July 18, 2009

【ネタ記事】500冊を定量分析!! 〜3年間の読書記録を振り返る〜

次の501冊目の書評を始める前に、いろいろと振り返っておきたいと思う。

まずは、約3年かけて500冊を書評してきたという事実に関して、自分なりに定量分析をしておこうと思う。

その前に500冊のリストを1回眺めたい人は以下からどうぞ

1. 基本データ
書評期間:
 ⇒2006年4月15日〜2009年6月29日(1,171日間)
書評冊数:
 ⇒500冊
書籍代:
 ⇒約60万円
合計工数:
 ⇒約1,500時間(1冊あたりの読書時間を約2時間、記事更新に約1時間)

こうしてみると、3年間、正確には39ヵ月の間に相当お金と時間を費やしてきたのだとわかった。実際の合計工数は、きっともっと多いと思う。このブログのデザイン設定やネタ記事、セミナーレポートも相当時間がかかっているし。しかし、計算のしやすさから書評記事だけに絞った。それでも数百時間の誤差があると思うが・・・。

1,500時間をもっと別なもの、例えばプログラミングとかに費やせば、きっとそれなりにすごいWebサービスくらい開発できたかもしれない(笑)しかし、まったくその気がなかったし、自分にはこの書評が必要だったので、それはそれでしょうがない。

また、1,500時間を自分の仕事の時給換算にするとry

うーむ、確実にそのリターンはまだ得られていない(笑)

書籍代は、次のカテゴリ内訳で分析。

2. カテゴリ内訳
書評総数500冊のカテゴリの内訳とそれぞれのカテゴリの書籍代を以下に示す。

カテゴリ内訳

カテゴリは右のサイドバーにあるもので、ブログ投稿時に設定しているものとなる。一番多いのは、「ビジネス書、自己啓発」で、203冊となっている。逆に、一番少ないのは、「デザイン、芸術系」、「その他」となっている。これは、自分の興味関心が「ビジネス書、自己啓発」が一番高かったというのもあるが、単に読みやすく更新しやすかったというのもある。

「デザイン、芸術系」、「その他」は割と後半に設定したカテゴリなので、冊数がどうしても少なくなる。

各カテゴリの書籍代を大まかに算出すると、大体表のようになるはず。やはり技術本が一番高いと思う。過去取り上げた本で、一番高い本は、『達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道』かな。3,990円。5,000円越えの技術本はあるにはあるけど、いまだに積読状態で、読了していない(笑)SQL Server本とかJavaの原典本(洋書)とか。まぁ、まだ読了の予定はない・・・。

500冊の9割9分は自腹なので、少なくとも合計で60万円は費やしているはず。それなりの投下金額だね。『レバレッジ・リーディング』によれば、1冊あたり100倍のリターンが見込めるらしいので、将来的に6,000万円くらいのリターンがあるようだまぁ、脳内資産は普通の人よりも相当あるという自負はある問題はそれがいつリターンになるかということだが・・・。

60万円の投下金額は、きっと将来的には安いものだったと思えるようになっていたい。

3. 更新ペース
2006年の4月から2009年の6月までの間に500冊を書評したわけだが、一体どういうペースであったのか?というのは割りと自分でも気になるところで、調べてみた(クリックで拡大)。

500冊読書量推移

各月の書評冊数は、このブログの各書評記事の日付を抽出し、それを月ごとに算出してグラフ化したものとなる。書評記事の日付抽出は、毎度のことExcel VBAでプログラミングして抽出。いやー、抽出ツールを作っておくと、後で同じようなことをやるときに便利だ

グラフを見てみると、それなりにばらつきがあるなぁと思った。明らかに書評冊数が多い月は、やる気に満ち溢れていて、冊数が一桁の時期は、仕事に追われていて精神的に余裕がなかった時期だなぁと思った。自分だけかもしれないが、書評冊数と精神状態はかなり正の相関がある・・・。

グラフだけではいまいちなので、各月の書評冊数の基本統計量を以下に示す。

読書量基本統計量

この基本統計量は、Excelの分析ツール機能で算出可能。

やはり分散、標準偏差を見ると、相当ばらつきがあるようだ。最頻値が8で、4回ある。中央値が9と、意外に少ない気がした。そして、平均値は、12.8冊となる。これも意外。案外読んでいるようで、そうでもなかったということか。

はずれ値となるのは、2008年の6月の51冊。これは、その前の月にフォトリーディングの講座を受講した影響であり、1日2冊更新でがんばっていた時期ということになる。これが過去最高記録。まぁ、単に量をこなせばいいってものではない、と悟りつつあるので、もうこのような更新頻度はないと思う。そもそもフォトリーディング自体、万能だとは思わないので、最近はそんなにフォトリーディングをやっていない。

最小値は、先月の1冊。500冊目の記念すべき本なので、1,300ページもの長大な作品を選んだらそうなった。今月はまだ未書評なので、そろそろ更新しなければね。

ちなみに、取り上げたもので一番ページ数が多いのは、世界最高の文学作品と名高い以下のもの。1冊じゃなく、3冊分ではあるが、1,962ページある。それでも『人間の絆』よりはかなり早く読めた。

セミナーの懇親会などで、書評ブログをやっていると言うと、「月何冊読んでいるのですか?」と問われることが多いが、これで正確に答えられる。月12.8冊だと。過去3年間の平均値だから間違いない

残業が多い業界でフルタイムに働いていて、それなりの量の記事を書きつつの冊数ということを考えると、多くはないが、少なくもないと思う。社会人3年目が終わる頃までに読み込んだ量と考えると、そうそう普通の人に負けはしないと思う。

また、ビジネス書だけを読むだけなら、1,000冊は余裕だ。でも、それはあまり自分にとって価値が感じられないし、他のジャンルも読まざるを得なかったし、何よりも書かなければならなかった。

4. 総文字数
500冊の書評記事を書いたが、普通の書評ブログよりも1冊あたりの記事量、つまり文字数が多いほうだと思う。一体今まで何文字書いたのか?ということがすごく気になったので、抽出してみた。

結果は、約892,742字だった500冊の書評で、大体90万字をタイピングしてきたことになる原稿用紙換算で2231.86枚。1記事あたりの文字数は1785.48、原稿用紙換算だと4枚半となる。

ヽ(;´Д`)ノ

うーん、さすがにハイパーグラフィアの特性を持つだけはあるなぁと思った(笑)書きすぎだろという突っ込みは入りません(笑)
そういえば、大学の卒論は、約9万字書いた記憶がある。
確か3週間で

文字数抽出は、単に書評総数カテゴリの各ページをコピペし、文字数カウントのフリーソフトを使用した。各ページのヘッダーやカテゴリ部分は手動で削除し、それぞれを単に集計しただけ。まぁ、正確ではないが、それなりの目安にはなる。

それにしても90万字かぁ、改めて分析してみると、よくここまで書いてきたものだビジネス書は1冊10万字というから、9冊分は書いたことになるようだ内容はともかく

定量分析はこんなものかね。
内訳を分析すると、おもしろい傾向が見えてくるねぇ。

5. 定性的な総括(1) 〜リストの意味〜
3年間で500冊読んで書いてきたということから、いろいろと見えてくるものもある。その一つは、やはり自分自身だろう。

この書評ブログは、誰かのためにやっているわけではない。譲れない基本原理は、自己成長のため。そういう観点からひたすら更新し続けてきたが、改めて振り返ってみると、自分自身の興味関心、得意なこと、不得意なことがよくわかる。

本に関することで、たびたび以下のようなことが言われる。
その人がどんな人かを知りたかったら、 その人の本棚を見るといい
そう考えると、500冊のリストは、自分自身のアイデンティティを反映しているのだと言える。

自分自身の興味関心がはっきり分かるのは、500冊のカテゴリの内訳だろう。普通の書評ブログよりも、扱う本のジャンルが幅広いのは、それだけ多くの対象に関心があったということだろう。普通の人よりも知りたがりで、知的好奇心が旺盛なのだと思う。客観的に見ても。

ただ、ビジネス書、自己啓発書を多く読んできたが、必ずしも自分はビジネス的な観点に興味が強いわけではないということがよくわかった。ビジネス書は役に立つし、読む必要があるが、はっきり言って、それほど読んでいて面白いとは思っていない。本当に自分がワクワクしながら読めるのは、文学作品とか思想書とかエッセイとか学術書だったりする。そういう本を時間を忘れて読みながら、知的好奇心が満たされるときが、一番充足感を覚える。

残念ながら自分の専門分野の技術本もそれなりに読んできたが、そのような境地になれなかった。勉強不足だなと危機感を抱きながらも自分の専門分野の本を読んできたが、それが一番読みたいジャンルではないことは、もう自覚せざるを得ない。必要に駆られて読むが、心から読みたいとは思っていない。そしてそれは、自分のIT技術者としての限界を知ることにもなる。残念ながら。そうは言っても、すぐに今の仕事を辞めるわけでもないし、そういうワクワク感をこれからもまったく感じられないわけでもない気がする。

じゃあ、これからどうするのか?ということだが、それはまだ自分でもはっきりしていない。大体の方向性は考えてはいるが、まだ自分の中で確定できないでいる。

6. 定性的な総括(2) 〜磨かれる能力〜
500冊も読んで書いてくると、それなりに磨かれる能力がある。以下思いつくままに列挙。
  1. 書くことを前提に読むと、深く読める
  2. 要約力がつく
  3. 文章能力が磨かれる
  4. 構成力が磨かれる
  5. 幅広い発想が可能になる
こんなものか。まず1に関しては、これは書評をやっている人なら誰でも納得できると思う。理解していないことはどうがんばっても書きようがない。難解な本だと特にそう感じる。逆に、まったく書けないときは、その本を理解していないというバロメーターともなる。

あと、自分なりに気になったところを引用しつつ書いておくと、記憶に残りやすいというのはかなりある。そのため、お薦め本を紹介するときに、すぐに思いついたりする。

2に関しては、その本を一言で表すと何か?を意識しつつ読むと、磨かれると思う。そして、なるべく長くなりすぎず、内容を網羅しつつかつ重要部分を示すようにすると、大体その本の要約になる。自分の書評ブログが、面識のない人のところからリンクされているのは、要約が割としっかりしているほうだからだと思う。はてブのコメントとか、相互リンク先のコメントをみると、新刊のビジネス書を買わなくても内容が大体把握できると評されていたりもするので。嬉しい限りで。

3は、確実に今まで読んできた本以上のものは書けないという原則に従っていると思う。ただ書くだけなら、読まなくても書けるが、分かりやすく、読みやすく、もっと言えば読者を引き込むような文章は、読んでいなければ書けない。自分の文章が客観的に誰にでも分かりやすいか?と言われれば、それは微妙だが・・・。まぁ、それなりに文体を意識しつつ書いてきたので、かなり磨かれたと思う。

4は、自分の書評ブログは特にそうだと思う。大体同じ構造を意識して書いてきた。そしたら、どういうことが起こったかというと、入社1年目のときにプロジェクトの引継ぎ資料を作ったら、上司に1年目とは思えないデキだと誉められたり、社内のプロジェクト紹介の文書でも良く書けていると誉められたりもした。構成力は、だらだら書いていては身につかないので、自分が読んだ書くための本のおかげだと思う。

5は、なんとなく思いつきで書いてしまった感がある・・・。まぁ、幅広く読んでいれば、普通の人よりも発想が豊かになると思う。その根拠を示せと言われれば、感覚的でうまく説明できないが・・・。

7. まとめ
やはり、自分は読んで書くということが好きなんだなと思った。このブログは、誰かに依頼されたことでもないし、誰かのためにやらなくてはならないことでもなかったのだし。それでも多くの時間とお金を費やしてきて続けてきたことなのだから、これが自分の強みでもあるし、好きなことだと自信を持つことにした。

僕は、本を読むのが好きだ。また、書いて表現するのも同じくらい好きだ。

これが分かっただけで、3年間で500冊も読んで書いてきた意義があったというものだと思う。

8. おまけ 〜500冊のExcelファイルリスト〜
500冊のリストをExcelファイルにまとめたので、見たい人は以下からどうぞ。カテゴリ別、日付別にフィルタがかけられるようになっております。また、データ分析グラフもあります。さらに、おまけ機能として、Excel VBAプログラミングで『神のお告げ』機能も設定してあるので、興味があればどうぞExcel VBAが設定されているので、ファイルを開くときにマクロを有効にしてください。


それにしてもまた長い記事になってしまった
それはしょうがない。

(;´Д`) 連休特集ということで

次は、そもそもなぜこのブログを始めたのかを示す予定です。

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