December 09, 2010

TOEIC TEST 文法別問題集

TOEIC TEST 文法別問題集
TOEIC TEST 文法別問題集

キーワード:
 石井辰哉、文法問題集、TOEIC、解説、修行本
TOEICの文法に特化した問題集。目次は受動態とか時制とか仮定法といった文法のカテゴリなどしか示されていないので省略。代わりにカバーの内側に示されている本書の5大特徴を示しておく。
  1. 全780問&詳細解説!
  2. 文法項目を完全網羅!
  3. 成果実証済みの超実践問題集!
  4. セパレートタイプの「問題集」!
  5. 全問題に「ヒント」付き!
まず、本書の一番の特徴は豊富な問題数である。TOEIC対策用の文法問題集コーナーに行くと、せいぜい200から300問が平均的な収録数であるが、これはその倍ほどある。それぞれの文法別に押さえておかなければいけない基礎的な問題から、ちょっとひねった難しめの問題まで収録されている。

また、収録されている問題のタイプも3つあり、1つは単純な穴埋め選択問題、もう一つは単語4つほどに下線がついている間違い探し問題、残り一つは下線がない間違い探し問題となっている。特に下線なしの間違い探し問題はかなり難しく、著者によれば『問題の1つ1つを深く丁寧に考えながら解く練習ができるようにしました。』とある。中には間違いなしの問題もあるので、いろいろと考えさせられる。

セパレートタイプ、というのは問題冊子と解説が分かれているものとなる。問題冊子がヒント付で127ページなのに対して、回答と解説のほうは279ページもある。つまり、各問題一つひとつに対してかなり詳しい解説が示されている。解説がこの本の肝といってもいい。

この問題集は解説が秀逸。類似問題に対しても前に書いてあった問題Xと同じ、といった省略がなく、必ず丁寧に示されている。例えば以下の疑問詞の下線なしの間違い探し問題。
562. How much spending money do you know we need to take with us on vacation?
(pp.91)
一見するとどこにも間違いがないように思える。しかし、この問題はknowの部分が間違いで、正解はthinkとなるようだ。この問題の解説が以下のように示されている。
562. know → think
「私たちは、旅行に小遣いをどれくらい持っていく必要があると思いますか?」
どこまで読めば答えが分かる?: know
knowを使うと、意味的に「どれくらい持っていく必要があるか知っていますか?」となるのだが、この質問にはYes/Noで答えられる。ということは、疑問詞で文章を始めてはいけないのである。疑問詞で文章を始めた場合はYes/Noで答えられない。よって、knowではなくthinkにする。
(pp.209)
どの問題も解説を読めば納得できる。きっと理屈で文法が分かる。

自分はこの問題集を3回繰り返して解いた。大学生のときにもやってみたけど、難しくて途中で挫折した。けれど去年、もう一度最初からやり直した。問題を解くときに、どこが間違えるかを記録する意味もこめて、780問の表で3回分の解答用紙をExcelで作った。この手製の解答用紙に地道に解いていった。

1回転目は2009/7/7からスタートし、9/17に解き終わり、約2ヶ月近くかかっている。正答数も780問中449問だった。2回転目は9/17から約1ヶ月で正答数が493問、3回転目は11/1から約2週間で完了し、正答数も594問となった。最初の1回転目の正答率が57.6%だったのが、76.3%となっている。さすがに780問全部を覚えられているわけではないので、3回転だと8割以下の正答数となったが。

TOEIC500点台からやり始めるとかなり難しく感じるので、最初の1回転目がしんどいと思う。なので、他の文法問題集や文法書を読み込んで、ある程度各文法の基礎を理解しておかないと、解説を読んでもさっぱり分からず、挫折する可能性が高いと思われる。なので、最初の1回転目はあまり熟読しすぎず、とりあえず勢いで最後まで解くのがよいかもしれない。何度も繰り返すうちに覚えたり理解が深まるタイプの問題集だと思うので。

初版が2001年なので、2006年に改定されたTOEICのPart5などには完全に対応していないが、それでも文法の考え方に関してはまったく違うということはないので、現行TOEICでも十分通用すると思う。間違い探し問題なども、文法を考える上でよい訓練になるし。

本の表紙に『200点upを狙う』と示されているけど、これは誇張でもなんでもなく、実際にこの問題集を3回転終えたときに200点近くアップした。初回565点から、3回転目が終えたときに755点まで上昇していたので。もちろんこの問題集だけ勉強したわけではないが。文法問題を解きまくりたい人はこの問題集をやるのがよいと思う。やった分だけ必ずTOEICの点数に反映されるはず。



TOEIC TEST 文法別問題集
TOEIC TEST 文法別問題集
著者:石井 辰哉
販売元:講談社
(2001-09-13)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 文法の理解を深めたい人
  • TOEICのPart5が苦手な人
  • 文法問題集で精神修行したい人
Amazon.co.jpで『石井辰哉』の他の本を見る

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コメント一覧

1. Posted by i_pan   May 23, 2012 00:48

使用すべき問題集について質問させてください。
最低でも800点以上を本番で獲得することを目標としていているですが、そのために使用すべき「過去問以外の」問題集のうち、最も解説が充実していて、かつ、数多くの問題に触れられるものは、ご存知でしょうか?
 ぜひ、教えてください。
また、「超リアル模試」という本について
、上記の条件をみたす本なのでしょうか?これについても
教えてください。

2. Posted by Master@ブログの中の人   May 23, 2012 09:38

>>i_panさん

問題の絶対量と解説の充実度では以下2つが最適です。これらをそれぞれ3回転やれば間違いなく800点は超えられます

極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part 5 & 6
http://bookdiary.livedoor.biz/archives/52178083.html

解きまくれ!リーディングドリル TOEIC TEST Part5&6
http://bookdiary.livedoor.biz/archives/52188638.html

すみませんが「超リアル模試」はやったことないので何とも言えません。

3. Posted by i_pan   May 23, 2012 18:57

丁寧な回答をありがとうございます。
さっそく購入してみます。
また、「公式問題種vol1〜4」について質問があります。
 自分は、このシリーズのうち、vol4のみ解いているのですが、ほかにvol3やvol2も解いたほうがよいのでしょうか?
 また、このシリーズの内容は、毎年どの程度改定されているのでしょうか?
ほとんど、内容が同じであれば、あえて買う必要がないのではないかと・・・・。
 基本的な質問で申し訳ありませんが、回答をお願いいたします。
 

4. Posted by Master@ブログの中の人   May 23, 2012 20:32

>>i_panさん

公式問題集はVol.4くらいやればいいと思われます。それ以外はもう現行のテスト傾向を反映していないと思われますので。

最新傾向を把握するなら長本吉斉氏の最新の本を常にチェックするのがよいかと思われます〜

新TOEICテスト 誤答選択肢大攻略
http://bookdiary.livedoor.biz/archives/52201642.html

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