July 18, 2008

ひとりビジネス


ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ

キーワード:
 大宮知信、ひとり、ビジネス、独立、起業術
フリーランスのライターである著者が、ユニークなビジネスをしている人の話を聞いて、それがまとまった本。以下のような目次となっている。
  1. 1章 会社勤めに見切りをつける―ゼロからスタートする個人事業
  2. 2章 好きなことで生活をする―自分の好みを優先させる仕事
  3. 3章 団塊世代のひとり起業―アーリーリタイアメントの決断と独立
  4. 4章 女性の感性を活かして―大胆な発想と感性で起業
  5. 5章 独立業務請負人の働き方―インディペンデント・コントラクターって何?
  6. 6章 超ニッチビジネスで独立―何でもビジネスのタネになる
  7. 7章 組織から離れて生きる
(目次から抜粋)
この本は、フリーランスのライターである著者が、ユニークなサービや商品を提供している人たちに会ってじっくり話を聞いたものがまとまったものである。ひとりビジネスをする人たちは、文字どおり一人で起業したり店舗を構えたりして、ビジネスを行っている人である。それらの人に共通するのは、最初はサラリーマンをしていたが、会社という組織がいやになったり、自分の好きなことをしたいという思いから、独立し、誰にも雇われずに、また誰も雇わずにサービスやビジネスを提供している。

参考になったひとりビジネスの例を列挙。
  • エンターテイメントのバラ園
  • ネットショップで売れたシリコンパッド
  • 「走るお茶屋」の極上ブレンド
  • 太宰治がウリの古本カフェ
  • 好きな漫画を武器に独立
  • 悠々自適の墓参り代行業
  • 手づくりウエディングドレスで起業
  • 営業代行で稼ぐ個人事業主
  • 僧侶がつくる玄米精進弁当
  • 女装サロンの女性オーナー
他にも様々な例が示されている。そんなサービスがビジネスになるのかと感心するものが多い。

ひとりビジネスのポイントは、あまり儲けるということを考えずに、暮らしていくだけの収入を得られて好きなことをするということらしい。そのため、会社勤めのときよりも収入が下がることがほとんどらしい。しかし、中には、会社勤めよりも収入がアップし、かつ自由な時間を手にいれ、無駄な会議などに出なくてもいいし、人間関係のしがらみもなく、気楽に仕事ができるという人もいる。収入アップを手に入れられる人は少数派なようだ。

ひとりビジネスは、ニッチを狙うのが良いらしい。そのためにはネットを有効活用して顧客を獲得するということも重要なようだ。

この本では、ひとりビジネスをしている人たちの、独立のきっかけや動機、現状、収入状況、メリット、デメリットが示されているが、自分が特に勉強になると思ったのは、ひとりビジネスの秘訣が示されている部分だと思った。以下、ひとりビジネスをしている人が語るひとりビジネスの秘訣をいくつか列挙。
  • 「ひとりビジネスの秘訣」は「人の意見に耳を傾けてフィードバックを恐れない」
  • 自分がやりたいことより社会から求められていることをやる
  • 人と人とのつながりを大事にする
  • 趣味的な要素の強いビジネスは、限られた世界のマニアックな人たちがターゲットだから、フランチャイズチェーンのような画一的な店はやらない
  • 「ひとりビジネスの秘訣」は、長い人生の中で必ずチャンスの波がくる瞬間があるので、そのときに迷わず波に乗ること
  • 「絶対に自分の店を持つのだ」とい強い決心とパッションをもつこと
  • ものごとをネガティブに考える人は独立しないほうがいい
  • 自分だけでなく、顧客、協力者にも配慮した利益分配システムを構築する
  • ひとりの人間として仕事以外の話ができる話題を常に持っていること
  • 独立する前に自分の専門性とスキルの現在価値を見極めておくこと
  • 腕を磨く努力を怠らないこと
どれもなるほどと思った。自分が独立しようと思ったときには、これはとても参考になると思った。

自分自身に関しては、会社組織に属して働くというのは向いていないのかなと思う。だからいつかはなんらかの形で独立したいなと思う。そういう観点から、既に独立している人の話はとても参考になる。もちろん、独立するのは大変だし、会社という組織に守られていないので、全て自己責任で厳しい側面も多い。しかし、独立したときにしか得られないやりがいとか楽しみがあるのだと思う。

独立したとしても、ビジネスの基本精神は会社組織に属していてもあまり変わらないのではないかと思った。それは書評ブログを運営してアフィリエイト収益を得ようとする場合にも、とても参考になると思われる。

この本は今日の朝に読んでいたんだけど、読みすぎて書評時間がなくなってしまったので、朝の書評は断念してしまった。まだ朝の新書書評は慣れていないからだろう。また、この本の内容も良かったからだろう。独立をしたい人は必見だと思う。

読むべき人:
  • 将来独立したい人
  • 自分の店を持ちたい人
  • 会社組織が嫌いで、自由に仕事をしたい人
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1. ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ (平凡社新書 416)  [ 書評リンク ]   August 14, 2008 20:19

書評リンク - ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ (平凡社新書 416)

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