October 16, 2008

「突き抜ける!」時間思考術

「突き抜ける!」時間思考術
「突き抜ける!」時間思考術

キーワード:
 午堂登紀雄、時間、思考術、満足、投資
不動産コンサルティング会社の取締役である著者によってキャリアを大きく「突き抜ける」ための時間の考え方が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 いまの生活スタイルを変えずに、最高効率をたたきだす!
  2. 第2章 ムダな時間を有効に変えて「突き抜ける!」
  3. 第3章 常識をくつがえして「突き抜ける!」
  4. 第4章 時間を資産に変えて「突き抜ける!」
  5. 第5章 人生を思考して「突き抜ける!」
(目次から抜粋)
著者は、大学卒業後半年間はニートで、その後、会計事務所でダメ社員⇒コンビニ店員⇒経営コンサルタント⇒資産3億円獲得⇒不動産コンサルティング会社経営者とキャリアを「突き抜け」てこられたようだ。そのカギは、「時間」に対する管理法と思考法にあり、この本では、効率を上げることが最終目的ではなく、どうやって時間を有効に使って自分が満足する時間をつくれるかが示されている。

最近もっと時間管理を徹底しようと思っていたので、この本を読んでみた。かなり時間に対する考え方が変わりそうで、よい本だと思った。単純に時間管理の具体的な方法だけにとどまらず、自分の生活スタイルや勉強方法、仕事の仕方、人生観にまで言及されているので、幅広く「時間」を捉えられている内容となっている。かなり線を引いたので、本当にこれは!!と思った部分のみを列挙しておく。
  • 「朝早く起きる」ことが本質ではなく、いかに長く続くような「仕組み」をつくるのか、ということが重要
  • 「何のためにそれをやるのか」という目的とその目的達成に向けたクオリティを追求しなければ、上手な時間の使い手とはいえない
  • 「集中力」を上げて、「時間密度」を高める最も重要な鍵は、「睡眠」が握っている
  • 複数の本を読むことで、化学反応が起きて、思わぬ発想が生まれたりする
  • お金は後でいくらでも取り戻せるが、時間は取り戻せない
  • 仕事とプライベートの「オンとオフを分けよう」などと言っているうちは、まだ半人前
  • 本は特定の個人のものすごく偏った考え方にふれたほうが刺激になる
  • 「自分探し」はムダであり、「自分」とは探すものではなく、自分でつくっていくもの
  • 自分をつくっていくには、「目の前にある仕事」に一生懸命打ちこむのが第一歩
  • 健康こそ、時間に対する最も基本的かつ不可欠な投資と言える
  • 人生には修行時代が必要で、地道で時間がかかって遠回りに思えることが本当は一番大切
ここで取り上げた3倍は線を引いてあるが、特に自分にとって重要だと思った部分のみを列挙した。

また、特になるほどというか、激しく同意!!と思った部分が、『変化を追うより不変を追ってみる』という節タイトルの本の読み方についてのところ。以下その部分を抜粋。
 たくさん本を読んでいると、だいたい同じようなことが書かれていることに気づきます。
 
 普通は「何か新しいことを言っていると価値がある」と思いがちですが、それは逆です。
 いろいろな成功者が、皆同じことを述べているのだとすると、それが「真実」に近いと言えます。

 そこにある「共通点」こそが、自分にもできる可能性がある普遍的な教えなのです。
(中略)
 「なあんだ、前に読んだ本と同じじゃないか。つまらない」ではなく、「あ、この人もそう言っている。これってやっぱり大事なんだ」と考えます。
(pp.158-159)
また、「それって共通項があるよね」と読める人は、ポジティブな人で、違いにばかり気をとられるのはネガティブな人とあった。どうやら自分はポジティブな人になるようだ。

著者のように共通項を探すという読み方は、自分と同じような考え方だなと思った。自分も本を読むとき、特に書評をするときに気をつけているのは、なるべく書かれていることをポジティブに受け止めるということなので、それは「共通項」を感じ取るということに他ならないと思った。正直、この本は時間管理の考え方の本ではあるが、この本で一番重要なところはこの本の読み方じゃないかと思った。

また、この本と同じように他の本でも示されている「共通項」の具体例は、物事の優先度を決めるときは、緊急度と重要度のマトリックスに当てはめるとよいという主張で、これは時間管理本、特にコンサルタント出身の人の本を読むと必ずといっていいほど出てくる。なので、これはもう時間管理マスターの必須スキルだと言える。

他にも、人生には修行時代が必要だということや、人脈を築くには情報を発信し続ける、人を紹介し続けるといったことや、良好な人間関係を築くには、Give and Takeではなく、見返りを期待せずにGive and Giveを実践すべきということなども他の本にも示されている。それらは、成功者に共通する思想なのだと思って、自分にも刷り込んでおこうと思う。

図も多く入っており、1ページの文字数も多くないのでかなり読みやすいものとなっている。時間管理本であるので、時間をかけずに読めるような構成になっていると思われる。

著者の午堂氏のセミナー(【レポート】『聞くが価値』vol.03 with 午堂登紀雄 &鹿田尚樹)に参加して、実際にお会いして、お話をさせていただいたこともある。実際にあったことのある人の本を読むと、かなり真摯に書いてある内容を受け止めようという気になる。これは新たな発見だと思った。今まで読むだけで、実際に著者に会うということがなかったから。

この本に限らず、著者の本はどれもなるほど!!と思うことが多い。この本も殿堂入り確定!!他には以下がある。どれも本当にお薦め。

あぁ、いい本を朝に読むと、書評のタイムマネジメントに大幅なBehindが発生してしまう・・・。

読むべき人:
  • キャリアを突き抜けたい人
  • 時間管理をうまくなりたい人
  • ポジティブ思考で読書を楽しみたい人
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1. 「突き抜ける!」時間思考術  [ にやおの"might as well ジャプン" ]   October 20, 2008 22:28

【読んだきっかけ】 オンライン書評図書館 -Blue Sky Horizon-の書評を読んで。これは読もうと思った。すばらしいエントリです。ここに書くこと、無いや。 【考えたこと】 「速い」、ってのは、処理速度が速い、というよりも、 実行に取り掛かる瞬発力と、ぐだぐだ...

コメント一覧

1. Posted by アンチエイジング オヤジ   October 18, 2008 02:07

Masterさん


あー やっぱりこの本欲しいです。
買うしかないなー やっぱり。

2. Posted by Master@ブログの中の人   October 18, 2008 07:33

アンチエイジング オヤジさん

この本は絶対お薦めです!!
午堂さんにお会いしたのであれば、どれも素直に実践する気になります。

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