August 07, 2008

脳が教える! 1つの習慣


脳が教える! 1つの習慣

キーワード:
 ロバート・マウラー、脳科学、習慣、変革、小さな一歩
心理学者によって、脳の仕組みを知ったうえで新しいことを始め、人生を変えるための「ロジカルな原理原則」が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. プロローグ 始まりはすべて「小さな一歩」
  2. 第1章 「一つの習慣」だけでうまくいく理由
  3. 第2章 小さな質問をする
  4. 第3章 小さな思考を活用する
  5. 第4章 小さな行動を起こす
  6. 第5章 小さな問題を解決する
  7. 第6章 小さなごほうびを与える
  8. 第7章 小さな瞬間を察知する
  9. エピローグ 脳が教える!一つの習慣
(目次から抜粋)
この本の原題は『One Small Step Can Change Your Life』となる。この本は、『人生を変えるには、まず、脳の仕組みを知らなければならない』ということが示されている。そして、人生を変えるには、大きな変革をいきなり起こそうとするのではなく、小さな一歩からはじめるべきだということが示されている。監訳者でレバレッジシリーズの多くの著書がある本田直之氏によれば、この本の原理原則を知っているかどうかで、大きな格差が生じてしまうほどの「危険な本」だとある。確かに、読んでみて、いつも間違った目標設定とか行動戦略を立てようとしていることに気づかされたような気がする。

小さな一歩を実践する習慣を個人に適用するための6つの戦略が以下のように示されている。
  1. 恐怖をとりはらい、創造力を刺激するための「小さな質問」
  2. 指一本動かさずに新しいスキルや習慣を身につける「小さな思考」
  3. かならずうまくいく「小さな行動」
  4. とんでもない危機に直面していてもできる、「小さな問題解決」
  5. 最高の結果を出すために、自分や相手に贈る「小さなごほうび」
  6. ほかの誰もが見落とした、「小さな決定的瞬間」を察知する方法
    (pp.41)
これらはどれも誰でも始められるような簡単なものとなっている。

ポイントを絞って小さな一歩から人生を変えるための方法、考え方を列挙。
  • 小さな改良をつづけ、それが「習慣」として身につけば、すべては変わる
  • 控えめな変化によって、人間の心は成功や創造性の妨げとなる「恐怖」を迂回しやすくなるということ
  • 一歩一歩は小さくても、確実に行動し、習慣にすれば、やがて大きな目標に到達することができるので、それを忘れない
  • 脳は、新たな挑戦、チャンス、欲望によって、ある程度の恐怖心が起こるようにできている
  • 何かに興味をもてばもつほど、夢を抱けば抱くほど、大きな恐怖がわき起こるので、恐怖をこんなふうに考えれば、動揺することなどない
  • 脳をプログラムするもっとも強力な手段の一つが「小さな質問をする」というテクニックだ
  • 小さな質問はどんな領域でも、創造力を押しつぶす恐怖を静めてくれる
  • 「小説や詩、絵、絵画など、私が世の中に出したいものはなんだろう?」といった同じ質問を数日間あるいは数週間繰り返すこと
  • 「目標を達成するために私にできる小さな一歩はなんだろう?」という質問を数日間か数週間繰り返し、頭にしみこませる
  • 恐怖を静め、「新たな習慣を確立している」と自覚しながら小さな一歩を実践するには信じる心と楽観的なものの見方が求められる
  • 健康増進のためには目標を低く設定するのがベスト。たった二、三の前向きな変化が、あなたの健康にびっくりするような影響をもたらすこともある
  • どうも気が進まないとか、やらない言い訳を探している自分に気がついたら、もっと小さな一歩にもどるべきだ
  • 小さなごほうびを組み込めば、より完璧な「小さな一歩を実践する習慣」が身につく
  • 人間関係に「小さな瞬間」テクニックを応用するもう一つの方法は、相手の生活の些細な事柄に興味を持つこと
  • 「小さな一歩」の美点でもあり、むずかしい点でもあるのは、「信じる心を必要とすること」だ
  • 本書のテクニックを使えば、心のこもった小さな行動や、思いやりと好奇心に満ちた小さな瞬間をとおして、自分自身を、人間社会を、変えることすらできる
結構具体的なことが多く示されていて、どれも自分にもすぐに始められそうなものばかりだった。どうしても何か野望を思い描いたときは、大きなことをいきなりしようとしがちで、実際に少しやってみるけど、三日坊主で続かないことが多い。しかし、それは脳の原理原則に反することであるから、脳が拒否反応を起こさないように小さなことから始めるべきだとあった。なので、自分も小さなことから始めることにしよう。まずは、「小さな質問」から始めることにする。

「小さな質問」はフォトリーディング時のアファメーションに似ているような気がする。「自分ができる小さなことは何か?」といったことを常に意識しよう。そのためには、この書評ブログのサイドバーに直近の自分の課題を解決するような「小さな質問」を載せておいて、いつも見ることができる状態にしておいて、脳にプログラムしておこう。

脳科学の話もそれなりに出てくるが、そんなに難しいことが示されているわけではない。割とわかりやすい内容で、著者のクライアントがどのように変化していったかといったエピソードが多く示されている。

「小さな一歩」を実現するためには、この本を定期的に見直して、自分の行動をメンテナンスする必要があると思った。それだけ、何度も読む価値がある本だなと思った。

読むべき人:
  • 自分の人生を変えたい人
  • いつも三日坊主に終わってしまう人
  • 脳科学に関心がある人
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おかげさまで両ランキングとも20位前後です☆



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