December 20, 2008

人脈より人望のある人が成功する

人脈より人望のある人が成功する―15秒で心を動かす50の具体例

キーワード:
 中谷彰宏、人脈、人望、具体例、モテ
中谷彰宏氏の人望論。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 人望を得るチャンスは、どこにでもある
  2. 第2章 すべての人と人との関係には、人望が存在する
  3. 第3章 いい握手から、人望が生まれる
  4. 第4章 人望のある人は、アイデアを生かす
  5. 第5章 「一緒に働きたい」と思わせるのが、人望だ
(目次から抜粋)
残念ながら書影なし。写真アップも面倒なので省略。

今年は人脈本が多数発売されて、人脈本Yearだったのではないかと思う。ということで、今年の人間関係のフィードバックとして、誰も読んでなさそうなこの本を読んでみた。ちなみに、この本の出版は2004年となっている。

この本のエッセンスは最初のまえがきに示されている。一部抜粋。
 人脈を一生懸命つくろうとしても、人望がなかったら、なんの役にも立ちません。
 人脈があると自慢している人の大半は、それはただ「人を知っているだけ」です。
 人望があって初めて人脈が生きるのです。
 人望ができれば、人脈は結果としてついてきます。
 人脈ができても、人望はついてきません。
 人望がない人は、たしかにその人は知っていても、「何かのときには助けてあげよう」とか、「協力したい」、「会いたい」と思えないのです。
 人脈は、どれだけたくさんの人を知っているか、たくさん名刺交換しているかだけのことです。
 それは人望のスタートラインにはなっても、人望にはつながらないのです。
 「名刺交換命」になると、人脈とともに人望がついたような錯覚に陥ります。
(中略)
 キャバクラへ行って女性の電話番号がたくさん手に入っても、モテていることにはならないのです。
 キャバクラの女性は間単に電話番号を教えます。
 それを「モテている」と錯覚してしまうと、逆に大切な友達や人脈をなくします。
 女性の知り合いがたくさんいると自慢する前に、まずモテるようになることです。
(pp.6-7)
ということで、モテを来年は目指す!!

まえがきにある通り、重要なのは人脈よりも人望であるということが全編を通して示されている。タイトルに『50の具体例』とあるので、いくつか具体例を列挙しておく。
  • 人望のある人は、オシャレで元気の出る応援をします。
  • ガードマンさんに協力する姿勢を提案してくれる人が、人望のある人です。
  • 優秀な人と一緒に仕事ができるかどうかは、その人の人望にかかっています。
  • 志が高いことが、人望があるということです。
  • 本業で一生懸命やっている人には人望が集まります。
  • 人望のある人は、サービス精神があります。
  • 言葉づかいで人望に大きな差が生まれるのです。
  • 「ありがとう」の言い方がうまくなると、人望が生まれます。
  • 一番かわいくない女性に、「僕はあの子がいい」と言う人は人望が生まれます。
  • 100人のうち、つき合いたいと思える、たった一人にモテることが、本当にモテることです。
他にもたくさんあるが、この辺で。具体例といっても、最近出版されている人脈本ほど具体的ではない。しかし、それらはすべて著者の実体験から語られるエッセンスが詰まっている。

著者の本を読んでいて、特になるほどと思うのは、たいてい仕事や組織、企業に対する考え方の部分。『待遇をよくするだけでは、人は定着しない。』という節タイトルのもの。これは、会社などでよい人材が集まるのは、会社の魅力ではなく、そこにいる人間の魅力が要因であり、優秀な人材が会社に残り続ける理由は、ハッピーであるから、というもの。そして、そのハッピーであることはどういうことかが、以下のように示されている。
 でも、優秀な人材が求めているのは、「自分が成長すること」です。
 確実に成長できる会社からは、人材は逃げません。
 給料が高いだけで会社にいる人は、もっと高いところを探します。
 これは、恋愛も同じです。
 「この人とつき合っていると、私は成長できる」と思える人からは離れません。
 でも、プレゼントを買ってくれるだけの人からは離れます。
 プレゼントを買ってあげる間違った採用の仕方をしていると、人は離れます。
 待遇競争は、成長にはかないません。
 プレゼントを買うことは、成長させることに比べれば、安いものなのです。
(pp.199)
就活や転職活動で会社を選ぶとき、『自分が成長すること』という意識はとても重要だと思う。自分もそのような考えで、今の組織を選んだ。こういう組織、仕事論的な内容は、最近になってようやく体感的に分かってくるようになった。

この本で示されている人望像は、一言で言うと、『他者に気配りや思いやりがあり、高い志を持って常に自身を成長させていく人』ということになると思う。自分もがんばろうと思った。

著者の人脈本なら以下がお薦め。今年はたくさん人脈本が出たが、しばらくは人脈系の本はいいかなと思う。そもそも、『人脈』という言葉があまり好きではない。『人脈を築く』とか。人脈よりも、『同志、仲間』というほうがしっくりくる。

この本は、どちらかというと、人脈を築いていこうと思っている人よりも、会社の人事担当者や人望を集めて組織で出世していきたい人に良いと思う。



人脈より人望のある人が成功する―15秒で心を動かす50の具体例

読むべき人:
  • 人脈本に飽きている人
  • 組織で出世していきたい人
  • モテるということはどういうことかを考えたい人
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コメント一覧

1. Posted by Koari   December 23, 2008 00:40

確かに!
うちの会社で、人脈いっぱい作るのに、頑張ってる上司がいるよ。でも、人望は???
この中谷さんのいう「他者に気配りや思いやりがあり、高い志を持って常に自身を成長させていく人」を基準に考えたら、無いな・・・て。
この本を、上司にも読んでもらいたい!笑

私も中谷さんの本たくさん持ってます!!

2. Posted by Master@ブログの中の人   December 23, 2008 00:46

>>Kaoriさん

コメントありがとうございます!!

まぁ、いろいろと周りの人が思い浮かぶのも面白いですね!!

自分も中谷氏の本はたくさん持っています

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