April 03, 2011

20代で人生の年収は9割決まる

20代で人生の年収は9割決まる
20代で人生の年収は9割決まる

キーワード:
 土井英司、キャリア、年収、精神論、仕事論
元Amazonカリスマバイヤー、現ビジネス書評のエキスパートである著者によって示されている仕事論。以下のような目次となっている。
  1. 第1章 三〇歳までに「仕込み」は終わらせる
  2. 第2章 二三歳までに 高い評価で入社する
  3. 第3章 入社〜二五歳 体を使って会社に尽くす
  4. 第4章 二六〜二八歳 自分のナンバーワンをつくる
  5. 第5章 二九〜三〇歳 会社の外に出てみる
  6. 第6章 三一〜三五歳 組織を切り盛りする
(目次から抜粋)
著者によれば、22歳で就職した場合、30歳までの8年間は、自分を磨きぬくビジネスパーソンとしての「仕込みの8年間」で、本書は20代のうちにビジネスの考え方とセンスが身につけられるように、と書かれている。

今回は本書の客観的な書評や網羅的な内容の紹介はしないで、自分の年齢が現在27歳であることを考慮し、主に第4章の内容をベースに自分の今後のキャリアについての考えを示しておきたいと思う。4月に入って、実質6年目突入という時期的なものもあるので。

第4章の内容は、以下のようなことが示されている。
 二六歳から二八歳までの三年間は、自分のナンバーワンをつくる時期。
「自分の手柄」とはっきりわかるものを、一つは手に入れましょう。本腰を入れてホームランを狙う時期です。
(pp.21)
著者によれば、28歳までにホームランを打てた人は、その後のキャリアがぐんと楽になるようだ。この場合のホームランとは、社内での手柄より、業界内で評判になるようなものが理想らしい。ホームランを打てると、リアルな話、転職時にヘッドハンターや同業他社からも声がかかるらしい。

正直、自分の場合は、まだまだホームランとは程遠い現状だと思う。せいぜい内野安打で2塁までいけるかどうか・・・。社内での評価もまだそこまで際立って高くないし、業界に対してインパクトを与えられているものが何もない。まだまだこれからだということになる。

著者によれば、最初の三年は丁稚期間で、それ以降は自分の強みを意識しながら自発的に働けるようにならなければいけないようだ。そこで、著者なりに自分らしさや強みを見つけるためのポイントが以下のように3つ示されている。
  1. 何に時間とお金を使ってきたか
  2. 納得できないことは何か
  3. プライベートでとんなことをしているか
これらを自分なりに考えてこう。

まずは、何に時間とお金を使ってきたかでは、これまでの人生で、1000万円費やしたものは何かを考えるとよいとある。著者の場合は、やはり本だったようだ。人からもらったものでもよいとある。何か考えてみるけど、これまでの人生という範囲だと分からないなぁ。

人によってはこれまでの学費とかになるのだろうけど、自分は小学校から大学まで全部公立だから1000万円には届かない。そもそも自分で学費払ってないし。自分もやはり本なのかもしれない。本だけは小学校から読んでいたし、大学生のときからかなり買っていたと思う。漫画、ゲームよりは確実に多く費やしてきたと思う。

それでも1000万円超えているかと言われると、よく分からないな。そもそもこれを考える人の年齢によって1000万円は高くも安くもなるし。まぁ、気持ち1000万円くらいは費やしてきたことにしよう。少なくとも多くの時間を費やしてきたことは確か。

これら欲望的なものが、その人の人間くさくていとおしい部分らしい。自分は知ること、よりよく生きることをずっと求めて時間とお金を費やしてきたと思う。これが自分の根源的欲求なのかもしれない。

納得できないことは何かでは、他の人が気づかないようなことに気づくことが、才能と示されている。そして、納得できないこと、気になってたまらないこと、許せないこと、こだわってしまうことがその人の才能になるようだ。

自分は何にこだわっているのだろうか?なんかこだわりなんかあったっけ?普段身につけるものかな?普段着もそれなりにこだわるけど、特にこだわるのはスーツスタイルかな。もっと言えば、ネクタイの締め方やシャツのフィット具合、靴の履き心地のよさ、スーツ全体像の調和とかそういう部分にかなりこだわっていると思う。いつも通勤時間にすれ違う人のスーツスタイルをチェックしているし。

つまり全体像のバランスとか、調和がとれているかとか、美しいかどうか?に実はこだわっているのではないかと。さらに言えば、それは人からよく見られたい、もっと言えば、人よりも優れていたいという願望があるのかもしれない。

まぁ、部屋の中は汚すぎてほんとうかどうか自分でもよく分からない部分があるけど(笑)。それでも、IT技術者、プログラマとして美的センスがあるかどうかが結構重要だと思うから、これはこれで自分の強み、才能なのかもしれない。

プライベートでとんなことをしているかは、人と差がつくのは、できることではなく、プラスαの部分で、それが自分の得意分野となるようだ。そして、そのプラスαとなるものは、すでにプライベートで費やしていることで、プライベートからしか二十代で花開く得意分野は生まれないとある。

自分がプライベートで費やしていることは、漫画を読んだり、映画を見たり、写真を撮り歩いたり、カフェに行ったり、勉強会に参加したり、本を読んだりとある。しかし、これらではなくて、自信をもってこれだといえるのが一つある。それは『書くこと』だと断言できる。

もうずっと何かしら書いてきたと思う。高校3年生の受験期から、大学、そして社会人になって書き続けてきたと思う。はじめはノートに日記を書いたり、思索を書いたり、その後大学生になってから、2004年の11月ごろからlivedoorでブログをやっていたし、社会人になってから日記ブログとこのブログを続けてきた。

さらには2009年8月2日からこれを書いている時点で、Twitterで1,086,582字は書いているし(Satoshi(@MasterLibrarian) Stats - Twilog)、このブログも1記事あたり平均4000字で、560記事以上はあるから軽く200万字は超える。そんで最近はfacebookでも書き始めた。

このように何かしら書きたい衝動を内在しており、書いてきたのは、『ハイパーグラフィア』という特殊な要因が影響しているのも確か。これだけ書き続けてきて、これが得意分野ではないわけがない。こればかりはそうそう誰にも負けない分野なのではないかと思う。まだまだ書き足りないし。

そして、第4章の最後に『終わりがない目標を持つ』と示されている。本書で一番重要だと思った部分を以下に抜粋。
 筋金入りのリアリストとして僕は、二〇代のうちに目に見える成果を出すことは、これからのキャリアに不可欠だと断言します。ほしい結果から逆算し、やりたいことではなくやるべき仕事をし、着実に実績を出すこと。これはなにがなんでも達成すべきです。
 同時に終わりなきゴールを持つこと。これも二〇代の若き日でなければできない、何があっても忘れてはならない大切なことです。一生かけても満足しない何か、やってもやっても「自分なんてまだまだだ」と努力が続けられる何か。それを持っている人といない人とでは、「幸福」という観点で決定的に道が分かれていくはずです。
(pp.150-151)
これはいろいろと考えてしまう。まずは30歳まであと3年間、必死でホームラン級の実績を出すことを意識しなければと思う。まだこれといって納得のいく実績が何も出せていない。そして、30歳ごろにはヘッドハンティングが来るくらいの実力を身につけようと思う。そのための基礎として、TOEIC900点突破を必死でやったというのもあるし。

あとは、自分の本業であるIT技術領域で、社内外で評価されるようになる必要がある。何かサービスを作って大々的に発表するというのが理想だが、まだまだアイディアも技術も乏しい。これは今後の課題としておこう。

さきほどの自分の強み分析を一旦まとめておこう。
  • 一番多く時間とお金を費やしてきたことは、何かを知りたい、よりよく生きたいという願望による読書
  • 自分がこだわっていることは、見た目や調和、整合性がとれているかどうかなどの美的な部分
  • プライベートにやっていることから導かれる得意分野は、長期に継続しつつ圧倒的な量を書けること
これが統合されたとき、自分のランクが一つ上がるのだと思う。読んで、美的に書くこと、これが自分の将来を決定付けるのかもしれない。プログラミングだったり、もしくは本を書いたりも現実的な可能性として十分あるはず。

そして、終わりなきゴール、これはなんだろうね?読み続けて世界を知ることかな。そしてそれをちゃんと他の人に伝えられること。その走りとしてこの読書ブログが存在しているのかもしれない。

自分のキャリアを考えるのはここまでにしよう。考えるよいきっかけになった。

あとは、簡単に本書の内容に関する補足的な雑感を。

タイトルにある二〇代で決まるというのは、まぁ、例外もあるからなんとも言えない部分で、このような本はどうしても著者の経験則や見聞したことによる精神論になってしまう。だからといって、精神論が意味がないかと言うと、仕事なんて半分以上精神論だろうと自分も思いつつあるので、それはそれでよいのだと思う。完全な客観性などありえないし、要は読んでどれだけ自分に活かせたかどうかかと思う。

著者は二〇代を必死にがんばれば大丈夫と示しているが、自分なりの極論を言えば、社会人ライフの最初の1年目でもう勝負が決まると思っていて間違いない。1年目に勝ちあがれるかどうかで、その人の成長の余地が決まってくるのだと思っている。詳しくは2年前の今頃に書いた記事を参照。働き始めて丸5年経ち、今振り返ってみても、この考えで間違いないと思う。まぁ、もちろん例外もあるけどね。なので、この記事を読んでいる新社会人の人がいたら、1年目に全精力を費やして仕事しろ!! と言いたい。

あと、本書では自分が主催者の一人である83年会のメンバーである督促OLさんが取り上げられております。会社の看板よりも効果的なキャッチフレーズ持つべきということで、『年間2000億円回収する督促OL』と異名を持っておられます。そんな督促OLさんのブログは以下です。督促業界がよく分かり、さらに4コマが面白いので、ぜひチェックです!!

30歳が迫っているので、自分のキャリアについていろいろと考えなければいけない時期になっているので、本書を通して一つの考えるきっかけになってよかった。少なくとも、自分はIT技術者として腹をくくって生きていくと決断しなければいけない時期だと思う。



20代で人生の年収は9割決まる
20代で人生の年収は9割決まる
著者:土井 英司
販売元:大和書房
(2010-12-18)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 20代のビジネスパーソンの人
  • 就職活動中の大学生の人
  • 自分のキャリアについて考えてみたい人
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コメント一覧

1. Posted by NLP 本   April 04, 2011 11:57

私も読みました。
いい本でしたね。

そして、このブログの解説というか紹介も分かりやすかったです。理解が深まりました。

ありがとうございました。

2. Posted by Master@ブログの中の人   April 04, 2011 19:59

>>NLP 本さん

コメントありがとうございます

2時間もかけて書いた甲斐がありました

3. Posted by 野本   April 04, 2011 20:41

督促OLの野本です。
ご紹介下さってありがとうございます!
ブログの記事を読んでいて、
本一冊に対してものすごく考えて読まれているのだなぁ、
と改めて感じました。

解説とても勉強になりました!

4. Posted by Master@ブログの中の人   April 04, 2011 21:47

>>督促OL野本さん

コメントありがとうございます

まぁ、今回は時期的なものもありますし、キャリアをちゃんと考えるべきときに差し掛かっているので気合を入れて更新しました

お役に立てて何よりです

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