January 16, 2011

ライフログ入門

ライフログ入門
ライフログ入門

キーワード:
 美崎薫、ログ、記録、自動化、人生
編集者によるライフログについて書かれた本。以下のような目次となっている。
  1. Chapter1 イントロダクション
  2. Chapter2 ライフログの可能性
  3. Chapter3 ライフログのある生活
  4. Chapter4 さまざまなライフログシステム
  5. Chapter5 ライフログで人生は変わる
(目次から抜粋)
著者は、今から27年前の1984年ごろから客観的な記録となる日誌を書き続けたりしながらログを残してきたようだ。そしてそれらをデジタル化し、今では1000項目以上のことをシステマチックに管理しているようだ。それらがライフログとして示されている。以下、本書でのライフログの定義を抜粋。
 ライフログとは、ログをとれるセンサー機器と蓄積できるストレージの発達によって生まれたさまざまな人生の断片を組み合わせて活用する作業であり、活用可能な状態のログをいう。
(pp.25)
本書では著者なりのライフログの事例が多く示されている。いくつか列挙してみる。
  • Amazonでの購入履歴
  • フォルダ単位の読書履歴とデジタル書籍
  • 執筆支援の自動化
  • 編集支援の自動化
  • スーパーの特売日、投薬のタイミング、通院の予定などの予定の自動登録
  • イチローの活躍記録
他にもたくさんあるが、驚くべきことに、本業がプログラマではない著者がC#で毎日8時間の2年間のプログラミングで『ライフログシステム』を自作していることだ。これは純粋にすごいと思った。自動化できる部分はほぼ自動化されつくしている印象を受けた。

ただ、『ライフログ入門』と示されているが、何をどこまでどのようにログとして残すか?といった一般的な部分はほとんど示されていない。あくまで著者のライフログのサンプル事例集という本であるので、自分なりにライフログをどうとろうか?と考えている人にはあまり参考にならないかもしれない。

以下、唯一なるほど、と思った部分を抜粋。
 ライフログ記録がなにを記録するのかは、まだ自明ではないと、くり返し書いてきたのだが、重要なことは、最終的にそれをどう使うか、というところまで視野に入れてログをするかをデザインすることなのだ。
 そうでない記録のための記録は、記録としては楽しくて、それはそれで充分気分が満たされるものだが、活用という点ではすこし劣る。
(pp.136)
何のために記録をするか?ということを考える必要があるようだ。

自分自身は分析タイプなので、さまつな記録を残して後で分析するのが楽しかったりする。しかし、ログの範囲と取り方がどうしてもボトルネックになる。手書きだけだと入力が煩雑すぎる。かといって、システム的にある程度自動化するにしても、ある程度は自分でプログラミングが必要で、メンテナンスと作成に工数が取られる。なので、本当に必要な範囲で、ログを残せばいいのだと思う。

まぁ、本業でも同じようなことを考える日々で。セキュリティ環境の構築のためにWebの閲覧履歴、外部媒体の使用ログ、ウイルススキャンログ、イベントログ、ファイルの使用ログといったものをどこまで、どのように取得するか?とかね。こけたバッチのエラーログとか分析するのは嫌だけどwww

ということで、今年の目標の一つとして、ライフログを残す、と決めたので、自分なりのサンプルを示しておく。

log_sample

記録している項目は、日付単位でウォーキング、ランニング距離、起床時間、朝の血圧、夜の血圧、体重、体脂肪、就寝時間、睡眠時間、1日の摂取エネルギー、たんぱく質、塩分となる。もともと腎臓病を患っているから、食事や血圧にも気をつけなくてはいけないので。これらはリアルに自分の寿命に関わるので、去年までは面倒であまりやらなかったけど、今年はきっちりやることにした。

あとは、日々の英語トレーニングの記録も残している。もうすぐトレーニング合計時間が1000時間突破する。

日々の記録は、普通にExcelで手入力なのでまだまだ自動化とはいえないけど、VBAでプログラミングできるので、そのうち自動化して入力の手間を半減しようかと思う。

本当はもっといろいろとログを残して、企業のビジネスインテリジェンスのようなものを構築できたら面白いと思ったり。そんで、将来の自分の行動予測とかできたらねぇ。

これからライフログをとろうと思っている人には本書は手放しでおススメできないが、著者のように自分自身もプログラミングでいろいろツール作りをしていこうと思えたので、結果的に良かったと思う。

この読書ブログも、読書履歴と読了後の雑感を残しているという観点から、ライフログともいえるんだろうね。



ライフログ入門
ライフログ入門
著者:美崎 薫
販売元:東洋経済新報社
(2010-12-24)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • ライフログについて考えてみたい人
  • 何でも自動で記録を残したい人
  • システムのエラーログばかり分析している人(笑)
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コメント一覧

1. Posted by hiro   January 16, 2011 23:37

自力で継続できる人はライフログっていらないんだろうけれど
継続が苦手な人はライフログという手段に頼るのはいいことかもしれないですね
まぁライフログをつけることを継続できるようになるまでは頑張るしかないですが

2. Posted by Master@ブログの中の人   January 17, 2011 07:31

>>hiroさん

コメントありがとうございます

最初はつけわすれたりしてめんどくささがありますが、本にも書いてあったように、楽しみを見つけるのがよいかもしれませんねぇ

気楽にやるのがよいかと思います。

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