November 15, 2008

【雑感】出版の根本的動機

自分の将来の野望は、出版すること、つまり自分の本を書くこと。最近になって出版やブランディング、人脈に関するセミナーに参加してみて、いろいろと考えさせられることが多い。

  • なぜ自分が出版したいと思うのか?
  • 自分がその本を書くべき根拠は何か?
  • 本のテーマは何か?
自問自答の毎日で。

そのようなときに、Discover - ディスカヴァーの社長である干場さんの以下のブログのエントリが目に留まる。これを読んで、なるほどな、というよりも、そうだよね!!と改めて思った。エントリには、無名の新人は本を売ることを意識するよりも、これを伝えたいということを思いっきりぶつけて欲しいと。以下その部分を引用。
変に、売りを意識した、読者や出版社に迎合した企画が増えている。それより、どうせ、無名の新人なんだから、どうしてもこれをこう書きたい! このことをみんなに伝えたい! という思いを思い切りぶつけて欲しい。
この、何かを伝えたい!!というものが自分の出版の根本的動機になるべきなのだなと思った。だから、本を売って印税ウハウハwwwだなんて矮小な考えから本を出すべきではなく、自分の中にある伝えたいことを明確にし、それを世に共有するというのが出版の基本原理なのだなと思った。

伝えたいことがないと出版で本を出せないし、世の中何が売れるか分からないから、そういう気持ちを持っていることが重要だ』というようなことを中学時代からの友人で編集者であるill-amber氏(力を抜くなら肩からで)も、最近会ったときに言っていた。

また、文芸の世界でも、ケータイ小説、文芸賞ブーム!?などで小説家を目指す人が増えているようだが、いまいちピンとくる作品が出てこないとよく評論される。そこにはたぶん、小説家になりたいという憧れから作品を書いており、本当に伝えたいというものが欠如しているのだと思う。だから表面的で薄っぺらいものしか出てこないのだと思う。なので、個人的には、『小説家になりたいから小説を書くのではなく、何かを書きたくて、伝えたくて、書かずにいられなくて、ずっと書き続けていたら小説家になっていた』というのが作家、小説家のあるべき姿なのだなと理解している。そこから、再度干場さんのブログのエントリを見ると、以下のようなことが示されている。
いずれにしろ、どうしても伝えたいものがある、というそれが一番大切なのは、文芸でもビジネス書でも同じだと思う。それが、出版の原点だと思う。
この伝えたい気持ち』は、まだ自分の中に確立されていない。これを確立することが直近の課題になりそうだ。

さらに言えば、この伝えたい気持ちは、芸術方面にも同じように必要なようだ。ルノワールは無邪気に微笑む(書評記事)に、芸術とは何かで、以下のように示されている。
 芸術とは何かというと、イマジネーションをコミュニケーションしようとすることです。要するにわかりやすく言えば「オレの叫びを聞いてくれ」ということ。つまり叫び方にもうまいもへたもなく、肝心なのは相手に「叫び」を伝えたいという心の存在です。
(pp.89)
この「叫び」という伝えたい心がやはり重要なようだ。この伝えたい気持ちを芸術方面に昇華させたときに、小説、詩などの文芸作品であったり、絵画、彫刻などの芸術作品が生まれ、役立つ情報や知識、知恵の共有という方向性に特化させていくと、ビジネス書などの商業出版という形になるのだと思った。

出版の野望を実現させるためには、まず『自分は誰に何をどういう手段で伝えたいのか?』をしばらく問い続ける必要がありそうだ。また、このブログの存在意義は、自分のために書いているということが大部分を占めるが、少なからず自分の中の「叫び」を誰かに伝えたいという想いも含まれているのだなと思った。

まぁ、出版の話などは、次回参加セミナーで(『聞くが価値』vol.04 with 横田尚哉 &石川和幸 &干場弓子)で直接、干場さんの話を詳しく聞けたらいいなと思う。それはそうと、またしっかり予習して臨まなければね。まだ、講師の本は未読なので、早く読まなければ・・・。

以上、まとまりのない雑感記事でした。

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