August 20, 2008

御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術


御社の売上が6倍になる!「新」プロデュース術

キーワード:
 露木幸彦、クロスメディア、戦略、出版、具体例
クロスメディア戦略について詳細に書かれている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 クロスメディア戦略とは?
  2. 第2章 ギャラをもらいながら商品を紹介してもらう方法―プレスリリース
  3. 第3章 印税をもらいながら商品を紹介してもらう方法―出版
  4. 第4章 講演料をもらい商品を紹介する方法―セミナー
  5. 第5章 ただで自社サイトに来てもらう方法―ホームページ
  6. 第6章 自分ひとりでデキル!クロスメディア戦略
  7. 第7章 クロスメディア戦略の将来
(目次から抜粋)
この本は、以前自分が参加したセミナー(【セミナーレポート】『聞くが価値』vol.02 with 坂田篤史・千葉智之・平野敦士カール)で、参加者としていらっしゃたこの本の著者である露木さんにお会いした縁で読んだ。読むのにずいぶんと長い時間がかかった・・・。単純に内容が濃く、分量もそれなりにあったので。

この本の内容を第1章から一部抜粋。
 本書は、中小企業の経営者または広報担当者にクロスメディア(複数のメディア媒体に同時に取り上げてもらうことで相乗効果を発揮する広報戦略)の仕掛け方、方法論を伝授するもの
(pp.16)
複数のメディアとして、プレスリリース、出版、セミナー、ホームページの4つが主軸として挙げられている。ポイントは、そんなにお金をかけずに成果を出すということのようだ。以下、特に自分が勉強になった部分を列挙。
  • 長いものから脱却することが、本書で一貫している原理原則
  • クロスメディア戦略に取り組むための資格は、毎日仕事に研鑽し、知識や技量の向上に努めている人間であること
  • お客様が満足するのは、実際に受けたサービスが事前に抱いていた期待を上回った時
  • 本の原稿を書くときは、読者目線で失敗談も含めて、「何のために書くのか」を思い出しながら書く
  • 専門家の「実体験に基いた話」は、非常に重みがある
  • 全く同じ才能・能力・キャリアを持った人間は2人と存在しないので、自分が自信を持って提供できる内容を、セミナーの題材にする
  • ホームページでは、こちらのサービスが訪問者の想像を超えることで、訪問者は満足して見込み客になる
  • コンテンツが貧弱だったり中途半端で満足度が向上しないホームページでは、見込み客が増えることはない
  • 今後、ビジネスパーソンに必須のスキルは、媒体や情報をクロスさせ、新しい価値を作り出すことで、さらに知識の蓄積と発想の転換が必要になる
各媒体の詳細な部分でもかなりなるほどと思うことが多かったが、あえてクロスメディア戦略の思想的な部分を取り上げた。

より詳細なレベルでは、出版を実現するための2つの着眼点が勉強になった。それは以下の2つである。
  1. この本を求めている人が、財布から1500円出して買ってくれるだろうか?
  2. この本を求めている人が、3500人いるだろうか?
    (pp.89)
自分の本を書いて出版したいと思ったとき、ついついこの視点を忘れがちになる。ただ文章を書くだけならブログでアップして、タダで提供することができる時代に、本という形の商品を提供し、それを売るということはどういうことか?といったことを考えることを後回しになってしまう。これは出版だけではなく、お客さんが払ってくれる自分の仕事に対する単価にも共通することで、今後も常に意識しておかなければならないと思った。

また、出版の前に以下のような自己分析が重要になるようだ。
  • 赤の他人が、お金を出しても欲しい情報や知識を持っているのか?
  • 今まで、それだけの経験やキャリアを、積んできているのか?
(pp.90)
自分の野望も出版することなので、これはとても勉強になった。今の自分自身はまだ出版できるようなネタや経験、キャリアがまったくない。なので、これを意識して日々の仕事にしっかり取り組むことが出版への近道なのかなと思った。

最後のほうにクロスメディア戦略を取り込むための大事な思考として以下の2つが示されていた。
  1. 媒体や情報を掛け合わせることで、新しい価値を作り出し、提供すること
  2. 雑多な情報の中から、正しい情報を届けることが相手に付加価値になる
(pp.320)
なるほどと思った。

この本はプレスリリースや出版、セミナー、ホームページの集客についてなど、著者の試行錯誤の集大成が詰まっている濃い本だと思う。特にプレスリリースに関しては自分がまったく知らないことが多く示されており、へーと思うことが多かった。また、成功談だけでなく失敗談もしっかり示されているので、そういうところが勉強になったし、著者がどういう人かもよく分かってよかった。

自分自身は、会社を経営しているわけではないが、書評ブログを運営しているという視点から見ると、いろいろと使える内容が多く示されていると思った。書評ブログの売上を上げるには、まずはアクセス数を増加させることかなと思った。そのためには、多数の人が継続的に訪問してくれるだけの価値を提供しているか?を常に意識しておかなければならないと思った。また、自分が本を出版するときには、この書評ブログの定期訪問者が潜在読者数になりえるので、頑張ろうと思った。

中小企業の経営者だけでなく、書評ブログを運営していたり、パーソナルブランディングを築き上げようと思っている人は必読だと思う。

読むべき人:
  • 中小企業の経営者の人
  • 書評ブログなどを運営している人
  • 商業出版を目標としている人
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