August 05, 2008

「仕事力」のある人、ない人


「仕事力」のある人、ない人

キーワード:
 柴田励司、仕事力、リーダー、コンサルタント、ヒント
人事系コンサルティング会社の元社長によって仕事力を高めるヒントが示されている本。以下のような目次となっている。
  1. はじめに 「仕事力」のあるリーダーになる
  2. 第1章 自分の「仕事力」のドダイを創る
  3. 第2章 自分の「仕事力」のカラを破る
  4. 第3章 周りの「仕事力」のグレードを上げる
  5. おわりに 「いまを生きる」人になる
(目次から抜粋)
京王プラザホテル、人事系コンサルティング会社社長、カルチュアル・コンビニエンス・クラブCOOというキャリアを築いてきた著者によって、リーダーとしての「仕事力」のヒントが50個示されている。内容については、「はじめに」にまとまった部分が示されているので、その部分を抜粋。
 本書は、この「仕事力」を発揮するためのヒントを、「守・破・離」を意識しながら、計五〇項目並べてみました。
 まずは「自分の『仕事力』のドダイを創る」ための一七のヒントを。次に「自分の『仕事力』のカラを破る」ための一七のヒントを。そして、リーダーとしての最終目的は自分の「仕事力」を高める以上に、周囲の人間の「仕事力」を高めることにあるのですから、最後に「周りの『仕事力』のグレードを上げる」ヒントとして一六項目を用意してみました。みなさんが、現在お勤めの会社でも、転職した新しい会社でも、どこの会社でも通用するヒントだと自負しています。
(pp.5)
ということで、自分が気になったヒントのタイトルを列挙。
  • ヒント2 細切れの「時間」をうまく使う
  • ヒント3 Eメールは「24時間以内に返信」する
  • ヒント4 「聞く」力と「伝える」力を鍛える
  • ヒント10 「迷い」を断つことができますか?
  • ヒント13 「疑似体験力」を身につける
  • ヒント16 いつも「笑顔」でいる秘訣
  • ヒント17 「どM」でいいじゃない!
  • ヒント19 「一対一の時間」を持つ
  • ヒント24 「時間」をリッチに使いこなす法
  • ヒント27 自ら「待ったなし!」をかける人になる
  • ヒント29 「インテグリティ」を大事にする人
  • ヒント33 「修羅場フェチ」でいいじゃない
  • ヒント36 人と人を「情報」でつなぐ
  • ヒント42 あなたの組織は「集団演技」をしていますか
それぞれのヒントが、著者のホテルマン時代、コンサルティン会社でのコンサルタント時代の経験のエピソードを通して示されている。そのため、エピソードの種類が結構豊富で面白いなと思った。

例えばヒント16の『いつも「笑顔」でいる秘訣』では、ホテルマン時代にお客様のクレーム処理時に、自分の表情はお客様の表情から知ることができるとある。表情はミラーになり、自分が明るい顔をしていれば、相手も明るい表情になり、暗い顔だと相手も暗い顔になるとある。そのため、クレーム処理時には、ニッコリ、穏やかな表情で聞くことを心がけたほうがいいと示されていて、なるほどと思った。これはぜひ意識しておこう。

他にもヒント13の『「疑似体験力」を身につける』では、ホテルマン時代の経験とコンサルタントという職歴を通して、コンサルタントは、経験したことがないものを理解し、サービスまたは解決方法を提供しなければならない場面が多々あるので、「疑似体験力」が必要だとある。コンサルタントは、これができないと、業界コンサルタントの壁を越えることはできないとあった。なるほどと思った。

また、特に自分がなるほどと思った部分を抜粋。ヒント33 『「修羅場フェチ」でいいじゃない』から。
 こうした学生時代にはないパラダイムに慣れてきた頃、早い人で二五歳くらい、この頃には社会人としての立ち振る舞いができるようになっているはずです。
 そうなったら、年齢に関係なく、重い「場」に自ら立っていくこと。それが自分を伸ばすための、最も効果的かつ効率的な方策だと思います。この積み重ねがキャパシティを広げていきます。
 何度も言っていますが、二五歳からの一〇年間は金を出しても修羅場の経験を積むべきなのです。金を出しても、というのは言い方を変えると「安い給料でいい(市場価値よりも低い報酬)」ということです。
(pp.146)
目先の報酬にとらわれずに、自分を成長させてくれる場に身を投じるべきだということだろう。自分は今24歳なので、これからの10年間が特に大事なようだ。修羅場の経験を積むべきだというのは納得だが、心身を壊さない程度に頑張ろうと思った。

昨今の自己啓発書で主流の太字で文字が強調されているわけではないので、重要なところは自分で探り当てなければならない。全体的に著者の実体験が多く示されており、エッセイ的な仕事論となっている。

すべて納得して読めるわけではないが、必ず50のヒントから得られるものがあると思う。

読むべき人:
  • リーダーの立場にある人
  • ホテルマンやコンサルタントの人
  • 仕事力を高めたいと人
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1. 「仕事力」のある人、ない人  [ 書評リンク ]   August 05, 2008 07:24

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