April 04, 2011

TOEICテスト リスニングBOX

TOEICテスト リスニングBOX
TOEICテスト リスニングBOX

キーワード:
 中村紳一郎、TOEIC、リスニング、模試、ループ処理
TOEICのリスニングの模試が5回分収録された本。目次と言うほどのものはないに等しいので、本書の構成を示しておく。

模試の問題冊子が1回から5回分の合計5冊、それらの解答と解説が示された本が1冊、各模試のCDが計5枚収録されている。また、正答数から予想スコアも導けるようになっている。

本書のコンセプトは、スコアアップに必要な得点力を習得するために、本試験よりも難易度の高い問題の比率を多く収録しているようだ。実際に5回の模試を各2回転繰り返してみたが、確かに本試験よりもちょっと難しいかなという感じだと思う。

感覚的な話だけではあまり説得力がないので、各5回の模試の点数と、その模試を実施した直後の本試験の点数の比較表を以下に示しておく。クリックで拡大。

compare

一番左の列は模試の1回転目、2回転目の区分、2列目の「区分」はリスニングBox内の模試の区分で、実際の本試験のLの得点が「L点数」列で、「L差分」列がリスニングBoxの予想スコアと本試験の差分を示している。

本書は、本試験よりも若干難しいと示しているだけに、本試験のほうが若干点数が高く、平均すると18点高く出ている。なので、表面的には本試験よりも難しいと示しているのは間違いなく、割と信頼性の高い予想スコア表といえる。

とはいえ、リスニングは先読みリズムがうまくはまるかどうかで点数が大きく変動しがちなので、自分の場合は本試験の前日などにこの模試を実施し、その慣れた感覚で本試験に挑んでいるから、練習した分、若干先読みがうまくはまり、スコアがすこし高く出ているという側面もある。

まぁ、それでも本試験は統計処理されるし、基本的なリスニング力がないとどうしてもそこまで点数が出ないし、スコア差分も平均20点以内なので、誤差みたいなものだと思う。

本書の発売が2008年なので、直近のTOEICのリスニングスピードがより速くなっていたり、Part3以降が長文傾向にあるという部分にかならずしも対応し切れていないが、リスニングのトレーニング、実力測定としては十分信頼できる内容だと思う。そこまで変な問題が収録されているわけではないし、現行のTOEICとほぼ同程度の難易度になっていると思う。

それなりに模試をやったけど、本書のようなThe Japan Timesから出版されている模試はかなり使い勝手がよかった。それらの特徴を以下に簡単に示しておこう。
  1. 正解一覧にチェックボックスがある
  2. 解説に正答率が示されていて、問題の難易度が分かる
  3. 難しめの単語、熟語に意味が示されている
  4. Part1,2は1問ごと、Part3,4は3問ごとにCDのトラックが分かれている
  5. 信頼性の高い予想スコア表がある
特に、ダメな模試はCDトラックが各Partごとにしか分かれていないものがあり、復習時にすごく使いづらいが、これはそんなことがない。利用者のことをちゃんと考えられて作られていると思う。

また、正答率が示されているが、これは同問題を著者が講師をしているエッセンスイングリッシュスクールの生徒に実施した結果となるようだ。一番難しい問題で正答率が10%台のものから、90%のものまで幅広く収録されているので、難しい問題で間違えているのか、それとも簡単な問題で落としているのかが客観的に分析できてよい。

リスニングが400点未満のときの間違えた問題の正答率を見ると、大体50%を切りはじめたものから結構間違えていた。そして2回転目にやったときは、50%の問題は分かるようになっており、2,3割の正答率の問題を間違えていたというのが分かった。難しいのは引っ掛け見たいなものだから間違えやすいし。

本書は3回転まで繰り返せるように正解一覧にチェックボックスが示されているし、予想スコアの下に実施日と点数を3回書き込めるようになっている。模試などで、同じ問題を繰り返すと自分の実力が正確に分からないという側面もあるが、それ以上に、短い期間で同じ問題を繰り返して丸暗記したほうが結果的に本試験で点数が高く反映されるというメリットがある。なので、理想は3回転実施し、暗記するほど繰り返して聞くのがよい。

使い方としては、模試を普通に実施後、解等確認に時間をかけるのがよい。一旦スコアを確認した後、もう一度最初から音声を聞きつつ、全文シャドーイングするのがよい。45分間シャドーイングし続けるのは大変なので、各Partごとに休憩するのがよいと思う。また、どうしても聞き取れなかったりした問題は、何度もその問題だけ繰り返すのがよいと思う。

本書はTOEICの合計が600点台になってから始めたほうがよいかな。そのくらいの点数だとまだまだこのレベルの模試が難しく感じると思う。それでもちゃんと繰り返して聞くことで、スコアアップが十分望めると思う。

精度の高い模試だと思うので、ぜひこれをじっくりやるのがよいと思う。



TOEICテスト リスニングBOX
TOEICテスト リスニングBOX
著者:中村 紳一郎
販売元:ジャパンタイムズ
(2008-10-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • 精度が高いリスニング模試をやりたい人
  • 何度も繰り返せる模試を求めている人
  • リスニングのリズムを習得したい人
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コメント一覧

1. Posted by リスニングを伸ばしたい男   April 20, 2011 15:14

5 ちょうどTOEICのリスニングを伸ばしたいところだったので、かなり参考になりました。

ありがとうございます。

2. Posted by Master@ブログの中の人   April 21, 2011 12:56

>>リスニングを伸ばしたい男 さん

コメントありがとうございます!!

お役に立てて何よりです。ぜひがんばってください

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