October 28, 2008

暗示で500%能力を引き出す勉強法

暗示で500%能力を引き出す勉強法 (Dream skill club)
暗示で500%能力を引き出す勉強法

キーワード:
 内藤誼人、勉強法、心理学、暗示、思い込み
心理学者によって具体的な勉強法が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 心理術で“心に眠った”やる気を引きずりだせ
  2. 第2章 「勉強術」は「仕事術」
  3. 第3章 「読書術」で、効率よく知識を鍛えろ
  4. 第4章 努力を長続きさせるための「学習術」
  5. 第5章 あらゆる知識を自分の血肉にするための「記憶術」
(目次から抜粋)
人生は勉強しているヤツが勝てるような仕組みになっていて、勉強していないヤツは勝てないというきわめて単純な原理に基づいて世の中は動いているようだ。そして、大金持ちや成功者は例外なく勉強家であり、勉強していないヤツが結果を出すことはないようだ。そして、この本は社会人になってから「勉強などしたくない」と心に決めてしまっている人たちを対象に、いかにやる気を出させるかということを観点に、心理学的根拠を示しながら社会人向けの具体的な勉強法が示されている。

『暗示で500%』というタイトルとファンキーな表紙の絵からは怪しさ満載のオーラを放っているが、これはかなり使える!!と思った。これはもう全部実践したくなるようなものばかり!!

ちょっと記事が長くなったので、『続きを読む』を発動!!


全部で60の具体的な勉強テクニックが示されている。いつもなら厳選して列挙しておくが、これはかなりいい本だと思ったので、たまには全部示しておくことにする。

  1. 「金」になる勉強をしろ
  2. 「俺ならできる」と確信しながらやれ
  3. ちっぽけな成長でも「俺はすごい」とうぬぼれろ
  4. モテる自分を想像しろ
  5. 短期計画で攻めろ
  6. 「昔から頭がよかったという」記憶をデッチあげろ
  7. 「本当に身につくのか」という不安を消してしまえ
  8. モチベーションアップの7つの法則
  9. 「スゴイじゃん」と誰かに言ってもらえ
  10. 目指すのは”上の上”ではなく、”中の下”くらいにしろ
  11. 毎日、楽しく暮らせば学習意欲は高まる
  12. やる気継続には、「日記」が効く
  13. やるからには「死ぬ気」で取り組め
  14. 余分なモノは、目の届かない場所へ遠ざけろ
  15. 流行の分野には手を出すな
  16. 1日1時間の勉強時間をかき集めろ
  17. 家族を犠牲にするな
  18. 団らん&趣味の時間は最初から計画的に組み込め
  19. 眠気を吹き飛ばすには、精神力よりペパーミントティーが有効
  20. パフォーマンスをあげるには「赤」を使え
  21. 疲れたときは、ぼんやり外を眺めろ
  22. 文章力アップのコツは「ダンドリ」と「パターン」
  23. 楽器を習え
  24. 「マイ勉強法」を考えろ
  25. 知識の宝庫である「本」をたっぷり読め
  26. 同じテーマの本を複数読め
  27. テレビは、読書のサブテキストと位置づけろ
  28. 書評は徹底的に利用しろ
  29. 良書は「まえがき」と「あとがき」で選べ
  30. 入門書は文字が大きいほうがいい
  31. 写真やイラストが豊富な参考書は学習効果が高い
  32. 本に「落書き」しまくれ
  33. 「いい本だ」と思ったら4回読め
  34. 読めない本と律儀に付き合う必要はない
  35. 内藤流「速読のコツ」は、”読まない”こと
  36. どんな勉強も、最初は苦痛なものである
  37. 勉強は、できるだけ、ひとりで、こっそりとやれ
  38. 塾やスクールでないと勉強できないなら、そもそも勉強をやめろ
  39. 累積度数グラフをつくれ
  40. 勉強を「習慣化」させよう
  41. 「5%の改良」を心がげろ
  42. 困難にぶつかったときは、「状況」ではなく「対応」を変えろ
  43. 自分に期待しよう、そして希望をもとう
  44. 「エッチな気持ち」がクリエイティブな発想を呼ぶ
  45. 能率が落ちたときは、コーヒーを飲め
  46. 勉強にも、趣味にも没頭せよ
  47. 身近な「師匠」をみつけて、徹底的にマネしてみろ
  48. きちんとした睡眠習慣を身につけろ
  49. 能率のよい時間帯を知っておけ
  50. 覚えたいことは、その場で3回繰り返せ!
  51. 覚えたことは人に話せ
  52. 自分の体験に引きつけて、記憶しろ
  53. 自分なりに考え、意味づけをしろ
  54. 好き・嫌いの評価をくだせ
  55. 五感をフル活用しろ
  56. 似ているモノは、並列に並べて、比較し、同時に覚えろ
  57. 「忘れちゃってもいいや」と思えば、かえって忘れない
  58. 疲れたときは、10分間だけ休め
  59. ニコニコ笑いながら記憶しよう
  60. たまには昼寝でもしてみろ
以上60個のタイピングと見直しに15分もかかった。まったく出版社の怠慢で、目次として示されている上記がどこにもすべて示されていない・・・。しかし、「俺ならできる」と確信しながら、「俺はスゴイ!!」と思い込みながらハイスピードで打ち込みましたよ(笑)

上記60個すべてに、欧米の大学の心理学の実験結果が根拠として示されており、その根拠を基に著者の持論が展開されている。なので、信頼して実践できると思う。

上記のうち、太字になっているものが、自分が特になるほど!!とか絶対やってみようと思ったもの。全部紹介したいけど、少しだけ示しておくことにする。

まずは、テクニック2の『「俺ならできる」と確信しながらやれ』。これは著者の本に共通する『暗示』のパワーを利用するもので、2の心理学的根拠は、小学生を対象に各教科の成績とやる気の関係を調べてみると、「得意だ」、「できる」と思っているものほど成績がよかったらしい。このことから、「できる」という思い込みがやる気のモノになるようだ。このテクニックを実践するときのポイントは、”やさしいこと”からスタートし、最初の目標を「これなら絶対大丈夫」というレベルにしておくとよいらしい。例えば、経済学を学ぶのならば、「まずは簡単な入門書を1冊読破しよう」というところから始めるとよいらしい。そして少しずつハードルを上げていけばよいようだ。この「思い込み」の強化が、成功への近道のようだ。

次は、『モテる自分を想像しろ』から。これは要約するよりも、引用したほうが分かりやすいので、線を引いた部分を抜粋。
 下心とスケベ心は、人間にとっておおきなモチベーションの原動力。男女を問わず、異性にモテたいという気持ちは、人間なら誰にでも備わった自然な欲求だ。この欲望を、やる気に転化させないのは、非常にもったいない。
(中略)
 「この勉強をやると異性にモテるんじゃないか」と考え、カッコいい自分を想像してニヤニヤしならがら勉強しよう。それが勉強の効率を高めるのだ。
(中略)
 英国フィールド大学のジョン・モレトビーが、300人の学生を対象にして同様の調査をおこなったが、ここでもやはり恋愛感情が彼らの性格を前向きにし、鬱傾向が減り、明るい気持ちになったことが報告されている。ちなみに、モレトピーは男女差についても言及しており、男性の方が恋愛感情があるほど前向きな気分になることを突き止めている。
 恋愛感情は、人を前向きにする。
 だからこそ、この強烈なモチベーションを勉強にも応用したい。
(pp.26-28)
もうここが一番なるほど!!とか思いながら線を引いた。こんなの他の本には絶対書いてないことだよなぁと思った。また、このテクニックのページには、メガネをかけたリーマンが机に本を開きながら、女の子に囲まれてハーレム状態の妄想をしているイラストがある(笑)。もう自分もこの書評を(・∀・)ニヤニヤしながら『俺はカッコいい!!』と思いながら書いているwwwこれはもう使わない手はない。このテクニックのまとめとしては、『下心とスケベ心が全ての原動力になる。』と示されていて、なるほどねぇと改めて思った。

あと、3章の読書術がかなり使える。そこらへんの読書本よりもいいことが書いてあると思う。テクニック25の『知識の宝庫である「本」をたっぷり読め.』では、心理学的には”視覚の優位性”と呼ばれる現象から、100人に話を聞くよりも、100冊の本を読んだほうがよく、「百聞は一見にしかず」であると示されていて、へーと思った。なので、自分ももっと多く本を読んでおこう。

また、テクニック29の『良書は「まえがき」と「あとがき」で選べ』は、まえがきは著者がいちばん意気込んで執筆する部分であるので、この部分を理解できないようでは本文がすらすら理解できることはないようだ。だから、まえがきを読んでピンとこないような本は最後まで読み通せないものなので、それは自分にとっての良書ではないので読まなくていいとあった。これは本を買うときに実践しよう。個人的な観点から言えば、やはり良書と思うものほど、しっかり前書きに本の要約と目的が示されているような気がする。そのような本ほど、書評しやすいし、また理解しやすい。ダメ本ほど何が言いたいのかよくわからず、この本の目的は何?と突っ込みたくなる。

最後にテクニック33の『「いい本だ」と思ったら4回読め』というのは、いい本だからこそ、繰り返し読んで、深い理解を得るべきとある。これは単純に「読めば読むほど理解できる」という実験結果から示されている。なので、自分が殿堂入りと思った本は、手元に残すことにして、何度も読み返している。

この本はもちろん殿堂入り!!他にも著者の本を読んだが、それらも本当にお薦め。多殿堂入り本の中で一番繰り返して読んでいると思う。それだけ分かりやすいし、自分の直感に訴えかけてくるものがある。命令形の文体と著者のモテ志向やファンキーなイラストとか。

著者の本は他にも以下がお薦め。著者の本は他にもたくさんあるので、もう全部読むことにしよう!!

読むべき人:
  • 勉強をぜんぜんしていない社会人の人
  • 心理学に関心がある人
  • モテたいという動機で楽しく勉強したい人
Amazon.co.jpで『内藤誼人』の他の本を見る

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コメント一覧

1. Posted by KM   October 30, 2008 23:21

Masterさん

はじめまして。
いつも楽しく拝読してます。

今回の記事では、通常なら書くのをためらわれるようなことまで触れてあって(下心とスケベ心のくだり)、それがこの本へのさらなる関心を高めてくれました笑

ところで、提案なのですが、取り上げた本のリンクを記事の冒頭だけでなく、末尾にも改めて設けてはいかかでしょうか?

といいますのも、いつも記事を読んだあとに興味が湧いてアマゾンのリンクをクリックするのですが、いまのかたちだと、スクロールして戻らなくてはいけない。
長目の記事だと、それがけっこう手間なのです。

書評のせめてもの恩返しにと、記事を読んで購入を決めた本については、こちらから購入させていただくようにしてますので(アフィリやってらっしゃいますよね?)、ご検討いただければ幸いです。

長文失礼しました。

これからも楽しみにしてます。

2. Posted by Master@ブログの中の人   October 30, 2008 23:36

>>KMさん

貴重なご意見、ありがとうございます。

確かに長い記事だと、アフィリエイトリンクまではスクロールして戻らないといけないですね・・・。記事の見た目を重視し、全くユーザービリティに配慮できていませんでした。

最適な記事構成を再考し、記事最後にもリンクを追加したいと思います。

また、今後ともよろしくお願いいたします☆

3. Posted by 通りがかりの人間   October 19, 2009 20:21

管理人様

はじめまして。通行人です。
1年前の記事にコメントを書くのはいかがなものかと思いましたが、一言。

こちらの著者は、おっしゃるように海外の心理学者による実験結果をもとに見解を述べる形式の本が多いのですが、信頼性には疑問があります。
と申しますのも、裏をとろうとして海外文献をあたると、その学者や実験に行きつかないことがままあるのです。

もちろんすべてがすべてではありませんが。
国内にはこの方以外にも名立たる学者さんたちがいらっしゃるので、読み比べてみるのもよいかと存じます。

心理学をかじっている者の意見ですので、ご参考までにですが、失礼ながら書きこませていただきました。

4. Posted by Master@ブログの中の人   October 19, 2009 22:14

>> 通りがかりの人間さん

コメントありがとうございます!!

まぁ、なんとなく信憑性はどんなものかなぁと若干気にはなっていました。

いくら心理学的な実験データがあったとしても、そもそもその実験のやり方が違っていたりすると信頼性にかけますし、データを恣意的に抽出したりするといくらでももっともらしく見せられますよねぇ。

まぁ、半分ネタとして参考にできるところは参考にしながら役立てている感じです

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