借りはしないほうがいい
  • 行きつけの飲み屋のママさん曰く、「身銭を上手に切れる男は、たいてい出世するわね。会社のお金でしか飲み食いできない男はダメよ」
  • 20代は貯めてばかりでは、自分が磨けないので、この時期に自己投資しないと、つまらない人間になってしまう
一番なるほどと激しく線を引いた部分を一箇所抜粋。『人生を変えたかったら』という節タイトルから。
 昨日と同じ今日を繰り返していたのでは、人生は何も変わらない。本気で何かをしたいなら、人は昨日までとは違う今日を生きないといけない。
 人生を変えたかったら、自分を変えるしかない。
 生き方を変える努力をすべきなのだ。
 そういう努力をしないで、「お金がないから、貯蓄ができない、やりたいことができない」などと寝ぼけたことを言っている人間は、所詮、何もする気がないのである。
(pp.158-159)
耳が痛い言葉だ。でも、そうならないための、少しずつ自己変革をする必要がある。少なくとも、できない理由を多く挙げるよりも、できる理由を捻出するほうがはるかに健全でエキサイティングな生き方だと思うので、そうしていきたい。

いろいろな成功本とか成功哲学、人生論を読んでみると、お金の使い方というのはとても重要なことだと教えてくれる。特に、自分に投資するのが一番割がいいので、若い時期にこそすべきだと、多くの本で示されている。なので、これはもう自分の中で疑いようもない真理である、と思い込むことにして、信じてやってみることにする。その軌跡がこの書評ブログということにもなる。

この本は、一般論を語っているというよりも、著者の人生経験や実体験が多く示されている。著者の会社員時代の友人や社員の人間関係や、著者の出版の仕事に関する話なども示されている。そのような著者にしか語れないエピソードが載っている本ほど、自分の中では評価が高くなる。

著者は結構古い感じの男気のようなものを感じさせる人だと思った。デートで女性と割り勘はありえず、男が全部払わなければダメだとか、美人で性格のいい女性を知らないのは、阿呆だとか、なるほどと思う部分もある。

この手の本は、説教くさくなりがちで、読む前はどうしても偏見が入ってしまう。そのため、著者の年代や仕事などの偏見を取り除いて素直に読めば得るものが多い。逆に、色眼鏡を通して読むと、得るものが少ないばかりか、読了後感はよろしくないだろう。この本は、偏見があっても、必ずなるほどと思う部分があると思うが。

お金の賢い使い方を学ぶには良い本だと思った。

読むべき人:
  • 成功したい人
  • 男の人生論が好きな人
  • デートで割り勘ばかりの人
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