April 05, 2011

TOEICテスト リーディングBOX

TOEICテスト リーディングBOX
TOEICテスト リーディングBOX

キーワード:
 中村紳一郎、TOEIC、リーディング、速読、訓練
TOEICのリーディングの模試が5回収録された本。特にたいした目次はなく、問題冊子が5冊とそれらの解答が1冊にまとまっている。

本書のコンセプトはリスニングBoxと同じく、本試験よりも若干難しめの問題が多く収録されている。実際にリーディングBoxを各5回すべて2回転繰り返したが、Part5は本試験よりもかなり難しい印象で、Part6,7も難しめの語彙が多く使われていると思う。特にPart7は読みにくい文章の問題が多めの印象。

リスニングBoxの記事で示したように、リーディングBoxも本試験の直前にやっていたので、本試験の点数と比較しておこう。クリックで拡大。

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1回転目は平均点が、357点、2回転目は442点となっている。本書内ではちゃんと実力以上の点数が出ないように点数が一定だといえる。しかし、本試験との比較となると、どうもリスニングBoxのようには簡単ではない。

差分をみると、本書のほうが高く点数がでており、本試験よりも難しいという本書の特徴は、見られないように思える。特に本試験のリーディングは、リスニングと違い、採点基準がかなり厳しく、1問間違えるごとに10点ほど減点されていく感じなので、数問の間違いの差が大きな点数差になる。

1回転目の差分だけに注目すると差分平均が-6.25と割と本試験と同等の値になる。しかし、2回転目は極端に本試験のほうが点数が低い。これは、本書の2回転目となると、やはり内容をある程度覚えているから正答率が高く出たと考えるべきだろう。よって、トータルで考えると、リーディングBoxの予想スコアはそこまで本試験の結果を反映しないと思われる。

本書の範囲内の実力試しの目安としての点数と考えるのがよいと思う。それでも、この模試で450点を獲得できるなら、本試験で最低でも400点は超えられるとは思う。

リーディングBoxも各問題の正答率が示されているので、どの問題が難しいか、または基本問題かを確認することができる。正答率が12%とか極端に低いものは、Part5の語彙選択問題で、正答率が9割近くのものは中学生レベルの文法問題などだったりする。

本書の使い方としては、1回転目は実力試しに使用するのがよいと思う。そして2回転目以降は、リーディングの時間配分と語彙や解き方の確認としてやるのがよい。3回転ほど繰り返せば出てくる単語はほぼ覚えられると思う。

それでもPart5だけは本書だけに限らず、ほかの問題集でも同じところで間違えがちなので、間違えた問題は時間をおいて何度も繰り返すのがよいと思う。頭で一旦理解しても、忘れてしまって本試験で正解を選択できなければ意味がないので。

リーディングだけは、模試や問題集だけを解いていても全然点数が上がらない可能性があるので注意。少なくとも多くのリーディング問題集に手を出しすぎているわりには点数が上昇していないとしたら、それらを解いているだけで、全然語彙などが頭に残っていない可能性がある。問題集をやる場合は、かならず絞って繰り返しやり、出てくる単語、表現、文章の型を丸暗記する覚悟でやるのが一番の近道。

リーディングの点数を上げるには、かなり速く英文を読めるようになる必要がある。速く読むには語彙を増強することと、英文の文章構造の型を多く身につけることが重要になる。過去にこのブログで紹介した本で、参考になるのは以下の本。英語を英語の語順で速く読むためのポイントが本書で示されている。

また、問題集だけをやっていても、英文読み込みの絶対量が少ないので、ネットの英文記事や本で多読する必要がある。上記の本を読み終えたら、ひたすら英字新聞を読み込むのがよいと思う。英字新聞はWall Street JournalやFinancial Timesがよいとか言われるけど、これらは正直難しすぎるし、記事内容が長すぎて挫折しやすい。

おすすめはThe Japan Timesのネット記事。基本的に全記事アカウント登録しなくても無料で読めるし、国内ニュースがメインで、他のYahoo!ニュースなど日本語で読んだ内容のものが英語になっているだけなので、内容が理解しやすい。また、記事内容が短めのものが多く、ちょうどTOEICのPart7の文章量に近いものになる。

とはいえ、ネイティブ向けの内容なので、英文自体は簡単ということはない。どうしてもある程度の語彙力があり、文章構造を把握していないと読めない。それでも、毎日5記事くらいを目標に読み込めば、かならず点数に反映される。自分も、リーディングが350点前後で1年近く停滞してしまったが、The Japan Timesの記事読み込みを続けたらなんとか400点の壁を超えられ、465点まで上げられた。

話は本書に戻るが、本書のような模試にもちゃんと解答用紙がついているが、本試験のものと比べて小さかったりする。マークシートに塗り慣れるというのも重要なので、本試験に近いものを使ったほうがよい。以下から本試験に近いものを無料でダウンロードできる。これをA4サイズで印刷して使うのがよいと思う。

あと、以下はおまけとして2chのまとめスレのTOEICネタ。テクニックだけで通用するのはリスニングくらいで、合計点でせいぜい800点前半くらいか。860点、900点以上はどうしてもテクニックだけでは通用せず、根本的な英語の実力がないと到達できないと思う。それほどTOEICは簡単な試験ではない。

リーディングが450点近くの実力になると、だいたい5分程度時間が余る。時間配分としては、Part6完了まで大体20分、Part7を50分で回答し、5分余らせて見直しをするのがよい。自分はPart6以降を問題文も選択肢もすべて読み込んで回答していて、大体5分近く余るようになった。そこまで英文読み込みスピードを上げるには本当に大変だったけど。

逆にリーディングで5分近く時間を余らせられないと、900点以上は取れないので、900点以上狙う人は、それくらいの英文速読力は必須になる。

リーディングBoxは現行のTOEICと同等の難易度と思われるので、これでリーディングの実力試し、時間配分をチェックするのがよいと思う。問題の質も悪くはないし。



TOEICテスト リーディングBOX
TOEICテスト リーディングBOX
著者:中村 紳一郎
販売元:ジャパンタイムズ
(2008-10-09)
販売元:Amazon.co.jp

読むべき人:
  • リーディングが苦手な人
  • 時間配分がよく分からない人
  • 信頼性の高い模試をやりい人
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