July 25, 2008

贅沢のすすめ


贅沢のすすめ―今すぐ豊かになれる一流の生き方

キーワード:
 山崎武也、贅沢、人生論、豊かさ、心
ビジネスコンサルタントによって、贅沢な生き方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 贅沢とは何か
  2. 第2章 思い切ったところに金を使う贅沢
  3. 第3章 金をかけない贅沢
  4. 第4章 時間をたっぷりと使う贅沢
  5. 第5章 日常から離れる贅沢
  6. 第6章 日常に発見する贅沢
  7. 第7章 仕事で味わう贅沢
(目次から抜粋)
著者によれば、贅沢をするということは、必ずしも高級品を買ったりするようなことではなく、自分の心を潤してくれて、自分にとって価値のあるものを心の中で受けて止めて幸せを感じたときに生まれる心の余裕こそが贅沢の極みであると示されている。贅沢について多くの著者のエピソードともに示されている。

以下、ポイントを絞って贅沢について参考になった部分を列挙。
  • 自分の生活にとって最小限に必要であると考えているものを超えたとき、人はそれを贅沢と考える
  • 贅沢は自分の毎日の生活を肯定して、心の中の動きをフルに感じ取ろうとするところに滲み出てくる感慨であり満足感である
  • 金も効率よく使って、心からなる満足感を得たうえに、人から感心され賞賛されるようになるには、人生において大切なものは何かについて、確固たる価値観を築き上げておくこと
  • 上質な品を使って、精神的にも豊かで贅沢な日々を送るほうが、賢明であることは明らかである
  • デートの場における最も効果的な演出であったと自他ともに認めるのは、高級リムジンの利用である
  • 相手のことを考えているという気持ちを伝えるためには、それなりの形式や環境を整えたうえで、それなりの金を使わなくてはならない
  • 人のために何かをすれば、自分自身にとってもプラスになる結果になる
  • 時には流されないで、時には立ち止まり冷静になったうえで、時間と真正面から向き合ってみる必要がある
  • 時間の流れを味わうには、何もしないでいる時間を持つ
  • 思考力を養成し磨く出発点は読書であり、読書は独りでできる知的活動の最たるもの
  • 実利は物質的な豊かさを狙っているが、一見したところ無駄なことをする中には、精神的な豊かさが隠されている
  • 辛いことを経験したからこそ、辛くないことの楽である度合いをより享受できる
  • 仕事は生きがいの中心をなすものの一つ
どちらかと言うと、人生論のような内容となっている。また、一箇所特に印象に残った部分を以下に抜粋。『好きな本を読みふける贅沢』という節タイトルの最後のほうから。
 現在の自分を振り返ってみる。忙しいからといって、活字と「つきあう」ことをしていないのではないか。活字とは仕事や仕事に直接関係している分野でのみの触れあいではないのか。一見関係がないと思われる分野や内容について、読書をしてみるのである。
 それは現実からの逃避ではない。新たな世界を発見ないしは再発見するための、着実な方法である。少なくとも、自分の人生に対するヒントのいくつかは必ず見つかる。多読でも乱読でもいいし、精読でも熟読でもいい。とにかく、読むことに対して費やす時間を惜しんではならない。自主的に自分のペースで読み続けることだ。そこから、好きな本が出てくる。
 好きな本に対しては恋人に対するような「つきあい」になるはずだ。それは高尚な知の世界に遊ぶことであり、幸せを極める結果になる。
(pp.118-119)
ここが一番重要だと思った。著者も割りと年配の人であるが、年配の人の読書論ほど、自分の専門分野以外のものも多く読むべきと示されていることが多い。自分もそうかなと思ってそのようにしてみる。逆に、最近あまりにも自分の専門分野の本を読んでいないことを反省しなければならないが。

46の「贅沢」という結びのついた節タイトルが示されている。それらは、なるほどと思うことが多かった。著者の若い頃のニューヨークでのデートの話なども面白かった。

贅沢に関して考えてみたい人には良い内容だと思われる。

読むべき人:
  • 贅沢が好きな人
  • 人生論が好きな人
  • 自分の専門分野の本しか読まない人
Amazon.co.jpで『山崎武也』の他の本を見る

にほんブログ村 本ブログへ bana1 クリックありがとうございます



トラックバックURL

トラックバック一覧

1. 贅沢のすすめ―今すぐ豊かになれる一流の生き方  [ 書評リンク ]   August 12, 2008 08:39

書評リンク - 贅沢のすすめ―今すぐ豊かになれる一流の生き方

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星