July 21, 2008

和田秀樹の“最終最強”知的生産術


和田秀樹の“最終最強”知的生産術

キーワード:
 和田秀樹、知的生産術、ビジネス、賢い、勝ち組
多数の著作のある精神科医である著者によって、さまざまな知的生産術が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. Part1 “最終最強”の知的生産術
  2. Part2 「デキる社員」になる術
  3. Part3 ビジネスマンのメンタルヘルス
  4. Part4 ビジネス脳を鍛える読書術
(目次から抜粋)
この本は、著者が日ごろから知的で賢い人間になりたいという思いから様々な著作を出版している中からエッセンスが抽出されているお徳用な本らしい。示されているのは11のテーマで、それらを読めば過去の著作の11冊をまとめて読んだことになるというものらしい。11のテーマは以下のようになる。
  1. 大人のための勉強術
  2. 頭の引き出しの多い人の習慣術
  3. 理系思考術のすすめ
  4. スキマ時間の活用術
  5. 社会から「デキる」と認められる人間になるには?
  6. 自分を賢く見せる方法
  7. 大人のケンカはこう勝ち抜け
  8. 実践!感情コントロール術
  9. 脳内リフレッシュ術
  10. 頑張る人のメンタルヘルス
  11. 知識社会で勝つ読書術
  12. ビジネス脳を鍛える本
線を引く部分が多かった。線を引いた部分を以下に列挙。
  • 勉強と趣味とか教養とかの違いは、獲得目標の有無
  • 思考力を豊かにするには、まず考える材料である知識を増やすことと、推論のバリエーションを広げるということが大切だということになる
  • 知識がインプットされていないと思考できないし、独創性というのも知識の組み合わせが独創的なのであって、中に情報が大量にインプットされていないとできない
  • 記憶力をよくするとっておきにおテクニックは「受け売り」である
  • 頭の引き出しになるような知識を身につけるためにはアウトプットが大切
  • 頭の引き出しの多い人でい続けるための条件は、知的好奇心である
  • 理系思考とは、論理や権威に縛られずに、実験や統計的な裏づけのほうが大切だという考え方をすること
  • これまでの時代のような成功パターンが通じなくなっているので、あれころと試行錯誤するような理系思考的な態度がビジネス社会で必要になってくる
  • スキマ時間を有効活用するには、あいた時間で自分は何をできるかを知ること
  • 1日に何度も訪れるスキマ時間を本当に有効活用できる人間が真の勝ち組になり得るし、これからの人生でさまざまな逆転を可能にする
  • 才能や運に自身のない人間が「デキる」と認められるには、なるべく多く打席に立つという考え方が有効
  • 本を読んだり知識を身につけたら、「受け売り」で出力するトレーニングを積んだほうがいい
  • 不安をばねに今なすべきことを一生懸命やるようにするのが、意外にメンタルヘルスにいい
  • ノミュニケーションとか、飲み明かしなどというものも、非常に実際的なメンタルヘルスであり、感情のコントロール術といってよい
  • 情報が氾濫する世の中だから、情報の整理と理解に本は欠かせない
  • 本が売れない時代といわれ、これだけの発行点数が出ながら、実際にビジネス書を読むビジネスマンは少ないので、読むだけで勝ち組になれる
  • 入門書をばかにせずに活用する
  • 自分が使える情報を増やすというのが現代人の読書の目的
いつもよりも多めに示した。それだけなるほどと思う部分が多かったということになる。

一箇所なるほどと思った部分を、『知識社会で勝つ読書術』から抜粋。
ここで、改めて強調しておきたいのは、本の読み方にかくあるべしなどというものはないが、結果がよくなければ、ビジネスのための読書では意味がないということである。
 だから、本で教養レベルを試されるとか、小説を読まないと人間的に感性に欠けるとか、哲学書を読んでいないから深くものが考えられないのだとか、そういうことをいうつもりはない。もちろん、好きで読む人はそれで立派なことだが、そうでない人が駄目なのだというわけではないし、もしそうなら、私は駄目の代表選手になってしまう。本が娯楽になるに越したことはないが、そうでない人間が劣るわけではない。あるいは、難しい本よりも、自分が理解できるようなレベルの本のほうが自分の身になるのだ。本を読む以上は、もとを取ろうという、それだけのことが言いたいのである。
 何を読もうが、どんな読み方をしようが、きちんと身につけ、かけた時間やお金が回収できるようにする。それこそが大人の読書術なのである。
(pp.153)
半分は同意、もう半分は微妙かなと思った。まず、ビジネス書はリターンを求めるべきだというのは納得した。自分はそこまでリターンを考えていなかったなと思う。しかし、自分の分かる本だけを読んでいくと、成長が見込めない。自分の分かる本≒自分に都合のいいことが書いてある本ということにもなりえるので、そうなると自分の視野が広がっていかない。また、自分の専門分野に関して言えば、いつまでも入門書を読んでいたら、能力開発が見込めないということになる。さらに、ビジネス書以外の本を読むことに関しては、それはそれで視野が広がるという効用があるので、やはりもっと読むべきだなと思う。

著者は精神科医という立場にあるので、医学的な根拠が多く示されている。また、論理的な文章なので、すんなり頭に入ってくる気がする。

著者の過去の本のエッセンスを凝縮したお徳用な本なので、著者の本をあまり読んだことのない人ほど読むと良いと思われる。著者の本を多く読んでいる人は、復習のためにいいかも。

読むべき人:
  • ビジネスで成功したい人
  • 勝ち組になりたい人
  • ビジネスマンのための読書術を知りたい人
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1. 精神 科 医   [ セラピー・癒し ]   July 22, 2008 17:32

質問です。今 私は26才です。高卒です。今から 精神科医を目指したいと思っていま...質問です。今 私は26才です。高卒です。今から 精神科医を目指したいと思っています。臨床心理や深...

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