August 13, 2008

走れ!クロノス


走れ!クロノス―The best 4 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫)

キーワード:
 手塚治虫、SF作品、宇宙人、馬、友情
手塚治虫の短編集。以下のような目次となっている。
  1. 走れ!クロノス
    1. <発進ミス>
    2. <ふしぎな子馬>
    3. <野馬追い事件>
    4. <友情は宇宙を馳せて>
  2. ひとでの秘密
  3. ぐうたろう千一夜
    1. <不幸駅へのキップ>
    2. <女隊長デルマ>
    3. <異次元教室>
  4. バカ一
(目次から抜粋)
ある日馬型の宇宙人が地球にやってきたが、宇宙人の宇宙船が発進ミスにより爆発し、山が噴火し、ふもとの村を壊滅させてしまう。村の少年至は、母親や家族を亡くし、至自身も半身不随になり、父親と二人暮らしになる。クロノスというのは、至の家の家畜の新生馬で、至に懐くようになる。しかしあるときから、クロノスは笑ったり、カンガルーほどの跳躍を見せることになり、さらには喋れるようになる。それは、馬型の宇宙人によって知能強化剤を与えられたからだった。クロノスは大型の馬に成長するが、馬型の宇宙人の宇宙法違反の証拠隠滅のために、クロノス殺害が命じられ、クロノスは追われる身となる・・・。

『走れ!クロノス』というタイトルは、太宰治の『走れメロス (新潮文庫)』をもじっているのだと思う。そんなタイトルに惹かれて買ってみたが、これはそこまで面白いなとは思わなかった。『走れ!クロノス』以外にも、ヒトデ型宇宙人に人が乗っ取られる『ひとでの秘密』や、ぐうたろうという冴えない中学生が主人公の『ぐうたろう千一夜』、ちびで何もとりえのなかったバカ一が催眠術に目覚めて町に混乱をもたらす『バカ一』などの物語が収録されている。『走れ!クロノス』が長編だと思って期待していたら、違って少しがっかり。

これらの作品は『中一時代』という雑誌に載ったものなので、中学生向けの内容だと思う。しかし、それにしても結構残酷に人が死んだりして、中学生当事に読むと少し衝撃を受けるかもしれない。簡単にハッピーエンドにならず、少し考えさせられる内容を狙っていたのかなと思った。

このような短編集は、気分転換に読むのがいいと思う。

読むべき人:
  • 手塚治虫が好きな人
  • テストが嫌いな中学生の人
  • SF作品が好きな人
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