September 14, 2008

エコノミック恋愛術


エコノミック恋愛術

キーワード:
 山崎元、経済学、恋愛術、連載コラム、極意書
経済評論家である著者によって、「経済学のツボ」と「恋愛のコツ」が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 社内恋愛は悪なのか―女心と男心の経済学
  2. 第2章 恋愛ではバカに勝つのは難しい―新しい経済学でロマンスを考える
  3. 第3章 モテたい人のための「恋の悪知恵」―恋の元本割れを回避する
  4. 第4章 結婚はバブルである―経済学的に夫婦を考える
  5. 第5章 恋人獲得の戦略―いかに遊び、選ぶか
(目次から抜粋)
この本は、日系ビジネスアソシエ(NBonline Associe|日経ビジネス Associe(アソシエ))の連載コラムがもとになったもので、恋愛と経済学のこじつけでもいいから、その二つに何か関係がないかということがまとまっているようだ。そのため、1項目ごとに読みきりスタイルとなっており、1項目は3,4ページという構成になっている。面白かった、タイトルを以下に列挙。
  • 社内恋愛のコストを算定すると
  • 「職場の花」にはご用心
  • 恋のプラシーボ効果
  • 浮気をゲーム理論で考える
  • サエない男もそこそこモテる?!
  • 資本主義の変質と恋愛の競争力
  • バカは理性を凌駕する
  • いい女に気後れするのはもうやめよう
  • もてる男は不幸らしい
  • 美人のいるオフィスの経済価値は?
  • 合コンで考える3つの正義論
  • 株価と恋愛はゆっくり過剰反応する
  • あなたのパートナーは資産か負債か
  • 妻選びは株式運用とさも似たり
  • 自分の値段をいくらに設定するか
  • モテるための3つの基本戦略
  • 恋愛に人は何を求めるのか
とても興味をそそるタイトルばかりwww

いくつか簡単に内容を示しておこう。

『サエない男もそこそこモテる?!』では、恋人探しは、自分という商品のマーケティング行為でもあるとある。そして、男女の世界でもいい男(女)の上位20%が、女(男)の80%からモテているに違いというパレートの法則(パレートの法則 - Wikipedia)が当てはめられる。しかし、昨今のマーケティング的にはロングテール(ロングテール - Wikipedia)が話題になっているので、恋愛においてもこの収益モデルが当てはめられるようだ。そして、以下のことが提言されている。
 ロングテール上の男(女)は、自分の顧客(=恋人)を得るために、コミュニケーションにマメでなければならない、という当然の結論が出る。そして、いったんつかまえた顧客へのフォローも大切だ。恋に近道はない。しかし、たとえば、世の中のカップルの過半は、多分、ともにロングテール上の男女のはずだ。希望を捨てるな!
(pp.30-31)
自分も多数派のロングテールに属しているはずなので、これは参考になる。

また、『いい女に気後れするのはもうやめよう』では、効率的市場仮説(効率的市場仮説 - [マネー用語集]All About)がいい女にも当てはまるとあり、つまり、「こんないい女(男)が、フリーのはずはない」と思って口説くことを断念するということは、この仮説の支持者になっていると示されていた。へーと思った。しかし、この仮説は、そもそも市場は効率的だと経済学者が誤って解釈したことらしいので、恋愛の世界では、市場の効率性に気後れするのはもうやめようとあった。

さらに面白かったのは『美人のいるオフィスの経済価値は?』では、美人がいるオフィスの価値を定量化して算出している。六本木、新宿などの一流店のキャバクラと私鉄の沿線駅に立地する「沿線キャバクラ」から美人の値段を1時間1000円だと仮定し、それを美人がいるオフィスに当てはめて、サラリーマンの勤務時間8時間×出勤日数20日で、月に16万円分価値があるということらしい。さらにそれを年で算出すると、192万円になり、小さからぬ「福利厚生」と示されている。なるほどなぁと思った。しかし、その話の後には、女性から見た「イケメンのいるオフィス」の価値も数値化すべきとあり、ホストクラブの料金データを使って、美男と醜男の差を求めると、もっと大きな差が出るので、鏡を見て自分自身を「時価評価」して謙虚になろうとあった。面白い分析だなぁと思った。

『美人のいるオフィスの経済価値は?』とかはどう考えても、美人の基準を定量化できないなど突っ込みどころ満載なんだけど、こういう仮説分析はとても参考になるなと思った。

恋愛ネタは誰でもわりと楽しんで読めるものだと思う。恋愛ネタと同時に経済学の良く聞く理論の概要も分かるという点でよいと思う。しかし、こういう分析的な内容を楽しめる人にはいいが、恋愛術を実践して効果を得ようと思う人にはどうかなと思う。これは著者も示しているように、楽しい読み物として読んでおけばいいと思う。合コンや飲み会での話のネタとかにいいと思うよ。

あとがきにこの本の結論が示されている。
 今さら言うのも気が引けるが、経済学が恋愛を説明するよりも、恋愛の理解こそが、新しい経済学に役立つのはないか。恋するために学ぶよりは、恋してから学ぶ力が、ずっと能率が良いだろう、というのが本書全体の結論だ。恋愛が大切な人も普通の人も、経済学が大切だという変人も、この結論は信じてくれていい。
(pp.189)
要は、新しい経済学を学ぼうと思ったら、まずは恋愛しろということらしい。

楽しい読み物として読める。1項目当たりですぐに話題が変わるので、一気に読むよりも、気分転換に1日数項目ずつ読むと良いかもしれない。

読むべき人:
  • 経済学に関心がある人
  • 恋愛の薀蓄が好きな人
  • アナライザーの人
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