August 04, 2008

「残業ゼロ」の人生力


「残業ゼロ」の人生力

キーワード:
 吉越浩一郎、人生論、残業ゼロ、本生、バランス
元トリンプ・インターナショナル社長による、バランスの取れた人生のすすめが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 なぜ「残業ゼロ」で人生力が上がるのか
  2. 第2章 「仕事力」あっての「人生力」
  3. 第3章 「残業ゼロ」の次は「バカンス」を実現せよ
  4. 第4章 「残業ゼロ」なら子育ても楽しい
  5. 第5章 人生を豊かにする人脈術・交渉術
  6. 第6章 吉越流「本生」の愉しみ方
(目次から抜粋)
デッドライン仕事術』、『「残業ゼロ」の仕事力 』に続いて、今度はバランスの取れた人生を過ごし、仕事を引退した後の人生を、「本当の人生、本番の人生、本来歩むべき人生」ととらえて、その本生を充実させて人生を愉しもうという内容となっている。

気になった部分を列挙。
  • 本生が充実していなければ、その人の人生の価値は確実に下がる
  • 残業をゼロにして、本生に投資するための三時間を確保することができれば、人生の充実度―人生力は必ず高まる
  • 一日の三分の一は睡眠のためにあり、残業で睡眠不足になると体力が戻らない
  • ワーカーホリックにならないためにも、人生全体を俯瞰し、仕事を人生の一部と捉えて、戦略的に働いていくことを心がける
  • 残業が社員の「仕事を能率的にやる能力」をスポイルしている
  • ワークができてはじめて、ライフの話に移れるのであり、ワークが充実するからライフも充実する
  • 仕事力 = 「能力」 × 「時間」 × 「効率」
  • 残業しないで仕事以外の人生をもっておくと定年後の生活はその延長となり、「本当の人生=本生」として楽しむことができる!
  • 「life for work(働くために生きる)」のではなく「work for life(生きるために働く)」
  • 本生という人生を愉しむにも、仕事というゲームを楽しむにも、ベースとなるのは体力であり健康
  • 最低でも一年に一度、二週間かけて休むことが、健康な毎日を送るために必要
  • 有給休暇を使わないことは、国にとっても、近い将来には会社にとっても、もちろん自分自身によっても悪
  • パソコンのメンテナンスにあたるのが、長期休暇
  • 人生の成功率を高めるには、気づきの力、努力を積み上げる習慣を身につけることが重要です
  • プライベートの人脈を広げたいなら、まずは自立した人間となって、おとなの教養や話術を身につけること
  • 「Smell the rose!(バラの香りをかぐのさ)」
どれもなるほどと思う部分が多かった。特に自分は腎臓を病んでいて、健康体ではないので、医者から残業規制を指示されている。そのため、残業がいかに健康や人生に悪影響を与えるかというのが実感している。残業の多いIT業界に身を投じているので、残業に対する実感が強い。

残業していいことは何もないなぁと本当に思う。企業側や客にとっては残業代はコストになるし、残業しなければならないほど仕事が進んでいないということだから、プロジェクト自体も進捗がよろしくないということになる。また、プロジェクトベースの仕事では予期せぬ出来事が頻発するので、計画的に残業をせずに仕事をするのは難しいなと思う。しかし、そこで残業をゼロにできないと思考停止するのではなく、どうやって残業を減らせるか?を真剣に考えなければならないのかなと思った。まずは個人レベルでは、仕事のスピードを上げることだと思った。だから、仕事術などを多く読んでいる。

8月は一応夏休みがあるけど、有給を結構消化しているので、5日間しかとれない。上司も1ヶ月くらい休みたいといっていたが、この本の通り、自分も1ヶ月程度のバカンスを取りたいなと思った。真夏に働くのは絶対効率的ではない気がする。朝から蒸し暑い満員電車に乗るのとか、どれだけ体力を消耗しているかわからない。

この本はどちらかというと、エッセイ的な内容だなと思った。本生を楽しく過ごすには夫婦の中がよくなければならないとある。それを体現しているかのごとく、ページの合間に著者とフランス人の奥様の仲のよさそうな写真が載っている。あんまり他の本には見かけないなぁと思った。羨ましいとも思った。そんな人生を送れるのだろうか?とも思った。

これから人生をもっと戦略的に生きていく必要があるのかなと思った。自分自信は残業しすぎると確実に寿命が削られるので、残業はしたくない。この本は、そんな自分にとって考えさせられることがとても多かった。

ちなみに、この本は1人でボウリングしながら読んだ。1ゲーム終わるごとに1章を読むというボウリング読書法。ボウリングしながら本の内容を咀嚼し、さらに人生について考えられることができたので良かった。

人生を考えたい人にはとても良い本だなと思った。

読むべき人:
  • 残業したくない人
  • 人生を楽しみたい人
  • 中のいい夫婦という関係に憧れる人
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1. 「残業ゼロ」の人生力  [ 書評リンク ]   August 05, 2008 07:18

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