September 12, 2008

Yes、Boss!のすすめ


Yes、Boss!のすすめ―最初の3年で仕事のプロになろう!

キーワード:
 落合文四郎、仕事論、3年目、新人、プロ
入社3年目以内に身につけるべき仕事の行動習慣・思考習慣が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 最初の三年でこれだけ差がつく
  2. 第2章 「三つ子の魂、百まで」の修行心得
  3. 第3章 Yes,Boss!のすすめ
  4. 第4章 三年で「三種の神器」を身につけよう!
  5. 第5章 成長し続ける人の四つの習慣
  6. エピローグ すべてはやるか、やらないか
(目次から抜粋)
BCG出身の著者によって、入社3年目までをいかに過ごすべきかが示されている。曰く、入社3年経過すると成長する人とそうでない人の差が歴然と現れ、挽回できないほどの大きな差になってしまうらしい。そして、社会人になって最初の3年間はその後のビジネス人生を生き抜く上での土台作りになり、最初の3年間にがんばって自らを鍛えた人は、輝かしいビジネス人生が待っているようだ。つまり、最初の3年でビジネス人生が決まるといって過言ではないらしい。

この本では、ビジネスマンとして成功するために誰もが身につけていなければならない「基本」が示されており、やれば誰でもできることらしい。

【オススメ仕事術】「Yes、Boss!のすすめ」落合文四郎:マインドマップ的読書感想文で大プッシュされていたので、買ってみたら、この本は今の自分にぴったりの内容の本だった。smoothさんどうもです。詳細な内容は、smoothさんの書評を見ていただくとして、今回はポイントを絞るのではなく、自分がなるほどと思った部分を引用ベース取り上げる。

1章の最後から一部抜粋。
 何度でもいいます。「三つ子の魂、百まで」の姿勢がいちばん大切なのです。社会人になって最初の三年間で何を学び、身につけるかによってその後の成長スピードが大きく変わってくるのです。ですから、最初の三年間は修行期間と心得て、目の前の仕事に打ち込んでいください。
 「第二新卒市場」に打って出るとすれば、その後です。最初の会社から「できる若手」として優秀者を証明されてはじめて、キャリアアップへとつながる転職が可能になるのです。
 がんばるべきは最初の三年間なのです。
(pp.40)
最初の3年がなぜ重要かというと、社会人になったら、今までの学歴や成績、大学で何をやってきたか、内定を何社勝ち取ったかということはすべてリセットされ、横並びでスタートするようだ。そして、社会が入社数年で即戦力を求めているので、最初の3年で大きな仕事を与えられるようにもなったりするようだ。この最初の3年で好循環のサイクルの乗れた人は3年目以降も大きく成長できるようになるようだ。なので、長い社会人生活のゲームの勝敗は最初の3年目で勝負がつくようだ。これはなるほどなと思った。だから自分も最初の3年はどんなに辞めたくなったとしても、何とか必死にしがみついている・・・。今の組織で最初の3年を耐えれば、市場で売れる存在になれると信じているので。

2章の仕事の取り組み方について。
 もちろん、仕事だけが人生ではありませんから、定年退職になるその日まで週八十時間働くなどというのは、決して幸せな人生とはいえません。
 だからこそ、そんな思いをしないですむように、私は若い人たちに最初の三年間は何よりも仕事を優先させ、最大限の時間と労力を投入することを勧めるのです。
 間違いなく、その三年間に投入した時間と労力の何倍ものメリットが、後々いろいろな形で返ってきます。
(pp.44)
著者はBCG時代に週80時間働いていたようだ。さすがは戦略系コンサルファーム・・・。自分がそんなに働いたら間違いなく過労死してしまう・・・。とはいえ、自分自身も振り返ってみると、最大限の時間と労力を投入できているのか?と常に自問自答する必要があるようだ。

そして、仕事の報酬とは、以下の三つの自由が与えられるようだ。
  • 自分がやってみたいと思う仕事に就く自由
  • 自分が欲するだけの水準を稼ぐことができる自由
  • プライベートと仕事が両立するように時間をコントロールすることができる自由
なるほどと思った。

また、入社3年目まではどんぐりの背比べにすぎないということで、同期との比較はあまり意味がないと示されている。
 賞与の金額が同期入社の同僚と比べて数万円少なかったということがわかっても、決して落胆しないでください。そんなことが原因でやる気をなくしたり、より条件のいい会社への転職を考えるのはおろかなことです。この時期の賞与や給与などの違いなど、その後のビジネスマンとしての成長や活躍を推し量るものさしにはまったくならないのです。
 そんな、鼻先のにんじん一本には目もくれず、どうやったら十年後、二十年後に好きなだけにんじんを手に入れることができるかだけを考えましょう。
(pp.56)
これはリアルに同期のまわりはほとんどプロモーションしているのに、自分だけ上がれなかった身としては、とてもためになる話で。落ち込まないようにしよう。そして10年20年先を見据えて今、がんばればいいんだよ、と思い込んでおこう。

少しは具体的なことも示しておこう。20代のうちに習得すべきものとして、問題解決のプロセスが示されている。
  1. 問題の発見・定義―ありたい姿と現状のギャップを抽出し、解決すべき問題を定義する。
  2. 問題の所在の特定―問題となっている事象の全体の洗い出し、重要な要因を特定する。
  3. 原因の分析―問題が発生しているメカニズムを明らかにし、真因を分析する。
  4. 解決策の立案―解決策をいろいろ出して絞り込んだ後、実行可能な計画を立てる。
  5. 解決策の実行―周囲をまきこみながら、解決策を実行する。
  6. 解決策の検証・改善―実際に解決策を実行した結果を検証して、改善する。
    (pp144.)
コンサルタントらしい発想であり、著者自身もBCG時代や起業後も問題解決にはこのプロセスをだとっているようだ。

最後に一箇所引用しておく。
 さぁ、あとはあなた自身が「やるか、やらないか」です。もう一度いいます。この本で述べたスキルや姿勢は、誰でも習得可能であり、その優劣は経験量のみによって決まります。「できるか、できないか」ではありません。「やるか、やらないか」ただそれだけです。
(pp.223)
自分自身は9月から3年目に突入しているので、今までどうだったかと振り返ると、必死だった気もするけど、周りに比べるとまだまだだなと思う。自分自身にとってビジネスゲームの勝敗を決めるチャンスがあと1年なので、もうこれを信じてやるしかない!!というところまで来ているのだと思う。今後の1年をどう過ごすかによって、決まってしまうのだから、やらないわけがない。

この本は入社3年目の仕事論として本当に良くまとまっている。精神論だけではなく、コンサルタントらしい仕事の発想や行動習慣もかなり具体的に示されている。自分の中ではこれは確実に殿堂入り本。今後一年はこれを何度も読み返して、示されていることをやっているかどうかを確認する必要がある。

入社3年目以内の人は絶対お薦め!!

他にも入社3年目以内の仕事論は以下のようなものがある。どれも殿堂入り本なので、何度も読み返している。

読むべき人:
  • 入社3年目以内の社会人の人
  • 仕事で成功したい人
  • 出世できず落ち込んでいる人
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1. 成功の秘訣は目的の一定不… スマイルズ  [ 名言ブログ ]   September 15, 2008 18:11

成功の秘訣は目的の一定不変なことになる。

コメント一覧

1. Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文   September 12, 2008 08:55

Masterさん、ご紹介ありがとうございました。
気に入って頂けて、私もウレシイです。

この本、内容的にすごく良くできていると思うのに、出た当時は全然気が付きませんでした。
私が見つけたのも、ホントたまたまですし。

こうして読まれた方がまた紹介して下さることで、じわじわファンの輪が広がっていったらいいんですけどね(笑)。

2. Posted by chample   September 13, 2008 06:09

Masterさま

タイトルと3年間というキーワードに引かれました。

良さそうな本ですね。
さっそく読んでみます。ご紹介ありがとうございます。

3. Posted by Master@ブログの中の人   September 13, 2008 08:00

>>smoothさん

この本はリアル書店では全然見かけませんでしたので、まさに掘り出し物でした。ありがとうございます。

>>champleさん
正直タイトルは内容がよくわからないものですが、中身は濃くわかりやすいものになっております。本当にお薦めです。

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