February 27, 2009

Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編

Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)
Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)

キーワード:
 マイケル・ハーバーソン、VB.NET、Visual Studio、基礎、公式解説書
統合開発環境Visual Studio 2005の使い方とVisual Basic 2005の入門的な内容が示されている本。以下のような目次となっている。
  1. パート1 Visual Basic 2005の基礎
    1. レッスン1 Visual Studio 2005の起動と開発環境
    2. レッスン2 初めてのプログラミング
    3. レッスン3 コントロールの基本的な使い方
    4. レッスン4 メニュー、ツールバー、およびダイアログボックス
  2. パート2 言語仕様の基礎
    1. レッスン5 変数と式、.NET Framework
    2. レッスン6 条件判断構造
    3. レッスン7 ループとTimerコンポーネント
    4. レッスン8 プログラムのデバッグ
    5. レッスン9 構造化エラー処理
    6. レッスン10 モジュールとプロシージャ
    7. レッスン11 数値と文字列を扱うための配列
    8. レッスン12 コレクションとSystem.Collections名前空間
    9. レッスン13 テキストファイルと文字列の操作
(目次から抜粋)
この本の概要が示されている部分が『はじめに』にあるので、その部分を抜粋。
本書は、さまざまなレベルのプログラミング技術を持つ読者を対象に、実用的な体験型チュートリアルの形式をとっています。プログラミングの初心者は、役に立つ実践的なアプリケーションの作成を通じてソフトウェア開発の基本を学習することができます。また、Visual Basicプログラミングの経験者は、VB2005で変更された主要ツールとプログラミング技術を短期間でマスターすることができます。
(pp.11)
このように、プログラミングをまったくやったことのない人でも、チュートリアルに沿ってサンプルプログラムに触れながら学習できる。学習者の目的に応じて、参考にすべき章が示されている。例えば、VB2002/2003からアップグレードする場合は、レッスン1,4,5,7,8,13を参照するとよいらしい。自分の場合は、他のプログラミングを触れたことがあり、VB.NETもある程度分かるが、基礎的な部分からもう一度確認したいと思ったので、ほぼ内容を飛ばさずに最初から読んだ。さすがに付録のCD-ROMについているサンプルプログラムは実行しなかったけど。

VB2005で特に勉強になった部分、これはよく忘れそうだと思う部分を以下に恣意的に列挙。
  • VS2005の便利な新機能の1つに、環境開発内にシンプルなWebブラウザを開く機能がある
  • 特定のオブジェクトやイベントに関連付けられたプロシージャを、「イベントハンドラ」または「イベントプロシージャ」と言う
  • Visual Studioのコードエディタは、1行に65,000文字以上表示することができるが、1行を80文字以内にした方が、見やすくかつ編集しやすい
  • 名前空間とは、固有の名前で系統立てられたクラスの階層ライブラリのこと
  • コンパイルエラーは、プロパティやキーワードの入力ミスなど、VBの規則に違反した場合に発生するプログラミングの誤り
  • ランタイムエラーは、実行中のプロセスが予期せず停止する原因となる誤りで、「実行時エラー」とも呼ばれる
  • 論理エラーは、間違った実行結果を出してしまうような人為的なミス
  • パブリック変数の宣言は、 Public RunningTotal As IntegerとDimの変わりにPublicを指定するだけ
  • ブレークポイントはプロジェクトと一緒に保存されるため、プロジェクトをいったん閉じて再度開いた場合もプログラム内に設定されたまま
この本は、マイクロソフトの公式解説書という位置づけらしい。そのため、間違ったことは書いてないと思うので、信頼性が高いと思う。しかし、初心者がぱっとこの装丁を見たときに、とっつきやすいかどうかは微妙だと思う。他の入門書は、『簡単』とか『入門』とか『わかりやすい』といったキーワードが示されているが、これはそうではない。中身を見てみると、2色刷りで、文字量もそれなりにあるので、他の入門書よりもとっつきにくいと思う。しかし、しっかり読み込んでいくと、内容的にはそこまで難しくはないので、問題ないと思う。

ページ数が400を超えるので、まじめに精読すると1ヶ月はかかると思う。大体2日で1レッスンを進めるという進捗でも、やはり1ヶ月はかかる。自分の場合は、精読しすぎたが、マイクロソフトの公式解説書なので、細かいところまで仕様が示されていると思ったが、そうでもなかった。

オブジェクト指向などもう少し高度なことは、『Vol.2 活用編』に示されているようだ。VBはバージョンが2008までリリースされているので、この2005版の続編を読むかは微妙だが。

著者はマイクロソフトでVBの開発に携わっていた人らしい。今は、大学で助教授として歴史を教えているようだ。変わっているなぁと思った。また、プログラミングができて歴史を教えているというのは何だかいいなぁと思った。



Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)
Microsoft Visual Basic 2005実践講座―ステップバイステップで学ぶプログラミング!〈Vol.1〉基礎編 (マイクロソフト公式解説書)

読むべき人:
  • VB2005の基本を学習したい人
  • VB.NETの例外処理を学習したい人
  • プログラミングと歴史が好きな人
Amazon.co.jpで『Visual Basic2005』の関連書籍を見る

bana1 役に立ったらクリック☆  にほんブログ村 本ブログへ



トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by オッキー   February 27, 2009 15:15

5 こんにちは。

PC本に飛びついてしまうワタクシでございます。

VBかぁ、懐かしいなぁ(といいながら、VBAは現役ですが−笑)。

歳がばれてしまいますが、私はVB2.0からの世代なので、この言語というかツールには愛着があります。愛着というより、業務アプリの一連を一から初めて作ったものがこれでしたから。

文系中の文系、文学部の自分が会社の研修でいきなり情報処理試験用にCASLを勉強させられ、チンプンカンプンのまま研修が終了し、すっかり言語に自信をなくし、汎用機の運用系にまわされましたからね(その後、アセンブラの修正をさせられたのが余計に滑稽ですが−苦笑)。

もうVBそのもので開発する機会はなくなり、ほとんどWEB系(Perl、PHP、ASP、なんちゃってRuby)ですが、中規模の基幹系(販売や在庫、購買系あたり)システムなら、WEB系で作るよりVBで作ったほうがユーザには親切だと個人的には思ってます。前に紹介いただいたACCESS本を読んで余計にそう思いますね。

この本を私が一から読むことはないかもしれませんが、若手の人には薦めることはできそうですね。

※ 「だから、あなたも生きぬいて」ですが、まだ読めてません。最近出た本や関連本、資格勉強が重なり(しかも面白く)、感想もう少しお待ちくださいませ。

2. Posted by Master@ブログの中の人   February 27, 2009 23:30

>>オッキーさん

コメントありがとうございます

VB2.0から使用されているのですね、もうそれくらいになると、正直未知の領域です(笑)

ユーザーにとって一番分かりやすいインタフェースは、やはりマイクロソフト系のフォーム画面だと思います。なので、何でもかんでもはやりのWEB系で構築するよりも、VB.NETで構築したほうが、ユーザーにとっては分かりやすいのかなと、自分も思います。

「だから、あなたも生きぬいて」の件、いつでもよいです☆

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星